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[90] ことわざ (もう一つのお題: チカラ) くまきち 2003/12/06(Sat) 23:01

『能ある鷹は爪を隠す』
真の実力者は自分の能力を表には出さないという例え

『頭隠して酒カクヤス』
毛の生えた帽子を被って酒屋に行くこと、またはその様子

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[89] 権力者 (もう一つのお題: チカラ) くまきち 2003/12/06(Sat) 23:01

「おかーさーん、私のコートどこー?」
「黒いやつ?あれ袖口が汚れてたからクリーニングに出したわよ」
「えー、今日着ていこうと思ってたのに。勝手に余計なことしないでよ」
「あら、ごめんなさい。じゃ今度から自分でクリーニング出してね」
「そこまで言うことないじゃん」

「母さん、父さんの背広……」
「はい、どうぞ。あんまり羽根を伸ばしすぎないでくださいね、これ」
「ばっばか。これは得意先の接待で……」

「和江さん、ワシの入れ歯知らんか?」
「ごはんまーだー?」
「おかーさーん、私の……」

和江48歳、空手三段。人知れぬ苦悩の日々は続くのであった。


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[88] 暖かな日差しを浴びて (もう一つのお題: 人気者) BEE 2003/12/06(Sat) 22:53

あの有名な世界的巨大遊園地で、子供達に手を振ったり、一緒に写真に写ったりしているあの有名な着ぐるみ達。
あの着ぐるみ達は、実は高度な技術を用いて製造され、高度に整備された自律ロボットであり、自ら周囲の状況を判断して行動し、中にいる人間の制御はまるで受け付けていない。

それでは、着ぐるみの中に人がいる必要はない。と、あなたは思うだろう。
しかし、それには意味があるのだ。
着ぐるみとって、ではない、中に入っている当人にとって、意味があるのだ。
着ぐるみに入るのは並大抵のことではない。
誰かからの紹介をうけ、結構な大金を払い、遊園地に対して身元を明らかにした後に幾枚もの誓約書にサインして、初めて着ぐるみの中に搭乗する権利を手に入れることが出来る。

なぜそこまでして着ぐるみに入るのか?
あなたがそれを見たならば、きっとあなたは驚愕するだろう。
しかし、それを眼にすることは出来ない。

あなただけではない、それは誰の目にも決して触れることはない。
遊園地自体が、花火、様々な音楽、爆発音、アトラクション、掃除のお兄さん、等々、様々な要因を統合した視線誘導技術を用いて、
そして園内至る所に設置された、園内全てを余すところ無くカバーする小型カメラの映像からの情報を元に決定される着ぐるみの行動が、
それを決して人の眼に触れないように制御している。

つまり、観測者である客の行動と、観測の対象、この両方を制御することにより、それは何人の目にも触れることはないのである。

そこまでして人の眼より隠す、そして、そこまでして着ぐるみに搭乗する、それだけの価値があるのだ。

花火が上がる、アトラクションから絶叫が上がる、そうしたふとした拍子、着ぐるみから全ての視線が逸れる空隙の瞬間。
その瞬間、着ぐるみの腹部がはぜ割れ、中に搭乗している者が外気に晒される。
そして、着ぐるみのガッチリとした両腕は、中の彼(彼女)を掴み、路上に降ろす。
人々の、花火やアトラクションに対する集中力が途切れ、再び周囲を見渡し出す、その寸前まで、彼(彼女)は路上に置かれたままだ。

彼(彼女)は、路上で身動きできない体を、よじる。

大勢の客でごった返す、巨大遊園地の真ん中で、ボールギャグからダラダラと涎を垂らし、首輪から伸びる鎖の先を着ぐるみに握られ、後ろ手に嵌められた手錠の音を鳴らさぬように気遣いながら、全裸の身を亀甲に縛る縄により開脚蹲踞姿勢に固定された動けぬ体を、よじるのである。

