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清瀬市中里に住む鈴木さん一家。
平凡でありふれたそんな彼らのある日曜日の午前10時頃．．．．

美紀　　「あれ？なーい！おかあさーん、私が取っておいたケーキ
　　　　　知らなーい？冷蔵庫にないのよー。」

美代子　「えー？知らないわよ。健太、あんたが食べたんじゃないの？」

健太　　「（ギクッ！）オ、オレじゃねーよ。じいちゃんだよ！じ、じいちゃんが
　　　　　さっき「冥土のみやげ」にって食ってたよ」

源三　　（ヒエッ！ナ、ナニイ〜〜！？　健太のヤツな、なんて事を言うんじゃあ！）

源三はあまりの事に言葉が無かった。しかし健太が源三の方を振り向き、
片目をつぶって「じいちゃん、ゴメン」と美紀に聴こえない様に謝ったので
（まあ、かわいい孫のしたことじゃ。仕方ないワイ．．．）
そう考えてぐっとこらえることにした。

すると今度は健太が美紀に
　　　　「そういやあ、姉ちゃん、オレのお年玉引き出しただろ！残高
　　　　　がゼロなんだよ。なあ！姉ちゃんだろう！」

美紀　　「（ドキッ！）あ、ああ、あれさあ、麗子の披露宴に着ていく
　　　　　ドレスが無いってじいちゃんに言ったら、健太から借りておけ
　　　　　って言うから。あとでじいちゃんの年金が入ったら健太に
　　　　　渡しておくからって．．．ねえ、じいちゃん！？」

源三　　（アワワワア〜！美紀のヤツまでそんなことを．．．）

源三が美紀に対して抗議しようとしたその時、美紀が源三の横を通り過ぎながら
「今度、麗子とお茶飲みデートさせてあげるからさあ。ユルシテ！」と耳元
で囁いたので　（ううっ、ま、まあしょうがないか．．．）
そう思って黙っていることにした。

すると美代子が２階から降りて来るなり源三にこう言った。
　　　　「お義父さん！寝る前にはちゃんと紙オムツに履き替えてくださいって
　　　　　いつも言ってるじゃないですか！今からじゃお布団乾きませんよ！」

源三　　「（ゲゲッ！！）アアア、アレはその違うんじゃよ。死んだばあさんの
　　　　　仏壇の水をうっかり．．．」

美代子　「お義母さんなら朝早く巣鴨に出かけて行きましたよ！まったく．．」

源三　　「ス、スマン．．．」

源三はその場に居辛くなり縁側に腰掛けて庭で無心にゴルフボールで遊んでいる
タロに向かって話しかけた。
　　　　「タロや、お前はいいなあ．．．人間、こんなになったらもうおしまい
　　　　　じゃよ．．．」

タロはなんにも答えてはくれない。聴こえているんだろうが、源三を慰める
ような素振りは見せなかった。

美代子　「お義父さん、そんなとこでいじけてないで。さあてと、週に一度
　　　　　の買出しに行かなきゃ。タロ！ほらそんなとこで遊んでないで
　　　　　さっさと一緒に行くのよ！聴こえない振りしたってだめです！」

そういうと美代子は庭でパターの練習をしていた夫の太郎（家では家族から”タロ”
と呼ばれている）のベルトをむんずと掴むとグイグイ引っ張って嫌がる太郎
を無理やり買出しに連れて行ったのであった。

清瀬市中里に住むこんなありふれた鈴木さん一家の日常の一コマ。
みなさんも思い当たる事はあるんじゃないでしょうか。



　　　

