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[80] Re[75]: 殿様と忍者のいる風景(その3) (お題:難しい) 玄界灘男 2004/02/25(Wed) 23:05 [返信]

殿様「忍者なら忍者らしい術があるだろう、それを見せい。」
佐助「む、難しい注文でございますなあ。」
殿様「なにも大業でなくともよい、それ、火遁の術とか水遁の術とかあるであろう。」
佐助「は、何分わたくしのレパートリーにはそのような術はなく・・・・。」
殿様「難儀な奴よのう、簡単なやつでよい、簡単なやつで。」
佐助「はっ!それでは、しばし御猶予を。」
殿様「何じゃ?その本は?」
佐助「これこそ伊賀忍法門外不出の秘伝書『よくわかる忍術』改定新版100文!」
殿様「なんぢゃ、そのいかにも普及版といった値段は?」
佐助「ええい!臨・兵・闘・者・・・・・・・・、臨・兵・闘・者・皆・・・・・。」
殿様「陣じゃ、じ・ん。ああ、もうイライラするのお!」
佐助「すいません、振りがながなかったもんで。陣・烈・在・前、えいっ!」

モクモクモクモクモクモクモクモク

殿様「なんじゃ?また煙か?ごほごほ、佐助!どこにおる! 佐助! 佐助!」
佐助「え、では皆様、新郎新婦の御入場です。盛大な拍手をもって・・・。」
殿様「・・・・・・・・・・・・・・。」
佐助「あれ?殿、殿、どちらへ?・・・お気に召しませんか?・・・・殿?」



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[79] Re[9][2]: 注文の多い料理店 (お題:難しい) Shi.Ma.Chu 2004/02/25(Wed) 23:04 [返信]

二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二匹つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを言いながら、あるいておりました。

(略)

「どうも腹が空いた。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。」
「僕もそうだ。もうあんまりあるきたくないな。」
「あるきたくないよ。ああ困ったなあ、何かたべたいなあ。」
「食べたいもんだなあ。」
二人の紳士は、ざわざわ鳴るすすきの中で、こんなことを言いました。
その時ふとうしろを見ますと、立派な一軒の西洋造りの家がありました。
そして玄関には、

RESTAURANT
西洋料理店
WILDCAT HOUSE
山 猫 軒
          
という札がでていました。
「君、ちょうどいい。ここはこれでなかなか開けてるんだ。入ろうじゃないか。」
「おや、こんなとこにおかしいね。しかしとにかく何か食事ができるんだろう。」

(略)

そして二人はその扉をあけようとしますと、上に黄いろな字でこう書いてありました。

【当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください。】

(略)

【お客さまがた、ここで髪をきちんとして、それからはきものの泥を落としてください。】
(略)
【鉄砲と弾丸をここへ置いてください。】
(略)
【どうか帽子と外套(ガイトウ)をおとり下さい。】
【靴は右だけ、靴下は左だけおとり下さい。】
【ズボンを脱いで、右ひざにおしばり下さい】
【シャツは一旦脱いで、前後を反対にしておつけ下さい。】

「ずいぶんと難しい指示に従わせるじゃないか。」
「きっと、料理人は変わり者に違いないな。変なモノを食わされねばよいが。」

【席についてメニューをおとり下さい。】
【どうぞご注文を。】

「僕はヒレカツ定食を。」
「それなら僕は、カキフライ定食を大盛りで。」

【少々お待ち下さい。】
【こちらのサングラスをおつけ下さい。】

「うわ。真っ暗だ。これではフライを箸でつかめないぞ。」
「それはそうだ。そもそもこの部屋自体薄暗いぞ。」

【ヒレカツ定食のお客様。】

「あ、僕。」

【カキフライ定食大盛りのお客様。】

「それは僕だ。」

【お二人ともカードをおとり下さい。】
【カードの指示に従ってお食事をして下さい。】

「・・・・なあ、なんて書いてある。」
「『食器はテーブルの上に置いたまま、テーブルに背を向けて、
股を覗きながらお食べ下さい。』」
「『右足はテーブルの上に置き、右手は右膝の下を通し、鼻をテーブルに
つけたままでお食べ下さい。』」
「どうもおかしいぜ。」
「僕もおかしいとおもう。」
「これは、難しいカッコで食べた方が勝ちとかいう魂胆じゃなかろうか。」
「うわあ、そうか。」

