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[150] 誰もが命がけだった時代 BEE 2002/05/24(Fri) 10:53 |
本番前、男は火のついていない煙草をくわえ、セットの階段の一番上から舞台を見下ろし考えていた。 女房の事。 生まれてくる子供の事。 男は彼の女房となった女との、束の間の生活を本当に楽しんでいた。 皆は男が、先輩の女を押しつけられたと考えていたが、彼は先輩に感謝すらしていた。 お腹の子供が、本当に自分の子供だったらよかったのに・・・最近はそんなことばかり考えるようになっていた。 俺が死んだら、彼女は悲しんでくれるだろうか・・・ そして先輩のこと。 「あの、本番の時間なんですが。」 いつも男を虫けらのように扱うディレクターが、恐る恐るやって来てこう告げた。 「ふん」 男は口にくわえた煙草をディレクターへ付きだした。 ディレクターが慌てた様子でポケットからライターを出し、火を付けようとする。 男はディレクターを突き飛ばした。 「おい、俺は今日、これから死ぬんだよっ!これから死ぬ男のぉ、最後の煙草にぃ、百円ライターでつけるのか?おおっ!」 青ざめるディレクター。 舞台から、皆がこちらをうかがっている。 いつもは犬コロ同然の扱いを受けていた彼であるが、今日は違う。 誰もが男をはれ物のように扱っていた。 当たり前だ、今日の舞台は、彼がキメるのだ。 主役ではない。 主役はあの5人だ。 しかし、今日の舞台は彼で完成する、その為に今日、彼は死ぬかも知れないのだ。 と、その時、舞台の上から、長いセットの階段を上って、あの先輩が彼のそばに立つ。 舞台衣装の袖の中から金ぴかのライターを取りだし、火を付ける。 男は胸一杯に吸い込み、ゆっくりとはき出す。 と、その一服を待っていたように先輩の男は彼を殴りつけた。 そう、いつものように。 その鉄拳が、無性にうれしかった。 これが、俺のあこがれ続けてきた先輩だ。 「・・・・しんじ、死ぬなよ。」 「ケンちゃ〜ん!」 さあ、午後8時だ。 舞台の幕が上がる。 俺は今日、人生で最高のコケを演じてみせる。 当時ドリフターズの見習いだったすわしんじが、生まれてくる子供とレギュラーの座の為に、決死の覚悟で挑んだ「池田屋階段オチ」。 ドリフターズメンバーの扮する新鮮組と相対した勤王派の浪人が、斬りかかろうとして袴の裾を踏み、滑り転けてそのまま長大な階段を転げ落ちる荒技だったと言うが、今日では録画も残っておらず、ただ伝説が残っているのみである。 |
[149] プロジェクトX〜挑戦者たち 和音 2002/05/24(Fri) 04:03 [URL] |
その時、一人の技術者が言った。 「こいつに人間の100倍の痛覚機能を与えれば…」 「A.I.が生んだ自律二足歩行」 〜ASIMO誕生 激痛の果てに〜 より |
[148] わら人形で女性大やけど 疲れた大学生 2002/05/24(Fri) 02:27 |
【速報】新宿区の神社で女性大やけど 23日午後11時ごろ、新宿区の「鷽神社」でボヤがあり、ご神木と周りの木数本が焼失した。 消防によると、現場では頭に大やけどを負った女性が倒れており、病院に収容されたが命には別状がない様子。警察では、この女性が何らかの事情を知っているものとして、回復を待って事情を聞く予定。 【続報】 先日の新宿のボヤで、警察は女性から事情を聞き始めた。 女性の話によると、最近つきあっていた男性から別れを告げられ、いわゆる丑に刻参りを行いはじめた。その際頭に鉄輪(かんなわ)を乗せ、その上に火のついたろうそくをつける。 その日は、わら人形に釘を打っていたが、ねらいがはずれて指をたたいてしまい、痛さのあまり 飛び跳ねたりしたが、あやまって木の根につまずいて転倒したという。 そのためろうそくの火が髪や衣服や、わら人形に引火、それが種火になったという。 消防では、ろうそくは危険なので懐中電灯を使うなど安全に呪ってほしいコメントしている。 評論家の話: アメリカではろうそくメーカーや金槌メーカーがPL法によって訴えられてもおかしくはなかった。また危険な木の根を放置していた神社側も訴えらる可能性もあった。 リンク:インターネットでのろい代行 http://waraningyou.net 安全な丑の刻まいりの研究 http://www.bakada.ac.jp/bousai/ushinokoku |
[147] ITビジネス なんしぃKIM 2002/05/24(Fri) 01:44 |
インターネット上のホームページは広告媒体としても注目されているが、その広告の大半は、何の工夫もない上滑りした内容で、そのため広告対象が『コケる』事も少なくない。 これがバナナー広告の実態である。 |
[146] 日 記 みこと 2002/05/24(Fri) 01:12 |
