その21


嘘屋瓦版嘘競演ツリー
374.0 「嘘屋瓦版嘘競演ツリー」開催
97/11/15 03:55 -
光デパート
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嘘屋本舗の皆様
 毎度お世話になっております。光デパートでございます。
 嘘屋猫八様のご協力をいただき、ここに「嘘屋瓦版嘘競演ツリー」
 を開始させていただきます。

 NIFTYSERVEのFCOMEDYS「嘘競演」については「嘘屋温泉」にやゆよ
 さん、そして私めが紹介させていただいております。「嘘屋瓦版
 嘘競演ツリー」は、このNIFTY版「嘘競演」と共催という形で、
 今日から11月23日までの間開催させていただくものです。

 テーマは「電話」。
 「電話」をテーマにした嘘を、この発言にコメントする形でご登録
 ください。

 なお、FCOMEDYS「嘘競演」に参加したいがNIFTYSERVEのIDをお持ち
 でない、という方のために、ご希望のある場合私がFCOMEDYS「嘘競
 演」に発言を代理登録させていただきます。

 転載ご希望の方は、嘘発言の先頭にに以下のヘッダをおつけ下さい

 <転載希望 転載時ハンドル名:xxxxxxxx>
 
 転載時ハンドル名には、お好きなハンドル名をご記入ください。
 なお、NIFTY規約に抵触する場合には、登録を見送らせていただく
 場合がございます。その説明のためにも、転載希望の方はメール
 アドレスを明記くださるようお願いいたします。

 質問にかんしては、メールもしくは嘘屋温泉にてうけつけます。

 それでは皆様のご参加をお待ちしております。
−−−−−−−−−−−−−虚実境界線−−−−−−−−−−−−−
374.1 Re: 「嘘屋瓦版嘘競演ツリー」開催
97/11/15 21:34 - やゆよ
光デパートさま、

 嘘競演の議長役、お疲れさまです。

 さて、先日メールにてご依頼のありましたユードラのスワヒリ語版を、
宅配便にて本日お送りしました。アフリカからも、多数の応募があると
いいですね。

 ただ、私のアフリカ人の友人は、「今回はちょっとお題が難しいよ」
と嘆いておりました。使ったことも見たこともないらしいです。

 それではまた。

                          やゆよ
374.2 Re: 「嘘屋瓦版嘘競演ツリー」開催
97/11/16 00:07 - 流水木
<転載希望 転載時ハンドル名:流水木>
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「お母さん、私この家出ていきます。」
 思いもかけなかった娘の突然の言葉は、母の心の中にさざ波を広げていった。
「で、出ていくってお前、何処へだい?」
 幾日も前から言い出せなかった言葉は、やはり幾日も前から
 予想していた母の言葉へと変わっていった。
「アキオ君が、東京に行くって言うから....私、ついて行く。」
 母の心の中に僅かな風が吹き抜けていった。
「アキオ君が東京に行くって言っても....なんでお前も一緒に....」
 娘は、母の心の中に広がる波紋を受け止めることができなかった。
 今、その波紋を見てしまうと、今まで悩んだ時間がゼロに戻ってしまう。
 そして、再び悩み始めなければならない。
 娘はこのことを恐れていたのであった。

「私、お母さんと違う道を進みたいの。 この家に縛られたくないの。」

 母は、いつも家の中にいることに、何一つ不満はなかった。
 自分たちが若かった頃は、それは当たり前のことであった。
 いつも家にいて、皆の笑顔や泣き顔を見ながら日々を過ごす。
 母は、このことに満足していた。
 そして、そうあるべきだと思っていた。
 それが、皆の幸せに繋がることだと信じていた......

「お前は世間を知らなさすぎるよ....」
 母は、力無く呟いた。
「だから... だから私、東京に行ってみたいの。 自分を試してみたいの。」
 娘は、精一杯力を込めて自分の意志の強さと母に伝えるのであった。

 もう自分は幼子では無い....
 いつまでも母の言いなりになっている子供では無い..... 
 そして、そのことを母に判ってもらいたい......
 そうすれば、母もきっと笑顔で私を送り出してくれる......
 たぶん.... きっと.....

