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[80] 過去との対話 (もう一つのお題: 生没年未詳) 週刊魚魚 2003/12/06(Sat) 20:15 [URL]

長きに渡った江戸時代も、薩長を中心とする反幕勢力の力によって
終止符が打たれた。長州藩の宗主毛利氏は、関ヶ原合戦では
西軍の盟主に祭り上げられていた。一族の吉川広家の奔走、
小早川秀秋の東軍への裏切りなどもあり、なんとか廃絶されずに
すんだものの、江戸時代を通じて毛利氏は幕府からは冷ややかな
眼で見られていたのである。いわば明治維新によって260年の
あだを返した、といってもよいであろう。

三郎「ということは知っておるじゃろう、四郎。」
四郎「むろんのことじゃ、兄上。父上から何度となく聞かされた
のでのう。 」
三郎「ご一新なった毛利家は公爵じゃ。いわば我が国第一の
名門の一つというわけじゃ。当然かつて「毛利の両川」と並び
称された吉川と小早川の両家も、褒め称えられるべきであろう。」
四郎「むろんのことじゃ。」
三郎「吉川の家は現在まで続いておるが、小早川家は江戸時代の
はじめに絶えてしもうた。そこでわしが小早川家再興のために
毛利の本家から養子に参ったというわけじゃ。知っておるな四郎。」
四郎「むろんのことじゃ。」
三郎「それでじゃ、見てのとおりわしはもう長くはない。」
四郎「むろんのことじゃ。」
三郎「わしには子がないゆえに弟のそなたが小早川家を継ぐ。
そして小早川家を大いに繁栄させねばならんのじゃ。 」
四郎「むろんのことじゃ。」
三郎「そこでそなたには、わしがやり残した、小早川家再興計画を
引き継いでもらわねばならんのじゃ。 」
四郎「再興計画じゃと?」
三郎「うむ、宗家にも皆にも内緒にしておった計画じゃ。そなたなら、
必ずやりとおしてくれると思っておる。詳細はここに書き記してある。
それではの。 」
四郎 「あっ!兄上っ!」
「三郎ー!」
「三郎ー!」
「三郎ー!」
「三郎ー!」
「三郎ー!」
「三郎ー!」
「三郎ー!」
四郎「誰じゃお前らは!」


小早川家を継いだ四郎による小早川家再興計画は
難航を極めていた。はたして自分にやりとおせるか、
四郎も自信をなくしかけていた。

八郎「兄上、調子はいかがでございますか。」
四郎「おお、わしの弟で西園寺家に養子に行った八郎では
ないか。さっぱりじゃよ。」
八郎「それにしても父上のネーミングセンスは
少し考えたほうがよいのではないですかな。」
四郎「まあ、いまさら言うても仕方ないことじゃ。
で、何の用じゃ。 」
八郎「兄上に頼まれたものをお持ちいたしました。西園寺の
父に無理に頼んで貸していただいたのです。」
四郎「うむ、ご苦労だったの。では帰ってよいぞ。
茶も出さんですまんかったの。 」
八郎「…兄上、それはあんまりではございませんか。
これを貸していただくのに私がどれほど苦労したか。
わけぐらいは教えていただけないのですか。」
四郎「…それはできん。我が家の、いや我が家だけでなく
毛利の本家の恥となることじゃからの。 」
八郎「水臭いことをおっしゃいますな。私とて、今は
西園寺家のものですが、もとはといえば毛利家の人間です。
毛利家の為ならば私はいつだって一肌脱ぐ覚悟です。
さあ、お話くださいませ。」
四郎「…わかった。そこまで言うのならば、話そう。
茶は出さんでよいか? 」
八郎「出してくださいませ。」
四郎「…まずは、こっちにきてくれ。この部屋の中を見るのじゃ。
驚くでないぞ。」
八郎「なんですって。あっ!」

