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[210] 某国大統領怒りの一撃 (お題: 木) YU.T 2004/06/17(Thu) 15:09 [返信]

補佐官「大統領、予てからの懸案だった『最新型護送車』の試作型が完成したとの報告が入ってきました」
大統領「うむ、ついに完成したか。それでこちらの要求するスペックは満たしているのだろうね?」
補佐官「はい、防弾、耐ショック、悪路走行時の安定性、居住性、車両の軽量化による移動速度のアップ、通信機能、その他全てをクリヤーしているのですが・・・・・」
大統領「・・・・何か?」
補佐官「その・・・・・木で出来ているんです」
大統領「・・・・・すまない補佐官。私はそれほど歳は取っていないつもりだが・・・・今のは幻聴かね? その、『木で出来ている』とか聞こえたような気がするんだが」
補佐官「いえ、その言葉の通りです。ボディ、シャーシ、内燃機関、窓ガラスから装飾品に至るまで、全てが木製です」
大統領「・・・・ちょっと待ってくれたまえ補佐官。いくら何でも無理があるだろう? 第一窓ガラスは違うだろう?」
補佐官「いえ、木の繊維質をベースにした新素材だそうで、銃弾は元より、対戦車ミサイルの直撃にすら絶える上に、万が一破損の際にも、破損部は滑らかで手を切らないそうです」
大統領「エンジンは?!」
補佐官「特殊合板をセラミックコーティングしたもので、既存のエンジンより軽くて丈夫で、熱膨張や燃料による侵蝕もなく、つまり錆びない、手入れや部品交換も容易だとか」
大統領「電装品は!?」
補佐官「日本の竹をベースに、通電性の高いケーブルを開発したとの事です。電球のフェライトも竹を使っています。エジソンが開発した電球も最初はそうだったとの事で」
大統領「・・・・何て事だ。わが国の技術は進んでいるのか遅れているのかさっぱり分からない。しかし開発責任者は天才であることは間違いないな」
補佐官「はい」
大統領「・・・・・ところで補佐官。木で出来ていると言うのは分かったが、ひとつ気懸かりな事がある。耐火性はどうなんだ?」
補佐官「はい、それについては補足があり、『万が一直火に晒されても、燃焼が始まるのに2時間は掛かり、完全焼失には推測で12時間は掛かるだろう』との事です」
大統領「それはつまり・・・・結果的には・・・・」
補佐官「燃えますな」
大統領「・・・・・・補佐官。例の北極に暫定的に領事館を建設するという件はどうなっていたかね?」
補佐官「は。目下領事の候補を募っている最中ですが」
大統領「直ちにその車の開発責任者を呼びたまえ」

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[209] 日立の樹 (お題: 木) 豆仙 2004/06/17(Thu) 15:08 [返信]

この木なんの木 気になる木♪
名前も知らない 木ですから♪
名前も知らない 木になるでしょう♪

 それは時を遡ること九十と余年前、栃木出身の一学生小平浪平が就職するところから話は始まるのでありました。現在では有名な『日立の樹』、これにまつわる感動秘話の始まりでございます。さて浪平の最初の仕事は新入社員によくあるいわゆる使いっ走り。上司に呼ばれ、これは社運を占う苗木だから大事に育てるようにと、お達しがありました。浪平、どうすればいいものやらトンと見当がつかぬ次第。こりゃ仕方ないねと諦めだけは早いこの男のこと、適当に社屋の裏庭に植え、あとは野となれ山となれと嘯く始末でございます。これが世界を巻き込む大騒動の元になるのでありました。べんべん。

 さて時は流れ最初は膝くらいの長けしかなかった苗木が、数十年後には社員たちに憩いの場を提供するほどの巨木に育ったのでありました。
「ところでさ、この木って何の木なのだろう?」勝雄は思った。
「ほう、この木の名か。確かに気になるな、お若いの。だがこの秘密を知るからには相当の覚悟がいるぞ」
「え!そんな大それたお話なのでしょうか」
「そうじゃ、聞きたいか?」
「ええ是非!」
「…。そう、あれはたしか20年前の出来事じゃった。当時わしは帝国海軍諜報員訓練所に身を置いていて……」ビシッ!「うっ!」
その銃弾は老人の眉間を見事に撃ち抜いていたのでありました。そこで繰り広げられた策謀、陰謀は数知れません。成長した浪平の息子、勝雄を中心に展開される数奇な人間模様。時の政府高官はもとより、若き日のヨハネパウロ2世、上海裏社会の住人たちをも巻き込む時代のうねりに勝雄は身を任せていくのでございます。

 おっとっと話が過ぎました。今日はこのあたりでお時間です。べん…ビシッ!