奥の扉にはナイフとフォークの絵が並んでいて、下には
【難易度の高い姿勢で食べた方が勝ちです。】

と書いてあります。おまけにかぎ穴からは審判がこっちをのぞいています。
「ほらぁ。」
「うわぁ。」
ふたりは迷っています。

すると戸の中では、こそこそこんなことを言っています。
「だめだよ。怖がってるよ。食べないようだ。」
「あたりまえさ。親分の書きようがまずいんだ。意味もなく競わせたって駄目なんだ。」
「どっちでもいいよ。どうせぼくらが食べるわけじゃないんだ。」
「それはそうだ。けれどももしあいつらが食べなかったら勝敗がつかないぜ。」
「脅そうか、脅そう。おい、お客さん方、早く食べないとひどいぞ。
一口食うごとにカードを引いて変な姿勢で食べるんだ。」
「食べ物を落としたり食べ損なったりしたら減点だぞ。」
二人はルールの厳しさにあんまり心を痛めたために、顔がまるでくしゃくしゃの紙屑のようになり、お互にその顔を見合わせ、ぶるぶるふるえ、声もなく泣きました。
中ではふっふっとわらってまた叫んでいます。
「さっさと食え! こっちが黙って見ているだけだと思っているんじゃないだろうな。」
「早く食べるんだ。ナフキンで右手をくるみ、ナイフを利き手じゃない方に持って、同時に2膳の箸を使って食べるんだ。」
そのときうしろからいきなり、
「わん、わん、ぐゎあ。」という声がして、あの白熊のような犬が二匹、扉をつきやぶって室の中に飛び込んできました。

それは、着ぐるみをかぶったマネージャーでした。

「おまえら、どうせ売れないんだから、こういうのは気づかない振りをして
せっせと食べるんだよ! 勝った方は事務所が売り込んでくれるぞ。」

二人の紳士は、泣きながら食べました。一人は股を覗いているうちに頭に血が上って
ぶっ倒れました。ドアの向こうから笑い声が聞こえてきました。
二人は次々と言い渡される指示に従ってへんてこな食べ方で食事を終えました。
しかし、さっき一ぺん紙くずのようになった二人の顔だけは、東京に帰っても、お湯にはいっても、もうもとのとおりになおりませんでした。
二人は変な顔でブレイクして、そこそこ売れる芸人さんになりました。

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[78] Re[27][21]: いつも不思議なんだ。 (お題:難しい) 橋川桂 2004/02/25(Wed) 22:34 [URL] [返信]

「ゴルゴ13……
 あのモンスターが私を狙っているというのか……
 一体私はどうしたら……」

「とりあえず、わざわざ窓際で思い悩むのはやめたらどうでしょうか、会長」

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[77] バグの語源 (お題:難しい) 疲れた大学生 2004/02/25(Wed) 22:08 [URL] [返信]

バグ
後漢の霊帝の時代の宦官である芭虞に由来する。
皇帝の誕生日を祝う式典では数万人もの宦官・宮女・兵士・官僚が参加する。
このため式典の段取りは特に慎重に定めなければならない難しいものとなる。
しかし当時皇帝の寵愛を受けていた芭虞は、その分仕事も任され過労状態で業務を遂行していた。
そのため段取りを考える際に参加者の動線に対して配慮を怠り、式典では兵士と宦官のささいな
諍いから、官僚と宦官の集団の動きが滞り将棋倒しの大惨事を生ずるに至った。
犠牲者は一万をくだらないといわれ、その亡骸を焼く煙は3ヶ月にも及んだという。
さらには優秀な人材を多く失ったため後漢の衰亡の遠因となったとまで言われた。
以後、手順を組む際に起きた不手際を「芭虞の愚」と呼びおそれるようになった。
また中国各地で知識人に衝撃を与え今のアルゴリズムの基礎にあたるような論理学や数学の急速な発展を促した。
なおコンピュータ関連用語として「芭虞の愚」がバグとして広く普及するのは、
上記の学問を修めた人材が国共内戦と続く中華人民共和国成立によってアメリカに亡命し、
米軍のコンピュータ研究に貢献するようになったせいと言われている。
しかしニクソンの訪中以後、この事実を隠蔽するためにバグ=虫という俗説が考え出されたため、
この中国の故事と計算機科学の深い関係は忘れ去られたのである。
だが昨今のシリコンバレーにおける中国系移民の活躍によってこの事実に脚光が当てられつつあるのは嬉しいことである。

