Web 嘘競演 ▲嘘競演トップ
■投稿する
■クロニクル
■新規順リスト
■投票結果
■使い方
■番号順リスト
■最新作品
■感想(ラウンジ)
■検索
■お題とルール
■ツリー状リスト


<<Prev | Next>>
[280] 初版 (お題: 土) 豆仙 2004/06/19(Sat) 02:34 [返信]

『土人いる!』  萩尾望都

雄大なアフリカの大自然を舞台に主人公タダは今日も元気いっぱい!
「あ、土人がいる!」「こっちにも土人が!」
「土人が一人、二人、三人……………いっぱい土人いる!」
言葉狩りにめげないタダ。キリマンジャロの麓で繰り広げられるハートフルロマン。


(お詫び)手違いがあったため第二版から改題します。      編集部


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[279] 大日本むかしばなし (お題: 土) 佐々木バレット 2004/06/19(Sat) 02:10 [返信]

「では聞くが、いったい誰が陶芸家の首に鈴をつけにゆくんだね?」


土器たちはシィンとしてしまい、誰も声を上げる者はいなかったということです。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[278] スポーツニュース (お題: 土) Shi.Ma.Chu 2004/06/19(Sat) 01:48 [返信]

土を付ける
日本相撲協会は20日、名古屋場所より土俵を従来より柔らかくする旨を発表した。
取り組みに負けて黒星がつくことを「土が付く」などと表現するものの、
実際の土俵の土は硬く、上手投げなどにより転がされたりしても
たいして土は付かない。ましてや、黒星のように体中が黒くなることはない。

そこで、「土が付いた」力士には実際に黒星のごとく泥が付くべく、
軟らかい土の土俵を用いることとした。
取り組みが終わるたびに、でこぼこになる表面は取り組みの間に
とんぼやローラーなどで平らにする。
これにかかる時間は、制限時間の短縮で対応する。
名古屋場所からは、泥濘に足を取られた力士が日々どろんこになる姿がおがめそう。

なお、床山以外からは大きな反対意見は出ていない。

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[277] 七ヶ宿町 夢と緑の映画祭 第7日目 「サタデーナイト・フィーバー」 (お題: 土) 梅千代 2004/06/19(Sat) 01:16 [URL] [返信]

七ヶ宿町 夢と緑の映画祭 6月19日(土) 午後3:00〜
「サタデーナイト・フィーバー」

ママ、げんきですか。
にもつ、とどきました。ありがとう。
いつも、おモチ。ありがとう。
おいしいです。まいあさ、たべてます。

ぼくはげんきなので、ママはしんぱいありません。
せんせいも、よくなったねと、ほめてくれます。
ぼくのせいなるちからが、つよくなったおかげで、
ドイツのスパイがぼくをつけねらうことはなくなりました。
でも、となりのパンやでうっている
のろいとバターたっぷりのクロワッサンがおいしくて、
たべすぎて、きもちわるくなりました。のろいだ。

しごとも、なれました。いままで32かい、なぐられました。
でも、ぼくは、せいなるぎしきを、おぼえたので、
ぼくは、あいつらとは、ちがうせかいの、そんざいです。
ママはしんぱいありません。

まいしゅう、どようびになると、
ぴかぴかした、まるいうちゅうせんが、
ぼくのうえにおりてきます。
そして、ぼくにエネルギーをくれます。
みぎてをのばすと、うちゅうせんから、
せいなるひかりが、おりてきて、
ぼくのゆびに、せいなるひかりが、くっつくのです。

かわりにぼくは、うちゅうじんさまに、しろいおモチをあげます。
とてもよろこんでくれます。あまいおモチをたくさんたべました。
こんどは、うちゅうじんさまのおモチもおくってください。

チャッピーはげんきですか?
はやくおうちにかえりたいです。
ママ、だいすき。

監督:ジョン・バダム
撮影:ラルフ・D・ボード
製作:ロバート・スティグウッド
脚本:ノーマン・ウェクスラー
出演:ジョン・トラボルタほか


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[276] 【土】の豆知識 (お題: 土) きだて 2004/06/19(Sat) 01:16 [返信]

