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[30] もし彼にIntelが。もし彼女にFRISKが。 みじお 2005/11/15(Tue) 00:11 [URL]
彼は医者。世間では名医で通っている。
彼の専門は心臓外科だが、無医村であったこの島に上陸してからは、専門外の小児喘息や豊胸手術やイヌの去勢まで手掛けている。街にいた頃は伊達男で鳴らしていたが、最近では身なりに気を配る時間もすっかり無くなってしまった。顎と口の周りにヒゲは伸び放題、黒々としたその面構えを指して、人々はなぜか彼を赤ヒゲと呼ぶ。特に理由はないだろう。

彼女は建築家。オフィスで設計図を広げてじっと考えこんでいる。
あふれ出る才能と若さと美貌を兼ね備え、世界的なプロジェクトを次々と成功させている。グラウンドセロの超高層ビルの基本設計から、大改造!劇的ビォフーアフターまで、硬軟取り混ぜて地面に立つ建造物に心血を注いでいる。巨匠・丹舌健三をしてそこに住みたいと言わしめた腕前は宇宙規模にして芸術的。予約は30年先までいっぱいだ。

彼の密かな楽しみは、まだ充分助かる患者に「手後れです」と告げること。
彼女の密かな楽しみは、身寄りのない老婆の家の床下にシロアリを放つこと。

嗚呼、もし彼にIntelが。もし彼女にFRISKが。
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[29] 「本気」と書いて「マジ」 「心太」と書いて「ところてん」 インザプール改め屯田伊勢丹プール 2005/11/15(Tue) 00:02
テングサを煮て溶かす方法は遣唐使によって日本に伝えられた。
当時、ところてんは「こころふと」と呼ばれ「心太」という字があてられていた。

その後、ところてんの呼び名は「こころてい」「こころてん」と変わっていき、江戸時代には「ところてん」と呼ばれるようになったらしい。

さはさりなん、酢の香りにむせながら季節はずれの心太をすする私の明日は、結構、心細い。




[28] 誤った用法 しーもす 2005/11/14(Mon) 23:05
1.「ペースメーカーが私の心の支えです」「私はニトログリセリンですなあ」
2.「もう胸が張り裂けそうですわ」叶美香
3.「俺は今、猛烈に冠動脈!」「また心にも無いことを」「あるって」
4.「なあ…みんな、俺って、バリバリ…か?」
 「どうしたんですか、心ここにアラジンって感じですよ?」
5.「二人の心を一つにして」「あっ、ハートのペンダント!」
6.「本日救心」



[27] 命名 詰めにくい 2005/11/14(Mon) 20:24
「腕はいかがでしょう。」
「うーん、腕ねえ…。」
「腕は…違うような気がするな。」
「私も,腕は違うと思います。」
「では,足では?」
「足も違うなあ。」
「違いますね。」
「足,足…土ふまず…かかと…つまさき…。」
「くるぶし…ひざ…弁慶の泣き所…」
「足にこだわりすぎないほうがいいよ。」
「ひじ。」
「わきのした。」
「頭。」
「えら。」
「こめかみ。」
「薬指。」
「乳首。」
「水かき。」
「むこうずね。」
「骨盤。」
「腎臓。」
「うーむ…。」
「うーむ…。」
「どれもぴったり来ないね…。」
「バラ肉。」
「前立腺。」
「クリトリス。」
「海馬。」
「椎間板。」
「三叉神経。」
「羽根。」
「触手。」
「大陰唇。」
「背びれ。」
「心。」
「ちんぽ。」
「……?」
「……いま,なんといった?」
「ちんぽ,ですか?」
「いや,その前。」
「えーと,なんだっけ,心?」
「あー,心ね。ココロ,ココロ。」
「悪くないんじゃないですか? 心。」
「うん。私もいいと思う。」
「いいね。うん,私はこれがいいと思う。皆さんどうですか?」
「賛成!」
「賛成!」
「では,わたしたちの設立する学校の名称は『聖心女学院大学』に決定致しました! 」
(拍手)




[26] ハートブレイク・ヒル 玄界灘男 2005/11/14(Mon) 19:56

俺は今、連続して続いているマラソンとしては世界一古い伝統のあるボストン・マラ
ソンに出ている。

すでに出発地点ホプキントンははるかかなた、ゴールライン周辺のプレス用の特別席
の喧騒さえ聞こえてくる。グリーンライン・コプレイ駅はクローズ、ボストン公共図
書館周辺は一般の人々さえ立ち入り禁止。まさに世界のランナーのための祭典だ。