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[208] 忍法事始 (お題: 木) 玄界灘男 2004/06/17(Thu) 14:33 [返信]

「ええい、忍法木の葉隠れ!」

「木の葉隠しでしょ?その程度じゃ。アダム。」

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[207] 鬼無沢の悲劇 (お題: 木) コウヘイ 2004/06/17(Thu) 12:14 [返信]

オレのことを鬼無沢と呼ぶ奴に、オレ側の人間はいない。

芸能人・きむ○たくや

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[206] 高木一族 (お題: 木) くもすけ 2004/06/17(Thu) 11:51 [返信]

 「私はーーーっ。38代目なんですぅーーーっ」

 男は地上50メートルはあろうかという杉の梢に座り、下にいる私に向かって叫んだ。
高木家38代宗家、高木盛崇。岐阜県揖斐川町の山中で、400年にわたって樹上生活
を続けてきた高木一族の当主だ。

 盛崇によると、樹上生活に入った初代、高木十郎左衛門盛兼は関ヶ原の合戦で豊臣方
につき、南濃一帯の所領を没収された。「自害してしまえばーーーっ。正当な高木家の
血筋が絶えますよねぇーーーっ。かといってーーーっ。徳川が支配する地では生きられ
ないですーーーっ。この二つの思いのーーーっ。板ばさみになったんじゃないですかー
ーーっ」。盛崇は初代の思いを代弁する。

 盛崇は樹上生活が可能な理由も教えてくれた。高木家には今でも10人ほどの家臣が
いて、生活に必要な物資を地上から届けさせているという。フリーライターである私に
取材を持ちかけたのも、こうした家臣の一人だ。盛崇自身は主君として、家臣から献納
を受け、家臣たちの働きに応じて資金を分配するのが役目らしい。働きぶりによっては、
人事で差をつけることもあるようだ。「家臣たちはどうして、そのような献納をしてい
るのか」。当然、そうした疑問が沸きあがるが、盛崇の見解は「家臣なんてーーーっ。
そんなもんですよぉーーーっ」というものだった。

 私はありったけの大声で、樹上の盛崇に問いかけた。「そんなところに生活している
とーーっ。不便なことが多いでしょーーっ」。間髪入れずに返事がある。「そんなこと
ないですよぉぉーーーっ」。森の中に響きわたる盛崇の声は、耳を澄まさなくても目の
前にいるかのように聞き取ることができる。「実はねーーーっ。中部電力には内緒でぇ
ーーーっ。高圧電線から電気を引っ張ってきてるんですよぉーーーっ。だからーーーっ。
パソコンや携帯なんかもあるんですよねぇーーーっ」。急いで手元の双眼鏡を上空に向
けると、確かに枝の上にノートパソコンが確認できる。手には携帯電話も持っているよ
うだ。私は尋ねる。「じゃぁーーっ。携帯で話させてもらってもいいですかぁーーっ?」。
返事は意外だった。「でもねぇーーーっ。ここ、圏外なんですよぉーーーっ」。頭がク
ラクラしてきたのは、大声での会話だけが理由ではないのかもしれない。

 「私があなたを呼んだのはねぇーーーっ」。盛崇は勝手に続ける。「結婚相手を探し
ているんですよぉーーーっ」。家臣がもたらした資料によると、盛崇は先月で41歳。
確かにそろそろ結婚を考えなければ、38代にわたって樹上生活を続けてきた高木家に
断絶の危機が訪れるだろう。「新聞や雑誌で記事になればーーーっ。こんな生活に興味
を持つ女性も現れるかと思ってぇーーーっ」。可能性はゼロとは言えない。400年も
樹上生活を続けてきた一族が目の前に(かなり上空ではあるが)いる以上、過去にはそ
んな女性がいたことは事実だからだ。家臣たちを使って某国のような犯罪行為に手を染
めないことを考えれば、盛崇は意外に正常な神経の持ち主でもあるようにも思える。

