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[60] 心理描写 YU-T 2005/11/17(Thu) 22:33 [URL]
ウルトラマンと怪獣が対峙している。

ウルトラマン側の心理描写
また新しい怪獣か! しかし、お前がどんなに強くても、私は負けない!! この星の平和は私の命に懸けても守ってみせる!!

怪獣側の心理描写
わぁ、何か銀色の変な奴が出たぞ。怪しいなぁ、怪しすぎるよあんた! いいや、もう。 火ィ吹いちゃえ!!
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[59] (削除)YU-T2005/11/17(Thu) 22:32




[58] 女心に潜むユーウツ くもすけ 2005/11/17(Thu) 17:59

 「やっぱりロブションのランチボックスはないよね」

 東京・新宿に本社を構える準大手商社勤務のマサミさん(32)は、
オフィス街のコンビニでため息をついた。

 もちろん、コンビニにロブションがないことは分かっている。それ
でも自分にふさわしいランチは、24時間どこでも売っているトンカ
ツ弁当ではないという思いが拭いきれないのだ。

 同僚たちは何の迷いもなくトンカツ弁当を買っていく。そんな姿を
見て、マサミさんもトンカツ弁当にしようと思う瞬間もあるのだが、
どうしても手を伸ばすふんぎりがつかない。

 「どうしてトンカツ弁当なんか食べる気になれるの?」。マサミさ
んはそんな疑問を同期の親友にぶつけたことがある。返ってきた答え
は想像通りだった。

 「別にいいじゃない。慣れれば美味しいと思えるよ」

 マサミさんはバブルに乗り遅れた世代だ。ひとつ上の世代のように
ブランド服の買い集めや夜遊びでセンスを磨いた経験もなければ、ひ
とつ下の世代のように大学時代から資格取得や語学のマスターに励ん
だわけでもない。一日十個限定というロブションのランチボックスだ
って、実施は食べたことがないのだ。

 ふたつの世代に挟まれた劣等感が「いつまでもトンカツ弁当じゃだ
めだ」という思いを加速させていく。しかしその一方で、ロブション
のランチボックスを買うために六本木まで足を運ぶ気になれない自分
にも気付いている。「電車代がもったいなくて。身に染み付いた貧乏
性ってやつです」。マサミさんには自虐的に笑うしかない。

 オフィスを出る前に見たお昼のニュースでは、マサミさんが勤める
会社が大幅な赤字に転落しそうだと報じていた。男性社員たちが昼休
みもコンビニで買ったおにぎりを頬張りながら、デスクに向かって仕
事を続けていることも知っている。

 ただ、それでもマサミさんには会社の経営危機が人ごとのように感
じられてならない。大切なのは自分なのだ。

 「男は気楽でいいな。会社のことだけ考えていればいいんだから」

 マサミさんは心の底からそう思っている。

                (AERA11月28日号より)





[57] (削除)くもすけ2005/11/17(Thu) 17:57




[56] 釈迦とその弟子 玄界灘男 2005/11/17(Thu) 10:27

ある晴れた麗らかな日の午後、お釈迦様は蓮の花の咲く綺麗な池のほとりで
俗に「釈迦十大弟子」と呼ばれているお弟子達と語らっていらっしゃいました。

「お前達、あの塔の上にはためいている旗が見えるだろうか?」
お釈迦様はゆっくりと彼方にある塔の旗を指差しました。

弟子の一、智慧第一と呼ばれる舎利弗(しゃりほつ)が応えました。
「はい、見えます。」
弟子の二、神通第一の摩訶目犍連(まかもっけんれん)が応えます。
「緩やかにはためいております。」
弟子の三、頭陀(ずだ)第一の摩訶迦葉(まかかしょう)が小手を翳しながら言いま
した。
「気持ちのよい眺めでございます。」

お釈迦様は微笑みながら皆に尋ねました。
「あの旗の姿は何ゆえであろう?」

弟子の四、解空第一と言われる須菩提(しゅぼだい)がしばらく考えた後答えました。
「あれは風が動いているのだと思います。」
お釈迦様は静かに微笑んでいます。

弟子の五、説法第一の富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)が次に答えました。
「あれは旗の勢いが動いているのでしょう。」
お釈迦様はただ黙って微笑んでいらっしゃいました。

弟子の六、論議第一の摩訶迦旃延(まかかせんねん)が口を開きます。
「この世界には気というものがありますが、その気の動きが旗を動かしていると思い
ます。」
お釈迦様は静かに摩訶迦旃延の言葉を聞いております。

