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[130] ○×学園卒業式、来賓祝辞 (お題:難しい) dream99 2004/02/28(Sat) 03:51 [URL] [返信]



(壇上に上がる)
 第35期生の皆さん、御卒業おめでとうございます。今、希望に胸を膨らませた若々しい皆さんの門出
に一言、本校第一期生の私が祝辞を述べさせて頂きます。
 ・・・思い起こせば私も諸君の年頃、人生に果てしない希望を持っておりました。私は大学を卒業後、
幸い一流会社に就職でき、瞬く間に係長に抜擢され、モデルのように美しい女性を妻に迎えることができ
ました。モデルのように可愛い男女双子の子供も一年後に授かり、高級住宅地にモデルのような地上三階
地下一階の家もローンで購入し、齢25歳にして、「人生は易しい!」・・・と私は思ってしまったので
す。(遠くを見る)
 ・・・それからが困難の連続でした。モデルのような子供たちができた頃からモデルのような妻は突如
としてパチンコに狂いだし、モデルのような子供たちの世話をせずにパチンコ屋に入り浸り。私の母がや
むなくモデルのような孫たちの面倒を見るために同居し、モデルのような嫁と姑の仲は最悪で難しい。老
母はそのうち新興宗教にのめり込み教団に寄付する為に私に内緒で借金を重ね、その利子が雪ダルマ式に
膨らみ、購入したばかりのモデルのような家のローン返済は果てしなく難しい。毎日、みそ汁とおかゆ、
キャベツ炒めにタクアン二切れの貧困家庭モデルのような食生活が続き、私は昼間の仕事の他に早朝は新
聞配達、夜は警備員、土日はキャバレーの呼び込み、サラ金のティッシュ配り、献体の死体洗いと貧困学
生モデルのようなバイトをし、ついには心労のために30歳までに額の生え際がぐんと後退してしまい、
かつてのイケメンもキャバクラでモテルのも難しい。そのうちアルバイトが会社にバレて懲戒免職になり、
家も手放して自己破産申請、モデルのような妻は若い男と出奔し、私はモデルのように可愛い子供たちを
道連れに中央線に飛び込んで死んでしまおうかとも考えましたが、モデルのように可愛い子供たちの寝顔
が愛しく実行するのも難しい。私はモデルのように可愛い子供たちのために汗みどろになって屋台のラー
メン屋として出直したものの、生来の猫舌でラーメンの味見も難しい。そのモデルのように可愛いかった
子供たちも成長するにつれてモデルのようでない醜い肥満児となり、モデルのようでない娘は小学6年か
ら万引き常習犯、モデルのようでない息子も中学2年の頃から引きこもり、16歳の今はモデルのようで
ない二人とも食事の時に顔を見せるだけで私を小馬鹿にして難しい。私はモデルのようでない憎らしいガ
キどもを道連れに中央線に飛び込んで死んでしまおうかと再び考えるも、モデルのようでない憎らしいガ
キどもの図体が私よりデカくなっていて難しい。ヘタするとモデルのようでない憎らしいガキどもに兄弟
タッグを組まれ、逆襲されて殺されかねないから難しい。(ハンカチで汗を拭く)
 ・・・新世紀を迎えて以来、世界情勢は年々混迷を極め、中東和平実現も相変わらず難しい。大地震な
ど大規模な気象災害が多発し、難民が大量発生して食糧・資源の争奪をめぐる国家間の緊張も難しい。憲
法九条を無視した自衛隊イラク派遣、北朝鮮の核の脅威も難しい。馬面ケリーがアホのブッシュを倒して
大統領になるのも難しい。スーパーボウルでジャネット・ジャクソンが生乳ポロリ、兄貴のマイケルも児
童レイプの嫌疑で破産、ネヴァーランドをエミネムに買収されそうで難しい。BSE騒ぎで牛丼食べるも
鳥インフルエンザで焼き鳥食べるも難しい。日本経済もお先真っ暗で、長い長いアリ地獄のような不況が
果てしなく続き、働けど働けど生活は楽に成らず、じっと我が手を見て一時間硬直するほど難しい。
(じっと手を見る)
 ・・・皆さん、私が申し上げたかったのは、「人生は難しい!」という事です。幼稚園を卒業するばか
りの6歳のあなた方にはまだ現実問題として分からないかもしれませんが、人生は本当に、本当に、本当
に、本当に難しい事ばかりなのであり、決して過大な期待や夢を持ってはいけません。将来、ケーキ屋さ
んや地下鉄の運転手さんになるチャンスは少しはあるでしょうが、野球の選手やデジモン、ポケモンマス
ターになるのはとても難しいのです。・・・しかし、よくもこんな祝辞を幼稚園の卒業式で私に話させて
くれたものだと、この学園の先生方の良識も難しい。日本も終わりでねえか。そろそろ壇から降りろとい
う合図が出たようで私を両足を掴む人がいるのも難しい。簀の子巻きにされ、ズルズル床を出口に向かっ
て引きずられていくのも難しい。パトカーのサイレンの音が近づいてきたのも難しい・・・ (退場)





