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[100] 中国文学事典 トコツカ 2002/05/21(Tue) 22:11 |
【石頭記】せきとうき 中国の長編小説。120回。清乾隆年間成。曹雪芹作。 貴公子・賈宝玉と美女・薜宝釵らとの恋愛を描き、その心理描写と情景描写の巧みさで『三国志』『水滸伝』『西遊記』と並び、中国四大小説の一つに数えられる。 第一回の冒頭で早朝県学(科挙受験生の学校)に向かう途中の賈宝玉が街頭で薜宝釵にぶつかり、弾みで転んだ彼女の素足を見てしまう場面が有名で、この場面がこの小説の別名である『紅楼夢』の由来となっている。 |
[99] 新記録 土星 2002/05/21(Tue) 21:59 |
先日行われた、第37回富士登山駅伝は、折り返し後の第9区で26秒という区間新記録を出した飯塚選手の活躍で、中央大学が初優勝を果たしました。 (驚異の区間新記録を出した飯塚選手) 「スタート直後に転んでしまったが、起き上がる手間を省いたのが結果的によかった。」 (静岡中央病院 ICUにて) |
[98] ズッコケファン歓喜の声続々!「十徳バナナ皮MarkII」 Donald Mac 2002/05/21(Tue) 21:39 [URL] |
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[97] (削除)Donald Mac2002/05/21(Tue) 21:08 |
[96] ルポルタージュ『黒薔薇夫人』 page 2002/05/21(Tue) 20:38 |
「アントニオ!」 執事が奇妙な物体を持ってきた。 「………何だこれは」 2mほどのロープがついた60cm四方のベニヤ板に登山靴が乗っている。 「見てのとおりよ。アントニオ、やりなさい」 巨人の執事は黒薔薇夫人に畏まると、黙って俺の足を掴んだ。 とんでもない怪力だ。踵が簡単に宙に浮く。 「うおっ」 俺も鈍い方ではない。バランスをとり、無様にひっくり返るのは免れた。 その時、夫人の目が異様に輝いた。 「…ま、まさか…」 「そのまさかよ。 このベニヤ板はただのベニヤ板ではないわ。 至上最悪の拷問器具よ。 …これの前にはどんな男も真実の姿をさらしだす…」 案の定、ベニヤ板の裏には方向自在のキャスターが四隅にネジでしっかりと留められていた。 「靴底はぎっちょんぎっちょんのべっとんべっとんに業務用接着剤を塗りたくったわ。 今までの恨みをこめてね……ほーほほほほほほ!!」 「くっ、俺の三半規管を甘く見るなよ!」 丁寧に靴紐を固結びすると、執事は俺の手を自由にした。 むやみに屈んではいけない。 「フッ……少しはできるようね」 俺は、じっと夫人を凝視した。集中力には自信がある。 「靴を脱げば自由になれてよ」 「人間は、しゃがんだときが一番瞬発力が悪いんだ」 「…今(ゴロゴロッ!)からでも遅くはないわ。白状してしまいなさい」 「………………説得し終わる前からひっぱりやがったな」 「ちょっと引きが甘かったようね。 でも、今度は耐えられなくてよ(ガラガラガラガラッッ)オオッッ!!!」 「ふぬッッ…(ちょっとヤバかったかな)…まだまだっ」 「はあああッッ(ガラゴロゴロッ)」 「なんの!」 「ていやっ(ガラガラン)」 「ほおッ」 キャスター付きのボードに乗っているとは言え、男一人を慣性に反して勢い良く動かすのはさすがに重いのだろう。夫人は肩で息をし始めた。 「ゼエゼエ……くっ、しぶとい男ね…さすがは、と言った(ガララッ)ところかしら」 「…ちょっと今のタイミングは敵ながらあっぱれだぞ」 俺は斜め後ろに体を捻りつつ手を付いていた。 だが、まだバランス良く体を支えた形なので、俺の運動神経は証明されても、夫人の自尊心は満たされていない。 「うりゃ(ガラガラガラガラガラ!!)ああああっ!!」 力の限り紐を引っ張る夫人だが、動きが見えている以上は俺もなんとか切り抜けられる。 いつしか、夫人の額には大粒の汗が光っていた。 「……くっ…ここまでとは…私が…甘かったようね……… …いいわ………アントニオ!!! 彼に目隠しをしなさい!!」 目隠しを取ろうした瞬間、夫人は力の限り紐を引くだろう。 俺は緊張しつつも気配を伺った。 「……今度は耐えられるかしら……」 「……耐えてみせるさ」 チャンスだ。 チャンスなのだ。 俺が目隠しに手を伸ばす瞬間、夫人は紐を引く。 引いた後に生まれる一瞬の隙に俺は目隠しをとり、左にいるアントニオ執事にベニヤの角で十六文キックくれてやる。 緊張。 緊張。 気配。 「やあああッッ!!!!(ガラガラガラガラガラガラッッッ…)」 「おりゃああああッッ!!!!」 脊椎から尾てい骨まで電撃の様に走る衝撃。 手の平に響く痛みと、逆流する血液。 沈黙の中、俺は勝利を悟った。 「……ブリッジとは……やるわね……」 再び独房に押し込められた。 晩飯にうな重が出た。 |