弟子の七、天眼第一の阿那律(あなりつ)が答えます。
「私の盲いた目には旗は見えませぬが、陽の気による動きを感じます。」
お釈迦様は黙って阿那律の言葉に微笑みました。

弟子の八、持律第一の優波離(うぱり)はその記憶力から答えます。
「万物には流転するという性質があると聞いたことがあります。その流転の形がはた
めいて見えるのでしょう。」
お釈迦様は慈愛に満ちた目で優波離の言葉を聞いておられました。

弟子の九、釈迦の息子である密行第一の羅睺羅(らごら)が答えます。
「私たちにはわからない自然の息吹と言うものがあると思います。それが旗を動かし
ているのではないでしょうか?」
お釈迦様は最初の沙弥(少年僧)である羅睺羅に微笑み返しました。

皆が意見を出しましたが、結局意見はまとまりません。誰もが「なぜ旗がはためくの
か」に答えが出せないでいました。

お釈迦様は皆を見回すと静かにこう語りました。
「弟子達よ、皆の言葉はそれぞれに正しいが、動いているのは旗ではない、お前達の
『心』なのだよ。」
お弟子達はそれぞれにはっと胸を突かれる思いをして下を向いてしまいました。

ふとお釈迦様が見ると、弟子の十、阿難(あなん)がまったく別の方を見ています。
その顔には嬉しそうな笑いが浮かんでいます。

「阿難よ。」 お釈迦様は優しく語り掛けました。
「お前は何か別の邪なことを考えているのだろう。遠慮なく話して見なさい。」

阿難はふいに声をかけられ吃驚したようですが、出家以来、釈迦が死ぬまでの25年間、お釈迦様の世話をした者だけあって、遠慮なく答えました。

「私の邪念が手にとるように判るとは、お釈迦様も相当ですなあ。このエッチめ!」

お釈迦様は麗らかな陽の中で苦笑いをするしかありませんでした。

阿難は伝によればお釈迦様に一番愛された弟子であり、120歳まで生きたといいます。





[55] 現代用語の基礎知識2006年度版より ken 2005/11/17(Thu) 09:59
heart attack(はぁとあたっく)【名】
@射撃の基本。ハートに16連射。
A心を抉る言葉、讒言。世界で一番短いheart attackはベストセラーになった。
B映画キャシャーン上映。新造と心臓をかけている。この作品の(中略)加減に怒りのあまり(中略)した人が多数出たという。




[54] 卒業式 牡蠣羊羹 2005/11/17(Thu) 01:07
では最後に、皆さんへ詩を一つ贈りたいだに
---
心よ

こころよ
では いっておいでだに

しかし
また もどっておいでねだに

やっぱり
ここが いいのだに

こころよ
では 行っておいでだに
---
皆さんも乾燥やバルサン等に気をつけて、新しい生活を楽しむのだに

(江戸川区立壁蝨山第二小学校、平成16年度卒業式校長祝辞より)



[53] 揺れる心 牡蠣羊羹 2005/11/17(Thu) 00:16
先生:「君たちは『小田原評定』という言葉を知っておるかな?」
生徒A:「わかりません。」
生徒B:「知りません。」
生徒C:「お猿のかご屋がほいさっさの、あれですか?」

先生:「君たち忍術を学ぼうとしているんだから、これくらいは知っておいてもらわないと困るよ。」
生徒ABC:「はーい。」
先生:「今から私が使う『惑わしの術』とは、小田原評定からヒントを得ているのだよ。
     迅速に決めなければいけないことを先延ばしにしていると敵は好機を逃す、
     そこへ付け入るために使う術だ。では、あそこに女性が3人いる。
     私が『惑わしの術』を実際に使ってみせるから、よく見ておきなさい。」

女性A:「んー、パスタって感じかな〜」
女性B:「そーねー、私はご飯ものが食べたいな〜」
女性C:「この『ランチセット』ってお得じゃない?色々選べるよ。」

先生:(ええいっ!)

女性A:「どれどれ〜?いいかも〜、ナポリターン!」
女性B:「あ〜、でもセットのご飯って白飯か〜、そういう感じじゃなくって〜」
女性C:「これってどれもカロリー高そうね」

先生:(とりゃあ!)

女性A:「カロリー高いのは困るかも〜、じゃあ単品で探そうかな〜」
女性B:「やっぱりドリア?『茸の炊き込みご飯御膳』も美味しそうだし〜」
女性C:「食べられる量だけ頼まないと、残したらもったいないもんね」

先生:(うりゃあ!)

女性A:「んーとー・・・」
女性B:「えーとー・・・」
女性C:「・・・」

先生:(たああっ!)

