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[160] あうん とびを 2001/09/05(Wed) 21:47

【結婚歴32年長田さん(公務員)夫婦の場合】

うむ。 はいあなた(こぶ茶出す)

うむ。 はいあなた(爪楊枝出す)

うむ。 はいあなた(爪切り出す)

うむ。 あらまぁ今夜お出掛けですか?ずいぶん久しぶりですこと。
   (下着・ストッキング・ガーター・ワンピース・ウイッグ出す)
 
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[159] 診療所にて くまきち 2001/09/05(Wed) 20:08
「まあ、今から言っても仕方のないことなんですがね」
向かい側に座った白衣の男が薬液を注射器に入れながら呟く。もったいぶって話すそのそぶりが私の直接の上司によく似ている。
「なんていうか、もうちょっと早くここに来てくれさえすれば、他の方法もあったと思うんですよ」
「はぁ、す、すいません。こ、ここのところ、い、い、忙しかったもので」
事実、私は忙しかったのだ。どこかの家電屋のCMのようだが、三徹四徹は当たり前、とにかくきついきついきつい、だったのだ。そんな私に電車で3時間、バスに乗り換えて2時間半、さらに山道を1時間弱かけてこの山奥の診療所くんだりまでやってくる余裕ははっきりいってなかった。今日明日の二日間の休暇を得ることがどんなに大変だったか、こいつにはわかっているんだろうか?
「でも、あの腹痛に2週間も耐えられるなんて、あなた、並大抵の根性の持ち主ではないですね」
「はぁ、うーん、そっそれで、その注射を打てば、い、痛みは治まるんでしょうか?」
薬液を入れ終えた男はゆっくりとこちらを向く。私は腹が痛いんだ、そんな悠長な動きをするな、と思う。
「えぇ、治まりますよ。30分から1時間というところですね。ただ・・・」
痛みのせいで最後の部分が聞き取れない。
「いや、大した事ではないですよ。はい、では腕を出して」
私がいわれた通りに腕をさらけ出す。男は脱脂綿で私の二の腕の半ばを丁寧にふいた後注射器の異様に太く短い針を差し込んだ。薬液が私の中に入ってくる。
突然、腹痛が更に激しさを増した。胃や腸が外に飛び出しそうだ。外に出ようとしている。動く、動く、動く・・・、何が?
「全部出してしまいませんとね」
痛みで私は気を失った。

−−−−−−−−−−−−

「・・・」
「・・・・・」
「・・・・・・・」

目覚めると私は診療所のベッドの上に横たわっていた。もぞもぞと私が動く音を聞きつけてか、あの男が私の部屋に入ってきた。私の鞄を脇に抱えて。
「田中さん、気分はどうですか?」
「気分?あ、気分ですか。まあまあですかね」
おまえの顔を見る前は、と心の中で付け加えるのは忘れない。
「まだ、痛みますか?」
そういえば痛みが消えている。この二週間私を苦しめ続けてきたあの忌々しい痛みが。
「どうやら治まったようですね。いや、気を失ってしまわれたので少し心配しましたよ」
「すいません、腹痛が急にひどくなったもので」
「あぁ、そうでしたそうでした。ずいぶん暴れたみたいですからね、あれが。いや、めったにこんなことはないんですがね」
「あれ・・・、『あれ』とは何ですか?」
「あれ?まだ聞いてなかったんですか?後藤先生は変わらないなぁ。昨今じゃ訴えられてもおかしくないのに。ま、言えないのも無理はないが」
男は黙ってしまった。何かを考えているようだ。後藤というのは5日ほど前に行った大学病院の医者の名前だ。お茶の水博士によく似ていた。私の腹痛は彼の手には負えない代物なんだそうで、この診療所を紹介されたのだ。注射一本で済むのなら、あそこでも何とかなりそうなものだと思うのだが。
「それで」
私が多少苛立ち気味に奇妙な沈黙を破る。男ははっとこちらを向く。
「それで、『あれ』とはつまり何なんですか?」
「あ、そうね。『あれ』はあれ、つまりあれですよ」
「あの、話が全くつかめないんですが」
「『あれ』はあれです。後で分かりますよ」
男はそう言って部屋を出て行こうとする。私は「あれ」の正体を突き止めるためになんとか彼を引き止めようと、
「あ、あの、なんで私の鞄を持っているんですか?」
男は出て行こうとするのを急に止めて、
「あ、そうでしたそうでした。もう痛くないんですよね?」
「はぁ、一応」
「退院です」
「え?」
「退院です」
「へ?」
「ですから、痛みが治まったようですので、退院です。あ、この書類にサインしてください」
私は男の勢いに押されてそのままサインする。今まではあんなに動きが緩慢だったのに、書類を差し出すときはまさに音速だった。こんなところも上司にそっくりだ。
「どうもどうも。はい、これ荷物です。出口は廊下を右に行って突き当たりにありますから。あ、いや、私が送りますね」
「はぁ」

