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[60] 特訓 けろぱ 2002/05/20(Mon) 14:10
寝ころぶ、起き上がる、また寝ころぶ、起き上がる・・・

必死に起きたり寝たりを繰り返す若者たち。格闘技の訓練かと思うが、
受け身を取るわけでもないし、練習場にはリングも畳もない。
彼らは若手のお笑い芸人。明日のスターを目指す若者たちなのだ。
コントや喜劇で見事なコケ方をマスターするため、日夜こうして
寝ころんでは起きあがる訓練にいそしんでいるのである。

しかし、見た限りではそのコケ方は派手でもなんでもない。
ただゆっくり寝ころんでいるだけのようにしか見えない。
不思議にに思った我々は、指導している某有名芸人に話を聞いた。

「あぁあれは『立ちあがる』練習なんですよ」
「立ちあがる練習ですか?」
「そうですよ」
「コケ方を覚えるための練習と最初に伺った気が・・」
「あぁそうそう、最終的にはそうなんですけどね」
「おっしゃる意味が良く判らないのですが?」
「ほら、よくいうじゃないですか。自転車なんかを乗れるようになるには、
『転んで覚えろ』ってね。あなたもそうやって覚えたでしょ?」
「はあ・・」
「スキーだって、最初は転び方から練習するじゃないですか」
「そ、そりゃそうですけど・・」
「これもそういうことなんですよ。上手に『転ぶ』ためにはまず・・・・・
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[59] 闘獣伝4 BEE 2002/05/20(Mon) 13:52
昼に降った雨はもうあがっている。
暦は5月だが、既に夏の匂いのする夕べである。
祐介と俊樹は竜拳館から10メートルほど東にある駐車場へ来ている。
竜拳館が借りている駐車場である。
駐車場とは言っても、舗装はされていない。
素のままの地面に、黒と黄色のロープを張り、車を駐める区画を決めてある、それだけの駐車場である。
車の駐まる辺りと、車の出入りする辺りは草が生えていないが、それ以外は生えるがままに任せてある。
駐車場の奥はそのまま角青山の裾野となっていて、地元の者が山菜などを採りに入る登山口もある。
いつもは支部長の道下と、幾人かの門下生が車を停める、が今は俊樹の乗ってきた赤いフェラーリが駐めてあるだけである。
辺りは、昼間降った雨でしっとりと濡れ、湿った空気が満ちている。

ここへはどちらが誘ったわけでもない。
祐介がまず、ふらりと道場を出た、それに続いて俊樹も道場を出た。
二人は6メートルほどの間隔をあけ、何も話さないまま初夏の夕べを散策するように歩き、ここへ入った。
そして祐介が立ち止まると、同じ間隔を保ったまま同じように俊樹も立ち止まる。
祐介はゆっくりと振り向き、二人は6メートルの間隔を挟み、向き合う形となった。
しばらく二人は黙ったままお互いを見つめていたが、やがて祐介の方から口を開いた。

「なあ。」
「なんです?}
「なあ、もう、いいだろう?」
「何が、『もういい』のです?」
「我慢しなくても、だよ。」
「我慢?」
「自分に嘘を吐くって事だよ。」
「自分に嘘を吐く?」
「ああ。」
「私が、自分に嘘を吐いている、と言うのですか?」
「知りたいんだろう?」
「何を?」
「俺とお前、本当はどっちが強いのかって事をさ。」
「別に・・・・」
「俺は知りたいぜ。」
「・・・・」
「お前は強いよ。」
「・・・・」
「だけど俺も強い。」
「・・・・」
「どっちが強いのか、ハッキリさせておかないと、色々と面倒なだろ?後輩達の手前とかさ、だから、」
「だから?」
「決着をつけよう。」
「決着?」
「ああ、俺はお前をぶちのめす。お前は俺をぶちのめす。そうして最後に立っている方が勝ち。簡単だろ?」
「私はどっちが強いかなんて、知りたくありません。」
「それが我慢しているって言うのさ。」
「我慢などしてません。」
「そして、それがお前が自分に吐いている嘘さ。」
「・・・・」
「さあ、もういいだろう?始めよう。」