「お前、一人じゃ何にも出来ないじゃないか。 一体どうするつもりだい?」
 母は月並みの言葉しか出てこない自分に対して、多少苛立ち始めてきた。
「私がんばるもん。 東京で色んな事を覚えるもん。」
「そんなこと言ったって、一人じゃ何も出来ないんだよ。お前は!」
「そんなことない! アキオ君も一緒だもん!」

 母は知っていた。東京に行っても幸せになれないことを。
 かつて、この田舎町にも男につれられて東京に行った娘がいた。
 その時、その娘に対して、母は僅かな嫉妬を感じた。
「わたし、将来は彼と一緒に外国で生活したいと思っているの。」
 その言葉を聞いて、この町しか知らない母はとてもうらやましく思った。
 高層ビルやネオンが輝く東京。
 このような田舎町に住む娘たちにはあこがれの大都会である。

 数年後、その男がこの町に戻ってきた。
 そのとき、彼の娘は男と一緒に戻ってはこなかった。
 噂では、東京で男に捨てられて、今は行方も知れないということであった。
 そしてその男のそばには、別の娘がいた....

 なぜこの私から離れて生きようと考え始めたのか.....
 なぜ、家族と共に生きようと考えないのだろうか.....
 親子なのに..... なぜ....

「そんなこと言ったってお前、アキオ君がお前を連れていってくれる訳が無いじゃないか。」
「そんなことないもん。 アキオ君、私のこと好きだって言ってくれるもん。」
「なに馬鹿なことを言っているんだい。 いい加減におし!」
「お母さんは、私とアキオ君のことなんか何も判っちゃいないのよ!」

 母は知っていた。 娘とアキオの事は全て知っていた。
 たしかにアキオは娘のことを嫌いでは無い事も....
 そして、アキオは決して娘を連れていかないことも.....
 たとえ、アキオが娘を連れて東京に行っても、何の役にも立たない娘は、
 やがて邪魔になり、新しい娘を見つけた途端に捨てられるであろうことも...
 母は知っていた。

 母はゆっくりと娘に言った。
「お前は、まだ判ってないかも知れないけれどね.....」
「何よ、何のことなの....」
「....いや.... 何でもないの......」

 母は言い出せなかった。
 今それを言うと娘がどれほどのショックを受けるかが判っていたからである。
 今、娘の頭の中は、アキオと暮らす東京での生活で一杯なのであろう....
 このような夢を持っている娘がうらやましくも思える母であった。

 母は心の中で呟くのであった。
「お前はただのコードレスの子機なんだよ......」
 そんな母の気持ちも知らずに、娘は充電を続けるのであった。
 旅立つ日のために.....

