Web 嘘競演 ▲嘘競演トップ
■投稿する
■クロニクル
■新規順リスト
■投票結果
■使い方
■番号順リスト
■最新作品
■感想(ラウンジ)
■検索
■お題とルール
■ツリー状リスト


<<Prev | Next>>
[70] スーホの白い馬 (お題: 馬) しーもす 2005/01/10(Mon) 21:37 [返信]

むかし、モンゴルにスーホという貧しい羊飼いの少年がいました。
スーホはある日、羊を何頭か売ったお金で白い子馬を買いました。
やがて、その馬を大切に育てたスーホは、殿様の開く競争大会に出ることにしました。
一着になると、殿様の娘と結婚できるというのです。

スーホは白い馬に乗り、みごと一着になりました。しかし。
殿様は「お前のような、どこの馬の骨だかわからん男に、娘はやれん!」と、けんもほろろです。
それどころか、家来に命じて白い馬をスーホから取り上げてしまったのです。

連れて行かれようとするスーホの馬、しかし、家来を振りほどいてスーホのもとへ逃げようとした馬は、
家来たちに矢で射られてしまいました。

悲しみに暮れるスーホに、ある日夢の中で白い馬が現れました。
「私の骨で楽器を作れば、ずっと一緒にいられますよ」

スーホはさっそく馬の骨で楽器を作りました。
弾いてみると、それは哀しい音色で「ヤレーン、ヤレーン」と、殿様に吐き捨てられた言葉のように聴こえたので、
その楽器は「罵倒琴」と呼ばれるようになりましたとさ。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[69] うままめちしき2 (お題: 馬) さすけ 2005/01/10(Mon) 20:50 [返信]

 西洋音楽の中核をなす弦楽器、ヴァイオリン属の弓には、
古くから馬のしっぽの毛が使われています。
その起こりは「曲がうまく弾けますように」という演奏家のげんかつぎにあり、
興味深いことにアジアの弦楽器、馬頭琴にもヴァイオリンと同じ理由から
馬の彫刻が施されています。

 この弦楽器に特有の風習が、日本語の「げんかつぎ」の語源になった、
という説もあります。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[68] 僕のねえちゃんが帰ってきた (お題: 馬) コウヘイ 2005/01/10(Mon) 20:14 [返信]

ねえちゃんが3年ぶりに帰ってきた。
最近は食事の時以外は寝てばっかりいる。
お母ちゃんは
"そっとしておき、何も聞くんじゃないよ"
とぼくに耳うちする。

夕暮れ、おかあちゃんが買い物に行ったとき、
めずらしくおねえちゃんが起きていて
縁側でタバコを吸っとった。

「ねえちゃん、あの人どうなったの?」
「白馬の王子様にね、"地上の楽園に連れてってやる"
って言われてついついその気になったのはいいけんど、
行った先で部屋に閉じ込められて、殴られてばっかりだった。」
「ねえちゃん、ひょっとして外国でいじめられていたの?」
「外国かぁ〜。そうだねぇ、外国みたいなとこだったねぇ〜。」

ねえちゃんは吸い終わった後のタバコを、かあちゃんが庭で作っている
きゅうり畑に投げ捨てた。
ぼくが"いけないんだ〜"というとねえちゃんは"ごめん、ごめん"と
拾いに行った。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[67] うままめちしき (お題: 馬) さすけ 2005/01/10(Mon) 20:07 [返信]

 西洋では古くから、馬の蹄鉄が魔除けや幸運のお守りとして大切にされています。
その謂れは、イギリスの神父ダンスタン(後のカンタベリー大司教)が
「これからもものごとがうまくいきますように」と
人々に蹄鉄をくばって歩いたというお話が起源とされています。

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[66] ひと (お題: 馬) 週刊魚魚 2005/01/10(Mon) 18:30 [URL] [返信]

【バトゥ】 (1207年 - 1256年)

チンギス・ハーンの長男ジュチの次男で、キプチャック・ハン国の創設者。

オゴタイ・ハーンの命を受け、モンゴル大騎馬軍団を率いてヨーロッパ遠征を行い、
ロシア、ポーランド、ハンガリーを支配下に置いた猛将で、街の人間を皆殺しに
するなどと、敵味方からもたいへん恐れられた。
オゴタイ・ハーンの死去に伴い、バトゥはクリルタイ出席のために軍を引き返し、
その後、ヴォルガ川河畔のサライに首都を築いてキプチャック・ハン国を建設し
南ロシアを中心に広大な領土を支配した。
厳格な支配者として君臨していたが、ある雨の日、段ボール箱の中でみーみー
泣いている子猫を拾っているところを目撃された。
あいつ、普段はつっぱってるけど、意外といい奴かもと思われ、後に馬頭観音の
モデルとなった。

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[65] きょうの運勢 (お題: 馬) 詰めにくい 2005/01/10(Mon) 18:15 [URL] [返信]

生まれたての子馬占い

あなたの飼っている馬に生まれた子馬であなたの今日の運勢がわかるよ!!

