第20回嘘競演(31ページ)

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[302] 第20回嘘競演　終了しました きだてたく 2001/09/09(Sun) 23:00 [URL]

終わってみれば夢幻の如くなり。嘘吐きの祭典、第20回
嘘競演、これを持ちまして終了といたします。これより
後の投稿はどうかご遠慮下さいませ。たとえ大爆笑ネタ
の出し忘れがあったとしても、です。
では、感想戦および投票(通常投票/部門賞投票)、よろ
しくお願いいたします。

▼ （最新）

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[301] お札サポートセンター かく 2001/09/09(Sun) 22:58 [URL]

「あなたのお札、入りますか」
「だ、誰ですかあなた」
「お札サポートセンターです」
「はあ」
「今、この両替機にイライラしてたでしょう」
「ええ、まあ」
「お札が入らなくてイライラしてたでしょう」
「ええ、まあ」
「見せていただけますか」
「どうぞ」
「これはまた、よれよれの千円札ですね」
「何ですか、そのメガネ」
「この特殊スコープでお札の折れ具合を見るのです」
「へえ」
「内側に44500回、外側に32100回も折られてるな」
「そ、そんなに」
「アイロンを用意せよ！」
「うわ、なんだこの黒ずくめの男たちは」
「特殊アイロンの蒸気でお札を最適な状態にします」
「そ、そうですか」
「む、これは」
「どうしました」
「お札の左下部に致命的なダメージが」
「少し破れてるだけですよ」
「こういう傷を、両替機はとても嫌います」
「はあ」
「セロテープを用意せよ！」
「うわ、また来た」
「薄さ0.01ミリの特殊セロテープで保護します」
「それだけで25人も来なくても」
「む、これは」
「まだ何か」
「このお札、インクが変質している」
「と言いますと」
「誰かがみそ汁をこぼしてますね」
「え」
「とろろ汁を用意せよ！」
「どうしてとろろ汁が必要なんです」
「このままでは両替機にニセ札と判断されてしまいます」
「だからどうして…」
「変質したインクを元通りにする特殊とろろ汁です」
「お札がベトベトだ」
「さあ、これでもう大丈夫」
「そうですか？」
「ほら、入った」
「本当だ」
「サポート代として900円いただきます」

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