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[10] 心の風邪 梅千代 2005/11/13(Sun) 10:29 [URL]
ごめん、今夜もだめだ…。こんなに君のことを愛してるのに…」
「ううん、気にしないで。私はこうやって、あなたのそばにいるだけで幸せよ」
「ありがとう。最近、なんだか気持ちが落ち込んで、仕事にも集中できないんだ…。夜もよく眠れないし…」
「まあ、急に痩せたのもそのせいなのね」
「うん…。食欲がなくってね。何もする気が起きないし、胸が重苦しくて、悲しいことばかり考えてしまうんだ…」
「病院に行った方がいいんじゃない?もしかして、それは………」


ハ、ハ、ハーークション!……ズルッ


「キ、キャー。あなた…乳首から鼻水が出てるわよっ」


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[9] 九州場所注目力士紹介 橋川桂 2005/11/13(Sun) 09:47
横綱双羽黒が趣味はパソコンと広言して、
一部の好角家の眉をひそめさせた昭和の御世も今は昔か。
そんな感慨を覚える。
今場所新十両の闘心である。
右上手をとっての寄りに強味を見せる実力派だが、
本名の神岸から改名したこの四股名、
実はネット上で公募、投票によって決めたもの。
変り種というより、これが当世風ということか。

協会幹部の中に抵抗も強く、温厚で知られる北の湖理事長が
無言で湯呑みを握りつぶした、などとも聞くが、
貴乃花親方ら若い世代には「面白い試み」と歓迎する声も。

「早く(木村)庄之助さんに名前を呼ばれるところへ行きたい」
と、当人はすでに入幕、そして横綱朝青龍との結びの一番を見据えている。
しかしまずは一日一番、新十両の今場所は、
一回でも多く「とぅはーと」の勝ち名乗りを
九州の土俵に響かせたい。



[8] クライシス なんしぃKIM 2005/11/13(Sun) 09:26
「タケシさん!大変よ!人々が続々とカルト教団へと入信していくわ!」
「くそっ!町じゅうのカレーの中に、人心を操る成分が含まれていたんだ!」
「まあ!インドコントロール!」





[7] 心の旅 小象 2005/11/13(Sun) 04:16
あああああだからもう今夜という今夜は絶対にやる。何が何でもやる。あんな事
もこんな事も全部やってやるぞぅ!
どうせ明日の今頃はもう汽車に乗ってるんだ。後の事なんざ知るもんか!うけけ
けけけ!




[6] 無職の日系フランス人男性、逮捕 事情により匿名、消息不明の消息筋(konn) 2005/11/13(Sun) 00:33
東京都在住の無職自称怪盗の日系フランス人、ルパソ三世容疑者がが今日逮捕された。

罪状は、狩押徒労 家の令嬢クラソスさんの心を盗んでいった疑い。
取り調べに対しルパソ氏は罪を認め、『ムシャクシャしてやった。誰でも良かった』と供述している。
クラソスさんの心はルパソ氏の宅で押収され、無事ご本人に返却されたという。

ルパソ容疑者は以前にも、国際刑事警察機構(通称インターポール)勤務の銭形警部の心を奪っているが、その件については『あんなヤツにはつきあっていられない』『本人に返したら、今より迷惑を掛けられる』『それならいっそ奴は一生ルパソと遊んでてくれた方がありがたい』等の理由により不起訴処分となっている。



[5] 先生伝説 詰めにくい 2005/11/13(Sun) 00:30
・若い頃は結構ワルだった。
・京都に旅行に行ったときに酔っ払って仏像の指を折ったことがある。
・本人は「漱石の坊っちゃんのモデルは俺だ。」と言っているが、実は「野だいこ」のモデル。
・実は心中未遂を3回ぐらいやっている。3回とも女だけ死んだ。
・「先生の墓」というのが青森県にある。
・明治天皇に殉じて死んだというのはウソで、中国にわたってジンギスカンになった。
・それは借金を逃れるためである。




[4] こころ 48〜49 Donald Mac 2005/11/12(Sat) 23:52 [URL]
48

ところがその晩に、Kは自殺して死んでしまったのです。いつも東枕で寝る私が、その晩に限って、偶然西枕に床を敷いたのも、何かの因縁かも知れません。
私は枕元から吹き込む寒い風でふと眼を覚ましたのです。
見ると、いつも立て切ってあるKと私の室との仕切の襖が、この間の晩と同じくらい開いています。けれどもこの間のように、Kの黒い姿はそこには立っていません。私は暗示を受けた人のように、床の上に肱を突いて起き上がりながら、屹とKの室を覗きました。洋燈が暗く点っているのです。それで床も敷いてあるのです。しかし掛蒲団は跳返されたように裾の方に重なり合っているのです。そうしてK自身は向うむきに突っ伏しているのです。

私はおいといって声を掛けました。しかし何の答えもありません。
おいどうかしたのかと私はまたKを呼びました。それでもKの身体は些とも動きません。
私はすぐ起き上って、敷居際まで行きました。そこから彼の室の様子を、暗い洋燈の光で見廻してみました。