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[129] 演劇部 (お題:面白い) ボイラー室の主 2004/02/28(Sat) 03:42 [返信]

副部長「・・・・・・」

大門寺「・・・・・・」

アナスターシャ「・・・・・・」

部長「・・・ど、どうかな?」

大門寺「どうって・・・」

副部長「ダメね」

部長「ダ、ダメ!?」

副部長「展開も設定もベタだし、盛りあがりに欠ける。そもそも何を言いたいのかわからない。」

部長「うっ!」

アナスターシャ「ワタシもあんまり面白くなかったですー・・・」

大門寺「ホント悪いんスけど、オレもちょっと・・・」

部長「あああ、やっぱりなぁ・・・。自分でもちょっと自信無かったんだよなぁ」

副部長「文化祭まであと2週間。台本は未だ上がらず。」

部長「・・・・・・」

副部長「この状況をどう打破するか。それが今すべき事じゃないかしら?」

部長「そもそも僕に台本書かせようってのが間違いだったんだよ・・・」

アナスターシャ「台本を書く才能がなかったからって、ダイジョウブですよー!」

大門寺「シッ!それ逆効果ッスよ」

部長「うう・・・」

副部長「とにかく。」

部長「・・・・・・」

副部長「この台本のどこが悪かったか、もう一度検証してみましょう。大門寺。」

大門寺「了解ッス。じゃあえーと、あらすじを読み返しますね。まず・・・」

アナスターシャ「タイトルはー、えっと『愛と永遠の光』」

副部長「くさっ!」

部長「ううっ・・・」

大門寺「『優作と恋人のナタリーは、同じ高校に通っている』」

アナスターシャ「優作が部長でー、ナタリーがワタシねー」

副部長「松田優作、ナタリー・ポートマン。」

部長「ギクリ!」

大門寺「『そこに小学校の頃、優作の近所に住んでいた、百恵が転校してくる』」

アナスターシャ「これが、相馬副部長ねー」

副部長「山口百恵。」

部長「ギクギクリ!」

大門寺「『クラスメートの團十郎と優作と百恵は、昔はよく三人で遊んでいた』」

アナスターシャ「ダンジュウローが、大門寺サン」

副部長「江戸時代の歌舞伎名優、八代目團十郎。」

部長「そこまでわかるか・・・!!」

副部長「ミーハー・・・。」

部長「ううう・・・」

大門寺「『実は、昔から百恵は優作の事が好きだった。團十郎は、百恵の事が好きだった』」

副部長「この辺からもう、ベタベタね」

大門寺「『百恵はナタリーに辛く当たる。理不尽な嫌がらせに傷つくナタリー』」

アナスターシャ「可哀想なナタリー・・・うっうっ」

副部長「これで泣けるのかこの子は・・・!」

大門寺「『次第に優作も百恵のことを避けるようになる。人知れず涙する百恵』」

副部長「泣かないっつーの」

部長「・・・・・・」

大門寺「『ある日、百恵がナタリーへ言う。これ以上、優作につきまとわないで!』」

副部長「言わないっつーの」

部長「・・・・・・」

大門寺「『それを偶然見た優作、百恵に手を上げてしまう。』」

アナスターシャ「うっうっ・・・」

副部長「ホラ、泣かないの。」

大門寺「『激怒したのは團十郎。優作とケンカになる』」

部長「・・・この辺からちょっと盛り上がってくる・・・よね」

副部長「こない。」

大門寺「『ケンカの末、お互いの力を認め合い、笑いあう二人』」

副部長「ほらね。」

部長「・・・・・・」

大門寺「『そして夕日に向かって走り出す4人。  f i n』」

副部長「これのどこが『f i n』なのかしら・・・?」

部長「グサリ。」

アナスターシャ「あー、面白くなかったぁー」

部長「お前、めっちゃ泣いてたじゃん!!」

副部長「さて。これからどうするか、よね」

大門寺「そうッスね」