一週間の豆知識…【土】


・土曜日
「一日一善」でお馴染み日本船舶振興会のCM。土曜日の歌詞は「どろんこ
風の子元気な子、どんどん出てこい土曜日だ」というのが本来のバージョン。
だが、まだ日本語に不慣れだった高見山関(現 東関親方)が「この日本語は発
音しにくい。変更してくれないか」とスタッフにもちかけ、実際に撮影まで
行われたものの結局ボツになった幻のバージョンがある。
残念ながらフィルムは残っておらず、ほっかむりをした泥棒髭の男を四股の
姿勢で踏み潰しつつショットガン片手に高笑いする高見山関のスチルが現存
するのみ。いったいどのような歌詞だったのか、未だに謎である。

・土を喰らう
作家の水上勉氏は、料理研究家としても知られており、その著作『土を喰ら
う日々』では、食材を通してそれを育んだ土の味を感じることが肝要である
と語っている。「土付き大根の味噌汁」「土付き菠薐草のおひたし土風味」
「土付き白菜の土仕立て鍋」「土ごはん」「土」など、氏のシマミミズとし
ての体験をふんだんに盛り込んだレシピからは、まさに大地の風味が漂って
くるようだ。

・土俵の下
相撲界には、初代若の花関の「土俵の下にはカネが埋まっている」という言
葉が残っている。さて、それを信じたかどうかは定かではないが、英BBC制
作のドキュメンタリーにおいて、実際その下に何が埋まっているのか、とい
うことで、土俵を掘り起こした映像が残っている。それによると、敷き詰め
られた土の下には、儀式物として鯣・勝ち栗・昆布・塩・大量のウラン235
が埋めてあったとのこと。年々巨大化する力士の秘密が、意外なところから
発覚したかたち。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>> [Up(226)]
[275] 連続テレビ小説『冬の彼方』(最終話)  (お題: 土) コウヘイ 2004/06/19(Sat) 01:05 [返信]

【ナレーション】
ヘリコプターに乗り込む由美子とイワノフ。
たけしは、呆然として眺めるばかりだった。
「イワノフ、そいつはエッチな紫のショーツを平気で穿くような女だぞ〜。」
「Oh! えっちナ下着大好キデース。スパシーポ。」
「それから、この繋がっている右手首、どう考えても熊の手だぞ〜。」
「日本人、言ウコト細カイネ。気ニシナイ、気ニシナイ。」

【ナレーション】
どんどん遠ざかる地面をみつめる由美子。たかしの姿は蟻ほどの大きさとなっていった。ふと見上げると紫に染まった東の空。由美子は自分が占守(シュムシュ)島(東経156度30分)に来た理由を思い出した。

「そうよ、日本の、本当の日本の初日の出を見るためにここに来たのよ。やっぱり駄目、降ろして〜!!」
「約束ヲ破ルノデスカ、ちゅみこサン。結婚ヲ約束ニ、郡部出身ノ彼ノ手首ヲ繋イデアゲタノデスヨ。」
「そんなのまたちょん切ればいいんでしょ。」
「たけしさ〜ん!」
「由美子〜!!」
「このヘリコプターの羽根を〜、高枝切りバサミで切って〜!!」

【ナレーション】
たけしは、繋がったばかりの右手で高枝切りバサミを掴み、天に向けて差し出した。しかし、伸縮自在といっても3mまででは到底飛んでいるヘリコプターまでは届かない。
運命の神は非情であった。

「駄目だ、届かな〜い。」
「付属オプションの超ロング伸縮自在棒をつければ、届くわよ〜。」

【ナレーション】
たけしは付属オプションの超ロング伸縮自在棒を高枝切りバサミに取り付けた。
天は愛し合う二人に味方した。高枝切りバサミは、ヘリコプターの羽を見事に二つに切り取った。付属オプションまでついてご奉仕価格の1万円の高枝切りバサミは、非常にお買い得な商品である。