俺はTシャツについた一角獣・ユニコーンのマークをそっと撫でた。このボストン・
アスレチック・アソシエーション(B.A.A.)のシンボルのついたTシャツを着るまで
にどんなに努力をしたかを思い返した。その苦労がスタートラインの下に立ったとき
に報われたと思った。今俺は走っている。ボストンの風になっている。俺は、あと少
しでゴールに飛び込むんだ。あとはゴール間際のダラダラの上り坂、人呼んで「心臓
破りの丘(ハートブレイク・ヒル)」だけが敵なのだ。魔の丘が見えてきた。傍らに
は見るからに貧しそうな兄妹が横たわっている。

「おにいちゃぁん、おにいちゃぁん、ひもじいよぉ。」
「我慢してくれ、我慢してくれ、妹よ。俺達孤児には幸せは微笑まないんだ。ほらド
ロップの音だよ。からから。」

胸がぎゅん、となる。思わず立ち止まって声をかけてしまいそうになる。幾ばくかの
小銭を握らせてやりたくもなる。しかし俺は負けるわけには行かない。走るんだ、そ
のために努力してきたんだ。

振り切るように兄妹を後にすると、少年とアライグマが森の入口に佇む姿が目に入っ
た。いかん!これは効いた、しかし俺の不屈のランナー魂の強靭さが俺を救った。何
人かのランナーはすでに頬をぬらして立ち尽くしている。彼らはやがてコースアウト
をするだろう、ここまで来てランナーは初めてこの難コースの真の意味を知るのだ。

そんな俺の耳にか細い声が聞こえて来た。

「ぼく、もう疲れたよ。」「ク〜ン、ク〜ン。」

「だめだ!眠っちゃダメだ!」俺のピッチが自然遅くなる。「今眠ってしまったら、
コンテスト入賞の知らせが聞けないじゃないか、だめだ!あ、空から天使が!」

俺の精神力が試されることになった。すでに立ち止まりかかった俺の隣をアフリカの
招待選手が走り抜けていく。あいつらはテレビを見たことがないから、こんなシーン
でも平気なんだろう。飢えや貧困だって単なる日常なんだろう。負けるわけには行か
ない、走ろう。俺は走らなければならない。

「マッチを、マッチを買ってください。」

俺は耳をふさいで走り続けた。一体いつまで続くんだ、この坂は。
そう思った俺の耳に観衆の歓声が聞こえて来た。やった、俺はこの坂を上りきったん
だ。ゴールはもう目の前なんだ。ふと気持ちが緩んだ俺の目に、観客席から応援する
老人と少女の姿が入った。

「おじい様、見て。みなさん一生懸命走ってらっしゃるわ。」
「そうだね、ペリーヌ。」

「ペリーヌ?・・・・ペリーヌ!」俺の足が一瞬止まる。
そうか、そうだったんだね、幸せになれたんだね、君が追い求めた幸せに手が届いた
んだ。

気付くと俺は立ち止まっていた。俺はもう走れないだろう。こんなアプローチは卑怯
だと思いながらも、人がなぜこの丘を「心臓破りの丘(ハートブレイク・ヒル)」と
呼ぶのかが判った。遠くからは声援が、そして立ち尽くし、老人と少女を見送る私の
頬は熱い涙に濡れていた。