家老「殿っ！このように我らが申しておりますのにまだ
　　決断がつきませぬかっ！」
秀秋「ええいっ！黙れっ！この小早川秀秋、太閤殿下の甥じゃ！
　　その上武門の名家小早川家を継いだ身、寝返りなどという
　　恥知らずな真似ができるかっ！」
家老「何をおっしゃいますかっ！もし殿がここで東軍の家康公に
　　味方しなければ、西軍が勝ってしまうのですぞ！
　　そして天下は、あの石田三成の思うがままになってしまうのですぞ！」
秀秋「う…。」
家老「三成は以前から殿に対してよからぬことばかりしてきたではないですか！
　　それが家康公と戦うとなったら急に殿のご機嫌を取り出したような卑劣漢！
　　このまま奴に天下を取らせてよいのですか！」
秀秋「うううっ！しかし裏切りなどという卑怯な真似！断じてできん！」
家老「そうですか…やむを得ませんな。では、三成が殿にしてきたさまざまな
　　　嫌がらせ、今ここで殿に思い出させて差し上げましょう！」
秀秋「な、何いっ!?」
家老「在校生隊前にっ！」
隊　「はっ！」
秀秋「貴様っ！大将であるわしの許しもなく勝手に隊を動かすなどと…」
家老「構えっ！」
隊長「はっ！」
秀秋「うわああやめろっ！」
隊長「殿が、初めて三成に出会った、正月の宴会！」
隊　「正月の宴会！」
秀秋「むっ！」
隊長「殿が、慣れない酒で頭痛に苦しんでいる時に、三成はわざと近くで大きな
　　　声でしゃべりました！」
隊　「しゃべりました！」
秀秋「うっ！」
隊長「楽しかった、吉野の花見！」
隊　「吉野の花見！」
秀秋「むむっ！」
隊長「頭上の桜に見とれているうちに、石につまづいて転んだ殿のことを、
　　　三成は言いふらしました！」
隊　「言いふらしました！」
秀秋「うぬっ！」
隊長「一緒に攻め込んだ、朝鮮出兵！」
隊　「朝鮮出兵！」
秀秋「むむっ！」
隊長「殿の愛用の旅行用お出かけポーチのくまちゃんのイラストに、三成は
　　マジックで卑猥な落書きをしました！」
隊　「卑猥な落書きをしました！」
秀秋「うぬぬぬぬぬぬっ！」
隊長「この時代、まだマジックは発明されていないのに、マジックでです。」
隊　「マジックでです！」
秀秋「もうよいいいっ！全軍、山を駆け下り、大谷吉継隊を、蹴散らし、
　　　すべて踏み潰し、三成の、三成の、首を、首を取るのじゃああああああ!!」
家老「はっ!!」

こうして小早川秀秋率いる五千の在校生隊は大谷吉継隊を戦場から卒業させ、
ひいては西軍を大卒業に追い込んだのであった。
時、あたかも桜の舞い散る慶長五年九月一五日のことである。

夜のバー。
抑えた間接照明に輝くカクテルグラス。
窓には美しい夜景が広がり、古びたレコードがジャズを奏でる。

そんな中、カウンターで会話を楽しむ一組のカップル。

会話を楽しみつつ、男は2時間後の快楽を見据えている。
一方で女は、したたかに20年後の幸福を見据えている。










…でもね、だからってね、僕がシャワー浴びてる間にね、こっそりゴム製品に針で穴あけておくのはやめてください。いや、マジで。

宮本武蔵は決闘の前日、きちんとした遅刻届を幕府へ郵送している。
ただ、速達にしなかっただけのことだ。

北風「よし。見てなよ」
北風は大きく息を吸い込みました。
びゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。

しかし旅人はコートの前をしっかりと掴んで歩いています。

北風「ちぇっ」
太陽「ほほほほほ。じゃぁ私の番ね」
太陽は息を詰めてお腹に力を入れました。
ぽかぽかぽかぽかぽか。

それでも旅人はコートの前をしっかり掴んで歩いています。

北風「ははははは。残念でした」
太陽「まだ終わってないわよ」
北風「え？」

太陽はセーラー服姿になると薄暗い街灯の下に立ち、
怯えたように小さく震えました。

旅人はコートの前を開きました。

第１問　ギリシャ語で「漂うもの」という意味を持つ、
　　　　　水中に浮遊している微生物は何？
　Ａ：ミシンコ　　　Ｂ：ミチンコ
　Ｃ：ウドンコ　　　Ｄ：コシノジュンコ

