嘘競演 感想掲示板

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嘘競演感想そ5 投稿者:光デパート  投稿日:12月17日(金)06時35分36秒

人の脳ミソの中では、そのプロセスも結果も明確に意識されることはない複雑な
処理が、平行多重にしかも瞬時に行われている。

キーワードは「駄洒落」だ。それは「相関の算出」でもいいし「連想」でもいい
だろう。

人間は複雑で高度な駄洒落マシーンだ。もちろんこの場合の駄洒落は広義の
駄洒落であり、音韻だけでなく視覚といった他の感覚、リズムといった不可思議
なシーケンス、さらには、それらを上位統合する記憶、経験、複雑にからみ
あった概念(毒蝮三太夫のみとりあげてもそれは相当に複雑な概念だ)、これら
複雑に絡みあった記憶痕跡たちがそれぞれに相関を瞬時に計算し、他の一連の
記憶痕跡に連想を波及させて行く過程を示している。

脳内に何かの駄洒落=相関関係を呼び起こすことを「ロジック」というならば、
「ボーリング三太夫」にはロジックがある。
一見「ロジックの破綻した無茶苦茶なこと」に見える何かも、実は脳内に複雑に
刻まれた相関関係のある面をなぞり、記憶痕跡の枯野に火を放っているのかも
しれない。

「何かがなぜ面白いのか」について、未だに明確な何かを言うことができない。
しかし、些末で意識されえないロジックが絡み合う瞬間に、何かが起こっている
のではないかと予感している。

さて、以上にてじじいの小言終わりです。
本来なら各作品について感想をかくところですが、だらだらと書いているうちに
すっかりタイミングを失ってしまったようだ。申し訳ない。

最後に、議長のしーもす様、壇つな様はじめスタッフの皆様、楽しい競演をあり
がとうございました。


嘘競演感想その4 投稿者:光デパート  投稿日:12月16日(木)01時38分52秒

「ボーリング三太夫」
せっかく詰めにくいさんが提示してくださったのだからボーリング三太夫
について語ろう。
「ローリングサンダー」
について駄洒落を作るようお題を出されたならば、「ボーリング三太夫」は
間違いなく優れた作品だ。ダジャレストは見習ってほしい。
だが、これは駄洒落ではない。いや、狭義の駄洒落ではないといったほうが
よいだろう。馴染みの単語の音韻をなぞらえていることは確かであり、それは
駄洒落とよく似ている。

駄洒落は明確な起点と終点が短距離で結ばれる。これとこれの音韻が似てい
ますね、さあどうですか、というわけだ。
さあどうですか、といわれても困るが、駄洒落を語る人は無言で
「さあどうですか」と問いかけがちだ。
駄洒落が引き起こす周囲の困惑は、駄洒落自体ではなく無言の「さあどう
ですか」に起因するという事実を、ダジャレストは肝に命じるべきである。
スタイリッシュであるべきということ。だから、駄洒落は難しいのだ。

話がそれた。ボーリング三太夫に戻そう。
「ローリングサンダー」に対する駄洒落が「ボーリング三太夫」だとしたら、
これはなかなかよろしい。
お題に「ローリングサンダー」をもってくるあたりのセンスが光るし、
ボーリングというやや野暮ったい部類のスポーツと三太夫・・・ここでは
毒蝮”ババアこの死にぞこないが”三太夫と断定してしまおう・・・との
組みあわせには妙味がある。

だが、この文脈は「民間療法/健康法」だ。狭義の駄洒落であるならば
明確であるべき起点も終点も、行き場を失って宙に浮くばかりだ。


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