釈然としないものが残りながらも私は病室の外に出る。暗い廊下、怪談話のひとつやふたつはありそうな廊下を進んで行く。振り返るとあの男。男は何事かを考えているようだった。
急にあたりが明るくなる。診療室の玄関だ。右手には昨日の診療室が見える。私はドアを開けた。
「それでは、どうも」
私は男に一礼して診療所から出ようとする。
「あ、ちょっと待った。忘れ物ですよ」
「はい?いや、私はこの鞄以外に何も持ってきてはいないと思いますよ」
男は一旦診療室に入った後、すぐに風呂敷包を重たそうに抱えて戻ってきた。
「いえいえ、そんな事言わないでくださいよ。これ取り出すのにずいぶん苦労したんですから」
「え?取り出す?何を?どこから?」
男は何も言わずに荷物を置いて包を解く。そこには、

等身大森喜朗人形(災害対策バージョン)



[158] 第3の回路 夏目ソージキ 2001/09/05(Wed) 19:39 [URL]
富士通は5日、ストレス解消機能付きパソコン「ふゅーみゅーびゅー」を発表した。
同社によれば、従来のパソコンは入力/出力の2系統でしか演算処理できなったため、ユーザーに常に筋緊張を強いていたが、「ふゅーみゅーびゅー」には「脱力演算回路」が搭載されている。
デモンストレーションでは、Wagnerと脱力すると、「ワー、グニャ〜」となることが実演された。



[157] 広告(媒体:IT専門誌) しーもす 2001/09/05(Wed) 19:08 [URL]
参照



[156] 先行者2 Nutria 2001/09/05(Wed) 18:57 [URL]
長沙国防科学技術大学は29日、中国が独自に開発した人型ロボット「先行者」の新バージョン、
「先行者2」を発表した。

先行者2は新機能として、外部コントローラからの入力【A】により、昇竜拳を繰り出すことができる。

同大学での発表会場では、この昇竜拳のデモンストレーション中、コマンド入力をあせった技術者が
昇竜拳とよく似たコマンドのキャノン砲【B】を暴発させ、多少の混乱があった。









[155] 2088年(3) みじお 2001/09/05(Wed) 17:45 [URL]
2088年、カジュアル衣料ブランド「ユニクロ」店舗を経営する(株)ファーストリテイリングは、
ミリタリーカジュアルを基本コンセプトとした新ブランド展開を開始した。
迷彩フリース(1900円)、防弾ダウンジャケット(2900円)など。
「いつでも、どこでも、だれでも」着られます、という同社製品ラインナップの基本コンセプトを更に突き詰め、
「たとえ極限の戦地でも」、のキャッチフレーズを新たに採用して、戦略的に拡販推進している。
生産地として、今回初めて朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の委託工場を採用したが、
この最大の輸出国がイラクであり、輸出特別管理地域(原則として取引禁止)に対する武器輸出の隠れ蓑として
利用されているのではないかと、各国から非難の声が噴出している。
同社の柳井取締役社長は「需要のある所に供給する、安く仕入れて安く提供するのが、我が社の努めだ」と
強気の姿勢を崩していないが、一部軍事専門家はこの発言を、
「ミリタリーバランスの不均衡是正に一役買っている」と翻訳解釈し、賞賛/非難まっぷたつに意見が分かれている。




