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さて、諸君。萌えているかい？

今日のテーマは、「もしも、ドジっ娘と結婚することになったら」だ。

ドジッ娘というのは、極論すると

「ちょっと、常人では考えられないドジを連発するけど
　そこが可愛い。いつも、一生懸命な女（男）の子」

のことだ。

　今回はそんな可愛いドジッ娘（仮に里菜と名づけよう）
と結婚することになったら、
いったい、あなたの生活はどう変わってしまうのか。
順を追って見ていこう。

朝食

　朝、台所からの味噌汁のにおいと包丁の「トントントントン……」
と野菜を切る音で

目覚めない。

そんなのは普通だ。まるっきり一般人だ。

ドジッ娘の作る朝の光景はこうだ！

　朝、台所からのアーモンド臭と

包丁の

「ちょんぴりっ！ちょんぴりっ！あじょっけ！あじょっけ！
　げしょりか！あじょっけ！げしょりか！あじょっけ！」

　という音で目を覚ます。

ここで「あじょっけ」の意味を考えるようでは、ドジッ娘との生活は

おぼつかない。

ましてや、「なに」を切ってるのかなんて考えるのは言語道断。

　ドジッ娘と付き合う上で、一番大切なのは

「やさしさ」と「広い度量」だ。

　そもそも、せっかく彼女が作ってくれた朝食を食べないわけには

いかないだろう。

黙って食え。彼女のエプロンについてる見た事のない色の返り血は

気にするな。


　　　　　　　　朝食おかずをつついてみれば、
　　　　　　　　宇宙忍者の味がする。


　では、次のステップに行ってみよう。生きていればだが。


お弁当

　新婚さんといえば愛妻弁当。愛妻弁当といえば新婚さん。

当然、アナタは会社に手作りのお弁当を……

持ってきていない。

彼女は勿論、キミにお弁当を渡すのを忘れたからだ。

ここで彼女がどういう方法をとるか、順を追って説明しよう。

１）FAXで送ろうとする。
　この程度は、小学生や幼稚園児でもするボケだ。
普通の子供ならここで終わりだろう。

２）FAXで送れてしまうが、番号が間違っている。
　ここからが、ドジッ娘の本領発揮。
「立体物なのにFAXで送れてしまう」し、あまつさえ「番号が間違っている」
という
普通はやらないような間違いを２つもしでかしてみせる。