ヘリコプターは炎を上げて水上へと落下した。
「由美子〜、由美子〜!!!」

【ナレーション】
海面からは何も浮かんでこなかった。絶望しかけた瞬間のことであった、お魚を咥えた由美子が海面から顔を出したのであった。
「たけしさ〜ん、てへっ、チョウザメ捕まえちゃった」
「相変わらず非常識だな、由美子は。チョウザメはカスピ海で採れるんだよ。ここは占守(シュムシュ)島(東経156度30分 北緯51度)だよ。」

由美子は海面から飛び出し、たかしを抱きしめた。

【ナレーション】
「誰が二本足で歩いていいって言った。よつんばいになっておせちを食べるんだよ。」
由美子はたけしの耳元でささやいた。
抱き合う二人の上、西の空には沈みかけた月と明けの明星が、東の地平線には東経156度30分の初日の出があがり始めていた。



配役
由美子−真中瞳
たかし−猿岩石のスケジュールの開いた方
イワノフ−岡田真澄
ツキノワグマ【友情出演】
プロデューサー−屋敏夫
制作−二分テレビ

提供−日本○販


<<Prev | Next>> [Up(226)]

<<Prev | Next>> [Up(235)]
[274] 心に残る古典落語『二十四孝』土の巻 (お題: 土) 古賀 2004/06/19(Sat) 00:21 [返信]

「なあ、婆さん、おめえ鯉を食わねえか?」
「いやだよ。あたしゃ川魚は嫌いなんだよ」
「鯉が駄目なら、ラゴンやマンモスフラワーはどうだ?」
「余計いやだよ」
「しょうがねえな、これじゃ親孝行ができゃあしねえ。どうしたら?……ああ、いいこと思いついた。
おっかあ、子供をつれてこい」
「どうするんだい?うちに子供なんかいやあしないよ」
「じゃあ隣の子を借りてこい」
「隣の子をどうするのさ?」
「土の中に生き埋めにするんだ。心配するな。天の感ずるところだからすぐカネゴンになる」

あなたの隣の人。その人も天の感ずるところの親孝行者なのかもしれませんよ……。


<<Prev | Next>> [Up(235)]

<<Prev | Next>>
[273] 金本位制スタート (お題: 土) みじお 2004/06/19(Sat) 00:10 [URL] [返信]

…。

…0時過ぎたよね。

えーというわけでね、また今日から金本位制がはじまるわけだけど、
いちおう内容をざっと確認しておこうかな。
もはや戦後ではないとかなんとか言って、一時的に変動性を採ってたけど、
やっぱり戦後だったねとか言って暗黒の時代に幕を下ろすわけね。
金本位制だからね、やっぱり時代は。

なんといっても金が本位なんだから、かみ砕いて言うと金が一番偉いわけだ。
ささいなところから実例を挙げると、そうね、みんなもよく知ってる太陽系。
あれちがうから。天動説とか地動説とかもうどうでもいいから。
金星が中心になったから。今日からね。
よろしくね。




…え?
まちがってる?
金本位制じゃない?
一週間は7日間「金金金金金金金」曜日じゃないの?


…。
…。
…。



えーと、そーゆーわけでね。今日からは土本位制がはじまるわけでね。
ぶっちゃけ銀河系とかビックバンとかどうでもいいから。
土星が中心だから。土星が一番えらいから。わっかとかサイコー!
あと、土鍋もえらい。
土瓶も土管も土方さんもえらい。


今日からね。






<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[272] 正直 (お題: 金) ボブ田 2004/06/18(Fri) 23:59 [返信]

「おまえが落としたのはこの金の斧ですか」
「いいえ違います」
「ではこの銀の斧ですか」
「いいえ違います」
「ではどのような斧ですか」
「あっちにいた木こりから強奪した鉄の斧です」
「おまえは正直者だから全部あげましょう」