民明書房「シリコンバレー発IT用語最新辞典」より

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[76] どうでもいい薀蓄 (お題:難しい) pamera 2004/02/25(Wed) 21:35 [返信]

 男は座敷に寝そべり、天井の杉板の模様を眺めていた。
そして、意を決して妻を呼んでみた。

 夫 「おーい!ちょっとこっちへ来なさい」
 妻 「はーい、何ですか?あなた」
 夫 「まあいいから、ここへお座り」
 妻 「一体なんなんです?改まっちゃって」
 夫 「お前、獅子おどしは知っているか?」
 妻 「獅子おどしですか?ええ、知ってますよ。日本庭園とかにある
    竹でできたやつでしょ?」
 夫 「うむ、そうだ。あれは斜めに切った竹にちょろちょろと水を満たして
    ゆき、水が溜まったところでその重みでつくばいの中に水をぶちまける」
 妻 「その獅子おどしが何か?」
 夫 「...い、いや特に獅子おどしがどうという訳ではない...
    では、宇宙戦艦ヤマトの波動砲は知っておるか?」
 妻 「なんでいきなり宇宙戦艦ヤマトの話になっちゃうんです?」
 夫 「宇宙戦艦ヤマトの波動砲もエネルギーを充填するのに多少の時間が
    かかるのだ。そして溜まったところでドカーンと行く」
 妻 「あなた一体何が仰りたいの?私には解らないんですけど」
 夫 「で、では、将棋の升田幸三という名人は知っておるか?」
 妻 「残念ですけど、知・り・ま・せ・ん!」
 夫 「カ、カレはある時ひどい便秘に悩まされてな。ウンウン唸っておった。
    するとカレの細君は夫を四つん這いにさせると、夫の○○に自分の○○を
    くっつけ、○○○を○○したんだそうだ。なんともあっぱれな細君だな。」
 妻 「うんまあああ!なんて奥様なんでしょう...?ちょ、ちょっとまさか
    あなたも便秘で、私にもそうしろと...!?ゲゲエエエ〜」
 夫 「馬鹿をいうな!私は便秘ではない!しかし...」
 妻 「しかし...?」
 夫 「.........」
 妻 「.........」
 夫 「溜まっておるのだ...」
 妻 「...へ?」
 夫 「だ、だから、溜まっておる...」
 妻 「...イヤーン、もう!アナタったらーん!そうならそうとそんな小難しい
    話しなくたっていいのにん。バカねえ!ウフッ!早くお風呂入ってらっしゃい」
 
 夫 「ワーイ!」
 




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[75] 殿様と忍者のいる風景(その3) (お題:面白い) 流水木 2004/02/25(Wed) 20:39 [返信]

殿様「佐助はおらぬか!」
佐助「はっ!ここに控えております。」
殿様「のう佐助。一度、お前達の術というのを見てみたいのだが・・・」
佐助「は・・ 術で御座いますか・・・・」
殿様「簡単なやつで良いから、一つ見せてみろ!」
佐助「はっ!それでは、変身の術をお見せいたしましょう。」
殿様「ほぉ〜 変身の術か! それは楽しみぢゃ!」
佐助「では!」

ぼわぁ〜〜〜〜ん
モクモクモクモクモクモクモクモク
殿様「う!なんぢゃ、この煙は! 何も見えぬではないか!」
モクモクモクモクモクモクモクモク
殿様「佐助! どこにおる! 佐助! 佐助!」
佐助「呼ばれて飛び出てヂャヂャヂャヂャァ〜〜〜ン」
殿様「な、なんぢゃ?」
佐助「え・・・ 似ておりませんか・・・・?」


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[74] Re[56][50]: 社会契約論 (お題:面白い) 梅千代 2004/02/25(Wed) 20:34 [URL] [返信]

大ヒット上映中! 「愛と永遠の光」
日本全国の劇場から寄せられた感動の声!

