第34回嘘競演(2ページ)

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[20] 短編小説　「別れ」 ぶぶじ 2005/11/13(Sun) 22:04

列車のホームでうつむく男と女…

「ねぇ…ホントに行っちゃうの？」

「ああ･･･仕方無いんだ･･･夢のためにも。」

「ねぇ！やっぱり行かないでよ！」

「本当にすまない･･･でもやっぱり･･･」

「あなたは私にいろいろな事を教えてくれたじゃない！！
　人を愛する心、人を愛する楽しさ、人の優しさ。
　ねぇ！どうして行っちゃうのよ！！」

「････････」

「分かってるわよ。あなたが夢を追いたい気持ち。
　でも、もう少しここにいれないの！？」

「･･･････････本当にすまない。謝っても仕方ないと思うが･･･やっぱり行かなきゃならない。」

「････････」

「･･･もう列車も着てる。」

「･･･やっぱり･･･行かないでよ･･･」

「もう一度最後に謝る。すまない。また会える事を願うよ。」

「･････････」

「さっきお前は、俺から色々教わった、って行ってたよな？」

「･･･うん。」

「最後は俺がお前に教わったよ。「愛する人と別れる悲しさ」を。」

「ふふ･･･私もよ。」

「今までありがとう。」

プシューッ、ガタガタ

「やっぱり行かないで！行かないで！！」

列車を追いかける女の目から、雫が雨のようにこぼれ落ちた。

(ＢＧＭ：世界の車窓から　オープニング)

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[19] 振り向くな、君は美しい 週刊魚魚 2005/11/13(Sun) 20:46 [URL]

柳沢　　「ぬおりゃあああっ！」

アナ　　「おおっと！生類憐高校の柳沢君、小学生が街を美しくしようと駅前に植えた
　　　　　花壇を見事に踏みにじったあ！」

解説　　「いやあ、まったくこれはひどい。小学生達に心の傷を深々と刻み込みました。
　　　　　さすがに柳沢君、超高校生級の心なさですね。」

アナ　　「これは橘君もつらいことになってきましたね。」

解説　　「そうですね、初出場の墾田永年私財高校一部の心ない人部を決勝進出まで導
　　　　　いた橘君ですが、やはり心なさのプリンスと呼ばれる柳沢君が相手では厳し
　　　　　い戦いとならざるをえませんね。」

橘　　　「くそうっ、柳沢、なんて心ない奴…」

柳沢　　「ふっふっふ、どうした？橘？もう限界か？だったら参ったと言うんだな。」

橘　　　「くっ…俺は、俺はまだ負けちゃいねえっ！」

柳沢　　「ふっ、面白い！だったら遠慮なく行かせてもらうぜ！だりゃりゃりゃああっ！」

アナ　　「おおおっとお！柳沢君、犯罪被害者の家族の方の自宅に、怒涛の無言電話攻
　　　　　撃だ！」

解説　　「いやあひどい、家族の方の心労をなんだと思っているんでしょうね。まった
　　　　　く心ない。」

柳沢　　「まだまだあっ！そりゃああっ！」

アナ　　「おおっと！柳沢君、若手芸人の前に現れ、そのネタもう飽きたと言い放った！」

解説　　「お笑い芸人はガラスのハートだということをまったく考慮に入れていません
　　　　　ね。実に完璧な心なさです。」

橘　　　「う…う…」

柳沢　　「ふっふっふ、そろそろ遊びは終わりだ。とどめをささせてもらうぜ！」

橘　　　「…だ、だめだ…」

藤原　　「橘君！負けないで！絶対勝つって言ってたじゃない！」

橘　　　「ひ、ひかり！なぜここに!?お前、ロンドンに行くんじゃなかったのか!?」

巨勢　　「橘！一部の心のない人部での練習を信じるんだっ！」

橘　　　「先生！」

大伴　　「しっかりしろ橘！負けたら承知しねえぞっ！」

橘　　　「番長！」

長屋　　「準決勝で戦った時のお前は、そんなもんじゃなかったはずだぜ！」

橘　　　「ライバル！」

石川　　「橘君！今までのことはあやまる！だから勝つんです！君が勝ったら、廃部命
　　　　　令は取り消しです！」

橘　　　「小役人！」

紀　　　「橘！」　

石上　　「橘！」

県犬養　「橘！」

橘　　　「みんな！うおおおっ！俺の、俺の全てをこの技にかける！」

柳沢　　「来るかっ！」

橘　　　「とおりゃあああっ！」

アナ　　「おおっ！橘君が電話をかけたああっ！」

警察　　「こらお前ら何やっとんねん。」

アナ　　「おおっと！国家権力だああっ！警察の登場だあっ！」

警察　　「花壇めちゃくちゃにしたんお前か。ちょっと来い。」

柳沢　　「ぼ、僕そんなの知りませんよう。」

アナ　　「なんということでしょう！橘君、この第21回全国高等学校一部の心ない人選
　　　　　手権を警察に通報したようです！そして柳沢君に各種法令違反の容疑がかかっ
　　　　　たあ！」

