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�@エバンジェリン姫様［3,7倍］
前走　12日　雷帝后妃杯（Ｇ�T）　５着（２番人気）
　久々で４キロ減っていたが、失恋をするとこの程度は減るもの。
肢体の造り、仕上げには問題はなかった。気性がまだ激しく、
パドックで王子を蹴落としていたが、これが近い将来、闘争心に変わっていくはず。
秘めた素質、気品は、弱小国の姫のそれではない。

�Aエリザベート姫様［4,2倍］
前走　12日　雷帝后妃杯（Ｇ�T）　６着（６番人気）
　まだ仕上がり途上。今回は…という陣営の評価。
ただ、さすが大国の王女。１１時まで見せ場十分のダンス。
当然次走の上積みは大きいし、まともな状態ならアッサリの姫。
人気でも今回は買いだ。

�Bアイリス公爵令嬢［7,7倍］
前走　12日　雷帝后妃杯（Ｇ�T）　　４着（６番人気）
　前回は急仕上げ。「叩いてから！」が宮舎側の評価で
なにげに児童虐待。
ただ舞踏会は入れ変わりの激しい展開を好位でレース。
終いも眠いのを我慢していたし、改めてこの令嬢の能力の高さを示した。
叩いた今回は調教十分で勝ち負けになるはず。

�Cマルガリータ姫様［38,9倍］
前走　22日　ブルゴーニュ伯夫人杯（Ｇ�U）　　５着（１番人気）
　宮舎の話では、絶好調！ということだったが、
当日の御体重は＋14キロ。ダンスぶり、プロポーション、
今の楽団の曲構成からすると、
敗因はやはり少々太めのつくりだと思われる。
絞れてくれば、実力からも当然巻き返しが期待されるが……。

�Dカサンドラ姫様［6,6倍］
前走　22日 ブルゴーニュ伯夫人杯（Ｇ�U）　　　３着（９番人気）
　外枠を引けたのもよかったか、後方から１１〜１２時にかけて、
一気にライバル蹴りまくった脚は印象的。最後は刺されて３着だったが、
能力のあるところを見せつけた。今回、下腹部の怪我さえ癒えれば、
勝機も十分とみる。

�Eナタリアータ伯爵令嬢［5,6倍］
14日　ホルスタイン候爵争奪戦（Ｇ�V）　　11着（６番人気）
　巨乳有利の馬場も気の毒だったが、
伸びそうで伸びなかったのはスカートの丈を気にしたため。
小柄でもバランスは悪くなく、未勝利はすぐに抜けられる素質がある。
小顔好走の当王宮なだけに要注意だ。

�F一般参加者（招待状持参）［350,0倍］

　意外とあなどれないのが、この一般参加者枠。我が国でも３００年前の
リチャード皇太子。７９０年前のハインツ皇太子のお二人が、一般参加者
の中からお妃様を選ばれているという。女は魔物。はまれば大化けするか？

�Gその他飛び入り参加者［12000,0倍］

　こういうのを馬の骨という。だいたい招待状も持ってないのにお城に
入れるわけねーだろ！衛兵をなめんな！貧乏人は麦を食えっ！







係　官　「……お待たせしました。金貨１２０万枚になります。
　　　　　お確かめください」

魔法使い「ひょ〜ひょっひょっ。悪いねぇ〜！」

あと百や九十九やカレーかな

三年三組給食係　蓑午

「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。
　１２時を過ぎると 魔法が解けて、王子さまはいつの間にかトンずらし、
　超過料金を請求されてしまうからね」

各位

周知のとおり、明日から１日を20時間とする新しい暦の運用が始まります。
１時間を72分とし、午前と午後はそれぞれ10時間となります。
以下のように言い換え・修正が行われます。ご注意ください。

1時 → 0時60分　
1時12分 → 1時

2時 → 1時48分
2時24分 → 2時

2時のワイドショー → 1時48分のワイドショー
3時のあなた → 2時36分のあなた
7時のニュース → 5時60分のニュース
警視庁密着24時 → 警視庁密着20時
11PM → 9:12PM
カステラ１番、電話は２番、３時のおやつは文明堂→カステラ１番、電話は２番、2時36分のおやつは文明堂
ゴジラ → ヨジジュウニフンラ