第２問　代表作に「銀河英雄伝説」「創竜伝」
　　　「アルスラーン戦記」などがある作家は誰？
　Ａ：田中康夫　　　　Ｂ：田中裕二
　Ｃ：田中耕一　　　　Ｄ：田中星児

第３問　アメリカのイラク攻略作戦名はどれ？
　Ａ：情熱と畏怖　　　　Ｂ：衝撃と寄付
　Ｃ：花とみつばち　　　Ｄ：正月とイヴ

第４問　相対性理論を生んだ物理学者といえば誰？
　Ａ：バレンタイン伯爵　　Ｂ：サド公爵
　Ｃ：あしゅら男爵　　　　Ｄ：お蝶夫人

第５問　「鬼のいぬ間に○○」、○の中に入る言葉は？
　Ａ：選択　　　　　　Ｂ：宣託
　Ｃ：カウンタック　　Ｄ：ペンタ君

第６問　ザ・ドリフタ−ズの影のリーダーといえば誰？
　Ａ：仲本工事　　　　Ｂ：荒井注
　Ｃ：すわしんじ　　　Ｄ：ジャンボマックス

第７問　つんくプロデュ−スの国民的人気アイドル
　　　　グループといえばどれ？
　Ａ：喜び組　　　　　Ｂ：綻び組
　Ｃ：お忍び組　　　　Ｄ：ハムラビ法典

第８問　ＮＨＫ人形劇「ひょっこりひょうたん島」の
　　　　人気キャラクターといえば誰？
　Ａ：ドン小西　　　　Ｂ：伴宙太
　Ｃ：ニン伊東　　　　Ｄ：ガン・ドバチョ

第９問　元巨人軍、松井秀喜選手が所属する
　　　　メジャー球団といえばどれ？
　Ａ：ＮＹダンディーズ　　　Ｂ：ＮＹモンキーズ
　Ｃ：ＮＹキャンディーズ　　Ｄ：ＮＹパンパース

第１０問　池田理代子の人気名作マンガといえば何？
　Ａ：ベルサイユのベラ　　Ｂ：ベルサイユのベム
　Ｃ：ベルサイユのベロ　　Ｄ：ベルサイユのへら

第１１問　「春風や　牛に引かれて　善光寺」
　　　　　　これは誰の句？
　Ａ：小林よしのり　　　Ｂ：小林亜星　
　Ｃ：ストロング小林　　Ｄ：大辞林

第１２問　シオノギ製薬「♪痛くなったら○○○○○〜」
　　　　　○の中に入るのは？
　Ａ：メルセデス　 Ｂ：プラネテス
　Ｃ：ソクラテス　　　Ｄ：アマゾネス

第１３問　アニメ「ドラゴンボール」の主人公といえば？
　Ａ：孫堅　　　　Ｂ：孫策
　Ｃ：孫権　　　　Ｄ：周瑜

第１４問　柔道、田村亮子選手の愛称はどれ？
　Ａ：ＹＡＺＡＷＡちゃん　　Ｂ：ＳＡＨＡＲＡちゃん
　Ｃ：ＴＡＲＡちゃん　　　　Ｄ：福原愛

第１５問　今現在、一番困っていることといえば何？
　Ａ：オチが Ｂ：見つ
Ｃ：から　　　　　　Ｄ：ない

『ツァラトゥストラはこう言った』　　ニーチェ著　日上英博訳　４１０円
　　　＜紹介＞
　　　19世紀最大の哲学者ニーチェの根本思想を体系的に展開した著作。
　　　その衝撃は２１世紀の現在でも失われていない。
　　　現代思想を知る上でも芸術的価値においても必読の書。