[95] バナナが出てきた日 銀蝶 2002/05/21(Tue) 17:37 |
◆首都圏交通情報◆ 【道路】 首都高環状線 箱崎付近にて16台が玉突き タンクローリーがバナナでスリップ、横転 【鉄道】 JR東日本 中央線新宿〜高尾間上下線不通 線路上の「置きバナナ」による脱線 【空の便】 羽田空港 緊急着陸2便/欠航3便 エンジンがバナナを吸込みタービンブレード損傷 他 これらによる国民生活への影響 ◇約3万人の足が乱れ、600万人が大爆笑 ◇民事再生法適用を申請 吉本興業株式会社 ◇「みっくちゅじゅーちゅ」販売中止 株式会社日本サンガリア (ラジオたんぱ 10:00) |
[94] サル学最前線 ナマクラ 2002/05/21(Tue) 16:47 [URL] |
文字を操って人間と会話をするチンパンジーのアイちゃんの研 究など、猿の持つ知能に関する調査は近年大きく進歩している。 それに応じて、日本猿学会ではこのほど猿の知能程度を評価する 基準の制定を行った。猿に縁の深いバナナの皮に対する行動に着 目することで、五段階に及ぶ評価を容易に行えるものとして注目 されている。 <レベル1> ・食べたバナナの皮を地面に捨て置き、後で踏んで転ぶ。 バナナの皮の持つ特性を認識しておらず、知能は野生動物の標 準レベルである。 <レベル2> ・バナナの皮が落ちていたら、踏む危険のない場所へと移動させ る。 バナナの皮の存在から予測される事象を理解しており、論理的 思考力を持つと判断できる。 <レベル3> ・バナナの皮を見つけると故意に近寄って踏んで転ぶ。 レベル2の段階を当然のこととした上で、あえてレベル1の行動 をとって周囲の猿の関心を惹こうとするものであり、原始的なが らも"ギャグ"の概念の発生を見て取れる。 <レベル4> ・レベル3の猿に対する周囲の猿の反応形態の一つで、歯を剥き出 して激しく鳴く、木切れを投げるなどする。 レベル3の猿に幾度か接した後に至る段階であり、ギャグの新旧 を判断して批判を加える能力を備えていると言える。 <レベル5> ・レベル3の猿に対する周囲の猿の反応形態の一つで、一旦レベル4 に似た興奮状態になりかけた後沈静し、しばらく考えてから鳴き声 や身振りで賞賛を現す。 レベル4に達した猿がその後に見せる傾向で、「いや、一周回って 逆にこれは新しいかも」というマニアックな感想を示していると考 えられる。 |
[93] お手本 やゆよ 2002/05/21(Tue) 15:22 [URL] |
ズルッ、ガタガタガタガタ、ドドドドーン、ズルズルドカッ、ドンガラガッタ、 ゴロゴロゴロゴロ、ドンドコゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォ、ザザザザザザ、ドカ ーン、ズバズバズバズバ、クルクルクルクル、グォォォォォォォォォ、ズルズル ズルズルズル、ガタ、ドカァァァァァァァァァァン、ドバドバドバドバ。ズルッ、 ガタガタガタガタ、ドドドドーン、ズルズルドカッ、ドンガラガッタ、ゴロゴロ ゴロゴロ、ドンドコゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォ、ザザザザザザ、ドカーン、ズ バズバズバズバ、クルクルクルクル、グォォォォォォォォォ、ズルズルズルズル ズル、ガタ、ドカァァァァァァァァァァン、ドバドバドバドバ。ズルッ、ガタガ タガタガタ、ドドドドーン、ズルズルドカッ、ドンガラガッタ、ゴロゴロゴロゴ ロ、ドンドコゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォ、ザザザザザザ、ドカーン、ズバズバ ズバズバ、クルクルクルクル、グォォォォォォォォォ、ズルズルズルズルズル、 ガタ、ドカァァァァァァァァァァン、ドバドバドバドバ……。 「ムネオ先生のギャグにずっこけるときには、こうするのだ」 佐藤優・外務省主任分析官(当時) |
[92] 代理業 Shi.Ma.Chu 2002/05/21(Tue) 12:35 [URL] |
