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[70] kaikyo じょーしゅ 2002/05/20(Mon) 19:39 [URL]
チョモランマの山頂に立った荒木義昭(34)は、朝日に輝く雲の波から突き出した世界五位の高峰マカルーや六位のチョー・オユーを見降ろしていた。
単独登頂の成功を祝福するかのような快晴だった。
しかし、彼の顔に笑みはない。
彼はゆっくりと、重さ5キロの酸素ボンベを背から降ろし、大きく伸びをして青空を見上げ、世界最高峰の澄みきった空気を吸った。
一歩前に踏み出す。

次の瞬間、小石につまづいて荒木は転んだ。
彼は絶叫と共に雪を舞い上げ、岩と氷に体を打ち付けながら断崖を転げ落ちていった。

数分後、荒木は雪の斜面に転がっていた。
彼の体は逆さまになっており、右足はありえない方向に曲がっていた。
雪に足を取られながら2人の男が駆けよってきた。
レポーターとカメラマンだ。

レポーターは満面の笑みを湛えながら、荒木に向かって言った。
「おめでとうございます!快挙達成ですね!」
無遠慮に荒木の顔にマイクを突きつける。
荒木は腫れ上がった瞼をやっと開き、鼻血が流れ込む口を開けた。
「あ、あり、が・・・とう」
レポーターはさらに興奮した口調になる。
「これであなたは、世界7大陸の最高峰全ての山頂から転がり落ちるという快挙を成し遂げたんですよ!」

荒木は口元に弱々しい笑みを浮かべた。目には涙が滲んでいる。
マッキンリー、キリマンジャロ、アコンカグアなど、7大陸それぞれの最高峰に単独登頂するだけでも大変な冒険だというのに、俺はその全てから転げ落ちるという偉業を成し遂げたのだ。
世界でたったひとり、俺だけがやった。子供の頃からそそっかしく、転んでばかりいた俺だからこそできたんだ・・・。

レポーターも目が赤くなっていた。
「次は?あなたの次の挑戦を教えて下さい。次は何をやるんです?」
その問いに荒木は苦笑する。
「そ、そうだなあ・・・。た、たとえ死ん・・・でも・・・、天国の・・・天国の・・・階段から転げ落ち・・・て、生き返って・・・やるよ・・・」
そう言い残して荒木は絶命した。

しばらく待っても何も起きなかった。

「えー、どうやら最後の挑戦は失敗に終わった模様です」
レポーターはカメラに向かって淡々とレポートした。

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[69] 小笠原流 赤ひげ 2002/05/20(Mon) 19:19
先生「今日は変り玉の食べ方をお勉強しましょう。」

生徒一同「お願いします。」

先生「私が説明しますので、皆さんは実際に変り玉を食べながら実践してみましょう。」
先生「まずお皿の上から右手の人差し指と親指で、変り玉を1つ摘み上げてください。」
先生「この時に、お皿の上に積んである飴を崩さないように注意してください。」
先生「上手に摘めましたか?」

生徒一同「はい。先生。」

先生「次に、左手で口元を隠しながら摘み上げた飴を口の中に入れます。」
先生「口に入れる所は、絶対に見られないように上手に隠してくださいね。」
先生「上手に入れましたか?」

生徒一同「ふぁい、ひぇんへい。」

先生「では、口の中の飴を舌の上で転がすように舐めてください。」
先生「転がして舐めるのは、変り玉を白から赤、そして青へと鮮やかに変色させるのに非常に重要ですので、丁寧に転がしてくださいね。」

生徒一同「ふぁい、ひぇんへい。」
(コリ、コリ、コリ、コリ・・・)

先生「次に色が変る頃合を見計らって、変り玉を歯に挟んでその鮮やかさを皆さんに楽しんで頂きます。」
先生「そうそう、前歯で挟んで皆さんによく見えるようにゆっくりと首を振ってください。」

生徒一同「ふぁい、ひぇんへい。」

先生「はい、じゃまた舌の上で転がすように、そうそうゆっくりと静かに転がしてぇ。」

生徒一同「ふぁい、ひぇんへい。」



[68] 死に様 藤山高志 2002/05/20(Mon) 19:10

「転んじまうのは生まれつきだぁーっ!
 ほっといてくれぇぇーっ!」

   グシャッ!

「畜生っ! どうせ殺るなら
 頭からブチ砕きやがれぇっっ!」

   メシャッ!

「くっそぉぉーっ!
 ヨード卵光にさえ生まれておればぁーっ!」

   グワシャッ!!

「コロンブスの卵」による犠牲者は年間平均12件。

「ご近所に異臭を通報された末に、腐卵死体として発見される」に

匹敵する

最低最悪の死に様として卵たちに恐れられてる。

「そこ、足じゃない!足じゃないからっ!
 アナルッ!アナルだからっ!」

   メキョッ!!