着ぐるみは、まさにあわやというタイミングで、彼(彼女)を再び収納する。
そして、着ぐるみはまた、図体に似合わぬ軽やかなステップを踏み始めるのである

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[87] くのいち夢丸忍法帖 (もう一つのお題: 姿) 流水木 2003/12/06(Sat) 22:05

殿様「夢丸!夢丸!」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「ん? どこにおるのぢゃ?」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「・・・・ もういい・・・ ぐるぐる回りすぎて、気分が悪くなってきた・・・・」
夢丸「はっ、後ろに控えております。」

殿様「・・・・・」


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[86] 闇に生きるPartII (もう一つのお題: 姿) 流水木 2003/12/06(Sat) 22:03

殿様「ほぉ、今宵は新月かぁ〜〜。星が綺麗じゃのぉ〜〜。」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ワンワン ワンワン
殿様「ほう・・ 犬か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ウキ〜〜 ウキ〜〜
殿様「ほう・・ 猿か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
キィ〜〜 キィ〜〜〜
殿様「ほう・・ 雉か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ドンブラコッコスッコッコ ドンブラコッコスッコッコ
殿様「ほう・・ 桃か・・・ トァ〜〜〜!」
オギャァ〜〜 オギャァ〜〜
殿様「だ、だれかぁ〜〜 誰かおらぬか!」


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[85] 闇に生きる (もう一つのお題: 姿) 流水木 2003/12/06(Sat) 22:02

殿様「ほぉ、今宵は新月かぁ〜〜。星が綺麗じゃのぉ〜〜。」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ポッポ〜〜 ポッポ〜〜
殿様「ほう・・ 鳩か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
キィ〜〜 キィ〜〜〜
殿様「ほう・・ 雉か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ニャァ〜〜 ニャァ〜〜
殿様「ほう・・ 猫か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ウ〜〜ワン ウ〜〜ワン
殿様「ほう・・ 犬か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
メェ〜〜〜 メェ〜〜〜
殿様「ほう・・ 山羊か・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
ウカカカカカカ ウカカカカカ
殿様「ほう・・ ワライカワセミか・・・ トァ〜〜〜!」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
佐助「殿。佐助にござりまする。」
殿様「佐助か・・・ どうやら敵方の忍者が様子を見に来ているようぢゃな」
佐助「忍者でございますか? はて、そのような者は・・・・・ ああ!」
殿様「ふふふふ。儂の目を欺けるとでも思っていたのであろう。ふふふふふ。」
佐助「殿様。植え込みの中に、鳩と雉と猫と犬と山羊とワライカワセミが血だらけになっておりまする!」
殿様「ふふふふ。こざかしい真似をしおってからに。ふふふふ。」

ガサゴソガサゴソ・・・・・・

殿様「ん?誰奴ぢゃ!」
パオォ〜〜ン パオォ〜〜〜ン
殿様「ほう・・ アフリカ象か・・・ しつこい奴等じゃのぉ〜〜〜」
佐助「殿!お逃げ下され!お逃げ下され!」
殿様「ふふふふ。まぁよい。さて、今度はこっちかな?」
佐助「殿!お逃げ下され!お逃げ下され!」
殿様「ふふふふ。 トァ〜〜〜!」
パオォ〜〜ン パオォ〜〜〜ン
パオォ〜〜ン パオォ〜〜〜ン


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[84] 忍者犬丸三番勝負 (もう一つのお題: 姿) 流水木 2003/12/06(Sat) 22:01

殿様「犬丸!犬丸!」
犬丸「はっ、天井裏に控えております。」
殿様「女房に逃げられたからといって、子連れはやめろ!ドタドタ煩い!」

---+---+---+---+

殿様「犬丸!犬丸!」
犬丸「はっ、床下に控えております。」
殿様「腹が減っているのは分かるが、床下でサンマを焼くのはやめろ!煙い!」

---+---+---+---+

殿様「犬丸!犬丸!」
犬丸「はっ、掛け軸の裏に控えております。」
殿様「暇だからといって、影絵で遊ぶのはやめろ!鳩も違う!」


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[83] 名奉行年表より (もう一つのお題: 警察) nope 2003/12/06(Sat) 21:47 [URL]

