Web 嘘競演 ▲嘘競演トップ


■投稿する
■感想(ラウンジ)
■お題とルール
■新規順リスト
■番号順リスト
■ツリー状リスト
■投票結果
■使い方
■検索


<<Prev | Next>>
[昼100] スイス やゆよ 2003/07/14(Mon) 13:03 [返信]

スイスの日本語学校では、レッスン1で「こんにちは」を、レッス
ン2で「ここは12時です」を、レッスン3で「アホンダラっ、そ
れを言うならチューリヒやないかい!」を、レッスン4で「はい、
そうとも言います」を習うのが一般的である。

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼99] お昼休みはウキウキ鼻血ブー 豆仙 2003/07/14(Mon) 12:03 [返信]



<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼98] 自縄自縛 Shi.Ma.Chu 2003/07/14(Mon) 11:58 [返信]

8:00
「隊長! 群馬県の山間に、地底怪獣ボジャノーイが現れました!
 ダムの方に向かっています」
「よし。科学特別捜査隊、出動!」

9:00
「ダメです! ダムが決壊しそうです」
「このダムは首都圏の生命線だ。死守せねば。高圧電線で撃退しよう」

10:00
「ヤツは結構な知能を持っています。
ダメージを受けつつも電源を破壊しました」
「畜生! パワーが違いすぎる。なんとかならんのか」

11:00
「隊長! もうダメです。ダムが2つやられました」
「ああ、こんなとき、ジュウニジマンが...」
「言うな!」

11:55
「あ、もう12時ですね。お昼休みいただきまーす」
「こら、待て! 行っちゃったよ。
 あいつは緊張感がなさ過ぎる! 現場でも昼休みを取るし!
 大体、まだ12時前じゃないか!!」

12:00
「ジャッ!」
「あっ。ジュウニジマン。頼む。ボジャノーイを止めてくれ!!」

12:35
「ジャッ!」
「なんとかボジャノーイは撃退できたな」
「まあ、ダムは4基がすっかり壊滅。下流の住宅地はすっかり水没。
 首都圏はしばらくは深刻な水不足になりますし。
 言ってみれば、もう手遅れでしたけどね」

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼97] <5>深夜零時の女 橋川桂 2003/07/14(Mon) 09:19 [URL] [返信]

……《私は深夜零時の女》……
と彼女は言った。
……《昨日と今日、今日と明日の境界、いつでもない一瞬、どこまでも自由な世界の住人なのよ》……

当時高校生だったボクは、最初その本当の意味が判らなかった。
判ったのは、つい最近のことだ。

レシートの余白に、何の気なしに書き込んだある言葉
それを見た瞬間に、天啓は訪れた。
ボクは急いで、本棚の奥から高校時代の文芸部の会誌を引っ張り出し、彼女が書いた4本の小説をさがしあて、そして。

4年ぶりで彼女と再会するため、故郷へ戻るチケットを予約した。

------------------------------------------------------

「ようやく判ったよ」
とボクは言った。

「いまさら、と怒られるかもしれないけど、まぁ、ボクの独り言と思って聞いて欲しい」

「4年ごしのこたえあわせという訳さ」

------------------------------------------------------

ポイントは名前だ

「君の書いた4本の小説に登場した、4人の主要登場人物の名前は、どれも君の名前のアナグラムだ」

<1>その1球のドラマに登場した、超高校級スラッガーの蒼溝--AOMIZOも。

<2>山田康夫の声での、おかしな柱時計をデザインする変わり者の大島--OOZIMAも。

------------------------------------------------------

<3>不可解なアリバイの女名探偵、天羽志緒--AMO SIOだけは、ちょっと反則だった」

……《でも》……
と<彼女>は反論する。

……《鏡文字というヒントは作中で明示してる》……

……《それほどアンフェアだとは思わないわ》……

……《もとも本格ミステリを書いてるつもりじゃなかったのよ。そのくらい大目に見てよ》……

「そうかもね」
とボクは肩をすくめる。

いかにも<彼女>が言いそうなことだ。

------------------------------------------------------

「<4>……」

煙草を吸おうかとポケットに手をやって、この場に灰皿のあるはずもないことに気づいた。

<読者への挑戦?>を含む4本目のテーマがプロポーズだったのに、何か意味はあるのか。

今何よりも知りたいこと。
しかし、今知ったところで何の意味もないこと。

あのころの君は、誰に恋をしていたろう?