解説　　「いやあこれは驚きました。これでは全国高等学校一部の心ない人選手権は中
　　　　　止のほかないですね。
　　　　　選手権の輝かしい伝統も、全国3000校、23万人の高校一部の心ない人部員の
　　　　　努力も全て水の泡です！
　　　　　一部の心ない橘君の行為でこんなことになってしまうとは！
　　　　　まったく残念であるとともに恐ろしいです！」

警察　　「ええからお前らも来い。」

アナ　　「それではみなさまごきげんよう！」

柳沢　　「橘…今回は俺の負けだ！だが、俺は決してあきらめねえ！いつかお前より心
　　　　　なくなってやる！」

警察　　「はよ来んかい！」

柳沢　　「や、やめてくださいよう。」

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[18] (削除)週刊魚魚2005/11/13(Sun) 20:45

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[17] (削除)週刊魚魚2005/11/13(Sun) 20:28

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[16] 飛び出せ！青春 Shi.Ma.Chu 2005/11/13(Sun) 19:47

涙→汗
充血→大出血
鼻水→軟便
花粉症に伴う涙目→全身汗びっしょり
まつげ→毛髪
目やに→垢
眼精疲労→筋肉痛
アレルギー性結膜炎→じんましん
ものもらい→ソンブレロ
目薬→入浴剤
ウイルス性結膜炎→はしか
角膜炎→ひどい切り傷
眼帯→包帯
網膜剥離→全身を強く打って重体
緑内障→腹部膨満感
白内障→白内障
飛蚊症→目の前のふわふわしたものをつい追ってしまう

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[15] 小沢昭一の小沢昭一的こころ「エロ本について考える」 Donald Mac 2005/11/13(Sun) 15:43 [URL]

今週は「隠したエロ本について考える」と銘打ち、あることないこと、サラケ出したお噂でご機嫌を伺うコンタンなんでございますよ。

宮沢おとうさんの息子さん、幸いにしておとうさんに似ることなく、学業優秀・将来は博士にでもなろうかというなかなかデキのおよろしいご子息さんなんでございます。
宮沢おとうさん、何を思ったかセガレが何を生業としているのか知りたくなったか、はてまたただの子をを思うにかこつけ覗き見か、息子さんの部屋をこっそり闖入あそばした。
ご自身がそうであったように、押し入れになにやら艶ぽぉいビデオやエロ本でもあるのでは‥‥と、要はただのスケベ根性が‥‥いえいえ、決してそんなことはございません、息子を案じての親心なんでありますよ、けっして。

お部屋にはいりますと、どうもなにやら、あまり見たことのない文字の並んだ洋書が方々に平積みしてありまして。学究肌のかたのご書斎‥‥とはいっても６畳１間なんでございますが‥‥に、ところ狭しと積んである。
それでも宮沢お父さん、むむ！この中に海外モノひそみしに相違なしと、まずは手許の一冊を手に取り、パラパラと眺めた。なにやら難し気な記号がかいてあり、うーむ、どうもこれでマスはかけそうもないな、などとひとりごちているんでございます。いいかげんその発想から離れたらどうなんだ、宮沢おとうさん！でありますが、かたくなにわが息子も人並みにエロ本があるはずだと、妙なトコロに意固地でございまして。辛うじて読める「エマニエル夫人」なんて単語を手当りしだい、あせくるんであります。

「へえ。お父さん、スーパーストリングなんか調べてるの？」
ふと振り返るとわが優秀なるセガレがニヤけながら、お父さんに声をかけるんでありました。
いまさら洋モノエロ本探していたとは言えない宮沢お父さん、しどろもどろに、しかし大してありもしない父親の威厳を毛穴という毛穴からむりやり噴出し、なんとかとりつくろうのでありますよ。
「ん？‥ま、まあな。
　ははは。
　この歳になると、なかなか、最近の流れには疎くなりがちなモンでな‥‥」
宮沢おとうさん、ガマの油状態でなんであります。
「おとうさんのその向上心には、本当に敬服するよ。」
宮沢おとうさん、デキのよいセガレに持ち上げられ、ますます立つ瀬なくなるんでございますよ。
「ちょっと難しい理屈だから、かいつまんで説明するね。
　スーパーストリングスに則ると、粒子は粒ではなく、端が繋がり環状の小さなストリングスだという
　ロジックに則る。数学的には簡単な展開式になるよね、それだと。
　直線として理念化すれば点の次に単純な形式として計算できるでしょ？
　これだと粒子理論だとすごく不可解だった質量問題、電荷問題、ストレンジ性が
　一応クリアできるので、まあ理屈としては一説として構築できる。
　クオークが粒子でなくストリングスの両端だとすれば、ストリングスを断ち切れば、別クオークの
　発生も一応説明できるでしょ？」