四郎が扉を開けると、幾十人もの鎧兜を身に着けた
武者達が一斉に振り返った。腰を抜かしてひっくり返る八郎を
見る顔は、皆同じ顔なのであった。

八郎「うわあああ!あ、兄上、こ、この者たちは一体…。」
四郎「八郎、失礼じゃぞ。ご先祖様に対して。」
八郎「ご、ご先祖様…?」
四郎「うむ、ここにおられるのはわしと、兄の三郎が十数年にわたって
呼び出したご先祖、小早川秀秋公じゃ。 」
八郎「よ、呼び出した…?」
四郎「兄上は200年以上絶えておった小早川家を再興するという
かつてない使命に燃えておられた。じゃが兄上は生来の病弱。
とてもそのようなことが一人でできるとは思えなかったのじゃ。
そこでじゃ、小早川家の先祖である、名将小早川隆景公を
呼び出して、小早川家再興のために力を貸してもらおうと、
日夜秘術をつくして呼び出しておられたのじゃ。 」
八郎「ううむ、たしかに毛利家隆盛の力となられた隆景公ならば、
どのような難局も乗り切られるでありましょうな。 」
四郎「ひょっとしたら小早川家の隠し財産なども教えてくださる
かもしれんでの。」
八郎「しかし呼び出す秘術というのはいったい…」
四郎「しかし、どうも何が悪いのか失敗ばかり。呼び出されるのは
秀秋公ばかりじゃ。」
秀秋「失敗とはなんじゃ!」
秀秋「わしのほうが歴史に名を残しとるぞ!」
八郎「裏切り者としてじゃないですか。」
四郎「こうして家の中にこんなにたくさん秀秋公がおられると、
いつ裏切られるかと、ひやひやしておる日々なわけじゃよ。」
秀秋「勝手に呼び出しておいてなんじゃその言い草は!」
秀秋「お前をどうやって裏切れというんじゃ!そもそも敵は誰じゃ!」
秀秋「たった一回の裏切りで人間性を否定するな!」
四郎「今度こそは失敗はできん。なんとしても隆景公を呼び出したい
のじゃ。こんな役立たずな上に裏切り者の秀秋公ではなくてな。
まあ所詮小早川家とは縁もゆかりもない秀吉の親戚が養子に入ったに
すぎんからな秀秋公は。 」
秀秋「どこまで馬鹿にする気じゃ!」
秀秋「だいたい隆景公にしたって本来の小早川家とは縁もゆかりも
ないではないかっ!」
秀秋「毛利元就公が小早川家をのっとるために送り込んだ養子ではないか!」
秀秋「正しい歴史認識をしろっ!」
四郎「隆景公が現れれば、こんな有象無象の秀秋公もきっと
なんとかしてくれるに違いないと思うわけじゃ。そこで、おぬしに頼んで
おったあれの出番というわけじゃ。」
八郎「あ、あれでございますか。」

西園寺家は藤原一族の名門。代々朝廷の高官をつとめる家柄だった。
当然ながら、豊臣政権の五大老の一人として活動する小早川隆景とも
付き合いがあって当然である。

四郎「西園寺家に伝わる太刀、菊風。さすがに素晴らしい刀じゃの。」
八郎「西園寺家の家宝でございます。兄上、これをいったい…。」
四郎「わしが古い公家の日記を調べておるとな、ある時西園寺家で
茶会が開かれたおりに隆景公が招かれた、ということがあったそうじゃ。
その際、たまたま不安定な棚の上に置いてあった菊風が、何かのひょうしに
隆景公の頭の上に落ちてきたのじゃ。 」
秀秋「家宝を不安定な棚の上においておるというのはいかにも不自然じゃの。」
四郎「額を割られた隆景公の頭からは血がざあざあ。青くなった西園寺家の
先祖は平謝り。しかし隆景公はわらって、「屋敷に入りたる武士に斬りかかるとは
天晴れ、さすが西園寺家累代の家宝でございますな。 」と笑ってその場を
丸くおさめられたということが書いてあったのじゃ。 」
八郎「さすがは隆景公ですね。」
秀秋「そうかのう。」
秀秋「そうかのう。」
四郎「そこで西園寺家の先祖も、名将の血がついたこの刀は、たいそう縁起が
よいものじゃとして、鞘と柄についた血をそのまま残したということじゃ。」
秀秋「そのへんは鳥居元忠が切腹した血がついた板を寺の天井に使ったり、
坂本竜馬が斬られた時に飛び散った血をそのまま残しておいたりする京都人
らしい感性じゃの。」
八郎「おお、たしかに菊風には血のようなあとがついております。これが隆景公の
血でございますね!」
四郎「うむ、その隆景公の血を儀式につかえば、こんなしょうもない裏切り者で
小心者で曲がったキュウリのような秀秋公ではなく、隆景公を呼び出すことが
できるに違いないのじゃ。 」
秀秋「まったくだまっておれば悪口雑言の限りをつくしおって!」
秀秋「わしらにも我慢の限度というものがあるぞっ!」
秀秋「また裏切るぞっ!」
四郎「ひいっ!それだけはご勘弁を!!」