その質問を、ボクは飲み込む。

そして、彼女の墓前に、用意してきた花束をそっと供える。

------------------------------------------------------

<5>深夜零時の女

と題されるはずだった5本目を書く前に彼女はいなくなってしまった。

交通事故だった。
息を引き取った時刻は、彼女があれほどこだわっていた深夜零時……
午前12時だったと聞いている。

……《私は深夜零時の女》……
と彼女は言った。
……《昨日と今日、今日と明日の境界、いつでもない一瞬、どこまでも自由な世界の住人なのよ》……

「シンデレラの魔法が解ける時刻でもあるね」
と何の気もなくボクは言い返した。

……《アハハ!》……
と彼女は笑ったものだ。

……《そう! 私は夢と現実の間でも自由なのよ!》……

深夜零時……
英表記をすれば12:00am……
1を“I”に、2を“Z”に、0を“O”に読み替えて、さかさにすれば、
MAO OZI……
彼女の名前になる。

王寺真緒(おうじ・まお)


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼96] 観光土産 流水木 2003/07/14(Mon) 03:59 [返信]

オーストラリアの観光土産に「ワライカワセミ時計」がある。

土産物にしては、かなり堅牢な作りになっている時計であるが、
年に数回、時を知らせるワライカワセミの破損や焼け焦げ等に
よる修理の依頼がくることがある。

それらのほとんどは、時計の針が12時を指しているらしい。


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼95] 日曜大工  かくたかひろ 2003/07/14(Mon) 02:01 [返信]


トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン
トンテンカン トンテンカン

「おい、美枝子! ノコギリ!」
「はい!」
「板も!」
「はい!」
「あと、クギ! ペンキも!」
「武彦さん、もう時間が!」

ピッピッピーン

「ああ、また間に合わなかった…」
「あなた〜!」

先々週の犬小屋、先週の本棚、そして今週の安楽椅子。
不器用な武彦にとって、日曜大工は夢のまた夢…
どうしても12時までに終えることができないのだった。

「またしても、月曜大工だ…」
「あなた〜!」

武彦の戦いは、まだ始まったばかりである。




<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼94] 午餐 くまきち 2003/07/14(Mon) 00:55 [返信]

「さあ、お昼ごはんだよ」
「わーい、ごはんだごはんだ」
「もうちょっとがまんだよ」
「うん、がまんがまん」
ツ……ツ……ツ ムシャッ ポーン
「あ、フライング」
「ごめんね」

<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼93] 高橋くん ボブ田 2003/07/13(Sun) 23:39 [URL] [返信]

「高橋くん、今度の嘘競演の御題、12時だってさ」
「12時かあ。難しいね」
「何書いたらいいんだろうね?」
「そうだなあ、うーん・・12時は、南中だよね」
「ナンチュー?」
「そう。一日で一番、お日様の近くにいる時間」
「ああ南中。何言ってんのかと思った」
「南中は、お日様がそばにいるから暖かいよね、寂しくないよね」
「そうなんだ」
「そうだよ。どんなに悲しい時だって、昼になればお日様がそばに来て、僕を慰めてくれるんだ。だから僕はとっても優しい気持ちになれるんだ。嬉しいね。あは。あは。あはは。あははははははは」
「ふーん。じゃあ夜の12時は?」
「夜は・・お日様が遠いんだ・・」
「遠いねえ」
「僕の足のずーっと下にお日様がいるんだけど、地球に遮られて見えないよね。お日様がそこにいるのはわかっていても、離れていると寂しいよね。やりきれないよね。・・・うっ。ううっ。しくしく。しくしくしく」
「じゃあ昼は?」
「昼はお日様が近いんだよ。暖かいんだよ。あはは。あはははは」
「夜は?」
「遠い・・お日様が遠い・・しくしくしくしく」
「昼は?」
「暖かい、あははは」
「夜は?」
「遠い・・しくしく」
「昼は?」


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼92] 戦士の休日〜あるいは微睡みの午後〜 玄界灘男 2003/07/13(Sun) 22:23 [URL] [返信]