女性A:「ナポリタン?単品?」
女性B:「『茸の炊き込みご飯御膳』?」
女性C:「ランチセットAにドリンクバー付けよっかな」

先生:(でええいっ!)

女性A:「ドリンクバーかぁ〜、私もそれ付ける〜」
女性B:「えー、ここ日本茶ないからドリンクバー付けても意味ないしな〜」
女性C:「ドリンクバー付けるんだったら、デザートも入れよっかな」

先生:(ふんごぉぉぉ!)

女性A:「あ〜、デザート欲しい欲しい!」
女性B:「和風デザートは・・・」
女性C:「セットのデザートってちっちゃいのよね」

先生:(ぐはあぁぁっ!)

女性A:「んーとー・・・」
女性B:「えーとー・・・」
女性C:「・・・」

先生:「ぜえはぁ、も、もう1時になる頃じゃから、あの女性達のお昼休みも終わるはず、げほげほ」

生徒A:「はぁ」
生徒B:「へぇ」
生徒C:「ほぉ」

先生:「今日はこれで終了です。来週のこの時間までに『惑わしの術』について
     過去の文献を調べてレポート提出すること。はい、解散。」
ずざささささささ(枯れ葉がどこからともなく現れ消える先生)

生徒A:「うっわ、すげー散らかってるよ」
生徒B:「これ誰が片付けるの?」
生徒C:「俺たち?先生の出した枯れ葉なのに?」
生徒A:「って言ってもやっぱ先生だしなぁ、片付ける?」
生徒B:「つか、毎回これだったら俺たち困るよな」
生徒C:「でも就職に響くんだろ、この授業。困ったよな」
生徒A:「困ったな」
生徒B:「困ったな」
生徒C:「困ったな」

先生:「ふ、惑わされよって。今年の学生も頼りないのう。困ったモンじゃ。」



[52] その一瞬 Shi.Ma.Chu 2005/11/17(Thu) 00:03
その瞬間、僕達は一つになるのを感じた。
ふっと、思考が止まり、意味をなぞり、そして再び思いの輪が加速する。
そう、それまではお互いに接点なんて、何もないと思っていた。
僕はたった一人、誰とも触れ合わずにこれからも生きていくのだと思っていた。
それなのに、こんなふとしたきっかけで一つになれるなんて。
もちろん、本当に、本当に触れ合えるところは少ししかない。
それでも、いい。少しでもいい。
ほんの一時、考えてもらえないと分からないような、そんなつながりでも僕は満足だ。
僕達を結び付けてくれた、そのこころに僕は感謝している。
そのこころ。
あなたが、僕たちを一つにしてくれたんだね。



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「さあ、それでは「いろはの『い』の字」とかけまして」
「はい、では「船乗りの弁当」ととく」



[51] 読心術教室 YU-T 2005/11/16(Wed) 22:23 [URL]
さて、今日は私の読心術教室にお集まりいただき誠に有難うございます。
当教室では、呼んで字の如く、心を読む術を享受していただく事を目的とした、あくまで実用最重視をした教室です。
申し送れました、私、当教室の講師を勤めさせていただきます、心心読斎(こころしんどくさい)と申します。
それでは早速授業に移らせて頂きます。偏に『読心術』と申しましても、多様にございます。最も一般的なものは、相手の表情から心を読み取る方法ですが、これは一般的にも拘らず高度なテクニックと経験を要します。皆さんは、この教室に初めて来られた方ばかりですので、この高度かつ重要なテクニックを身に付けていただくまで、多少の時間を要すると思います。この期間は、個人によって様々です。本日の講義終了までに、あっという間に身に付けてしまう方もいるかも知れませんし、一ヶ月間通っていただいても中々入り口に辿り着けない方もいますでしょう。
しかし、ご安心ください。当教室では、必ず当たり、尚且つ簡単に身に付く読心術を、まず皆さんにお教えします。これさえ覚えれば、ビジネスに、学校生活に、また円滑な交際に必ず役立つ事でしょう。
それは如何なる方法か? それはズバリ、心に直接聞く事です!

皆さん、まずお疑いになられたと思います。そう! まさに今私はあなた方の心を読みました! しかし、この方法は
絶、対、です。

論より証拠。まずは私がやることで、そして何より、確実に相手の心が、正確に読み取れるかを、ごく簡単な方法で出来るかを、証明したいと思います。


講師はそう言うと、いきなり最前列に座っていた女子大生風の受講生の胸をむんずと掴んだ。

はい、あなたは今、私を痴漢と思いましたね!!



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