アナスターシャ「なんかぁー、もっとラヴがあれはいいんじゃないですかー?」

部長「ラヴ?」

アナスターシャ「まず、優作とナタリーのキスシーンから始まるの」

部長「キ、キス?」

アナスターシャ「ベッドシーンがいい?」

部長「・・・キスでいいです」

アナスターシャ「それが20分くらいあってー」

部長「長っ!」

大門寺「面白いスね」

部長「ええ!?」

副部長「名前もどうにかならないかしらね」

アナスターシャ「ウィリアムとエリザベス」

部長「イギリス王室だよそれ・・・」

副部長「近親相姦・・・クスッ」

部長「!?」

副部長「それで、ウィリアムとエリザベスのキスシーンの後、私の登場なんだけど」

部長「キスシーン決定したの!?」

副部長「とりあえず、名前は『筋肉少女・タイ』で。」

部長「なんか漫画のタイトルみたくなってるよ!」

アナスターシャ「いいデスよね、大槻ケンヂ・・・」

部長「ええ!?」

大門寺「それから、團十郎の長ゼリがあるんスけど」

部長「えっと・・・」

大門寺「『タイちゃん!!!!ああ、まさかまた会えるなんて思ってもみなかった!!!!』」

副部長「エクスクラメーション・マーク多い。」

部長「すみません・・・」

大門寺「『胸がドキドキする。春だからかい?ああ、伝えたいよ、この気持ち!!!!!!』」

副部長「ひどいセリフね。ちょっとアレンジして、自分のセリフでやってみて。」

大門寺「了解ッス。あと、とりあえずここは一輪車で登場しますね」

部長「なんで!?」

大門寺「『あああぁああっぁぁああ、きゃああああああああぁぁぁーーーーーー!』」

部長「!?」

大門寺「『また会えたモジャー!また会えたモジャー!』」

部長「モジャー!?」

大門寺「今、春が来て君は綺麗になったー!去年よりずっと綺麗になったー!」

部長「パクリかよ!」

副部長「いいわね」

アナスターシャ「ちょっと泣けましたヨー」

部長「ええ!?」

副部長「私は次のシーンで手首を切ってみるわ」

部長「え!なんで!?」

副部長「カッターナイフで。」

アナスターシャ「わかる。わかりますヨー」

大門寺「面白いスね」

副部長「それで、その血でエリザベスに手紙を書くの。『死ネ』って。」

部長「怖い!」

アナスターシャ「その手紙は、残念ながら黒ヤギさんが食べてしまいますー」

部長「新キャラかよ!」

大門寺「あ、オレ二役やりますよ」

部長「手紙食うんだぞお前!?」

副部長「それからタイはその黒ヤギをバラバラにして、小包でエリザベスに送るの」

アナスターシャ「とても悲しかったケド、エリザベスはあったかいシチューにしていただきましたー」

副部長「ウィリアムがタイを避け出したので、タイはまた手首を切ります」

部長「よく切るな、おい!」

副部長「今度は前よりももっと深く・・・骨まで突き当たるくらいに・・・!」

部長「うわぁ・・・」

アナスターシャ「わかる。わかりますヨー」

大門寺「面白いスね」

副部長「それで、その血でエリザベスに手紙を書くの。『殺ス』って。」

部長「やっぱり!」

アナスターシャ「その手紙は、残念ながら白ヤギさんが食べてしまいますー」

部長「まだいたのか!!」

大門寺「あ、オレ三役やりますよ」

部長「まだやる気か!!」

副部長「それから、エリザベスに会いに行くの。血塗られた出刃包丁を持って」

部長「既に血塗られてるのかよ!」

副部長「『今後一切、ウィリアムに関わってはならぬ。さもなくば、そなたに人の身では購い切れぬ大災が降りかかるであろう』」

部長「誰だよ!!」

アナスターシャ「『そうは行かないわ!来なさい妖魔!アタシが相手よ!』」

部長「戦うのかよ!」

アナスターシャ「クルクルクルドーン!エリザベスの魔法のステッキが輝き出す!」