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[271] 本当は怖い… (お題: 金) ksg 2004/06/18(Fri) 23:58 [返信]

王は苛立っていた。
「まだ成功しないのか?」
男は夢見るような目つきで答えた。
「いましばらくおまちください。必ず成功させて御覧にいれます。ただ、このように小さな
 実験室では、できることに限りがあります。もっとちゃんとした実験所を頂けないでしょうか」
「分かった、すぐに手配する」

王はさらに苛立っていた。
「まだ成功しないのか?」
 男は視線をさまよわせながら答える。
「水銀と硫黄、水銀と硫黄なのです。それは分かっているのですが、比率が難しい。
 ところで、水銀をもっと用意して頂けませんか? ここにある水銀は全て使ってしまいました」
「…よかろう。お前の望むものは何でも用意しよう。そのかわり、必ず成功させるのだぞ」

王の苛立ちは日に日につのっていた。
「まだなのか?」
男はぼんやりとした目つきで答える。
「水銀じゃない。もちろん、水銀のわけがない。鉛とエリクサー、それだ。ヘルメスにかけて。
 あとはエリクサーだけ。ただ、その配合が難しい。生命の木はどこだ、生命の木は…」
王は不安な面持ちで退場するしかなかった。

ある日、王の城に男が飛び込んできた。
「やっぱり水銀でした! 間違いない! ところで KEK 作ってくれませんか。KEK があれば万事OK」
「KEK?」
「知りません? KEK。高エネルギー物理学研究所を略して KEK。B ファクトリーは全長 3 km。
 年間予算は約 400 億。みんな大好き高エネルギー加速器研究機構」
「何を言っているのかさっぱり分からないが、それがあれば成功するんだな? よし、作ってやる」

王のもとに、ついに成功したとの連絡が入った。
「本当に成功したのか!?」
「はい、やっぱりポイントは水銀でした。原理はとっても簡単。まず水銀を用意して、そこに
 10 MeV に加速した中性子をつっこんで放置するだけ。あら不思議、197Au のできあがり。
 これが証拠の分光スペクトルです。金のスペクトルが綺麗に出てますでしょう?」
「よくやった! すぐに量産に入れ!」
「あ、それは無理。歩留り悪過ぎて、大量生産はどうやっても無理です」
「無理!? これまでの投資はどうなるんだ! 何としても大量生成法を確立しろ!」
「いや、無理無理」
「手段は問わない。何としてもだ!]
「うーん……どうしても量産したいというなら、大量の鋼を用意してください。そうすればなんとか」
「どれぐらいだ」
「そうですね……将棋盤を思い浮かべてください。左上のマスに 0.1mg の鋼のかけらを 1 つ置くとし
 ましょう。その右のマスに3つ、その次のマスに9つ、と順々に3倍の数の鋼のかけらを置いていくと
 考えてください。全てのマスをその方法で埋めた時に盤上に乗る量の鋼があれば、大量生産できます」
「それだけでいいのか? 分かった、用意する」

数日後、王は男の実験所を訪ねた。
「どうだ、用意してやったぞ」
「…………まさか本当に用意できるとは思いませんでした。ちょっと待ってください」
物凄い量の鋼を、一箇所にまとめようと頑張る男。やがて鋼は自重で一つにまとまりだす。
「あ、うまくいきそうです」
圧倒的な自重により潰れ始める鋼の塊。その重力に飲み込まれる地球。どんどん小さくなって
いく塊。際限ない密度上昇の末、目の眩むような閃光が走る。超新星爆発のさなかで生成される
大量の金属元素、そして金。カメラはズームアウトして、崩壊する太陽系を映し出す。バックに
『本当は怖い鋼の錬金術師』のエンドロール。


<<Prev | Next>>

[HOME] [投稿] [新規順] [ツリー] [番号順] [最新] [投票結果] [クロニクル] [感想] [お題とルール] [使い方] [検索]

以下のフォームから自分の記事を修正・削除できます
記事No パスワード 修正 削除