私の眼は彼の室の中を一目見るや否や、あたかも硝子で作った義眼のように、動く能力を失いました。私は棒立ちに立ち竦みました。それが疾風のごとく私を通過したあとで、私はまたああ失策ったと思いました。もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる全生涯を物凄く照らしました。そうして私は朋友にまず伝えねばと携帯電話を取りに、わが室へ戻りました。

「いい強角膜が手に入るぞ。え?手続き?そんなのはあとにしてくれ給へ。
 Kだよ。頸部大動脈切開に拠る自傷だ。幸い角膜に損傷はない。うむ。
 単離施術が要る。保存液とスタアチェンバを持ってきてくれ給へ。
 これで飯田橋の君が悩んでいたあの患者さんへの移植ができるじゃあないか。
 すぐに摘出道具を持参し、ここに来給へ、A!」

「Bか?寝ていたのか?すまぬ。急事なのだよ。Kが自殺した。うむ。
 Kの骨髄はハブロタイプではなかったかね?そうだったね?
 すぐにうちに来て摘出にかかり給え。雑司ヶ谷のあの患者さんへ移植できるのではないかね?
 そうだ。今瀕死状態だ。今摘出すれば、早ければ明日の朝イチから移植術式にかかれる。
 すぐに来給へ!一応HLAテストを用意させておいたほうが無難だらう。おそらく私の記憶に間違いなければ
 一致するはずだ。」

「C先生。夜分に申し訳ありません。Kが自傷いたしました。
 止血処置はいたしましたが、残念な結果になりそうです。
 このような夜半にご連絡申し上げたのは、他でもありません。C先生。
 KはHLA抗原に適応力の高い腎臓をお持ちなことを、覚えておられますか?
 ‥‥ええ、そうです。あの、Kです。
 今なら生体腎摘出が可能ですが?‥‥わかりました。簡略術式を整えておきます。
 ただこちらは一介の書生の下宿です、設備の不備はご容赦いただけますか?‥‥ありがとうございます。
 先生は移動用の器具と、術式手配をお願いいただけますか?それでは。」

 「D君かね?急事なので連絡させてもらった。許してくれ。
 Kが自傷した。詳細はこちらに来てから、状態を確認してくれ給へ。
 連絡したのは、Kが頸部大動脈損壊に拠る自傷である点なのだよ。
 そう。
 他部の皮膚は全くの無傷だ。そう。むろん顔面皮膚一式も臀部・背部表皮も、まったくの無傷だ。
 一昨日の中野の中央病院での重度熱傷患者へ移植できる可能性が高い。簡易検査一式を検査技師へ手配し
 こちらへ来給へ。これは私の見立てだが、移植できる可能性は高い。Kの皮膚性抽検を手配してほしい。」

「Eかい?夜勤中の処を済まない。誰かと交替し、こちらに来れないかね?
 いや。いつものどんちゃん騒ぎじゃあない。もっと緊急だ。
 Kが自傷行為に出た。そうだ。あの、Kだ。
 インスリノオマ対象として摘出できる可能性がある。Kの膵臓のデエタがそちらにあるだろう?
 合致する患者があったらすぐに知らせてほしい。生体膵臓摘出後、そちらへ搬送させる。
 急を要するのだよ。君が連日の夜勤で眠い点は同情するが、これで助けられる患者の可能性が
 大いにあるんだ。
 頼む!‥‥ありがとう。連絡を待っているよ。」

「Fさん?夜中に済まない。
 生体摘出術式を一斉におこなう手筈になった。場所はわたしの下宿。
 そう怪訝な声でいぶかしがらないでくれ給へ。
 相当量の生理水と抗生物質が必要だと見ている。一斉摘出術式につき1000単位での調達は
 即座に可能かい?‥‥そうか。それは助かる。
 詳しい事情は私の部屋の状況を見てもらえば、貴女ならわかるだろう。
 すまないが、調達をお願いできないかね?‥‥1時間半後なら?結構。大変有難いよ。
 よろしく頼む。」

私はここが一介の書生の下宿であり、どうか事を荒立てず騒がず静かに来訪することを各人にひとこと添え、朋友へ次々と連絡をとりました。
朋友はそれぞれの専門器具と簡易検査具、それに検査技師を引率し、こっそりと、だが迅速に施術は黙々と隣室で遂行されはじめました。

それでも私はついに私を忘れる事ができませんでした。
私はすぐ机の上に置いてある手紙に眼を着けました。
それは予期通り私の名宛になっていました。私は夢中で封を切りました。しかし中には私の予期したような事は何にも書いてありませんでした。私は私に取ってどんなに辛い文句がその中に書き列ねてあるだろうと予期したのです。そうして、もしそれが奥さんやお嬢さんの眼に触れたら、どんなに軽蔑されるかも知れないという恐怖があったのです。私はちょっと眼を通しただけで、まず助かったと思いました。固より世間体の上だけで助かったのですが、その世間体がこの場合、私にとっては非常な重大事件に見えたのです。
手紙の内容は簡単でした。
そうしてむしろ抽象的でした。
自分は薄志弱行で到底行先の望みがないから、自殺するというだけなのです。
それから今まで私に世話になった礼が、ごくあっさりとした文句でその後に付け加えてありました。世話ついでに死後の片付方も頼みたいという言葉もありました。奥さんに迷惑を掛けて済まんから宜しく詫をしてくれという句もありました。国元へは私から知らせてもらいたいという依頼もありました。一晩寝かせたカレーの旨味が増す理由は馬鈴薯が溶け出すことも書いてありました。昨晩Kから借りた推理小説の犯人の名もありました。必要な事はみんな一口ずつ書いてある中にお嬢さんの名前だけはどこにも見えません。
私はしまいまで読んで、すぐKがわざと回避したのだという事に気が付きました。
私は顫える手で手紙を巻き収めて、再び封の中へ入れました。私はわざとそれを皆なの眼に着くように、元の通り机の上に置きました。そうして振り返って、襖に迸っている血潮を始めて見たのです。