部長「ええ!?」

アナスターシャ「説明しよう。実はエリザベスは宇宙神アイオスの巫女で、ピンチになるとプリンセスセイントに変身して戦うのだ!」

部長「プリンセスセイント!?」

副部長「それを偶然見ていたウィリアム、ついにタイに手をあげる。はい、部長のセリフ。」

部長「・・・『な、何やってるんだー、やめろー!ばしっ!』」

副部長「・・・・・・」

アナスターシャ「・・・・・・」

大門寺「・・・・・・」

部長「うっ・・・」

アナスターシャ「く、空気読めないからって、落ちこまなくてもダイジョウブですよー!」

部長「うう・・・」

副部長「とにかく!ここで團十郎とウィリアムのケンカになる。」

大門寺「了解ッス。あと、とりあえずここは竹馬で登場しますね」

部長「だからなんで!?」

大門寺「『何してるダニー!タイちゃんにそんな事すると、許さないダニよー!』」

部長「ダニー!?」

大門寺「『決闘ダガニー!』」

部長「ダガニー!?活用!?」

副部長「そして出刃包丁やら魔法やらで、しばしアクションシーン」

アナスターシャ「うっうっ・・・」

部長「泣くとこ!?」

副部長「それから、ケンカの末、お互いの力を認め合い、笑いあう二人」

大門寺「なかなかやるジャガルノォー!感動したグラジャマリスガーニィーよ!」

部長「もう、なんでもいいのかよ!」

副部長「そして夕日に向かって走り出す4人。」

大門寺「とりあえずそこはジャンピングシューズで行きますね」

部長「持ってるのかよ!」

副部長「筋肉少女・タイは、血に染まった大地を這いずりながら闇の彼方へと消えていく」

部長「だから、怖いから!」

アナスターシャ「エリザベスは魔法のブルームに乗って星に帰ります」

部長「そんな設定だったの!?」

副部長「・・・で、『f i n』と。」

アナスターシャ「あー、面白くなかったぁー」

三人「ええ!?」



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[128] きょうの番組2 (お題:面白い) 詰めにくい 2004/02/28(Sat) 01:35 [返信]

きょうの番組

<教養・バラエティ>

トリビアの泉(フジ系)21:00〜21:54

まあ面白い。

徳川埋蔵金スペシャル(TBS系) 21:00〜22:54

面白くない。

<映画>

映画「秋刀魚のはらわた」(テレ朝系)25:14〜26:40

時間のムダ。

<スポーツ>
大相撲秋場所千秋楽(NHK総合)15:00〜18:00

さあ、興味がある人には面白いのかも。どうせ八百長でしょ。

<ドラマ>

愛のサスペンス劇場「物知り博士 早乙女花子(3)・血塗られた温泉旅館の過去! 10年前の首吊り自殺は殺人だった!」(NTV系 21:00〜22:54)

チョイ役で穂積ペペが出てるのが面白いといえば面白い。

水戸黄門(TBS系) 20:00〜20:54

いやー,面白いのなんの。




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[127] Re[8]: 始祖 (お題:面白い) Shi.Ma.Chu 2004/02/28(Sat) 00:37 [返信]

現代の七難パックは血行をよくするための磁気成分が多く含まれており、
目や鼻などを覆い尽くした後に、マグネット付きの口や耳などを
貼り付けることで福笑いとして使用することまでも可能となった。

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[126] 浦和の寿司職人 (お題:難しい) 似非科学至上主義 2004/02/28(Sat) 00:35 [返信]