 「どんな女性が好みなんですかぁーーーっ」。のどの痛みに堪えながら、質問を叫び
あげた。盛崇の声が再び、森の隅々まで届けとばかりに響きわたる。「贅沢は言いませ
んけどねぇーーーっ。平野さんとかぁーーーっ。平田さんとかぁーーーっ。そんな苗字
の人がいいですねぇーーーーーーっ。気分だけの問題なんですけどぉーーーっ。何かが
変わるかもしれないじゃないですかぁーーーーーーーっ」。

 その答えを聞いて、私は質問を終えた。「それなら、どうして主君を続けているのか」。
そんな言葉が浮かんだが、叫ぶのは止めた。世の中には因襲という言葉だけでは済まさ
れない何かがあることは、すでに明らかだったからだ。もしもその言葉を口にすれば、
盛崇は答えただろう。

 「主君なんてーーーっ。そんなもんですよぉーーーーーーっ」



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[205] Re[140]: おかえり星飛雄馬 木材節約星飛雄馬  (お題: 木) 藤山高志 2004/06/17(Thu) 10:45 [返信]

> 1987年、後楽園球場最後のシーズンオフ、
> 目の中の炎が東京ドームでは消防法に違反するという理由で戦力外通告となった。

2004年、日本ハムファイターズが札幌ドームに本拠地を移転。
薪ストーブより経済的という理由で、暖房器具としての採用が決まった。
現在、照明器具の新庄と一緒に頑張っているらしい。


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[204] Re[172][79][21]:木曜日の水戸黄門  (お題: 木) 藤山高志 2004/06/17(Thu) 10:16 [返信]

さる宿場町の昼下がり

黄門「悪りぃゴはいねがあぁ〜〜〜っ!」
助「ご隠居、どうどう」

「つかまえとくれ〜! 食い逃げだぁ〜!」

助「ほら、ご隠居、食い逃げ、食い逃げ!」
黄門「ハァ?(語尾上がり)」
助「いや、食い逃げですよ。食い逃げっ。悪、悪!」
黄門「あのよう、助ちゃんよぅ」
助「す、助ちゃん?」
黄門「おまい、アレを相手にいつもの「控えおろうっ!」ってやる
   つもりかい?」
助「え?」
黄門「違う!違うんだよ。ワシが相手にしたいのは、
   あんなピッチャーゴロみたいな悪じゃなくてさー。
   外野フライ?
   そう!守備範囲ギリギリに飛んできて、あわや善良な町民(町娘優遇)の
   頭上に降りかからんとする理不尽なソレを得意の印籠で
   ガッチリキャッチ!
   んで電光掲示板には、「ARIEA 565!(ゴロウコウ)」みたいに
   表示されるような悪が欲しいのよ」
助「た、たとえがよくわからないんですが」
黄門「(チッ)なんじゃ、『べーすぼーる』もよう知らんのか。
   田舎者は納豆でも食ってろっての」
助「なんだとー、この田舎者の総元締めがっ!」
黄門「あぁ?やんのか、いつの間にか奥さんがいなかったことに
   されてる甲斐性なし!」
助「お、おめ(お前)!いうでははならんことをぉぉー!
  ちょっくらラーメン食ってるからって調子こむんでねえっぺ!
  あらがた、ラーメン発祥の地なのにちっとも麺どころさなってねぇのは
  おめぇのつくった納豆ラーメンが原因だべやっ!」
黄門「きしゃーぁっ!」
助「げにゃーっ!」
八「がるるるー!」
お銀「八っつぁん、関係ないでしょう」

格「あのー、綱吉公は?」

黄門&助「「「あれは場外」」」(ハモった)


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[203] もとはこういう意味合いではなかったか (お題: 木) Shi.Ma.Chu 2004/06/17(Thu) 09:30 [返信]

森林警備隊フォレストレンジャー

森林から得たパワーを手に、悪を倒す5人組ヒーロー。主に北米で活躍。
フォレストレンジャーは変身すると、まったく木のように見える。
これで敵に近寄り、袋叩きにする。