49

私は時々奥へ行って奥さんを起そうという気になります。けれども女にこの恐ろしい有様を見せては悪いという心持がすぐ私を遮ります。奥さんはとにかく、お嬢さんを驚かす事は、とてもできないという強い意志が私を抑えつけます。私はぐるぐる廻り始めるのです。檻の中へ入れられた熊のような態度で。

我々は7時前に起きる習慣でした。学校は8時に始まる事が多いので、それでないと授業に間に合わないのです。下女はその関係で6時頃に起きる訳になっていました。しかしその日私が下女を起しに行ったのはまだ6時前でした。
すると奥さんが今日は日曜だといって注意してくれました。奥さんは私の足音で眼を覚ましたのです。
私は奥さんに眼が覚めているなら、ちょっと私の室まで来てくれと頼みました。奥さんは寝巻の上へ不断着の羽織を引っ掛けて、私の後に跟いて来ました。

私は室へはいるや否や、今まで開いていた仕切りの襖をすぐ立て切りました。
そうして奥さんに飛んだ事ができたと小声で告げました。
奥さんは何だと聞きました。
私は顋で隣の室を指すようにして「驚いちゃいけません」といいました。奥さんは蒼い顔をしました。「奥さん、Kは自殺しました」と私がまたいいました。

奥さんはそこに居竦まったように、私の顔を見て黙っていました。その時私は突然奥さんの前へ手を突いて頭を下げました。
「済みません。私が悪かったのです。あなたにもお嬢さんにも済まない事になりました」
と詫まりました。私は奥さんと向い合うまで、そんな言葉を口にする気はまるでなかったのです。しかし奥さんの顔を見た時不意に我とも知らずそういってしまったのです。Kに詫まる事のできない私は、こうして奥さんとお嬢さんに詫びなければいられなくなったのだと思って下さい。つまり私の自然が平生の私を出し抜いてふらふらと懺悔の口を開かしたのです。
奥さんがそんな深い意味に、私の言葉を解釈しなかったのは私にとって幸いでした。
蒼い顔をしながら
「不慮の出来事なら仕方がないじゃありませんか」
と慰めるようにいってくれました。奥さんはの眼前には、すべて一夜のうちに簡易臨床適合検査と摘出施術を済ませ、剥ぎ取れる皮膚・臓物・神経系繊維を全て持ちだし終わり、只の幾片かの肉塊と数種の骨片しか残らない“元”Kの一塊の容、それに襖に迸る多量の血潮を改めてまじまじと見巡しました。
「わたくしの知人に、マクドナルドの食材調達主任がおりますの。
 お国元のご両親様へ、このお肉について、ご確認をおとりすることは、お許しいただけますでしょうかね?」
未だ消毒臭漂う室で、私はできる限りの誠意を込めてこういいました。
「脳は‥‥脳は横浜中華街のほうが高く買ってもらえるでしょう」
初出:「朝日新聞」1914(大正3)年4月20日〜8月11日




[3] 目的 吉田書院(41) 2005/11/12(Sat) 23:43
「あ、髪切った?」
「そう。ちょっとなのによく分かったわね」
「かわいいじゃん」
「うれしい」
「…ああ、この前、助かったよ。買い物とか行けないでしょ。結構つらいんだよね」
「だと思ってね」
「うつらなかった?大丈夫?」
「今のところ」
「助かったっていうか、なんか気持ちがうれしかった」
「…」
「ここんところ、仕事が結構遅くまででさ」
「…」
「まあキミがいてよかったよ」
「…」
「あんまり遅くに電話するのもどうかと思うんだけど」
「…」
「なんていうのかな。キミと話すると気持ちが落ち着くんだよ」
「…」
「どうしたの。なんで黙ってるの?」
「ひどい。私の心だけが目的だったのね」




[2] まあ気を楽に しーもす 2005/11/12(Sat) 23:32
♪カウンセラ〜 なるようになる〜



[1] 開始ですよ くまきち 2005/11/12(Sat) 23:01
第34回嘘競演コロシアムオープンの時間がやってまいりました。

揺れる思いに震える思い、
あなたのココロをおもいっきりぶつけちゃってくださいませ。
ゆっくり、じっくり楽しみましょう。

さてさてさて、これからちょうど一週間持続する魔法をかけます。


それでは、投稿スタートォ!


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