小早川家の庭は黒い幔幕で覆われている。それがいっそう夜の闇を深くしていた。
円形に並べられたたいまつが夜の闇を照らす。なにやら奇妙な記号が墨痕
麗しく書かれた紙が並べられている。中央には件の名刀、菊風が、真新しい
桐の三宝の上に安置されていた。

四郎「これで準備はできたの。あとは呼び出すだけじゃ。」
八郎「本当に、これで隆景公が呼び出せるのですか?」
四郎「まあ、呼び出せるということは間違いないの。これまで腐るほど
秀秋公は呼び出したのじゃからな。問題はそれが隆景公であるか、
ということじゃ。 菊風についた隆景公の血、それだけがたよりじゃ。」

闇はいよいよ深くなる。声を立てるものも無く、静かである。 ひびく音は
めらめらと燃えるたいまつの音と、秀秋たちが食べるせんべいの音のみである。

秀秋「どうかのう。」ぼりぼり
秀秋「また失敗ではないかのう。」ぼりぼり
秀秋「自分で失敗というのはやや切ないがのう。」ぼりぼり

四郎「きえーーーーーいっ!」

四郎の声が闇を貫いた。突如すさまじい風が巻き起こり、
たいまつの火がすべて吹き消された。残ったのはまったくの闇。
八郎たちは、闇の中で声も出せずに立ち尽くすのみである。

八郎「あ、兄上…。」
ようやく八郎が声をあげた時、向かいの今枝男爵家が奇声に
驚いてつけた明かりがうっすらと庭にさした。そこには、あきらかに
今までいなかった人物が立っていた。

四郎「成功じゃ…。あの立派な体格…秀秋公とは違う…。」
八郎「隆景公…ですね…」
八郎の問いかけに、その人物はかすかに、だが確かに、首を横に振った。

「いや、違いますよ。わたし、原田、といいます。原田熊雄です。
どうぞよろしく。」
八郎「あ!西園寺の父の秘書、原田!」
四郎「何いっ!?なぜ西園寺公の秘書の原田が!?」
八郎「そういえば!西園寺の父が菊風を不安定な棚の上に置いて
おいたところ、原田の頭の上に落ちて、それはもう大騒ぎだったと
聞きました!」
四郎「ということは、これは原田の血かっ!ええいしょうも無い!」
八郎「しかし西園寺の父は秘書が二人になって便利になるでしょうね!」
四郎「もう一度じゃあ!新しい血をふいて、今度こそ隆景公を
呼び出すのじゃ!」

四郎は再び秘術の儀式に取りかかった。しかし、隆景は現れない。
現れるのは、大杉、武藤、内藤、姉小路、宮前、榎本、花沢、
金本、岩井、藪、谷中、音羽、木村、勅使河原、犬山、時田、
錦小路、海老沢、村田、広尾、佐藤、鈴木、元西、岩倉…。

八郎「一向に出てきませんね、隆景公。」
秀秋「いろいろな時代の人間が出てくるのう。」
四郎「…西園寺公に言っておけ、絶対に家宝を棚の上に置くな!」

氷室、油小路、花山院、勧修寺、菊亭、大田黒、吉田、吉村、
東海林、 岡崎、坂東、勘解由小路、広沢、町田、大貫、江藤、
高倉、鮒村、大林、京本、大仏、松平、加藤、長崎、大道、寺平、
鷲尾、六角、伊集院、村上、金沢、徳大寺、飛鳥井、土御門…。