[67] 生物兵器 牡蠣羊羹 2002/05/20(Mon) 18:59

博士「ついに完成じゃ。」
助手「インフルエンザウイルスに、新たなDNAを加えて作った
    このウイルス、罹患したら、どうなるのですか?」
博士「うむ、普通のインフルエンザと同じ症状が現れるが、
    罹患者はその後、一世一代の大事な場面には必ず
    失敗してしまうようになるのじゃ。」

助手「ええっ!そんなウイルスが!もしこれに世界の指導者が罹患したら
    地球はメチャクチャになってしまいます!」
博士「慌てるな。厳重に管理すればこれほど、平和へ貢献する発明はない。
    テロリストのアジトへこれを撒いておけば、どうなるかな?
    自爆テロを起こそうとしても、そんなときには必ず
    失敗してしまうようになるのじゃ。
    そうじゃの、回りからの期待が大きければ大きいほど。
    また何年も前から周到な準備と入念な調整をしておる行動ほど、
    これに罹患すると、失敗するようになるのじゃ。
    このDNAを採取してくるのは、難儀じゃったわい……。」

助手「何のDNAを組み込んだんですか?博士。」

博士「……………………………本田武史じゃよ。」




[66] ポイ捨て禁止のお願い 赤ひげ 2002/05/20(Mon) 18:53
神奈川県横浜市では2002年4月1日から、いわゆる「バナナポイ捨て禁止条例」
が施行されました。
日本では、多くの人が当たり前の様に道端や人混みでバナナを食べ、その皮を投げ捨
てています。
人通りの多い交差点では、皮入れがあるにも関わらずバナナの皮が散乱しているあり
さまです。
多くは注意したところで、「関係ないだろ」「うるさいんだよ」などとすごまれてし
まう事も少なくありません。ところがバナナの皮は非常に危険で、転倒して救急者で
運ばれる人も後を絶ちません。
首都圏のJRでは、ホームに「バナナコーナー」を設けるなどして対策を行っていま
すが、中には電車を降りるや否やバナナを口に加えている人も見かけます。
バナナはマナーを守って食べましょう。



[65] (削除)牡蠣羊羹2002/05/20(Mon) 18:50




[64] ローリン語講座 鉄子 2002/05/20(Mon) 18:38
例)
彼は口下手で、お世辞にも要領がいいとは言えません。
しかしながら、それだけかえって、
私は彼が好きなのです。


「先生、これは...転がせ甲斐のない文章ですねぇ。」

「そうですね、この文章自体も冴えませんがねぇ、
 その、この'彼’も転がせ甲斐がない。
 第一、要領の悪い人間をば転がせたところでですねぇ
 やはりその、何のメリットも、面白みもないわけですよ。はい。
 私ならね、ここは、こうはしませんね。


   →彼は非常に抜け目がなく、


 ですね。ここは。」

「まっ!先生、ぐっと転がしやすくなりましたね。」
 
「そうでしょう。」

「では、先生。後に続く文も、このままではいけませんね。

   
→お世辞や、女の扱いが
     いやらしさが、それとはわからない程度に上手く


 というのは、どうでしょうか?」

「あぁ、いいですね。うん。
 先週の所が、きちんとできてますよ。
 えぇ、このようにすることで、次の文が生きてくるわけですよ。

   
→しかしながら、それだけかえって、
     私は彼が好きなのです。

  
 と、こうくるわけです。
 抜け目がなく、世渡り上手な男をですよ、それでも愛せるというのですね。
 むしろそれが、愛の障害になるどころか、この男を愛さざるを得ない
 所以となってしまう。と。えぇ。」

「先生、こうすることによって、はじめの文から比べで
 随分、転がせ易くなりましたね。
 ねぇ、先生。」

「・・・・」

「せ..先生?」


「あぁー。いやぁ。
 先程から、思うとりましたんですがね。
 私はね、
 是非とも、
 この、
 この女を、転がせたい!」




[63] バリアフリー化平成19年度をめどに JR東日本 たろぼー 2002/05/20(Mon) 15:16
 老朽化した車両の転倒による遅延事故が相次いでいることから、JR東日本は、線路のバリアフリー化を推進することを発表した。
 山手・中央・京浜東北の各線で、平成19年度をめどにレール・枕木・バラストを廃止、特に老朽化が激しい中央線については、同時に全線に走行補助のための手すりを設置する。
 JR東日本は、「電車の乗り降りに多少の障害が出るが、乗客の理解を求めてゆきたい」としている。



[62] 起こしてあげよう さすけ 2002/05/20(Mon) 15:06


 ドーモくんは 転ぶと 死ぬ。





[61] 赤の衝撃 赤ひげ 2002/05/20(Mon) 14:16
TV(拍手)
お茶の間「おぉ〜、今年も電球ピカピカで派手だねぇ〜。」
TV(前奏♪)
お茶の間「ありゃ〜、でっかい観音様みたいになったよ。」
TV(暗くなって、顔だけにライトが当たる。)
TV(ゆっくり動きだし、ニッコリ微笑む歌手)
お茶の間「でも毎年毎年、もう飽きてきたよなぁ。。。」
TV(突然、闇の中に姿を消す歌手)
TV(続く前奏♪)
お茶の間「ん?」
TV(巨大な衣装の中で幻想的にうごめく歌手)
TV(続く前奏♪)
お茶の間「お、ここからまた変装するのか?」
TV(徐々に燃え上がる衣装)
TV(続く前奏♪)
お茶の間「へぇ〜、今年はイリュージョンかぁ。」

TV(激しくうごめく歌手)
TV(盛り上がる前奏♪)


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