[154] 2088年(2) みじお 2001/09/05(Wed) 17:44 [URL]
2088年、千葉県犬吠崎沖に東京ディズニー・インフェルノがオープン。
国内65番目のディズニーテーマパーク。全てをつなぐシャトルトレインの総延長1279キロ。
(株)オリエンタルランドの同県への総投資額は114兆9千億円余りとなるが、
「千葉」の名を冠するつもりがないことを改めて強調している。
一方、2001年の開業から思うように拡張が進んでいないUSJは、この度96回目の改名。
「さくや此花てなもんやキネマ演芸場」となって、地域密着型の企業姿勢をより一層強める構え。
果たして新たな集客需要を産み出せるのか、4年前から経営母体の吉本興行(株)は岐路に立たされている。




[153] 2088年(1) みじお 2001/09/05(Wed) 17:43 [URL]
2088年、モーニング娘。に新メンバー吉村まりも(0歳6ヶ月)他、1477名加入。
それに伴い近藤茜(2歳8ヶ月)他1314名が脱退。メンバーは11049名となり過去最高記録更新。
現役最高齢メンバー矢口真理(106歳)は「マダマダ負ケマセンヨー」と病床より筆談でコメント。
総合プロデューサーは故つんく♂よりまこと→はたけ→たいせーを経て満を持して、しゅう♀が大抜擢。




[152] FLY 3 ごまご 2001/09/05(Wed) 16:43
転送装置を使った後10日、私の体に異変が起きた。

はじめは、転送入力時にまたまたハエが混入したのかと思った。
いや、そんなはずがない。転送最終段階まで完全にチェックしたはずだった・・・自身の体細胞をサンプリングし、遺伝子解析にかけた。
・・・

あ、あたまが・・・
どこからか、体の奥から何かが湧き上がってくるようだ。
コンピューターのモニターを見て、愕然となった。
なんたることだ、転送時に三流ウソツキャーが混入していたのだ。
そういえば、転送時に、ちょっと見学させてくださーい、とわけのわからぬヤツが現れ、転送後、気がつくと彼はいなかった。
まさか、装置に入り込んでいたとは・・・

私がまさか、私が、こんなサイトにアクセスし、しかも
こんなつまらぬ投稿に全エネルギーを費やしているとは、くっ




[151] タブー 銀蝶 2001/09/05(Wed) 15:26

「あのさぁ。ここだけの話なんだけどな」
「なんだよ、改まって」
「ほら、ポッキーってあるだろ?」
「ああ、あるな。最近食ってないけど」
「あれ、結構すごいアイデアだと思うだろ」
「うん? そうだな。そう言われれば思いつきそうで思いつかないかもな」

「聞いたんだよ。開発秘話ってヤツを...」
「ふん、それで?」
「プリッツってのもあるじゃないか」
「あるある。チョコなしポッキーだろ」

「開発担当がな... 新製品を企画しなくちゃならないんだけどどうにも
 煮詰まってな。 殆ど錯乱狂気状態になって、ふとプリッツを挿入して
 みたらしいんだ。 ...尻に」
「げっ!」
「それでな、そ〜っと引き出してみたら...ポッキー」
「うわぁ! や、やめてくれ! 俺そうゆーのダメなんだ」
「いや、持ち手が残ってる分、理性が残っていたというか...
 でなきゃ、フィンガーチョコレートだもんな」
「だからっ!やめろって」

「まだあるんだよ。 続きが...」
「聞きたくないっ!」
「腹がゆるい日にもやっちまったんだって。...で、アーモンドポッキー」
「ひぇ〜!!」
「さらにな、調子にのって... クラッシュアーモンドポッキー」
「うぅぅっぅ!」
「マーブルポッキーもあるな」
「ぐふっ」
「....」
「....」


「ひ、ひとつ聞いていいか?」
「なんだ」
「......つぶつぶイチゴポッキーは?」


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