 

歴史に隠された真実、それは時としてひどく残酷で、重い。
だが、その真実と向き合うことによって初めて、人は大きな教訓を得るのである。
不安定な棚の上に家宝を置くと、落ちる――――。
人は、この過ちを二度と繰り返してはいけないのである。



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[79] 住宅カウンセリング (もう一つのお題: 部屋) 光デパート 2003/12/06(Sat) 20:00

畑山 亜紀様

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます

この度は、当社に住宅リフォームプランカウンセリングのご相談を頂きまして、誠に有難うございます
私、畑山様を担当させて頂きます、住宅カウンセラーの久我と申します
宜しくお願い申し上げます

畑山様からお伺いいたしましたご家族のプロフィールです

畑山 センザンコウ二十三世 様 (世帯主)
畑山 亜紀 様 (配偶者)
畑山 惣太郎 様 (ご長男)


現在のお住まいについて、レイアウトを検討させていただきました
家事活動をスムースに運ぶために、改善すべき点が見受けられます

・洗濯機から物干しまでの動線距離短縮
・キッチンからリビングに至る動線にスペース確保

詳細については訪問時にご説明させていただきます

尚、訪問の前に、いただいたご相談内容について何点か確認させていただきたく存じます
メールにてご回答いただければ幸いです

・居間から床下までのご主人の移動時に、鋭利なウロコで壁に傷かつかないように、とのご相談ですが、もう少し詳しく事情等をお聞かせ願いますでしょうか?

・ご相談内容にありました”シロアリが住み着かなくて困る”は”シロアリを駆除”の間違いとおもわれますが、念のため確認させていただきます。シロアリ防駆除のための床下対策をご提案させていただきます

・ご主人の書斎スペース確保ですが、現在の総面積と、将来のお子様の成長を見極めたうえで再考されることをお勧めいたします
文中にありました「書斎40p×60p」は「4メートル×6メートル」の誤りかと思いますがよろしいでしょうか?

・ご主人様に内緒ということでご相談いただいた隠し部屋の件ですが、解体、皮なめし等の作業にお使いとのこと
作業内容を考えると相応のスペースが必要であり、僭越ではありますがすがこのようなお部屋をご主人に隠しとおすことは難しいと愚考します
床上50センチ以上に入り口を作ることでご主人の視界に入らないとのことですが、ご一緒のお住まいのご主人の目に触れずに部屋の施工を行うこと自体が難しいと考えます

以上、よろしくお願いいたします

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[78] 忍者の秘伝!!九字護身法の極意 (もう一つのお題: 闘) 佐々木バレット 2003/12/06(Sat) 19:25

ズンチャンズンチャン ズンチャンズンチャン
ズンチャンズンチャン ズンチャンズンチャン

闇に隠れて 生きる

俺たちゃ



臨、


兵、


闘、


者、


皆、



人間なのさ

「早く人間になりたい」




・・・・・・ふっふっふっ、これで俺の五体は金鉄と化したっ。
短筒などものの数ではないわっ、殺せるものなら殺してみよよよよよよ(死亡)

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[77] 隠し屋 (もう一つのお題: 条件) Shi.Ma.Chu 2003/12/06(Sat) 18:52

「依頼人はおまえか?」
「あ、いつの間に」
「振り向くな。そのまま話すんだ」
「隠して欲しいものがあるんです」
「それは分かっている。俺は隠し屋として生きているんだ。
 当然、何かを隠すのが依頼でなければいけない」
「自由の女神を隠して欲しいんです。できるだけ長い時間」
「...」
「あの...」
「黙るんだ。分かった。引き受けよう。
 依頼の条件は分かっているな?」
「決して、あなたをだまさないこと。
 他の人に同じ依頼をしないこと」
「そうだ。報酬はここに振り込め」
「大丈夫なんでしょうか。思ったよりも少ない額なのですが...」

「あ、いない」

---------------------------
以上が映画「猿の惑星」の隠されたオープニングである。

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[76] 売ったんじゃない。支払ったんだ。 (もう一つのお題: 萌え?) 藤山高志 2003/12/06(Sat) 18:52