祐介は、軽くフットワークを使い、右へ円を描くように動き出す。
それに合わせて俊樹も右に円を描くように動き出す。
俊樹は跳ねるようなフットワークは使わない、水が流れるような遅滞のない歩方である。
祐介はその俊樹の歩法を見て取り、息を絞った。
祐介は改めて俊樹という男の持つ才能に畏怖と怒りを覚えた。
天才と呼ばれ、努力を積むことなく祐介と並ぶ強さを持つ男。
俊樹が入門したころ、祐介は入門2年目であった。
俊樹の入門当日、祐介は俊樹に基本の正拳突きを教えた。
見よう見まねの、生まれた初めて撃った正拳突きが、空気を切り裂く音を、祐介は確かに聴いた。

あれから3年、今や俊樹の才能は疑いようのないものとなった。
祐介が長い年月を掛けて使えるようになった技を、俊樹はすぐに覚えてしまう。
「強さ」のみを求め、他の一切を捨てて、ひたすら努力を積み生きてきた、これまでの祐介の人生そのものが、俊樹の存在を許さなかった。

動きながら祐介は気を練り、内を廻した。
いつもより早く満ちたソレは、今や身の内側から爆ぜようとしているかの如く膨れ上がっていた。
(まだだよ、すぐに出してやるから。)
祐介は己の内側にいるソレに言い聞かせるように囁いた。

ぷちぷちっ
ミシリ

何かが生まれようとしている。
ソレは抗いようのないチカラで祐介自身の意識を吹き飛ばそうとしていた。

みちみちみちっ

(もう駄目だ、出るっ出ちまうっ)
祐介はソレに軽い恐怖を覚えた。
今日、俺はヒトをコロシテシマウ。

ぶつり

(よし・・・・よしよしよしよし!殺そう!殺す!!行けっ行けっ行っくううウウウゥゥゥ!)

ぶちん

祐介の右足が着地すると同時に地面を強力に蹴り、それまで右方向へ移動していた体が鋭角に向きを変え、俊樹へ向けて弾き飛ばされる。
大きく踏み出した左足がまだ宙にある内、右足の甲に黒と黄色のロープが絡む。
バランスを保とうと降ろした左足がコンクリート製の四角い細長い車輪止めに載り、車輪止めを左に弾く。
車輪止めは草の上を左に滑っていく。
体は右半身を心持ち下にして斜め右方向に完全に泳いでいる。
右足は未だロープが外れない。
左足は左方向に滑り中。
右手を草むらに突き、衝撃を逃がそうとする。
右手を突いたところに濡れたオオバコが生えている。
右手は左へ向けて滑る。
手首が内に曲がり体重が掛かる。
完全に右半身が下となる。
右肩が地面と衝突する。
弾みで振られた頭が、先ほど弾け飛んだコンクリート製の四角い細長い車輪止めの片割れへと迫る。
右耳の後をコンクリート製の四角い細長い車輪止めで強打。
右手首が熱い。
左目の視界が狭くなる。
頭の中で脈が数えられる。
俊樹が口をぽかんと開けてこちらを見ている。
口の中に草に付いていた露が入る。
頭の中が熱い。
左手がしびれる、右手は熱い。
呼吸が・・荒い・・
視界が・・・・暗・く・・・
サ・・・ム・・

あきゃ。



[58] 逮捕5件警告326件 都議選挙違反で たろぼー 2002/05/20(Mon) 13:36
 警視庁都議選違反取締本部は10日、東京都議選の違反取り締まり状況を発表した。
 対立候補の事務所前で一日200回にわたり「だるまさんがころんだ」を行い、だるまの職務遂行を妨げたとして、世田谷区の4歳の児童ら6名をを公選法違反(選挙の自由妨害)の現行犯で逮捕するなど、逮捕は5件、文書掲示などの警告は326件となった。
 警告の内訳は、文書掲示に関するものが258件、文書頒布などに関するものが68件。
 警告の総件数は前回の137件を大きく上回った。



