〜プロローグ〜
俺様なりの肖像画
1998年3月、5年間勤めてきた会社を辞めた俺様は、
ネパールからヨーロッパへ、大陸を西へと横断してみたりすることにした。
個人旅行経験は半年前に有休を使って行った、イタリア旅行一度のみ。
「何とかなるズラ〜」と、いい加減な計画を胸に、
男の魂の尊厳を賭けた旅が(かなり誇張)、ここに始まった!!
出発時の主な所持品
・リュックサック(普段から使っていたもの。あまりデカくない)
・下着(Tシャツとパンツを3枚ずつ)
・上着(長袖1着)
・トラベラーズチェック(USドル)
・ネパール行き航空券
・現金1万円
・カメラ
・腕時計
・文房具類
・洗面用具
・蚊とり線香
・薬品類
・懐中電灯(停電の多いアジアでは必須)
・トイレットペーパー
・サブバッグ(肩から下げるヤツ)
・ゲームボーイポケット
・ガイドブック1:地球の歩き方ネパール編、インド編
・ガイドブック2:旅行人「アジア横断」
特に変ったものは持って行って無い。
旅行中、自分より荷物の少ないバックパッカーを見たことがなかったし。
ゲームボーイは、アジアだと、単四電池が殆ど手に入らないので注意。
旅行人の「アジア横断」は、アジアを旅する日本人にとってバイブルと化していて、
これか、そのコピーを皆が持っている。
実際、地図・観光ポイントの他、国境の越え方、ビザの取り方など、
かなりマニアックな情報満載で、超便利。通称「スグレモノ」。
こんなの売ってたら、買ってしまうよな。
トラベラーズチェック(旅行者用小切手)は日本円で100万円程で、
後から考えると、ここまで持って行かなくとも良かったのだが、
旅が終るまでに、どの程度の時間がかかるのか、全く予測出来なかったし、
持っているにはこしたことが無いという事があった。
航空券は、シンガポール経由で7万円した。
これも後から考えれば、もっと安く行けるものも探せばあったと思う。
タイまで行って、そこでネパール行きを買えばかなり安いかもしれない。
そして、日本出国
成田からシンガポールへ。シンガポールでは、夜中に8時間ほど待たされる。
当然ホテルになど泊らず、空港で野宿。
この時間が、もっともゲームボーイが役に立ったときであった。
ひたすらポケモン(赤)をプレイ、そして
「ケンタロスつかまんねーよ」
と、まだ毛も生え揃わぬ小学高3年生のように、苛立つ俺様であった。
こんなんで大丈夫なのか?
まあ、とにかくそんなカンジで旅は始まったのである。