初デートでスケートに誘われてドッキドキのスケート初心者のあなた!! 敵組織が凄腕の転ばせ屋を雇ったという情報を入手して戦々恐々の秘密諜報員のあなた!! 怪奇バナナ屋敷に長期潜入することが決まってブルーな気分の伊賀者のあなた!! 転びの恐怖におびえるあなたの味方、コロリンエキスプレスにお電話下さい。 当社自慢の転びのエキスパートたちが、謎の身代わり わら人形を駆使して あなたの替わりに転びます。 コロリンエキスプレスにお任せ頂ければ、摩擦係数0の坂道もへっちゃら。 あなたは全く転ぶことなく日々の生活を送れます。 スキー場の60゜の斜面もなんのその!! 一度も転ぶことなく見事な滑降。 周囲の喝采はあなたのもの!! 転ぶ日々からさようなら。代理転倒業、業界No.1はコロリンエキスプレス。 電話番号はフリーダイヤル、0120-84-5621、「ワシ コロブヒト」まで。 お電話お待ちしてまーす。 |
[91] 挑戦者たち〜奇跡のパン〜 きだて たく 2002/05/21(Tue) 10:29 [URL] |
(ナカタパン本社〜社内映像) N「製菓パン業界第一位、ナカタパン。しかし、ナカタがその栄光を手に掴むまでには、数多くの苦難と試練、そしてたった一つの奇跡があった」 (ナカタパン社長室映像〜佐川氏アップ) N「ナカタパン代表取締役社長、佐川正一郎。彼が、その奇跡の物語の主人公である」 佐川「あれからもう30年、ですわね。…今思うたら、あれは起こるべくして起こった事のような気もしますわね。当時はそんなこと思う暇もなくてね、無我夢中でしたね」 ・テーマミュージックFI→FO (ナカタパン<仲田パン>一号店舗写真) N「1971年3月7日。それが、製菓パン業界に起きた大きな革命の始まりの日であった」 (大阪万博〜商店街の町並み〜仲田パン店舗) N「当時の大阪は、折しも万博からのパン食ブームに乗り、数多のパン屋がひしめき合う一大パン激戦区となっていた。佐川正一郎は、当時、大阪は十三西口商店街の小さなパン屋『仲田パン』で、店主・仲田省造に弟子入りしたばかりの若きパン職人であった」 (再現映像…厨房内でパン種をまきちらし派手に転ぶ佐川) N「佐川には奇妙な癖があった。極度の粗忽と言うべきか、生来のバランス感覚の悪さからか、彼は、何もつまずくものがないような場所で転んでしまうのである。同期の職人達の中でもいち早くパン焼きの頭角を現し出していた佐川であったが、この自身の転倒癖にはほとほと弱り悩んでいた」 (店舗内で焼き上がったバゲットをまきちらし派手に転ぶ佐川) (駅前で山食パンをまきちらし派手に転ぶ佐川) (厨房で頭を抱え悩む佐川) N「しかし、その日の佐川には、それ以外にも頭を悩ませるあるひとつの出来事があった。前日の夜、師匠である仲田から新製品の開発を命じられたのである。『これまでにない味と見た目を持ったパンを作れ』という師匠の言葉が、佐川の肩に重くのし掛かっていた。」 (厨房内で試作にあけくれる佐川) N「すでに試作の数は数十を超えていた。カスタードクリームやチョコクリームを生地に詰め焼き上げる。しかし、それはこれまでにある菓子パンとなんら変わらない、ありきたりなパンに過ぎなかった」 (パン種を台に叩きつける佐川) 佐川「形やわね…これまでのパンにない、斬新で、食べる人が手にしてワクワクするような…一体どうしたらええねんね」 (パン種の端を握ったままよろける佐川) 佐川「あっ!」 N「佐川の頭の中は新製品のことで一杯で、自分の転倒癖のことなど完全に忘れていた。しかし、それが、いま奇跡の瞬間を生んだのである」 (パン種を掴んだまま転倒する佐川) (パン種を掴んだままさらに転倒する佐川) (パン種を掴んだままパン焼窯に激突する佐川) (パン種を掴んだままロンダートで洗桶に飛び込む佐川) (パン種を掴んだまま伸身二回捻りでチョコクリームの瓶を跳ね上げる佐川) (パン種を掴んだまま厨房の床に落ち転げ回る佐川) N「…嵐であった。パン切りナイフや練り棒は散り、鍋は割れ、狭い厨房の中はまさに台風が荒れ狂った後のようであった」 (床から立ち上がり、パン種を見て驚愕する佐川) N「そして、嵐の去った静寂の中、常に台風の目の中にあったパン種だけが、先までの荒ぶる渦を形作っていた」 佐川「こ…こりゃ、なんちゅうこっちゃね!」 N「パン種は、佐川の手によって捻られ、伸ばされ、また捻られ…誰も見たことのない、まさに新たなパンの形をしていたのである」 佐川「パンが渦巻いとる! しかも、いつの間にやらチョコまで中に入っとるがね。…こら、新しい形や。いけるんとちゃうかいね!」 (煙を上げるパン焼窯の前で焼き上がったパンを囓る佐川〜会心の笑み) 佐川「美味い! これなら間違いないやね」 佐川「…そうや、これに商品名を付けたらんとあかんね。よっしゃ。こいつの名前は…」 ・エンドミュージックFI N「1971年3月7日。それが、製菓パン業界に起きた大きな革命の始まりの日であった。革命を起こしたパンの名は“転ね”。…チョコ・コロネの誕生である」 ・エンドミュージックFO (クレジット) |