千葉で長年寿司屋を営んできた治寿司の店主塚さんは
最近、店を息子の真に譲る決心を固めた。

いやね正直なとこ寿司屋は死ぬまで続ける気だったんだ。
でもやっぱり限界ってモンが人にはあるんだね。お客が望むもの握るのが難しいと感じ始めたんです。
そらぁ、大阪からこっちに来たときは必死で頑張ったさ。見たくもねぇ納豆巻きだって握ったよ。流行だなんのって言って見よう見まねでアボガドだって握った。
ここは場所柄流行モンだのにうるさい所だからさ。いろんな物を握ったさ。
あんまり意味が無いアラビア巻きとかセムシ握りとかは、意外と抵抗が無かったんだ。名前だけだしね。
さすがに今回はひいたね。なまじっか握れるだけ始末が悪い。捌いたりするのも難しいけど、できるんだよ。可能なんだよね。
始めはディスプレイだけのつもりで仕入れたんだけど、それが失敗だった。
小さいお子さんに見つけて見つけたと喜ばれると、断り難いんだよ。
でもやっぱり俺には握れないんだよ。だって握ると、どんなに欲しがってたお子さんでもみんな泣いちゃうんだもん。不味いんだもん。仕方ないよ。だから俺は出せないだ。
でも息子の真なんかは平気なんだよ。世代の差ですかねぇ。簡単に割り切っちゃうんだ。
これはもう敵わないなって思ったんだ。だから俺はやめるんだ。
正直ホッとしているよ。
いつかネズミを握るハメになるんじゃないかって、心配ばかりしてたからね。

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[125] Re[111][12]: 神聖モテモテ義論 (お題:難しい) 古賀 2004/02/28(Sat) 00:23 [URL] [返信]

【ヨブ記】
ヨブは、旧約聖書の登場人物だが事あるごとにアクシデントが
頻発してどうもなんかの呪いがかけられているみたい。
色々な事に大変苦しみぬくしナオンにもてようと努力するにも
かかわらずちっともモテずにまた苦しみぬくよ?
お楽しみに。
ちょっと目を離したすきにつむじ風の中の神と問答しまた苦しみ
ぬいていました。

神  「まだやるのか?無駄だと思うけど…」
ヨブ 「もちろんじゃよ。ナオンにもてるにはまず苦難じゃよー。
    毎日が苦難のどん底というハイテンションを維持しながら
    最後には神に立ち向かうそのカッコ良さがナオンのハート
    を痺れさせるのじゃよー。
    早くナオンの衣服のオリオンの綱を解くとかそういうことが
    してやりてーっ!(意味不明)
    さてさて…今回はどんな苦難を巻き起こしてやろうかな?」
神  「でもお前の下心満載の苦難には人間にとって大切な
    何かがないからなあ…」
ヨブ 「失礼なことを言うな。
    おおっ、神よ。なぜわしにはオートリバースエンドレス
    リフレインリピートな苦難が標準装備でついてきた!?
    それにこれ針とびおこしてるみたいですよ?
    こ…これも旧約聖書の登場人物の業というものか。
    こんなものついていないダメ男なのになぜかモテモテな
    ライトノベルみたいな人生を送りたい…。
    おそらくこれはサタンの陰謀じゃよーっ!(図星)
    サタンとは悪い事をしていい事をしない天使であり、スペース
    コロニーを善人に落としてその約半数を死に至らしめた。
    そんなわけで今や天の星は暗くなり地上から正義は消え
    この世は悪人によって支配されている…。
    はああっ この憤懣やるかたない正義の怒りがわしを呼ぶ。
    おのれー わしが母の胎内から出たときに自爆装置で
    核ミサイルを一斉発射して息絶えてさえいればーっ!!
    あら、できたわ、一斉発射。やってみるもんだべ。
    どうでしたか?わしの緻密なロジックは。ちょっとトマス・アキナス
    はいってたかにゃー」
神  「いいかげんにしろ。用事があるからぼくはもう行くぞ!」
ヨブ 「なにい、き、貴様、全能者の分際で被造物であるわしの
    問いを軽々とのりこえてちょっと用事があるですか?
    そうか。きっとこれは義人であるわしに恐れをなして逃げ出し
    たのに違いないぜ。ガハハハ(バカが好きな理屈)」
神  「いいから、新しくあげた羊一万四千頭とらくだ六千頭と牛一千
    くびきと雌ろば一千頭の頭でもなでてろ」
ヨブ 「ちにゃーー」(至福)
神  「なぜ家畜にばかりモテるのか。お前の存在はこの辺の生態系を
    乱しているようだ…」


本来こういう話だったのだが後世にはかなり歪んだ形で伝わってしまった。
言葉って難しい。


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[124] バリウムの甘き香り (お題:難しい) じょーしゅ 2004/02/27(Fri) 23:56 [返信]