11:59、江戸橋駅を定刻に発車。
「えー毎度近鉄をご利用いただきありがとうございます。この電車は伊勢中川行きの普通電車でございます。次は津、津でございます。津を出ますと、次は津新町、南が丘、久居の順に停車してまいります。名張大阪方面特急ご利用のお客様お乗換えです。12時20分発難波行き、到着したホーム５番線にてお待ちください。
　間もなく、
　つ、つ、つ、つーーーーーっ
　に到着いたします。お出口は右側です。ご利用ありがとうございました、津でございます」
12:00、津駅に定刻に到着。

あるところに王がいた。王は重い病にかかっていた。
王には３人の息子がイタ。ある日、三番目の王子が云った。
「この世の果てに、いのちの水があって、どんな病でも治すことができると云います。
私はこの水を探しに行きたいのです。」
王はとめたが王子の意志は固い。とうとう王子はこの世の果てに向けて旅立った。
王子が馬をすすめてゆくと、みちのまん中にこびとが立っていた。
「どこへ行く」こびとが尋ねた。
「父のために、いのちの水を探しに行くところです。」
「お前は正直だから、いいことを教えてやろう。
この道の果てに氷の城がある。城には命の水が湧き出る井戸がある。
城には呪いがかかっていて、井戸は嗄れている。
もしも呪いを解くことができれば、いのちの水はお前のもの」
はたして、道の果てに立派な城があった。
城では美しい姫が王子を出迎えた。王子がいのちの水を請うと云った。
「城の大広間に、夜中の12時になるとこびとがあらわれます。
三晩、この大広間で寝ずの番をして、
こびとが何をしようとも一言も喋らずに過ごすことができれば、
城の呪いを解くことができます。」
一夜目、12時きっかりに広間の片隅にこびとがあらわれた。
こびとは一晩中何かを呟いていたが、朝日とともに消えて行った。
二夜目、昨日よりも近くにこびとがあらわれた。
一晩中、何かを喋ったり笑ったりしていたが、朝日とともに消えて行った。
三夜目、昨日よりもずっと近くにこびとがあらわれた。
切れ切れにこびとの声が聞こえる。
「…信頼できない消息筋さん……『柔らか七選択』…『柔らか七超軽い』…ププッ…三分クッキング THE MOVIE…ククッ………ハナゲ…フフフフフフ」
ネタ元に気付いた王子が思わず笑うと、
「そこにいるのは誰だ！」
こびとは王子の首をちょん切った。
このおはなしは、これでおしまい。

「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
鮪が溶けて、生臭い汁が出始めるので、パックから出して、マグロフライやマグロステーキにして、
【広告の品】のシールを貼って、惣菜売り場に並べて置かなきゃならなくなってしまうからね」

「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
魔法が解けて、王子さまが変装をといた明智小五郎になって、高笑いをしながら灰かぶりの
小娘がお姫さまになりすましたトリックを暴いてしまうからね」


「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
魔法が解けて、シャーロック・ホームズがガラスの靴に付着した泥から身元を割り出して犯行
現場から逃げ出したのがお前であることを見抜いてしまうからね」


「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
魔法が解けて、金田一耕助が頭をかきながら『この事件はあのカリオストロ城で起こった殺人
と深いつながりがあるんです』と忌まわしい惨劇の真相を明るみに出してしまうからね」


「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
魔法が解けて、京極堂が『この世には不思議なことなどなにもないのだよ』と憑き物落としを
始めて、ドレスをぼろに、馬車をカボチャに、御者をネズミに、バナナをおやつに、自由の女神を
金日成の銅像に、ねずみ男を大塚周夫に、鉄人２８号を実写版にしてしまうからね」


「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
魔法が解けて、大槻教授がドレスの正体をプラズマに、馬車の正体をプラズマに、御者の正体
をプラズマに、お城の正体をプラズマに、王子さまの正体をプラズマに、それから、えーと……
…………とにかく何もかもその正体をプラズマにしてしまうからね」


「よくお聞き、シンデレラ。決して１２時を過ぎるまでお城にいてはいけないよ。１２時を過ぎると
魔法が解けて、科学者が首をひねったあげくわからないことは何もかもソラリスの海のしわざに
してしまうからね」