1845年 遠山金四郎こと景元、江戸南町奉行となる。

1846年 景元、それまで隠していた桜吹雪により事件解決。
1847年 景元、同心全員に刺青を命ずる。検挙率やや上昇。
1848年 市井にて桜吹雪刺青ブーム。刺青の、証拠としての価値薄まる。

1849年 景元、尻に桜吹雪を彫る。これにより一件事件解決。
1850年 景元、同心全員の尻に刺青を命ずる。検挙率やや持ち直す。
1851年 市井の、ごく限られた趣味を持つ者達の間で、尻に桜吹雪刺青ブーム。

1852年 景元、次なる刺青を施すも側近の進言を受け、奉行を退く。


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[82] 潜入 (もう一つのお題: 失敗) ナマクラ 2003/12/06(Sat) 21:47

「出会え、出会え! 城内に曲者が入り込んだぞ! 出会え!」

「ややや、これはいかん。見つかったら一巻の終わりだぞ。どうする?」
「慌てるでない。こんな時には忍法布隠れの術じゃ。そうれ!」
「おお、なにやら大きな布を出したな。これをどうする?」
「見よ、この布には本物と寸分違わぬ石垣模様が描かれておる。これを広げて
隠れておれば、背景の石垣に溶け込んでわしらの姿は見えなくなるという仕組みじゃ」
「なるほど、これはたいしたものじゃ」
「ふふふ、伊達に風魔一の術者とは言われておらぬわ」
「む、来たぞ! 早く布を」
「おう」

「おい」
「何だ」
「ずいぶん敵が集まってきたぞ」
「安心せい。この隠れ布ある限り、見つかりはせぬわ」
「それならよいが・・・おい、なんかこっちを指差して笑ってる奴がおるぞ!」
「そんなはずは・・・あっ」
「どうした?」
「・・・実はこの術はあらゆる状況に対応できるように工夫されていてな」
「うむ」
「布の表の面には石垣模様が、裏の面には板塀模様が描いてある」
「うむ」
「でもって、今は石垣模様がこっちを向いておる」
「うむ」
「ということは、たぶん板塀模様が向こうを向いておるな」
「うむ・・・・・・馬鹿者ー!!!」
「いやはや、策士策に溺れるとはこのことじゃな」
「そんなことを言っておる場合か! どうするつもりじゃ!」
「かくなる上は致し方ない。『忍法布隠れの術・裏』でいこう」
「裏?」
「そうじゃ。こうしてわざとしくじって敵を集めるだけ集めてやれば、警備が
手薄になる所ができるじゃろう。そこを仲間が突くという高等テクニックじゃ」
「わざとではない気がするが・・・しかし確かに敵の裏をかく妙案じゃ」
「自らの死と引き換えに任務を成功せしめる・・・これが忍びの道の真髄ぞ。
ふふふ・・・ふはははは・・・」
「あまり笑う気にもなれんがのう。ところで、その敵の隙を突く仲間というのは
誰が控えておるのじゃ?」
「誰って、わしらは常に二人一組で行動しておるではないか」
「うむ」
「拙者と、おぬしと」
「うむ」
「・・・」
「・・・」
「・・・・・・」



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[81] タロット占い (もう一つのお題: 失敗) ナマクラ 2003/12/06(Sat) 21:14

\. The Hermit(隠者)


右手にランプを持ち、闇を照らしながら立つ年老いた賢者。
ランプの放つ光は「真実の灯」であり、人の進むべき道を照らし出す。


【解釈】

<正位置>
静か。沈黙。穏やか。無欲。清浄。理性。謙遜。慎み深さ。

<逆位置>
浅はか。貪欲。吝嗇。心が狭い。妬み。差別。欲。こだわり。

<シャッフルしてたらテーブルから落っこちて足元に転がってる位置>
焦燥。発汗。不信。見料の不払い。


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