既に血圧測定や検尿は済ませた。
人間ドックの次の項目は胃の透視だった。

鎮痙剤ブスコパンの筋肉注射をうった後、私は左上腕部を揉みながら待合室のソファに座った。
この注射は胃の動きを止めてバリウムを留めておく為のものだ。胃の粘膜にバリウムが付着するのを妨げる働きもあるらしい。
成分は臭化ブチルスコポラミン。馬鹿な名前だが、体質によっては体に合わず命を落とす事もあるという。

名前を呼ばれ私は立ち上がった。
レントゲン室のドアをあける。
白衣姿の彼女がいた。昔のままのまなざしで私を見つめている。

「どうぞ」
促され室内に入る。
「院長に検査してもらえるとは光栄だな」
「無事に生きてたのね?」
「ああ」
「昔と同じものでいいの?」
「新しいものを欲しがる年齢じゃないさ」

彼女は紙コップを私に手渡した。
バリウムが入っている。正確には硫酸バリウム。
きめ細かい泡のような感触が口腔を満たし、ほのかな甘みが香る。
「95年ものだな」
硫酸バリウムは、重晶石といわれる鉱物を砕いて作られる。
95年は良い重晶石が採れた年だ。その年の硫酸バリウムに勝るものはない。

彼女は正面から私を見つめた。
「あなたと別れた年よ。別れたおかげで病院を経営するまでになったのだから感謝すべきかしら?」
「徹底した節約経営でうまくいっていると聞いた」
「おかげさまでね。あなたの方は相変わらずの探偵なのね」
「しがない猟犬家業さ」
彼女のまなざしのせいか、極上のバリウムに本来の豊潤さが感じられなかった。

次に彼女に手渡されたちっぽけな容器には白い顆粒が入っていた。
バロス発泡顆粒。炭酸水素ナトリウムと酒石酸の反応により、炭酸ガスを発生させて陰性造影剤として働く。水と一緒にあおると、忘れたい思い出のような酸味を残して喉を駆け下りていった。

悪魔の遊具のように回転する透視用の台の上で、次々に沸き起こる疑問と対峙することは、ウイリー・アルバラードの右フックをかわすほどに難しいことだった。
もしも、ウイリー・アルバラードというボクサーがいたらの話ではあるが。

レントゲン撮影が終わる。
再び私は彼女と向かい合った。
「今回の仕事はこの病院に隠された秘密を暴くことだった」
「そう。それはご苦労様。で、何かみつかったの?」
「リサイクル精神は尊い。コスト削減だけでなく資源保護にもなる」
「何のことかしら?」
「難しい問題だった。しかし、自分がつくづく猟犬であることを思い知らされたよ」

私は空になったバリウムのコップを取り上げた。
「よく洗えば気づかないと思ったのか?」
彼女の片方の眉が上がった。それはそれで麗しい光景だ。
私は続けた。
「この紙コップはさっき私が検尿で使ったヤツだ。猟犬の鼻が嗅ぎつけたのさ」

彼女は目をふせた。細い肩が震えていた。
「今の病院経営は厳しいのよ。紙コップ1つも無駄にしたくないの。誰にも負けたくないのよ」
「あいにく、この歳になってもまだ世の中の勝ち負けの基準ってものがわからない。しかし、自分で定めたルールなら、最後のホイッスルは自分で吹くべきだ」
「ホイッスルなんか持ってないわ。買わなきゃいけないの?必要経費で落とせる?」
「どうだかな。それより、もう一杯バリウムをもらえるかい」
「検尿に使ってないコップで?」
「できれば、ね」

彼女は頷き、新しいコップにバリウムを注いだ。
私はコップを一気にあおった。
胸に残る苦い想いと鼻腔に残るかすかなアンモニア臭がバリウムで洗い流される。
「さよならだ」
私が背を向けると、彼女の声がすがりついてきた。
「待って」
振り向く。

彼女は例の、昔のままのまなざしで私を見ていた。
「2杯目の分は追加請求になるわ。それと次はニューボトルを入れてね」

ひとつの仕事が終わる時、満足感よりもせつなさが先に立つ。
私は受診着の襟を立て、次の心電図コーナーへと向かった。

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[123] 簡単にできる健康チェック (お題:難しい) じょーしゅ 2004/02/27(Fri) 23:55 [返信]

あなたは健康に生きていますか?