「あなた、もう12時ですよ。いい加減に起きてくださいよ!」
「・・・・たまの休日なんだから、もう少し寝かしてくれよ。」
「まったくもう、朝ごはん下げちゃいますよ。片付かないんだから。」
「・・・・クランプもグラハムも夜がきつくていかんなぁ。また、ギーンが泣き上戸と
 きてるから休日前は修羅場だな。」
「どうするんです、食べるんですか?食べないんですか?」
「・・・・・・いててて。そうガミガミ言わんでくれ。頭に響いていかんよ。」
「はっきりしてくださいね!」
「ああ、味噌汁だけ飲む、味噌汁だけ。飲んだ翌朝は味噌汁が一番。」
「もう昼ですってば!」
「ふわ〜ぃ、良く寝たなあ、おおっと小便、小便っと。溜まっとるですよ、小便が。よ
 くぞ堪えた括約筋、てなもんですよ、まったく。」
「あなたっ!床汚さないでくださいよっ!掃除するのは私なんだからっ!最近とくに弛
 んでるみたいなんだから!」
「あ、はいはいっと。昔はあれで可愛かったんだがねえ、あいつも。あ〜、じょびじょ
 びのじょ〜びじょびっとぉ。極楽、極楽。・・・・・・・ふぃ〜、さっぱりとした。
 母さん、今日の味噌汁の具はなんだね?」
「しじみですよ。昨日はけっこう飲んだんでしょう?」
「さすがは母さん、判っとるねえ。糟糠之妻に勝るものなし、か。」
「何いってるんですか、早く食べちゃってくださいね。」
「か〜っ、うまいねえ、うまい。おっ、こりゃなんだい、母さん?」
「ああ、それねえ、イリューシンさんの実家で作った里芋なんですって。昨日炊いたん
 ですよ。」
「ほほお、里芋ねえ。・・・酒飲みにはちと気に食わんが相手にとって不足はない、っ
 ってとこかい?おお、こりゃあうまい!嫁入りした女が『さといもって帰ります』
 な〜んつってな、げひげひげひ。」
「あら、たべるんならあっためますよ。」
「ん、んんぐ。いや、これでいい。(もぐもぐ)」
「いやですわ、口一杯にほうばって。」
「あ〜、食った、食った。さて、パチンコでも行ってくるかな?母さん、わしのステテ
 コの替えはどこにあるのかな?」
「あら?パチンコに行かれるの?今日はトルガンさんのお見合いの件の相談がある、っ
 て言ってたじゃ無いの。困りますわ、お出かけになられては。」
「何時死ぬかわからんモビールスーツ乗りに嫁さんはどうかなあ?相手の娘さんにも酷
 な話じゃないのか?」
「あら、あなただって、その『モビールスーツ乗り』でしょ?私はいいんですか?後家
 になっても。この種無しっ!」
「まあ、そういうな。お前と一緒になった時は戦争は無かったんだから。」
「とりあえず写真だけでも見てくださいな、ほら、なかなか気立てのよさそうなお嬢さ
 んでしょう?」
「うむ。・・・・・・、いい目をしているな。それに、胸もな。」
「・・・・・・・あなたって本当に人物評が一緒の人ねえ。ボキャブラリーが貧弱なん
 だから。」
「まあ、そういうな。根が無骨な軍人なんだから仕方がないんだ。」
「それでよくみんなも『青い巨星』かなんか呼んでるわよね。この看板倒れ!」
「呼び名はしょうがないだろう、ハモン。わしが言い出したことじゃないんだから。と
 にかくわしゃパチンコに行ってくる!行くったら行く!」
「なんかはおってかないと風邪ひくわよ。」
「へ〜くしょいっ!っと畜生!」


<<Prev | Next>>

<<Prev | Next>>
[昼91] 潜在能力 がらがん 2003/07/13(Sun) 21:22 [返信]

【午前11時45分25秒】
(あ、お腹が。。。うーん。朝おかしいものを食べたのかなあ。あぅぅ。後15分
で昼休みだから、大丈夫。早く12時にならないかな)

【午前11時50分18秒】
(あ、うぐぐ。先生に言ったら、トイレに行かせてもらえるかな?でも、みんなにからかわれるぞ。『うんこ野郎』とか。でも、せっせんせい。。。)
「せ、先生っ」
「よしっ、山田、この答えがわかるのか?」
「わかりません。うぅぅ」
「なんだぁ、深刻な顔してるから。。。トイレにでも行きたいか?」
「い、いいえ」

【午前11時55分51秒】
(な、なんで「はい」と言えなかったんだ。でも図星で指摘されると言えないだよ。ああああああああああ。ううううううううううううううう。おおおおおおおおおおおおお。よしっ、まだ大丈夫、大丈夫。12時まであと5分。あと5分)

【午前11時58分44秒】
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。。。。。。。。。。。。。。

時は大正12年。山田君が自分の潜在能力を実感するまでさほど時間はかからなかった。




<<Prev | Next>>

[HOME] [投稿] [新規順] [ツリー] [番号順] [最新] [投票結果] [クロニクル] [感想] [お題とルール] [使い方] [検索]

以下のフォームから自分の記事を修正・削除できます
記事No パスワード 修正 削除