「もうめちゃ面白いー。すっごい便利なグッズもゲットできてラッキーです。
 友達にもすすめちゃう〜」(17歳 高校生)

「主人公の水の飲み方が、ユニークだけど、なんだかオシャレでしたね。
 あのシーンに出てくる水がブームの予感?って感じです」(29歳 主婦)

「年齢や身分を問わず、誰もが平等に面白いと思う映画だと思う。
 え、このアンケート、ハンコ押さなきゃいけないの?」(22歳 無職)

「笑えるのに、最後は感動させるところが、やっぱりすごいですね。
 いえ、うちは浄水器、間に合ってますんで」(43歳 飲食店経営)

「今年一番のお勧め映画ですね。それから、『サラサライオン』もお勧め!
 貯水槽にカラスの死骸が入ったマンションの水も美味しく飲めちゃうんですよ!」(35歳 販売員)

「なぜか、見終わったあとに、水が飲みたくなっちゃっいました。
 あ、これが映画に出てきた水なんすか。なんか美味しいっすね」(23歳 フリーター)

「映画を見て、やはり浄水器の購入こそが自然権の行使であり、
 かつ、一般意志の希求するところだと再確認しました」(55歳 販売員)

「いや、うちの店はシーガルフォーいれてますから。
 映画は面白かったですよ。だから、浄水器は必要ないですって言ってるだろ」(43歳 飲食店経営)

「今までで一番面白い映画でした。え、学生もローン組めるんですか?」(19歳 大学生)

「主人公が家族も捨てて、ボロボロになりながらも、なんとか
 シルバープロデューサーに昇格するラストシーンに感動しました。私も頑張ります」(28歳 販売員)

「あ、あの、私の実印を返してもらえませんか?
 映画は面白かったです。いえ、ですから実印を」(55歳 無職)

「ストーリーも面白かったですが、個人的にはノルマが果たせたことに大満足です」(41歳 販売員)

「この契約書にハンコ押したら、家に帰してくれるんですよね?」(65歳 農業)

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[73] 殿様と忍者のいる風景(その2) (お題:難しい) 流水木 2004/02/25(Wed) 20:27 [返信]

殿様「佐助。この者達が江戸に潜む忍者達なのだな。」
佐助「はっ!左様で御座います。」
殿様「で、この者達の名はなんと言うのだ。」
佐助「はっ!では、手前の者から名乗らせます。」

「はっ!鯑と申します。」
「はっ!鯒と申します。」
「はっ!鮗と申します。」
「はっ!鱆と申します。」
「はっ!鰮と申します。」
「はっ!鰔と申します。」
「はっ!鰉と申します。」
「はっ!鮴と申します。」
「はっ!鰕と申します。」
「はっ!鰡と申します。」

佐助「これら、江戸前十人衆でございます。」
殿様「お前は、寿司屋か!」


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[72] 殿様と忍者のいる風景(その1) (お題:難しい) 流水木 2004/02/25(Wed) 20:26 [返信]

殿様「佐助!家康の首は如何した!」
佐助「はっ!殿。いまここにお持ちしました。」
殿様「おお!でかしたぞ佐助!」
佐助「この平助が、家康の首を取って参りました。」
殿様「平助か!でかしたぞ!早速見せてみよ!」

平助「殿、こちらでございます。」
殿様「・・・・・ なんだこれは?」
平助「はっ!これが家康の首でございます。」
殿様「・・・・・ 首って・・・」
平助「えぇ〜〜 ここの、ちょっと膨らんでいるところが喉仏でございます。」
殿様「・・・・ 喉仏・・・・」
平助「一応、こちらが下で、こっちが上でございます。」
殿様「ほぉ・・・・ こっちが上なのか・・・・・」
平助「家康を討つのは簡単でしたが、首を取るのがひと苦労でございました。」
殿様「そうか・・・ ひと苦労か・・・・ そうだろな・・・・」


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[71] Re[68][41]: 何だかよくわかりませんが、先に突っ込んでおきますね (お題:面白い) タケヤス 2004/02/25(Wed) 20:11 [返信]

3 名前:芸人さん 投稿日:03/02/24 11:07
>>1>>2
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ろりこん野郎め!
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