自分で自分の健康状態を正確に知る事は、意外に難しいものです。
ここに健康状態を簡単に調べられるチェックリストを用意しました。

下の項目にあてはまるものがないかチェックして健康状態を確認してみて下さい。

【チェック項目】
1.頭上にハゲタカが舞っている。
2.白い布袋をかぶせられ、首にロープを巻かれたところだ。
3.子ライオンの狩りの練習に使われている。
4.銃声を聞いてから眉間の風通しがよくなった。
5.愛犬と共にルーベンスの絵を見た後、天使に手足を持たれて上昇しつつある。
6.群がったカラスに、かれこれ丸一日ついばまれている。
7.医者がペンライトで瞳孔を覗き込んだ後、家族に向かって首を振っている。
8.自分の遺体と、それにすがって泣く家族を上から見下ろしている。
9.三途の川の水が心地よい。
10.鬼に整理券を渡され、血の池の方に行くよう誘導されている。

以上の項目に1つでも該当したら注意が必要です。
お酒・煙草、暴飲暴食を控え、軽い運動を心がけて下さい。

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[122] バトルロワイヤル(類似品につきご注意ください) (お題:難しい) じょーしゅ 2004/02/27(Fri) 23:53 [返信]

「今日は、皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいます。」
教師が言った。
クラスメート同士による殺人ゲーム「バトルロワイヤル」の開始宣言だった。

半ばパニックになりながら、七原秋也たち3年B組のメンバーはゲームのステージである島の方々へと散っていった。
手に手に支給された恐ろしい武器を持って・・・・・・。

しかし、
何かが違っていた。
なんだかおかしかった。
七原は歩きながら、手にした武器を見つめ首をひねった。

5時間経っても6時間経っても死亡者発生の放送もなかった。

唐突に山本和彦と小川さくらのカップルと出くわした。
お互いギクリとしたが殺意は感じない。合流した。
さらに歩き回るうちに、三村信史と瀬戸豊と合流、さらに桐山和雄のグループ、相馬光子のグループ、そして中川典子とも合流した。

結局、クラス全員が揃ってしまった。
「何かおかしいよなあ」
「おかしい。殺しあう雰囲気じゃないもんなあ」
「なんか違うんじゃねえ? これ」

「どう思う?」
クラス1頭の切れる三村信史に意見が求められた。
彼ならどんな難しい問題も解いてくれるはずだった。

三村は言った。
「違和感の原因を知る為、リストを作ろう」
「リスト?」
「ああ。全員の武器のリストを作ればこのゲームに隠された何かがわかりそうなんだ」
よくわからなかったが、三村のやる事にまちがいはないはずだ。
全員が賛同した。
出席簿順に並んで各自の武器を申告し、リストが完成した。

香川県城岩町立城岩中学3年B組
男子
1番 赤松 義生 Mihael Graves やかん
2番 飯島 敬太 山崎薫作 純銅打出し湯沸かし
3番 大木 立道 飯田金物 笛吹きケトル2.5リットル
4番 織田 敏憲 平型早沸きやかん
5番 川田 章吾 cabin クレインポット
6番 桐山 和雄 IH対応・南部鉄瓶
7番 国信 慶時 デロンギ コードレスケトル1.7リットル
8番 倉元 洋二 OXO リフトアップ ケトル
9番 黒長  博 T-FAL 電気ケトル オデリアブルー
10番 笹川 竜平 玉虎堂製作所 電磁用ケトル 2リットル
11番 杉村 弘樹 ウェッジウッド ティー・ケトル
12番 瀬戸  豊 エジリー クラシカルケトル1.4リットル
13番 滝口優一郎 オブジェ/objet ケトル1.3リットル
14番 月岡  彰 北原金属 やかん(大)
15番 七原 秋也 キッチンDO フラワーホルン 2.6リットル
16番 新井田和志 ラゴスティーナケトル シリオ
17番 沼井  充 クイックワン 省エネ笛吹きケトル
18番 旗上 忠勝 シルバーシャイン 笛吹き大型ケットル 10リットル
19番 三村 信史 クラモチ カップメンケトル
20番 元渕 恭一 クロワッサン ブルーグラス IH対応 笛吹ケトル
21番 山本 和彦 象印 くまのプーさん ホーローケトル