[25] 心の広さ選手権(注:無駄に長い&度々削除すいません) 事情により匿名、消息不明の消息筋(konn) 2005/11/14(Mon) 19:12
司会『さて、今年も始まりました、心の広さ選手権。前回まで司会を務めていた山田の引退に伴いまして、私加藤が新しく今年から司会を務めさせて頂きます。解説は今までに引き続き、深山先生です。』
解説『どうも、深山です。下等さん、宜しく。』
司会『……加藤です。』
解説『あ、そうでしたね。ご免なさい下等さん。』
司会『……』
解説『さあ、今年も第88回心の広さ選手権、始まりましたねえ』
司会『第88回目は今日だけでしょう』
解説『いいえ、違います。第88回心の広さ選手権は今年で54回目です。』
司会『は?』
解説『この選手権は、峠八十八氏の発案によって、54年前の今日、スタートしたわけですが、その八十八氏の名前を記念して、第8回から枕詞として第88回をつけて呼ぶように義務づけられたのです。』
司会『はあ。そう言う物ですか。では説明ついでに、この選手権の歴史について、深山さんに解説して頂きましょう。』
解説「はい。この選手権は峠八十八氏の発案により、54年前にスタートしました。戦争の痛手から人々が復活してきた頃でした。そのころの人たちには、もっと心の休息が必要だったのです。」
司会『成る程。その様な背景があったのですね。』
解説『最初の内は、なかなか参加者が集まらず困っていたのですが、回を重ねる毎に段々と増えていきました。そして、第14回では1000人を数えました。司会s、そうすると同率の人が出てきて、俺の方が実は上だ、イヤ俺の方が……という争いが出てき、連続殺人事件にまで発展しました。』
司会『・・・』
解説「事件は次々と起こっていきます。謎の予告電話、深まる謎。次々殺されていく容疑者……果たして犯人を見つけることが出来るのか……!?」
司会「……話を戻して下さい。」
解説『あ……はい。めんどくさいなあもう。そこで、同率の者がでないようにするにはどうすればいいのか、皆が悩みました。そこへ、私が楕円幾何の世界をもって登場したわけです。』
司会『楕円幾何……?』
解説「一応解説しますと、楕円幾何と申しますのは、ユークリッドの第五公準、またの名を平行線の公理と呼ばれる物を否定した、非ユークリッド幾何学の一種です。平行線の公理というのは、有る直線に対して、その直線上にない点を通りその直線に平行な直線は一本だけ鹿内の云う直線だらけの公理です。これを否定した楕円幾何には、平行な直線という物が存在せず……」
司会「zzzzzz」
解説「おきろ」
司会「zzzz」
解説「喰うぞ」
司会『あ、すいません!思わず寝てしまいました!……ところで先生、もうそろそろ終わりにして頂かないと……』
解説『おっと、時間が来てしまいますね。まあ早い話が平行線が存在しない、転じてお互いの実力が平行線をたどることのないというまあ、一種の駄洒落ですな。がっはっはっは』
司会「……」

