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金のなる木
→”日本”の項を見よ。

（『朝鮮民主主義人民共和国・人民大百科』より抜粋）
（『国際連合の表と裏　用語編』より抜粋）

「どうでもいいけど、それが十連敗分の借金の借用書ね。
　とっととサインしちゃってよ。」
「うげっ、オレこんなに負けてるのか。
　オマエこのルールですごい儲けたな。」
「キサマは『金が成れるルールで儲けただけに成金だな』と言う。」
「金が成れるルールで儲けただけに成金だ…ハッ。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「将棋でさぁ、飛車や角は敵陣に入ると、龍や馬に成れるよなぁ？。」
「うん。」
「で、他のほとんどの駒は金に成れるじゃない。」
「だね。」
「でも王と金だけは何の駒にも成れないわけだ。」
「まぁ、そういうルールだからね。」
「王は特殊な駒だからいいとしてもよぉ、金が成れないのは納得いかなくない？」
「そんなことを僕に言われても困るわけだけど。」
「だからローカルルールで金が成れるっつールールでやってみようぜ。」
「ふーん、じゃあ、金はどんな駒に成れるルールにするのさ？」
「金の弱点は斜め後ろに進めないことだろ？
　だから斜め後ろにも進めるようになったらいいんじゃないか？」
「へぇ、全方向に一歩進めるようになるんだね。
　要するに、王に成るわけだ。」
「お、そうだよ。オマエ頭いいな。
　よし、このルールでやってみようぜ。」

「３三金成り。」
「同　桂。
　そっちの王をとったから、こちらの勝ちね。」
「うわっ、これで十連敗じゃねーか。
　オマエ強いな。」
「そうかな。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　【全巻リスト3】

　　　二十一巻　　「英傑、太平洋に散る…！永平寺の最期の巻」
　　　二十二巻　　「星条旗の国！の巻」
　　　二十三巻　　「銀斬トミコバスターが通じない！？魔人NASA神社の巻」
　　　二十四巻　　「裏切りの空中古刹ラピュタ寺・高度一万三千メートルの死闘の巻」
　　　二十五巻　　「金閣寺、宇宙へ！赤い大地の人面岩神社の巻」
　　　二十六巻　　「熱き友情の一番星！の巻」
　　　二十七巻　　「百万年の因縁！碑文が伝えるムー大社の超絶古代の巻」
　　　二十八巻　　「キリストが伝えし天孫の教え！法王の日の丸マントの巻」
　　　二十九巻　　「神も仏も……！の巻」
　　　三十巻　　　「フィンランドの皇統！氷の大地の紅き聖人の巻」



　　　　　■ちょっとのぞきみ名シーン3
　　　　二十八巻より　　　「金閣寺よ目を覚ませ！我、発見せり友情の炎！の巻」

法隆寺との修行を終えた東山ギャラクシー寺は聖徳太子の予言に導かれ、金閣寺たちを追って
イタリアはシチリア島へ！しかしシチリアで彼を待っていたのは、古代第八ムー大陸という敵
のあまりの大きさに怖気づき、燃える仏性を失ってただの文化遺産になり下がった四人の仏閣
だった。「お、お主ら、なんじゃこの有様は…！？」「ローマの休日だピッツァ」「とんちん
かんちんとんちんかんちん、気にしないマフィア」「慌てない慌てない、ムッソリーニムッソ
リーニ」「母上さまお元気ですか。夕べ杉の梢に、明るく光るヘップバーン一つ、見つけまし
た」「この、わからんちんのとっちめちんがぁぁぁ！勝負じゃあ！」ラテン系のノリに感化さ
れ、ナポリと日暮里の区別もつかない有様の仲間たちに喝をいれるために、ギャラクシー寺は
あえて金閣寺にデスマッチを申し込む！炸裂する窮極奥義・奥の秘伝ギャラクシー両界曼荼羅
マグマスペシャル！！

「ユ、ユリイカぁぁ！！」

ギャラクシー寺の鬼嫁のような形相と、水一杯の風呂桶に頭を突っ込まれてごぼごぼと溺れる
金閣寺の姿に、三仏閣は自分たちの使命が金より重いことをあらためて発見したのだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　【全巻リスト2】

　　　十一巻　　「風雲、急を告ぐ！再び京へ！の巻」
　　　十二巻　　「清水寺は躁鬱症？デスダイヴィング・チキンレース！の巻」
　　　十三巻　　「金閣寺VS銀閣寺、仁義無用の兄弟対決の巻」
　　　十四巻　　「原子番号９２は悪魔の数字、窮極奥義・天元ウラン掌！の巻」
　＜神仏習合篇＞
　　　十五巻　　「駅前はキレイに！放置自転車でドミノじゃい！の巻」
　　　十六巻　　「千四百年の戦い！の巻」
　　　十七巻　　「熱田神宮、咆哮す！強敵（とも）に捧げるかしわ手！の巻」
　　　十八巻　　「地獄から帰ってきた男！の巻」
　　　十九巻　　「仏と神と……超古代の秘密！！の巻」
　　　二十巻　　「謎の四国八十八兄弟！日本のアマゾン四万十川の巻」