女子
1番 稲田 瑞穂 シャンタール ホーローケトル
2番 内海 幸枝 シルビオ・バレンチノ エクセレンス 笛吹ケトル
3番 江藤  恵 安川 電磁調理器用ケットル 2.5リットル
4番 小川さくら パール金属H6356ヴォイス笛吹ケットル2.3リットル
5番 金井  泉 ハロー・キティ ガーベラ・キティ プチケトル1.3リットル
6番 北野 雪子 ビタクラフト ケトル1.4リットル
7番 日下友美子 宇野千代 幸福の花 ホーローケトル2.5リットル
8番 琴弾加代子 ホイスラー ケトル 1.4リットル
9番 榊  祐子 マリ・クレール モードケトル2.5リットル
10番 清水比呂乃 キッチンDO ベローナゴールド ケトル2.5リットル
11番 相馬 光子 ラッキーウッド ステンレスケトル2.4リットル
12番 谷沢はるか リネアモニカ 200V対応2.5L笛吹ケトル
13番 千草 貴子 クックベッセル ホルンリンゴケトル2.4リットル
14番 天堂 真弓 ALESSI 小鳥のホイッスル付きケトル ステンレス
15番 中川 典子 ル・クルーゼ 1.8QT 笛吹きティーケトル
16番 中川 有香 桂由美 ファミリー笛吹きケットル2.5リットル
17番 野田 聡美 ALESSI MAMA-O ケトル
18番 藤吉 文世 純銅 シルクロードケトル2.1リットル
19番 松井 知里 サーキュロンスタイルケトル
20番 南  佳織 bodum ウォーターケトル
21番 矢作 好美 柳宗理 ステンレスケトル2.5リットル

「やはりそうか」
三村がつぶやく。
「みんな、オチは既に読めたと思う」
「そういうことかい。難しく考えて損したぜ」
川田章吾が苦笑する。
「ど、どういうこと?」
国信慶時が問うと、三村は全員を見回した。
「支給された武器はすべてヤカン。そこから導かれる結論はひとつしかない」
「だから、な、何だよ?」
国信慶時の再度の問いに、三村は大声で答えた。
「これは『バトルロワイヤル』じゃない。『ケトルロワイヤル』だ」

「ケ、ケトルロワイヤル?」
全員が息を呑んだ。

「なんだ、そりゃ」
「ヤカンだけで殺し合う殺人ゲームだ、ろうね」

「馬鹿にしてんのか」
「ふざけんじゃねーぞ」
「気合入んねーよ」
「銃をぶっぱなさせろ」
みんな口々に不満の声を上げた。
せっかくの殺人ゲームがだいなしだった。

「期待させて肩すかしする。これが大人たちのやり方かよ」
「ざけやがって、みんなで文句言いにいこーぜ」
全員で廃校にいる教師たちに文句を言いにいくことにした。

廃校に入り、教師がいる教室を覗く。
しかし、そこにあったのは意外な光景だった。
ビートたけしに似て武田鉄也にも似たマヌケ顔を歪ませた教師が倒れていた。
周囲には護衛の兵士全員が倒れている。

そばのガスストーブの上では大きなヤカンが湯気を上げている。
酸欠のようだった。

「生きてるのか?それとも死んでるのか?」
七原がつぶやく。
ヤカンと教師を交互に見くらべながら中川典子が速攻で答えた。

「ヤカンだけに、火(死)にかけている」

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[121] Re[120][73]: 殿様と忍者のいる風景(その2) (お題:難しい) 豆仙 2004/02/27(Fri) 23:07 [返信]

佐助「殿!佐助`⊂≠〃ャ儿文字十人衆、ナニナニ〃今参レヽナニUまUナニ」
殿様「お前、何いってんの?」
≠〃ャ儿一「なに、このひとちょーうけるー」
≠〃ャ儿二「おまえ まじきもっ!!」
≠〃ャ儿三「てゆうかー超ーけもい」
≠〃ャ儿四「なまこくさい!!!」
≠〃ャ儿五「ビバ自分っすよ」
≠〃ャ儿六「佐助の方が ダンチ かわいいって!」
≠〃ャ儿七「だってこいつ、超ナルシー」
≠〃ャ儿八「なにシカッティングしてんのー!」
≠〃ャ儿九「稽古ふけてブンブン行かねー?」
≠〃ャ儿ナ「モスバかファッキンがいいな」
殿様「最近、セ勹ッτゑ?」
佐助「殿・・・」


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