5月23日(木)くもり のち はれ 嘘競演が始まってから、通勤の満員電車の中で考えるのは お題の“転ぶ”のことばかり。でも、何も浮かびません。 『なぜ、何も思い浮かばないのか?』よぉ〜〜〜〜〜く考えてみると ここ数年?もっと?転んでいないからだ!! とゆうことで、転んでみる事にした。 どう転ぶのが一番よいか?いろいろ考えて見た。 〜〜階段で躓いて転ぶ。〜〜 う〜ん、手をつき損ねて額を割りそうなのでダメ! 〜〜いつものように平らな地面で躓いたついでに転ぶ〜〜 う〜ん、荷物を持っていて頭から突っ込んで額を割りそうだからヤメ! 〜〜外国のコントのように額をぶつけて仰向けに転ぶ〜〜 二重に痛そうだから却下! 〜〜バナナの皮を敷き詰めてその上を走り抜ける〜〜 転んで両手をつくけど滑って額をぶつける・・・。やっぱり痛い。 どう考えても額をぶつける・・・。やぁ〜〜めた! だって、第三の目が開眼しそうなんだもん。 |
[145] 読み方 G 2002/05/24(Fri) 00:54 [URL] |
「転ぶ」 これを何と読むか? ふつうなら「ころぶ」と読むであろう。しかし違うのだ。 これは本来「まろぶ」と読むのである。 「転がる」を「ころがる」と読むのを憶えたばかりの者が 「転ぶ」をみて「ころぶ」と呼んでしまったのがはじまりである。 成立年代は「新しい」を「あらたしい」ではなく「あたらしい」と 読むようになったのと同じく江戸時代末期。 「つらい」と「からい」がどちらも「辛い」であることや、 「こおろぎ」と「きりぎりす」の両者に「蟋蟀」の字をあてること、 また「かわせみ」と「ひすい」の両者に「翡翠」の字をあてること を見てもわかるように、漢字を見てもそれをどう読むかがわからない 事は決して少なくないのだ。 さて、ここまで読んで信じてしまった人はいるだろうか。 実は以上は全て今思いついて書いただけのテキトーな話だ。 信じる前に他の文献もあたって調べてみる。それが与太話に 騙されないためのコツである。 これを「転ばぬ先の杖」という。 |
[144] 新種目 鈴之助 2002/05/24(Fri) 00:37 |
「足の速さだけで順位が決まるのは不公平。運動の苦手な子供たちが可哀相だ」 近年、父兄達のそんな声に押されて、全国の小学校から運動会の花・徒競走の姿が消えはじめている。一方で、そんな状況を憂う有志の教職員、父兄、生徒を中心に、足の速さだけでなく様々な個性を発揮できる新しい徒競走への試みもまた盛んになってきている。 東京都港区のとある私立小学校もそんな学校のひとつ。 毎年行われる秋の大運動会では、爽やかな秋空に雷管の音が高らかに響く中、スタートラインにならんだ生徒達が一斉にこけ、観客席を大いに沸かせている。 「我が校の徒競走はタイムだけを競うもののではありません。生徒の個性を尊重し、スタートからゴールまでの全てを生徒のパフォーマンスとして、芸術点や技術点を加えた総合評価を行なっているのです」 そう語ってくれたのは、競技のルールづくりに奔走してきた先生。 昨年の運動会では、お姉さんのセーラー服を身に纏って疾走した6年生の門野麻里ちゃんが、ゴールを目前に小石につまづいて転倒。「涙を堪えてうずくまる姿が、ほのかな色気を感じさせる」として特別賞のティッシュ1年分が授与される一幕もあった、とのこと。 なお、同校では「スタートと同時にコケる」「自分の靴紐をワザと踏んでコケる」「観客席の父親にハゲヅラをかぶってクシャミをしてもらってコケる」など様々な「転倒系」の技が多様されていることから、競技の名称を「こけっこ」に変更することを検討しているという。 |
[143] 憧れの資格を取得しよう!「転倒士」「転倒測量士」 Donald Mac 2002/05/24(Fri) 00:35 [URL] |
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[142] ブービートラップ 枢斬暗屯子 2002/05/23(Thu) 23:21 [URL] |
その日私は、サウナのような湿気でむせ返るベトナムのジャングルにおいて、ベトコン掃討作戦に従事していた。斥侯を命ぜられていた私は敵襲を警戒しながら道を進んでいた時、進路前方に何かが落ちているのを発見した。 常日頃、悪名高いベトコンのブービートラップの話をSPAMと同じくらいウンザリする程聞かされていた私は、慎重にその「何か」に近づいて正体を確かめる事にした。神経を極限まですり減らした十数分の後、私はようやく「何か」の近くまでたどり着き、その意外な正体に張り詰めていた緊張の糸がブッツリと切れた。 それは「バナナの皮」だったのだ。 道の真ん中にバナナの皮…確かに昔のスラップスティックコメディ映画ならば、そいつを踏んで転ぶというギャグがあるだろうが、あれはあくまでも映画の中の話、現実の世界で実際にそんな事をするバカはいない。呆れ返った私はバナナの皮をつまみ上げた。無論、ジャングルに投げ捨てる為である。私は先程の緊張の反動もあって気が緩んでいたのだろう。 バナナの皮に結び付けられたワイヤーを見るまでは… 次に私が目を覚ましたのは、ダナンの野戦病院のベッドの上だった。 以上、「バナナの皮で史上最も派手な転び方をした男」・ Donkey=Sillyfaller海兵隊二等兵(当時)の手記より抜粋。 |
[141] インド しーもす 2002/05/23(Thu) 21:52 [URL] |
むかれて中身を食べられ、地面に捨てられた後まで徹底した無抵抗主義を貫き、 マハトマ・ガンジーに多大な影響を与えたバナナの皮は「独立の祖父」と呼ばれている。 |