　　　　■ちょっとのぞきみ名シーン2
　　十四巻より　　「決着！？終わらない物語…の巻」

法灯継承をめぐる十二鉱仏閣の闘いの決勝戦は、金閣寺とウラン閣寺のダブルノックアウ
トという結果に。考古学者ロドリゲスの提案により、勝負のゆくえは放射性炭素年代測定
法による判定にもつれ込んだ。金箔をすべて剥ぎ落とされた金閣寺を心配するオサムを、
竜安寺は「ガイガーカウンターに反応するような邪道な仏閣に、金閣寺が負けるわけがね
え」と力づける。そしてついに出た結果はなんと「引き分け」。だが、ウラン閣寺は延長
戦を拒否し、継承権を自ら放棄する。実は記憶喪失だったウラン閣寺の正体は、二六世紀
の未来からやってきた金閣寺の息子だったのだ！そして、彼が正統継承者の座を賭けて金
閣寺と本当の勝負をするのは六百年後のこと。
「決着はその日までお預けだ。その日を楽しみにしているぜ……親父！」
憑物がおちたような爽やかな笑顔と、大量の残留放射能を残して、ウラン閣寺は未来に帰
っていったのだった。

「このほかに郭巨という人がいた。例によってオプションでばばあがくっついて
いたがそれにさらに女房と子供がいたため前の二人に輪をかけた貧乏だ。
おっかさんに食べさせてやろうとすると子供に食べさせることができない、
子供に食べさせてやろうとするとおっかさんに食べさせることができない、それ
ぐらい貧乏なので、夫婦相談の上、母へ十分孝行をつくすためにはしかたがない、
ふびんではあるがってんで、子供を生き埋めにしようということになった」
「ひどいことするねえ」
「まあ、待て。おれもはじめはそう思った。しかし昔の唐土のことだから、もうすでに
こんな場合は天が感ずるものだというマニュアルができあがってるから安心なんだ……
山へ連れていって、子供を埋めようとして天を仰いではらはらと落涙すると、案の
定足の下の土がこんもりと盛りあがった。待ってましたとばかりに郭巨がそれを
鍬で払いのけると、『天、郭巨に与うるものなり、他の者これをむさぼるなかれ』と
書かれた不思議な繭があらわれた。繭を割ると中から出てきたのは金のカネゴンだ」
「……………………何で昔の唐土なのにそんなものばかり出てくるんだ？」
「そのへんは天の趣味が偏っているからだと思うが良くはわからねえ。郭巨はその
カネゴンを金の釜と偽ってお上へ届け、ご褒美をもらい大金持ちになった」
「偽ってばかりだな。そんな孝行者ばかりで何だか話にちっとも説得力がねえ」
「説得されなくてもいいから、とにかく親孝行をしろ」
「うーん」
「首をひねりながら帰っちまいやがった……しょうがねえ。俺の方もさっそく親孝行に
とりかかるとしようか」
（土の巻へ続く）

七ヶ宿町　夢と緑の映画祭　６月１８日（金） 午後３：００〜

「夢」

こんな餅を見た。 こがね餅を焼いたら、ふくらんだ餅の中から宝くじが出てきた。 「あたり」と書いてある。 銀行へ持って行くと、行員は私に向かって、 「ばかめ」と言って、ティッシュを差し出した。 こんな餅を見た。 家中の箪笥の角というかどに、つきたての餅が付いている。 足をぶつけても痛くない。 こんな餅を見た。 豆餅の豆の一つ一つが、目になって、こっちを見つめている。 なんだか照れる。こっそり作った詩を読み聞かせたら、 みんな寝てしまった。 こんな餅を見た。 妻がかしわ餅を二つ持ってきて、どちらか食べろと言う。 柏原郁恵は嫌いだというと、「これは芳恵ですよ」と笑うので、 怒って「郁恵だ」と言い返すと、妻はビキニで歌い出した。 こんな餅をみた。 ディズニーの会社の人間がやってきて、 吉備団子をやるから、映画を作ってくれと頼んでくる。 「ニモの声だったら、やってやろう」と言うと、それでもいいと言う。 そんなわけで、私はいまアメリカにいて、餅を焼いている。 アメリカで焼く餅も悪くない。

日本/アメリカ 　1990年 監督：黒澤明 製作総指揮：スティーヴン・スピルバーグ 脚本：黒澤明 音楽：池辺晋一郎 出演もしくは声の出演：寺尾聰 、倍賞美津子 、原田美枝子　ほか

埼玉県在住の田中直人さんは、顔が羊に似ていることから
ミスター円と呼ばれている。

金（1115〜1234）

中国東北部の女真族完顔部の首長阿骨打の建てた国。遼や北宋を滅ぼして、
中国東北・華北・内蒙古を支配した。都は会寧、後に燕京、卞京など。九世
の時、モンゴル軍に滅ぼされる。元素記号Au、原子番号79、原子量197.0。

「あなたが落としたジェイソンは，金の斧を持った金のジェイソンですか？
銀の斧を持った銀のジェイソンですか？」