『ツァラトゥストラはこう言った？』　ニーシェ著　石波文庫編　６００円

　　　＜紹介＞
　　　あの名著「ツァラトゥストラはこう言った」の続編がついに登場しました。
　　　前作の語尾全てに？がついています。翻訳者の正直さの賜物です。


『ツァラトゥストラはどう言った？』　ニーチエ著　石波文庫編７００円

　　　＜紹介＞
　　　あの名著「ツァラトゥストラはこう言った」の続編がついに登場しました。
　　　前作の数ページが落丁しています。
　　　欠けた部分でニーチェが何を言っているのかを哲学する全く新しい哲学書！
　　　正解は落丁していないものを購入して確認してください。

198X年、アメリカ合衆国・ワシントン市内某所

「…でありますから、現在わが軍が開発中の新型精密誘導爆弾の制御プログラム
にこのOSを取り入れますと、CEP(半数命中半径)を5メートルにまで引き上げると
いう事が可能になるのであります。しかしながら…」

「しかし、何だね？」

「これは大変もってまことに申し上げにくいのですが、このOSにはいわゆる「バグ」
という物がございませんので、万が一誤爆が生じた場合、責はそのままわが軍に回っ
て来るというリスクが存在するのであります。」

「確かにそいつは問題だ。下手に性能が良過ぎるというのも考え物だな。」
「ああ、昔は良かった。風向きや敵の対空砲火など、言い訳ならばいくらでも見つけ
られたものだ。」
「私なんか整備不良のせいにして何とかごまかしましたよ。しかし、整備主任がピストル自殺までしてしまうとは、ちとやりすぎたかなと思っとります。」
「それに、昔はテレビクルーなどといううるさい連中はおりませんでしたから、ごまかすのもさほど難しくはありませんでしたですよ。」
「情報公開が世の流れとは言え、何でもかんでも公開するというのもちと困り者ですな。」
「全くだ。ワッハッハッハッ」
「ワッハッハッハッ」

(このジジイ共め…)
「それでは説明のほうを続けさせていただきます。それに対しまして、こちらの国産OS
を元にしたプログラムでは、CEPは前者の3倍になってしまいますが、時折仕様上の
問題でバグが発生いたしまして、着弾が大きく逸れてしまうという特徴があります。
つまり、万が一誤爆が発生いたしましても、このプログラムを使用している限り、
その原因をOSのバグに転嫁する事が可能になるのです。」

「おお、それはいい」
「早速こちらを正式なプログラムとして採用しよう！」

「皆さんちょっとお待ちください。まだもう一つ問題がありまして、前者のOSは極めて優秀な物である為、そう遠くない将来わが国の各分野にて幅広く利用される可能性が大いにあります。そうなりますと、何故このような優秀なOSを軍では利用しないのかという疑問が各方面から沸き起こり、事が露見してしまう恐れがあるのです。それを防ぐためには唯一つ、このOSを社会的に抹殺してしまう事が必要であると考えられます！」

「そ、そうか！それは気づかなかった」
「しかし、一体どのようにして実行するというのだ！？」

「幸いにしてわが国の議会は先頃、その為に必要な法案を通過させております。
後は問題のOSを対象に加えて頂くだけです。あなた方の人脈をもってすれば、さほど
難しくもない事でしょう。」

「わかった！早速実行に移すことにしよう！全く持って君は優秀な人材だ！！」

「いえいえ、私はただ知恵をお貸ししただけです。賞賛されるべきはあなた方の
実務能力ですよ。」

「いやー、彼のおかげで助かりましたな。ここだけの話ですが、実は私、退役後上院入りを狙っているところでして。」
「全くです。お互い、経歴に下手な傷をつけるわけにはいきませんからな。」
「ワッハッハッハッ」
「ワッハッハッハッ」

（全くこのジジイ共めが…）


1988年9月、こうしてアメリカ合衆国によるスーパー301条をタテにしての、
国産OS「TRON」潰しが開始された。

Ｑ：ありとあらゆる世の中のやりかたや手段を非難している鳥はなあに？





Ａ：ホーホヒキョウ、ホーホヒキョウ・・・・

抱腹絶倒の作品があるのですが、作品の特性上ちょっとネット上での公開は憚られますので、議長様と相談の上、メールでの発表とさせていただきます。
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