３）しかも、送付先がホワイトハウス
　そう、あのテキサスバカ一代のいるところだ。

４）弁当が異臭を発して人がパタパタ死ぬ。
ちなみにおかずは、玉子焼き、サバの味噌煮、タコさんウィンナー。

５）しかも、なぜか下記のようなメッセージカードが。


　ザマーミロ、アホブッシュ。

　　　　　　　　　　　　　　　　シラク。


６）結果、アメリカとEUの対立が深まる。

１２５）第三次世界大戦が勃発。

　と、まあ随分はしょったが、最終的にはこうなるわけだ。

もっとも、萌えを重視する我らにとっては

「お手製弁当、食べ損なったーっ！」ということの方が

なんぼか悲しいことは言うまでもないが、ここは広い気持ちで

許そうじゃないか！

……死ななくてすんだことだし。

帰宅

「ただいまー」と玄関のドアを開けるやいなや、

超音速でアナタの胸に飛び込んでくる

いとしの幼妻。

「ん？　いま、おかしな表現がなかったか？」

と思ったアナタはまったく正しい。

ソニックブームで五体四散のうきめをみていなければ

おかえりのキスができるだろう。グッドラック！（親指ビッと立て）


夕食

　「ご飯にする？お風呂にする？それとも　ア・タ・シ？」

あまりにベタで申し訳ないが、取りあえず基本ということで

それにしても、どれを選んでも生還できない気がするのはなんでだろう。

まあいい。腹をくくって、まず食事。

　だが、ただでさえ最近は女の子の調理スキルが落ちてきていると

言われているのに、この上、ドジッ娘に調理を任せたら

どうなるのか？

「○○ちゃん、ごはんだよ〜〜。あっ（コテン）」



















　　　　　　　　　　（　核　融　合　反　応　）









しばらくおまちください。
（BGM：ヒロシマのある国で）








「どうやったら、鶏の唐揚げとさんまの塩焼きで核物質の分裂が
可能なのか」

知りたいか？　どーしても知りたいか？


答え

「里菜、ドジッ娘だから〜」


みなまで言うな。泣きたいのはこっちだ。


風呂

　新婚さんなんだから、一緒にお風呂に入ることもあるだろう。

ただ、そんな時には彼女の肉体的なことには触れないよう

堅く注意したい。

具体的には今朝見たときより手足が二、三本増えてるとか。

　あと、背中を流してもらうのもいいだろう。

もっとも、背中を流したが最後、背中は排水溝を抜け、

川に流れ、やがて海にいたり、天にのぼって雨になり、

地に還るまでアナタの元に戻ることはないだろうが。

ま、細かいことは気にするな。

俺の背中じゃないし。


耳掃除

　恋女房の膝枕で耳掃除。

男だったら、一度は憧れるシチュエーションだ。

ただ、さっきから聞こえるのは歯医者さんで聞くたぐいの

音ではないだろうか。

「チュイーーーーーーーーーーーン…………！！」

そうそう、こんなドリルの駆動音で、って！！

「r有為ghwくぇら氷魚wｈｓｂｖひじゃえｒ「おごｊｐｒ＠！！」（叫び）


あ・た・し（はぁと）

　よくぞ生き残った我が精鋭たちよ！

まあ、谷隼人風にもなろうってもんだよ、兄弟。

ここまで大変だったからな。だがゴールまであとわずかだ！

しようじゃないかっ！一頑張りも、二頑張りも！

　で、彼女が生まれたまんまの姿であなたを待っているわけだが

えーと、どっから説明すればいいかな？乳首がファミコンのＡボタン

ぐらいだったら良かったんだが。残念ながら某国のミサイル発射ボタン。

どっかの国の偉大な将軍様が「今週のびっくりどっきりメカ〜〜」とか

言いながら発射するアレなんである。

　あなたの愛撫に東京都１０００万人の命がかかっているが

きにしない、きにしない（一休さん）

愛のままに我がままに、ボクはキミだけを傷つけないし、

ＮＨＫの集金人もやってこない。もっとも、ＮＨＫどころか

渋谷そのものがなくなってるんだが、考えるな。感じるんだ！

いや、感じさせろ！

　てなわけで、幾多の他人の屍を乗り越え下半身に突入っ！

で、下腹部を見るとなぜか液晶画面があってそこには見慣れたあの娘が

「……マリンちゃんだよ。オイ……。」

えーい、泡でも魚群でもサムでもなんでもこいっ！行け行けーっ！

玉がなくなるまでつっこんで……って、

もうアタリ！？　確変！？　フィーバー！？　こりゃあ大爆発だー！

よっしゃー！！　打ち止め目指していっけぇーっ！





ゴール

　「おぎゃあっ、おぎゃあっ！」×５０、０００

東京ドーム一杯分の赤ん坊。彼女の出血大サービスのおかげで

今や、あなたは地方都市一個分の子供たちのパパだ。

五万つ子ちゃん全員の名前はもう考えただろうか？

画数吉凶は？なお、子供は換金できないので、あしからず。

最近、おかしな事が続いている。誰かに見張られているような気がするのだ。
気のせいだろうと何度も考えたがどうしてもおかしな事が起っている。
問題は私のへそくりだ、私はへそくりをする癖がある。
これは父に似たのだと思う。父も母に隠れていつもへそくりをしていた。
へそくりをすることで、心の平安が得られるような気がするのだ。

その大切なへそくりが、なぜが半分無くなるようになった。
１０万へそくりすれば５万円。３万円へそくりすれば１万５千円。
７８２０円へそくりすれば３９１０円が無くなってしまう。
無くなる度にへそくりする場所を変えている。
しかし仕事から帰ってみると半分の金額が消えてしまっているのだ。
不安で不安で仕事が手に付かなくなった。

へそくりしなければいいと思われるかもれしないが、それはそれで不安なのである。
そこで割り切れない金額にしてみようと思い１７３９１円へそくりしておいた。
しかし帰宅してみるとへそくり場所には８６９５円５０銭が残されていた。
敵は５０銭硬貨まで用意しているようだ。

それならばと思い次の日は１円玉を一枚へそくりしておいた。
すると当然のように５０銭硬貨一枚に替わっていた。
次の日はその５０銭硬貨を別の場所にへそくりしておいた。
予想通り２０銭硬貨一枚と５銭硬貨一枚になっていた。

それから私は何度も何度もくりかえし、古銭を手に入れる事に夢中になっていった。


「これがお父さんがコインコレクターになった理由だよ、わかったかい？」
「パパ、それはいいんだけど何でお金が半分になっちゃったの？」
「わはははは、ママと同じ事を聞くんだな、ヒロシはママに似てるからなあ。
　でもヒロシは男の子なんだから、そんな細かいことを気にしてちゃダメだぞ」
「でもパパ、やっぱり気になるよ〜」
「わはははは、まあまあ理由なんてそんなもんだよ。さあ、ママが帰ってくる前に
　ヒロシにもの凄いコインを見せてやろう、これはママには内緒だからな。絶対言っ
　ちゃダメだぞ。黙っていられたらお金が半分になった訳を教えてやってもいいぞ」
「パパ〜、ママに内緒の買い物した時にボクを共犯者にするのは辞めてよ〜」
「わはははははは」