額に一本角がある子馬が生まれたとき…………思わぬ臨時収入があるかも! ラッキーアイテムは処女!
額に二本角がある子馬が生まれたとき…………金運好調だよ! ラッキー高校は報徳学院!
目が5つある子馬が生まれたとき…………気になる彼からアプローチがありそう! ラッキーナンバーは6!
片目の子馬が生まれたとき…………うーん,ちょっとアンラッキー。先生に怒られちゃうかも。王将の割引券をサイフに入れておくといつのまにか期限切れになっていて知らずに出したときに恥ずかしいよ!
いつまでもよろよろと立ち上がれない子馬がうまれたとき…………風邪と落馬に注意! あと,脳は食べないでね!
生まれたときすでに死んでいたとき…………武運が下降気味! 人間魚雷の乗組員に選ばれちゃうかも! 死骸を運ぶときに左足だけで運ぶと運気好転!
生まれてすぐ二本足で立ち上がって「天上天下唯我独尊」と言ったとき…………あなたの前世は蜘蛛! ラッキーネームは戒名!


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[64] 美食探訪 (お題: 馬) 藤木ゲルーシ 2005/01/10(Mon) 17:41 [返信]

「な、なんだ?この桜餅は!」
「色が赤黒くて気味が悪いし、それに何だか生臭いわ」
「ええぃ、店主を呼べぃ!」

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>> [Up(5)]
[63] Re[5]: 今日の番組ガイド  (お題: 馬) タケヤス 2005/01/10(Mon) 15:10 [返信]

午後9:00〜10:55 「スーパーテレビ情報最前線SP」
■UMAの謎を追え!2時間スペシャル特別版。世界各地で目撃された
UMA(未確認動物)の最新情報を現場から生中継。レポーターは阿藤
快、吉田照美、森末慎二、川合俊一、高田純次、柄本明、嶋田久作、
野口五郎、中井貴一、藤田まこと、松本幸四郎ほか



<<Prev | Next>> [Up(5)]

<<Prev | Next>>
[62] 哀号 (お題: 馬) 気楽院 2005/01/10(Mon) 14:58 [URL] [返信]

豊かな肉食文化を誇る韓国だが、意外な事に馬肉料理は存在しない。
「乗用動物を食べるなんて、自動車を食うのと同じだ」というのだ。
かの国では、肉用と使役用の家畜が厳然と区別されているのである。
したがってかの国でTVアニメ『フランダースの犬』を放映すると、
視聴者は別な意味でその非道な内容に悲憤慷慨するらしい。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[61] 哺乳類奇蹄目の憂鬱 (お題: 馬) G 2005/01/10(Mon) 14:40 [返信]

偶蹄目の動物との共通の祖先から6千万年前に分化した奇蹄目だが、
始新世から漸新世にかけて主にアメリカ大陸で大いに繁栄したのは良いものの、
中新世以降は反芻能力を身につけた偶蹄目に押されて衰退の一途である。

いまや、奇蹄目全体でも6属18種がわずかに生き残っているばかり。
ウマ科の1属9種の他には、サイ科の4属5種、バク科の1属4種がかろうじて
絶滅を免れているが、対する偶蹄目がそれに10倍する種数を誇るのに比べれば
劣性は明かである。

そもそも奇蹄目の別名がウマ目で有る事からわかるように、奇蹄目の代表たる
ウマ科ですら、野生で生き残っているのは数種のシマウマのみで、ロバやウマに
ついては全て家畜として、あるいは家畜が野生化した野良ウマとして生き延びて
いるだけである。

家畜としても偶蹄目の優位は揺るがない。品種数数百を誇る羊・山羊・牛などに
比べてもウマの品種数はそれに遠く及ばないのだ。
そして荒れ地や高地や砂漠などでよく使われるラクダの類もまた偶蹄目である。

頑張れ、奇蹄目! 頑張らないともうすぐ君たちは滅びてしまうのだよ、という
声援を送っても、ウマたちはどこ吹く風。

まさしく『馬耳東風』のありさまである。


<<Prev | Next>>

[HOME] [投稿] [新規順] [ツリー] [番号順] [最新] [投票結果] [クロニクル] [感想] [お題とルール] [使い方] [検索]

以下のフォームから自分の記事を修正・削除できます
記事No パスワード 修正 削除