ルトロマイ 「猫耳萌え〜っ!」
ヤコブ 「わしはポニーテール萌えやーっ!」
アンデレ「双子つるぺた萌えぇぇぇっ!!」
ペテロ「修道女萌えじゃあ〜っ!」
ヨハネ「眼鏡っ娘萌え〜」
トマス「メイドさん萌えっ♪」
ヤコブ 「なんてったって、魔女っ娘が一番!」
ピリポ「スクールみずぎいいぃぃっっ!!」
マタイ 「いやさ、ショートカットこそ人類の至宝!!!」
タダイ「巫女さん萌え……」
シモン 「かんごふさ〜んっ!ボクのXXXXを癒して〜ん」
キリスト「 幼稚園児萌え〜っ!」













ユダ「もしもし、ゴルゴダ処分場ですか?萌えるゴミの処分を
   お願いしたいんですが。……はい、処分料は銀貨で支払いますんで。
   わかりました。……では、よろしくお願いします。」


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[75] 夫婦 (もう一つのお題: 条件) Shi.Ma.Chu 2003/12/06(Sat) 18:37

「なあ、結婚の条件は隠し事をしないってことだろ。
 教えてくれよ」

「弁護士の守秘義務が優先よ。
 あなたも探偵なら分かるでしょ」

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[74] パラダイス・ロスト (もう一つのお題: 隠さない) 詰めにくい 2003/12/06(Sat) 18:29 [URL]

A:いや,オレは全然おかしいなんて思わないよ。オレたちはこういう
姿で生まれてきたんだしさ。
Y:そうそう,そのままで十分きれいだって。おかしいなんてとんでもない。
E:そういわれてみればそんな気もするんだけど…,でも,なんか足りない
ような気がするのよね…。
A:足りないって,何が? オレは全然そうは思わないんだけどなあ。
Y:アダムのいうとおりだよ。君は,うへへ,全然そのままで恥ずかしいなんて
思う必要ないし。
E:うーん,でも,このスースーする感覚がちょっと…。
Y:うるさいなあ! お前らは余計なこと考えないでいいんだよっ!
E:……。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Y:あーーーーーっ! 気づかれた! ガッデーム! あのバカ蛇め,
俺の楽しみを奪いやがって。こうなったら手足を切断してやる!
なるだけ苦しめてやらんと気がすまんからな。うははははは。



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[73] ああ町暴の夜は更けて (もう一つのお題: 暴) 不滅の放蕩 2003/12/06(Sat) 18:09 [URL]

N「ツノ隠しで〜す」
M「キン隠しで〜す」
T「と●をで〜す」
「三人あわせてツノキントビオで〜す」
R「やめれ」

(実在の団体・人物とは関係ありません)

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[72] 募集 (もう一つのお題: 暴) 不滅の放蕩 2003/12/06(Sat) 18:09 [URL]

・大きな声でハキハキ話しのできる方
・健康で体力のある方
・上司の指示にきちんと従える方
・何事も思いきり良く実行できる方
・道具の扱いと隠匿に慣れた方
・口が固く秘密を守れる方
・十年以上の時代の変化に順応できる方

食住完備 高給優遇 委細面談
暴力団山田組求人部

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[71] 絶滅の原因 (もう一つのお題: 暴) 不滅の放蕩 2003/12/06(Sat) 18:07 [URL]

荒れ狂う暴風、逆巻く波。我々の乗る船は木の葉のようになす術なく漂っていた。

「キャプテン、もうだめです。これ以上持ちこたえられません!」
「被害状況は?」
「数カ所から浸水しています」
「うむ、そもそも積載オーバーだったからな」
「どうします?このままでは・・・」
「やむを得ん、一番体重の重い乗客に犠牲になってもらおう」
「そ、そんなこと!」
「我々の使命を忘れたのかっ!」
「・・・アイアイサー」

数分後、その乗客はまっ逆さまに船から突き落とされ、波間に消えて行った。
そのためか、船はようやく沈没の危機を脱したようであった。

「後々糾弾されないように、この事実は隠し通すのだ、いいな」
「はい」
「残念だったが、やはり恐竜は重すぎたな」
「はい、キャプテン・ノア」

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