おとうさん、スーパー重力レベルで頭の進化が止まっておりますから、すでにストリングスがおわかりにならない。クオークう？なんだ、DTPソフトがバージョンアップした話か？威厳はがらがらと音たてくずれてゆく按配でして。

「ストリングス計算式の面白いところは、次元数の多いほうが安定した計算式を獲得できること。
　例えば量子論なら電磁波を光子に翻訳できるし、重力波は重力子として再構成できるでしょ？」
でしょ？とか言われても、おとうさん、困るんであります。おとうさんの頭の中では重力波は絶対ボソンなんでありまして、フェルミオンの親戚でグラヴィティーノなんでありまして、スーパーシンメトリーじゃなきゃ、おわかりにならないんであります。

おとうさん、とにかく
「ま、次元の違うハナシ、ってことかな‥‥ははは‥‥」
小林清志さんの声優のお仕事ぶりを口にしているワケではございませんが、力なくセガレの部屋をとぼとぼと出るのでありました。拝聴するところ、だいぶ“次元”の意味が異なるようでございますよ。

「隠したエロ本」に考えてまいりましたが、いいお噂もございませなんで、反省することしきりです。もうエロ本については忘れまして心機一転、さらりと西の海に流しまして、次回はストリップについて考えるんでございますですよ。そんなもの考えなくともいいと思いでしょうが、考えたいのでありました、ちかごろのニッポン、めっきり少なくなりましたおねえさんの丸ハダカ生身のご開陳、場末にしかなくなってしまったストリップ芸についてに考えざるを得ない。しかし、あれ、酔った勢いですらその話が出ないのは一体どういうことなのか、世のおとうさんがたは、そんなにもスマシた人種に成り下がってしまたのか？そんな社会学的考察にも及ぶという、さ、心を入れかえての、次なる「ストリップのスピリットについて考える」あしたのココロだあ！

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[14] 心技体 吾心 2005/11/13(Sun) 12:18

はじめに、スポーツ界の心技体。
心：闘争心、平常心、試合を諦めない不屈の精神、など。
技：日ごろの練習、技能の研究、など。
体：肉体の強靭さ、打たれ強さ、しなやかさ、など。

次に、政治家の心技体
心：選挙民への笑顔、非難に動じない心、信念を曲げない、信念を曲げる、など。
技：多数派工作、裏取引、資金集め、資金隠し、など。
体：選挙期間を乗り切るスタミナ、牛歩戦術を行う持久力、妾、など。

つづいて、ひきこもりの心技体
心：世間体や取り残され感、罪悪感などの不安、そしてそれを振り払う勇気、など。
技：誰とも合わずにトイレへ行く方法、会話をせずにそれとなく献立の希望を伝える術、など。
体：体力の温存。

つづきまして、風俗嬢の

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[13] 只の飲んだくれに非ず 吾心 2005/11/13(Sun) 11:36

「火垂るの墓」
太平洋戦争末期、空襲で母と家を失った幼い兄妹に降りかかる悲劇を描いたアニメ映画。
毎年終戦記念日前後に放映され、見る者の胸を張り裂く。
原作者は野坂昭如。またの名を「心臓破り野坂」

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[12] (削除)ｐａｍｅｒａ2005/11/13(Sun) 11:24

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[11] 国営 吉田書院(41) 2005/11/13(Sun) 10:43

『大和田さん壇さんで大和田さんから』

『夏目漱石』
『ホモ？』

『恋』
『ホモ行為？』

『親』
『近親ホモ行為？』

『女』
『近親同一性障害ホモ行為？』

『壇さん、ゴールデンタイムですから』

『模様』
『横断歩道？』

「バク、なんじゃそりゃ」

『指圧』
『愛撫？』

『壇さん、ゴールデン…』

『親分』
『コマツ？』

「おい、それまでのヒントはどこ行った？」

『ルイ15世』
『ロココ』

『カエル』
『ケ、ケロ？』

『大和田さん、ワンワンコーナーじゃないです』

「揺れたわ」
「ああ」
「結構大きいわね」
「ああ」
「テレビ点けて？」
「見てる」
「ＮＨＫになってる？速報やるでしょ」
「ああ」
「震度４。ね、結構大きいと思ったの」
「ああ」
「何考えてるの。ここにあらずじゃない？」
「何が？」

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