解説「あ、選手が入場してきましたよ」
司会「あ、その様ですね。さて、いよいよ始まって参りました第五十四回第88回心の広さ選手権。まず第一番目から入ってくるのは、期待の新星森山之慎太郎。以下ゾ続々と優勝候補質が入場してきます。」
解説「日本全国からかなりの倍率を勝ち抜いてきましたからねえ。どれも兵ですよ」
司会「さて、選手全員フィールドに着きました。そして、いよいよスタート!
おや、期待の新星森山、まず一気に面積を伸ばしていくぞー!?」
解説「はい。これが森山選手の戦法、超膨張性戦略ノビールノビールです。まず一気に自分の心を押し広げ、他の人の取る隙を与えないようにしているのです。」
司会「成る程。おや、そこに猛然と向かっていくのは、好み血20年の大ベテラン、通称青の金山だあああ」
解説「これも金山の得意とするところで、勢いよく拡がってくる相手に対して此方も勢いよくぶつかっていくことで相手の膨張を止め、更にはその反動で相手の広さを小さくするという物です」
司会「中央で激しい戦いを繰り広げている金山と森山ぁ。火花が散ってそのところに他の選手は飛び込めません!っと森山油断していたあ、末端の方から意識がそれている間に、黒い騎士の異名を取るリアティーが攻め込んでいる!」
解説「これも上手い。リアティーは良くこのようにして奇襲攻撃を仕掛けてくることで有名です。」
司会「さあて、どうする森山あ!勢いが衰えてきたぞー。リアティーと金山に挟まれどんどん縮んで行くぞーーーこのままでは森山は潰されてしまうのではないでしょうか?」
解説「いえ、彼はこのようなことに備えて、必殺技を準備してあると云うことでした。もしかしたら、それを使えば……」
司会「そうなんですか。さあどうする、森山!このままでは潰されてしまうぞーー!」
解説「あ、きました!これでしょう。」
司会「おーっと、森山潰されたかに見えたが、そこから一転、三者せめぎ合いのところがどんどんのびていく!っと、屋根を突き破りました!」
解説「これはかなり歴史的な瞬間ですね。今までの歴史の中で、2次元を離れて3次元へ持って行く選手は初めてです。」
司会「これはすごい!さあて相当伸びてきましたっ!森山まだまだ伸びるがほかの二人は限界が近づいてきている!」
解説「これは、二人がどう対応するか見物ですね。あれほどノバされたらもう離れられませんよ。」
司会「おおっとーー!?金山、いきなり回転し始めたぞー!?」
解説「無限に長い棒を回転させると、その周りでは過去と未来がつながってしまいます。もしかしたら、それを利用して、のbされてしまったのを逆手にとった戦略かもしれません。」
司会「なるほど……っといっている間に、棒の周りから歴代の優勝者が!」
解説「彼らに協力してもらうのでしょうね。」
司会「おや、段々回転している三人が倒れてきたぞー……完全にひっくり返りました。……おや、その真ん中に向かって周りのその他大勢の心が吸い込まれていく!」
解説「ブラックホール効果ですねえ。」
司会「ブラックホール効果……?」
解説「即ち、アインシュタインの目です。」
司会「はあ」
解説「つまりこちら側から見ればてっぺんは伸びています。しかしそれを逆から見て、更に視点を頂点に移すと、それは自分が無限に落ち続けているのと同じです。即ち、ブラックホールの特異点です。」
司会「ZZZzZZzzzz」
解説「おきろ」
司会「zzzzz」
解説「喰うぞ」
司会「はっはいっ。すいません、何か熱が出て一瞬寝ていました。つまり、ブラックホールに変わった、と?」
解説「そういうことです。ブラックホールになればありとあらゆる物を吸い尽くせますからね。」
司会「成る程、となると他の人には勝ち目が……おや?向こうから大群を引き連れてやってきたのは地獄の申し子、ジゴローだ!」
解説「これは見物ですねえ」
司会「おや、ブラックホールに近づくと……色々な物を投げ込み始めたっ」
解説「むむ、これは……なるほど。」
司会「どういう事なんですか?」
解説「先ほど、ありとあらゆる物を吸い尽くせると云いましたが、正確にはブラックホールには限界があるのです。その限界を超えるとブラックホールは蒸発して消えてしまいます。」
司会「ということは……それをやらかそうとしていると云うことですか!?」
解説「あり得ますね。一方では過去や未来から勝者が続々と召還されています。彼らを人柱にして、三人もろとも消滅させてしまう作戦かもしれません」
司会「すごい・・・」
解説「ブラックホールが蒸発しました。」
司会「とうとう決着がついたようです。ありとあらゆる物をブラックホールに投げ込んだ結果、横から来たジゴロー選手がまさかの大勝利を収めました!」
解説「今回の戦いは素晴らしい。2次元から、一気に3次元イヤ4次元はたまた10次元と、すさまじいことになりました。しかし、これでは何でも有りになって仕舞いアンフェアです。」
司会「今後の課題、ということですか?」
解説「いえ、もう考えてあります。」
司会「一体どうすると?」
解説「トポロジーの世界に持ち込みます。」
司会「さて、第54回第88回心の広さ選手権、会場全体を飲み込むすさまじい戦いでしたが、今年も終わりの時間が近づいて参りました。次の勝者は、あなたかもしれません。それでは、またお目にかかりましょう。」



[24] (削除)事情により匿名、消息不明の消息筋(konn)2005/11/14(Mon) 19:03




[23] (削除)事情により匿名、消息不明の消息筋(konn)2005/11/14(Mon) 18:58




[22] 取調べ くもすけ 2005/11/14(Mon) 12:34

「じゃあな。お前の目の前に箱があるとするだろ?」
「はぁ」
「中に入っているものは何だ? 1番ボール、2番ケシゴム、3番ナイフ」
「ボールですかねぇ」
「……そうか。じゃあ、道の上にぬいぐるみが落ちていたとするぞ?」
「ええ」
「お前ならどうする? 1番抱き上げる、2番無視する、3番ナイフで刺す」
「2番」
「……ふーん。じゃ次。待ち合わせの相手が1時間遅刻してやってきました」
「そんなに待てないですよ」
「待ったとするんだよ。で、お前ならどう思う? 1番気にしない、2番軽く腹が立つ、
3番ナイフで刺してやりたいと思う」
「……あのぉ。誠に申し上げにくいんですが」
「何だよ」
「心理テストで何言ったって自白にはならないんじゃないですか。刑事さん」




[21] アンケート Belial 2005/11/14(Mon) 11:40
”ココロ”といえば何を思い出しますか?

1位 親分   77%
2位 図書館  15%
3位 夏目漱石  6%
   その他   2%

宝塚市立手塚治虫記念館にて調査。


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