　　この曲の作者は、この曲を、自分にとっての「世界に一つだけの花」、
　すなわち、「菊」を心に思い浮かべながら作ったのだが、その事は誰にも
　打ち明けてはいない。
　　しかし、みんな知っている。

もうすぐだ。
もうすぐ俺の人生は変わる。
この山の、森の奥の、あの目印の場所までたどり着けば。
俺はもう、はいつくばって生きることなんかないんだ。
いい飯を食らって、
いい女をはべらせて、
俺はもっとマシな暮らしをするんだ。

10年前だ。
俺は、ある貴族の屋敷から、金、銀、あらんかぎりの宝を奪った。
３人も殺して、奪った。
２人は、警備のやつら。
１人は、相棒だ。相棒、だった。
分け前を、今すぐよこせ、よこせ、って目を血走らせて言うから。
ほとぼりが冷めるまで待て、っていくら言っても、聞かなかったから。
……もう、そのほとぼりも冷めた。俺はひとりで宝を取りに行く。

そして俺は呆然とした。
目印がない。
目印をつけたはずの場所には、切り株がひとつあるばかりだ。
あたりを見回す。地形の記憶は確かだ。この場所だ。
と、いうことは。
俺が隠した宝は、この切り株の真下だ。
埋めた場所の真上に種が落ち、芽吹いて、誰かに伐られてしまうほどに成長したんだ。

宝は、この切り株を掘り返さなければ手に入らない。
俺は切り株に鍬を振るおうとした。
だがそのとき。
俺は、切り株から、新たな芽が萌え出るのを見た。
新芽は、ほんとうに、金色に輝いて見えた。
伐り倒されてなお、新たな命を作り出そうとする力だった。
金銀の輝きだけに囚われ、曇っていた目が、ぱぁっと晴れていった。

俺は地べたにへたり込んだ。
俺はなんてちっぽけな人間なんだろう。
俺はいったい何をしてきたんだろう。
10年だ。その間に、この木は、芽吹いて、伐られて、また新たな芽を吹く。

這いつくばって生きてきた貧民窟を思い出す。
今思うと、そんなに悪いところじゃなかったような気がする。
食うには困らなかった。
不細工だが、気のいい女もいた。
それでいいじゃないか、って思えてきた。
それこそが本当の宝のように思えてきた。

帰ろう。
奪った命に対して償う生き方がありそうな気がした。


帰りがけに、もう一度振り返った。
切り株と、新芽の輝きを見つめた。
伐られてしまったこの木は、いったい、どんな木だったのだろう。
もしかすると、俺の埋めた金銀財宝を栄養にして育ったのだろうか。
はは。まさかね。
でももしそうなら、さぞかし見事な枝葉を茂らせ、美しい花を咲かせたのだろうな。


……


「ホントだって！　オレ見つけたんだって！　『蓬莱の玉の枝』！　そ、そりゃ天女がいたとかはデマカセ言ったかもしれんけど、木があったのはホントなんだ！」
「往生際が悪いぞ蔵持の皇子！」
「作った工匠が出てきた？　嘘だ！　なんかの陰謀だ！　そんなに嫁にやりたくないのかジジィ！　あぁぁぁかぐや姫〜っ！」

「私の遺産の生前分与をめぐって、子供たちが諍いを始めてしまいました。これでは私の死後がとても心配です。どうしたらいいでしょうか？」　（７８才、男性）

諏訪の母「まずは、弁護士の立会いの上、遺言状をつくることをお勧めしますが、最小限以上の分はご自分で使ってしまうのもひとつの手です。争うべきものがなければ争いも起こりません。とりあえず、机の下から2番目の引き出しの奥に隠してあった通帳の分は、適切に処分いたしました。ご安心ください。」

「最近彼が私に隠れて何かこそこそ出掛けていくんです。浮気でもしているのかとすごく不安です。どうしたらいいでしょうか？」　（１９才、女性）

諏訪の母「すぐに浮気と結びつけるのはよくありません。もう少し彼を信用してあげましょう。とりあえず、彼に発信機と盗聴機を取り付けることはやめてください。取り外しが面倒です。」

父上様、母上様、叱責、厳しい躾、折檻、嬉しゆうございました。
お灸、板の間への正座、びんたも嬉しゆうございました。
正雄兄、姉上様、幼き頃の布団蒸し嬉しゆうございました。
肇兄、姉上様、隣家のぼや騒ぎ、本当はみんなで花火で火遊びをしていたのに私ひとり
のせいにしてくれて嬉しゆうございました。