[57] 転送・転生 玄界灘男 2002/05/20(Mon) 10:50 [URL]

物質転送実験初日
物質転送は理論的に可能。この世のものはたかだか百にも満たない元素の集合体だ。
一度崩して再度組み立てる、それだけの事。私の理論で作られた転送機はすでに完成
に近付いている。本日の実験はAポットからBポットへ鉄のインゴットの転送。完璧
である。送信時間わずかに2秒。やはり単一元素は早い。

物質転送実験第八日
愛犬ジョンを転送。お前は科学史に残る名前となるだろう。完璧だと思ったが、毛に
いたのみと遺伝子レベルで結合。自分で自分の血を吸う。笑止。とりあえず犬猫での
実験はまずまず。ポット内のチェック機構と異物排除のレベルをあげる必要がある。

物質転送実験第十三日
高等類人猿であるチンパンジーで実験。ほぼ満足であるが体の一部に異分子構造を発
見。どうやら放送電波などのデータ混入・干渉がある可能性。また、記憶に障害あり。
一部記憶が曖昧になっている模様。やはり脳は複雑にして神秘の器官だ。機械的に分
子情報を転送の際、構成データへの流入・流出があるもよう。改善を要す。

物質転送実験第二十一日
AポットからBポットへの転送以外に、指定の位置(任意の座標)への送り込みが可
能なことが判明。つまりは再構成のための適当な「場のゆがみのスポット」さえ作れ
れば、受信機はいらないことが判る。これは画期的な発見。いままでのコストの半分
で転送が可能な訳だ。ただし、再構成される物質・生物は構造は一緒だが、生物にお
いては記憶メカニズムの部分の問題が残る。猿などでは一部記憶障害が残る。あと一
歩、あと一歩で完璧な転送が可能なのだ。

物質転送実験第三十二日
副次的な効果として、現状とは異なる空間・時間への電波的流出がある模様。これは
まったく別の場面への転送が可能ということ。この理論を発見すれば、他次元への移
動や「過去への移動」というタイムマシンの開発も可能。これは人類史始まって以来
の大発明である。どの段階での発生なのかを理解するため、再度構造分析を行う。

物質転送実験第四十三日
生物を転送の場合、記憶パターンを強化する薬を服用することで記憶レベルも転送で
きることを発見。これで遂に時間・空間の制約から人類が解放される時代となる。祝
杯。これからの人類は「いつでも好きな時に好きな場所へ」瞬時に転送されるように
なる。交通・流通の大革命だ。私は人類の救世主たるやもしれない。

物質転送実験第五十二日
戯れに数種の動物を一度に転送してみる。さすがに混合形態となる。驚いたことに知
能レベルにおいても混合した記憶を持つ生物となる。つまりは半昆虫の形態だが記憶
レベルにおいては類人猿の知能を持つ生物も可能となる訳だ。これは画期的な発見で
ある。水棲生物と人類の混合種などがどれだけ海洋開発に役立つだろうか。しかし現
段階では「記憶の混合や混乱」「記憶欠損」が起こる。当面は生物は「単一種」「単
一個体」のみの転送となろう。複数の物質転送は完璧に分化される。もはや流通に飛
行機は不要だ。快哉!

物質転送実験第六十四日(録音)
「いよいよこれから人類初の生体転送実験を行います。今回は発明者である私自身を
転送することで最終実験とします。私は一旦元素レベルまで分解されますが、すぐに
再構成され、まったく変らない姿でみなさんとお会いします。ではスイッチオン。・
・・・・ちょっと待て!ポット内にゴキブリがいる!ストップだ!ストップ!このま
ま転送されたらデータの容量オーバーで指定以外の転送になる!記憶も曖昧になるぞ!
姿も変ってしまう!ストップボタンを!悪夢だ!Passは私の名前だ!Z・A・M・・
・・。」 【転送が終了しました。Beep!】 