「美咲ちゃん、ママのいうことよーく聞いててくれたかな？」
「は〜い」
「はい、いいお返事ねえ。じゃあ、も一度おさらいしてみるよ。いい？ 時計の短い針さんが、美咲ちゃんのお箸持つお手々の方に来たら何時だったでしょう？」
「えっとー、３時〜」
「わあ、えらいねえ、よく覚えてたねえ。じゃあねえ、お茶碗持つ方に来たら？」
「９時〜」
「すごいすごいー。じゃ今度はね、長い針さんと短い針さんが、2人いっしょに一番上でバンザイしたら何時でしょう？」
「えっとねー、うんとー･･･、12時〜」
「わー、美咲ちゃんすごいねー、ママのいうことちゃーんと覚えてたねー、ママ嬉しいわあ。ご褒美にお昼のデザートはプリンにしよっと」
「ほんとー？ やったー、バンジャーイ！！」

「じゃあね、ひとつだけお手伝いしてくれるかな？」
「はーい」
「ここ･･･、ここね。ここんとこに何か写ったらさっき言ったみたくママに教えてくれる？ いい？」
「は〜い。美咲がんばる」

「まだ何も写らない？」
「うん。･･････ママ、プリン食べたい」
「ごめん、もうちょっとだけ待ってね」

「はあい･･･｡ あ！！ママ、何か写ったよ。えっとー、えっとー、12時のとこ、何かピコピコしてる。どんどん下に来てるよ」
「！！ 12時の方向ね？ 早い･･･！？ 例の白いヤツ？ 戦艦並みの力を持つと言う･･･」
「どんどん来てるよ」
「よしっ。こいつを落とせば十字勲章ものよ。報奨金でマンションの頭金ができる。やってやる！やってやる！やってやる！」
「ママ、ご飯まあだ？」
「え？ああ、まだよ。時計さんが12時になってから。･･･一撃でしとめてみせるわ！」
「だって、ママ、もう短い針さんと長い針さん、バンザイしてるよ」
「え？ あら、ほんとだ。じゃあね、よし･･･ロック･オン、と。 じゃあ、ちょっと今はお昼の支度できないから、プリン、自分で取って食べててくれるかな？冷蔵庫のまん中に入ってるから。熊さんのお椅子持ってって。･･････発射！クソッ、早い！かわされたっ ･･･パパのお椅子は危ないから使っちゃ駄目よ、いい？」
「はーい」
「来た！危ない！･･････｡ か、かろうじてよけた。何、あのスピードは！？ あっ！危ないっ！電子レンジの上なんかに乗っちゃ駄目よ、落ちたらこないだみたくおっきいコブができるよ、いいの？」
「はーい･･･｡ママ、プリンとれたよ、ママも食べる？」
「ママはちょっとお仕事中だから、あとでいただくわ。･･･どこ？後ろ？いつのまに！くっ！反転！」
「ママ、食べにくいからあんまり揺らしちゃ駄目だよ」
「ごめんごめん。･･･発射！やったか！？ちいっ！装甲が厚い！ きゃあっ！割っちゃった？」
「ごめんなちゃい、ママ」
「あー、そのノリタケのデザートカップ、由美の結婚式でもらったヤツ･･･気に入ってたんだけどなー、でもいいよいいよ。美咲ちゃんに怪我なくてよかった･･･｡くそっ！かわされた！美咲ちゃん、ね、パパ起こして来て。割れたカップ片づけて洗濯もの畳んでって。その後、５０ｍｍ砲の弾丸補充と瓶缶の分別もお願いねって。ちょっとは働いてもらわないとね、昨日は朝までいっぱいお酒呑んできたんだから。こっちはパイロットの内職だけで大変なんだからね、まったく･･････。チキショー！当たれ！」
「はーい･･････。パパー、もうお昼だよー。美咲、時計見れるようになったよー」

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[お届け先]　　　　住所　　　シャルルペロ城内１階舞踏会場　　
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　　　　　　　　　氏名　　　シンデレラ　　　　　　　　様
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[ご依頼主]　　　　氏名　　　魔法使いのおばあ　　　　　様
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[お届け時間帯]　　　　　　　24時迄必着
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[品名]　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　撒き餌（ガラスの靴／50足）

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[その他指定]　　　　　　　　　ワレモノ注意
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