充兄、姉上様、連帯保証人の件、嬉しゆうございました。
喜久蔵兄、姉上様、ラーメン不味くて嬉しゆうございました。
又いつも家事全般を無理強いしていただきありがとうございました。

佐々木１等陸曹殿、スリッパでのビンタ嬉しゆうございました。私の世間様に
お話できない傾向について数少ない理解者となつていただき嬉しゆうございました。
岡部２等陸曹殿、往復車に便乗させて戴けず走って走って追いかけ死にそうになりなが
らも嬉しゆうございました。
長谷川２等陸曹殿、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。後々まで陸曹殿の
ことは忘れません。また放置プレイ、屈辱的で嬉しゆうございました。

孝一君、保君、譲君、早苗ちゃん、麻紀ちゃん、健君、稔君、しのぶちゃん、剛三ちゃ
ん、信一郎君、修一君、浩幸君、陽介君、くまちゃん、キーちゃん、立派な人になって
下さい。

父上様、母上様。崇はもうすつかり慣れ切つてしまつて、どんな痛みにもいたぶりにも
耐えられるようになつてしまいました。何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦
労、御心配をお掛け致し申しわけありません。
崇は父母上様の側でもつともつといたぶられながら暮らしとうございました。

ある世を忍ぶ特種性癖男性の遺書より

足をかけてまたがると、現在の日本人が失ってしまった体勢が心をリラックスさせ、　　　　
お気に入りの香りをそばに、好きな本を読みながら、貴方の体内を健康に導いてくれます。
前方部分の金隠しが円形のモチーフとなっていて、東洋美術をを意識して作られたのが伺えます。

和風便器　　　　 87,000 円 税別、送料別

ボク……　ボク、ね……

��女の子らしく�≠ﾈんて、ならなくてもいいと思ってた、ずっと。
��男の子みたい�≠ﾈままでいたら、誰より、キミのそばにいられたし。

だから、どんなに変だって言われても、��ボク�≠ﾁていうの、やめなかったし。

キミの��一番の親友�≠ﾅいられたら十分だって、そう言い聞かせて……
��彼女�≠ﾉなれなくても��一番�≠ｾけでいいって……

でも、ごめん、ボク、もう……　
自分の気持ち、隠し切れそうにないから……

だから、だからね……
ボク、女の子になってもいい？

ボクは、女の子として、キミをスキです！

��ボク�≠ﾁていうのもやめる。

　　　（ダメだ！）

髪の毛だって伸ばす！

　　　（余計なこと考えるな！）

スカートだってはくようにするし……
今みたいに暴れたりしないし……
だから、ボク、じゃなくて、わ、私のこと……

　　　（ああ、もう、クソ！）


お……
お前は、そのままでいいんだよ。
無理に自分を変えたりしなくていい！
その……　今のままのお前をオレだって好きだから！！


ほ、本当……


本当だとも！

タイトル：書き置き



親愛なる皆様へ。


平素より暖かいご声援、ありがとうございます。

時々プレゼントなんて頂けたりなんかして、大変感謝しております。

僕は、皆様に直接お役に立てたりできることは何も無いのですが、
皆様に喜んで頂けるのでしたら、これ以上の喜びはございません。




ところで、僭越ながらこの地域の顔、とでも申しましょうか。そんな役どころには、嬉しさと同時に、本当の自分とは違う自分を演じているような、そんな気がします。
ただひたすらに、黄色い声援を送って下さる市民の皆様には、なかなか御理解頂けない悩みなのかもしれませんが…。

確かに、贅沢なのかもしれません。でも、それが今の僕の偽らざる気持ちであります。
僕は、日に日に別の自分を探したい気持ちが高まっていました。

でも、皆様のことを考えると、やっぱりそれは、いけないことなのかな、とも思ったり…。。
いつも暖かい眼差しを送って下さる皆様には、そんな心の葛藤を抱えている様には映らなかったかもしれませんが…。



でも、僕は、決めました。愛着のあるこの場所から身を隠して、旅に出ることに。
そして、今はまだ気づいていない、自分の隠された姿を求めて。

それを知ることは、本当はいけないことなのかもしれません。幸せなことではないのかもしれません。
でも、僕は決心しました。

だから、お願いです。どこかで僕を見かけても、どうか静かに見守ってやって下さい。


行き先は色々考えました。
多摩、玉川、玉野、玉島、田万川、玉城、玉名、玉江橋、玉造、玉出…。

でも、まずは埼玉へ向かうことにします。
皆様が大騒ぎするしないように、それだけは、皆様にお知らせいたします。



それでは、故郷を想いながら、そろそろ筆を置きます。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　横浜市西区西平沼町帷子川護岸

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニシ　タマオ　拝