某所----某年某月某日

或る朝、グレゴール・ザムザが気掛かりな夢から目覚めた時、ベッドの上で一匹の巨
大な毒虫に変ってしまっているのに気付いた。彼は甲殻のように硬い背・・・・・



[56] 転向者のその後 疲れた大学生 2002/05/20(Mon) 06:31
薄暗いビルの地下室の中、男が書類を読んでいた。
その男の率いる秘密結社の一部が政府に寝返ってしまったのだ
政府の中にいるスパイが転向者のその後を調査した結果がその書類だ

A:元東京支部長
良心の呵責にさいなまされ、中央線に飛び込み死亡。三万五千人の足に影響。

B:元財務担当
備品をヨドバシカメラで購入し、ポイント五〇万円分を着服していたことが発覚、粛正される。遺体は未だあがっておらず。個人的には値切れる関西系量販店が好きです。

C:元情報部門担当
転向先で仕事中にに2ちゃんねるを見ていることが発覚。粛正される。
当時のログ
>115 :prx.jcai.go.jp :01/12/17 16:21
>http://www.onigiri.ne.jp/wasshoi/cgi-bin/picture/onigiri.gif
>116 :サボりマン :01/12/17 16:36
>↑
>JCAIのプロキシから2ちゃんねる覗いてる暇人発見!
>しかもおにぎりを見たい電波野郎。
ちなみに私もおにぎり派です

男はため息をついて秘書にぼやいた。
「よく寝返ってくれたもんだ。古人も行っているではないか、『有能な敵よりも無能な味方の方が危険だ』と。このスパイもなんだ、関係ないことも書いてるし。まあ内容は激しく同意だが」
秘書は言った。「でも無能な味方といっても、もう私と総帥二人しか残っていませんが。」



[55] よいこのクッキン コバ 2002/05/20(Mon) 05:11 [URL]
「よいこのみんな、こんにちわー!」

 
ウ〜ッス。


「きょうもおねえさんと一緒に、楽しくクッキン!しようね!」


ウ〜ッス。

「ところでみんなは、ドーナツ、って聞いたら、何を思い浮かべるかな?

 金融汚職?イカサマ賭博?フロイト的解釈によるテロリズムにおける胎内回帰性?

 そうだね!ドーナツ、って聞くと、まず思い浮かぶのが”転ぶ”だよね! 

 そこで今日は、転ばないドーナツを一緒につくろー!なのだ!」


ウ〜ッス。


「用意するのはドーナツとNASA。
 NASAはお料理の前によ〜く水につけておかないと、
 国家予算を削減されちゃうので要注意!

 作り方は簡単!ドーナツをNASAの力で無重力圏に射出しちゃうのだ!
 
 宇宙空間は無重力だから、さしものドーナツも転びようがナイってワケ!
 
 みんなもおうちで転ばないドーナツを作ってみてね!」

ウ〜ッス。

「お〜っと、もうこんな時間!今日はこれでオシマイ!それじゃ、まったね〜!」


(画面に大きく”終劇”の二文字。エンドロール。
 バックに流れるNGシーン。
 リー・リンチェイの掌打が直撃し転倒、悶絶するおねえさん)


http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/3465/mituo.htm



[54] わらべうた 不滅の放蕩 2002/05/20(Mon) 03:38
こーろんだ こーろんだ
おとぅちゃんが こーろんだ

こーろんだ こーろんだ
おかぁちゃんが こーろんだ

こーろんだ こーろんだ
ふぅたりいっしょに こーろんだ

  おまんま たんと かっとくれ 
  うちには そんな ぜにはない

  きれいな おべべも かっとくれ
  うちには そんな ぜにはない

  あんたに かいしょが ないからよ
  いったな このあま ふざけんな

こぅろんだ こぅろんだ
けんかかなぁ すってんてん


Koronda koronda(A quarrel)
(Warabe-uta : Japanese traditional children's song)



[53] アンチ・キセル page 2002/05/20(Mon) 03:03
不審人物に対し、絶妙のタイミング及び高さでバーを開閉させる自動改札機が開発中。



[52] 「ド根性ガエル」最終回! 詰めにくい 2002/05/20(Mon) 01:32 [URL]
「しまった!!今度はヘビの上に転んだ!」



[51] (削除)くまきち2002/05/20(Mon) 01:22



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