赤レンジャー(もみじ)必殺技:スティックアタック
ぎりぎりまで曲げた枝を用いて敵の背中などをひっぱたく。結構痛い。

黄レンジャー(いちょう)必殺技:スメリーギンクゴ
銀杏のにおいを強烈に発生させる。かなりくさい。

茶レンジャー(くぬぎ)必殺技:ビートルバイト
カブトムシを大量に集め、敵を攻撃する。意外と効く。

橙レンジャー(こなら)必殺技:シーズピストル
どんぐりの実を大量に敵にぶつける。なかなか戦意をくじく。

緑レンジャー(まつ)必殺技:グルースプラッシュ
松脂を地面にまいて、敵を動けなくする。これはこれで恥ずかしい。

大体のストーリー

「我々はカナダ、グレイシャー国立公園の森林を守る森林警備隊(レンジャー)だ!」
「オウッ!」
「公園見学者の皮をかぶった悪の組織から、森を守るぞ!」
「オウッ!」
「あそこで、若者らしき輩が焚き火を始めたぞ!」
「変身!! フォレストレンジャー!!」

バトル。若者が泡を食って逃げる。
フォレストレンジャーが合体変身。巨大な杉の木に。
ものすごい花粉で若者が気絶。

フォレストレンジャーの活躍で、今日も悪の組織がたくらむ森林火災の危機から
森は救われる。そして、突然消えたガイドに放って置かれた
善良な観光客は山中に野宿するはめになる。

がんばれ! 森林警備隊フォレストレンジャー! 森林と野生動物を守るのだ!!


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[202] 植物精神分析への苦言 (お題: 木) ボブ田 2004/06/17(Thu) 08:22 [返信]

 苗木にトラウマを与えることで木の性衝動や防衛機能をコントロールし、
盆栽の情動的な枝振りを促すとされる「植物精神分析」に基づいた盆栽手法は
アクティブな知識層が好むガーデニングのテクニックとして一般に定着した
感がある。しかし専門家の薦める様々な手法が、盆栽の性質に関する
重大な問題に対して無力であることは、まだ一般には認識されていない。

 植物精神分析は、もはやガーデニングにおけるひとつの宗教である。
 専門家は口を揃えて言う。
 「松に与えたトラウマが後の枝ぶりを左右する」と。
 右の枝を切れば左の枝が太くなる、植物精神分析学者はこれを松の
代償機能であると主張する。

 だが騙されてはいけない。松の中で代償的発育の決定がなされるのは
事実だが、代償の実現の根拠を松の精神活動に見出すのは明らかに
飛躍だろう。この点に内部批判が現れないのは植物精神分析学会の怠慢だ。
悲しいことだが「良い盆栽を育てたい」と欲する精神分析的盆栽愛好家は、
事実から眼を背けていると指摘せざるを得ない。
 専門書で頻繁に取上げられる「肛門期への固着」や「フロイト的失言」が
自分の松にあてはまると「認識」している人は、実は機械文明初期の古ぼけた
メタファーを松に被せているだけだということにまるで気づいていないのだ。

 このような批判に直面すると、植物精神分析学者はバクスター効果を
振りかざして反論するのが常である。曰く「愛をこめて育てたサボテンは
刺が落ちる」云々。
 確かにバクスターの提唱した基礎的知覚に代表されるような知覚および
その統合を実現する認識機能が、松にまったく無いとは言い切れない。
しかし仮になんらかの認識があったとしても、苗期の虐待により決定する
松の枝のトラウマティックな発育(抑圧された枝・暴力的枝など)が
「フロイト精神分析的反応を示すはず」という施術者の期待に応えたものでは
ないのだと、どうして断言できるのか。
 ヒトにおいてすら立証されていない精神の構造を松にあてはめようという
発想がそもそも間違っているのではなかろうか。

 「愛の無い剪定がいびつな盆栽を作る」という主張は下手の言い訳に
過ぎないことを、植物精神分析学者はただちに認めるべきであろう。


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[201] 好きとか嫌いとか。 (お題: 木) 橋川 桂 2004/06/17(Thu) 07:20 [返信]

問・「目先のことにとらわれて、大局が見えていない様子」をあらわしている言葉を以下から選びなさい。

a)木を見て森を見ず
b)木の葉を隠すなら森の中へ
c)卒業式の後、伝説の木の下で結ばれた二人は永遠に一緒なの


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