 充電を続けている娘の側で、何も物言わぬACアダプターは
 いつまでも、この母娘を優しく見守っていたのであった。

                             流水木
374.3 Re: 絆
97/11/18 02:40 - いいよ〜ん
間違ってコードレスの子機を東京へ持って
行ってしまっても、ホースの先に取り付け
ればシャワーとして使えるから大丈夫。
374.4 大きい顔
97/11/20 01:53 - いいよ〜ん
ますます小型化が進む昨今の携帯電話だが、
普段から大きい顔をしている人物が電話を
すると、受話器と自分の口の距離が遠くな
って、相手に自分の鼻息くらいしか聞こえ
なくなるから注意を要する。
374.5 Re: 「嘘屋瓦版嘘競演ツリー」開催
97/11/21 23:39 - @かいと@
先日、パン屋に勤める友人に『さつま芋入りパン』のレシピを送ってくれうようにたのんだ
のですが、何を考えたのかうちにファックスをしてしまいました。
(うちの電話はファック スじゃないんですよ(^_^;) で、
電話をうけると『ピー』というあのファックス特有の発信音のあと、いきなり受話器の
穴という穴からさつま芋パンの生地らしきものがニュルニュルとでてきました。
しょうがないんでとりあえず焼いて食べてみたんですがやはり電話線を通ってきたからでし
ょうか、ほのかに銅の臭いが鼻につきました。
妻は『はやく光ファイバーになればいいね』といいながらも、半斤もたべてしまいました。
こんどは、そば屋の友人にそばのレシピを送ってもらおうと思っています。
  @かいと@(http://pweb.in.aix.or.jp/~kouitirou/)
374.6 スナイパー 1
97/11/22 08:08 - 光デパート
 新宿には、まだ借り手のつかない貸しオフィスがビルのあちこちに点在する。
人目を避け、足音を忍ばせて裏手の非常階段を登り、12階の空きフロアに合鍵で
侵入する。外からは小さく見えた「入居者募集」の垂れ幕が、巨大な壁となって
窓側の一面を占拠している。垂れ幕の隙間から高層ホテルの林立する西新宿を眺め、
目的のホテルに見当をつけると、三脚に27インチの望遠スコープをセット。
41階のスイートルーム。ターゲットまで直線距離で1.5マイル、間に障壁は
ない。
 スコープの焦点をあわせると、カーテンの隙間に初老の男性がみえかくれする。
自民党中堅派閥の領袖、小林官房長官は、定例記者会見の数時間前に必ずこの
スイートルームで秘書とブリーフィングを行うのだ。
 腰のポケベルが鳴る。準備が完了したとの相棒の連絡だ。彼はホテルのボーイに
なりすまし、秘書2名を入口にひきつける。
 アタッシュケ−スを開き、43種の携帯・PHSの電波状態を確認しチョイス
する。
電波状態がよければいいというものではない。特に今回の狙撃には、ある程度の
通話のブレ、聞き取りにくさが必要だ。
 セルラーHP-40Mをチョイス。長年使い込んだ名器だ。ターゲットの番号を再度
確認し、耳にあてスコープを凝視する。
 再度ポケベルがなる。今頃、秘書たちは突然現れた要領の悪いボーイに手こずって
いるはずだ。
 通話ボタンを押す。発信音とともに、スコープの先で小林が顔をあげる。発信音が
2回、3回。ようやく小林が立ち上がる。そう、自分でとるしかない。
 「もしもし」不機嫌な声だ。「どなた!」しばらくじらしたのち、あらかじめ録音
したクリティカル・ボイスを受話器に流し込む。
「何だったっけ?」
「はあ?」
「土谷のホーリーネーム、何だったっけ」
受話器の電源を切断し、すばやくスコ−プをバッグに詰め現場を離れる。狙撃は
完璧だ。今頃、奴は受話器の前で首をかしげていることだろう。
 非常階段を降りながら、相棒に終了の合図を送る。あとは、結果を確認する
だけだ。

 成田のホテルにチェックインし、政治関連の記者会見を専門に放映するCS
チャンネルを呼び出す。そろそろ、官房長官の定例記者会見だ。
 今日のテーマは普天間基地のヘリポート移設について。環境アセスメントの
一部に捏造疑惑がもちあがり、政府が突き上げられている問題だ。
 記者団からおさだまりの質問が相次ぐ。質問がヘリポートの暴風雨への耐性に及ん
だとき、官房長官の眉が上がり、視線が宙を彷徨った。
 「クシティガルバだ!」
 「長官クシティガルバって何ですか」
 「土谷のホーリーネームだよ!」
 胸のつかえがとれ、晴々とした顔の官房長官に、記者たちの唖然とした視線が
降り注ぐ。オウムマニアで、几帳面な性格の彼は、こちらの思い通りにクリティカル
・ワードに反応してしまった。これで次期総裁レースからは脱落したとみてよい
だろう。
 依頼者の素性は見当がつくが、全く興味はない。いまごろスイスの口座には、
2年間モナコで遊び暮らすだけの金が振り込まれているはずだ。

モニタの電源を落とすと同時に、アタッシュの中の電話がなり始める。
おかしい。
番号を知るものはいないはずだ。間違いか、それとも..

着信音は3回で終わった。アタッシュを空ける。すると、43種の携帯、PHSが
いっせいに鳴り、マーチを奏で始めた。
この種の悪趣味な技術を持つ組織は、世界に2つとないだろう。
俺がクビになった職場だ。
やがて電話はいっせいに鳴り止み、狙撃に使用したセルラーのみが再び鳴り始めた。
折り畳み式の受話器を開く。

「見事な手際だったな」
低い嗄れ声が電波のむこうでがなりたてる。
「あいかわらずお見通しか、NSAは」
「だが、アナログセルラーはまずい。通確性に欠ける」
「電話談義だったら切るぞ」
「まて、仕事の話だ。いいときに日本にいてくれた。2日後に狙ってほしい
ターゲットがある」
随分と急な話だ。
「仕事のインターバルは半年以上空ける。鉄則だ。天下のNSAだろ?お払い箱の
ロートルにたよらず自分達で何とかしろよ」
「”アラブの蛇”がらみの仕事だ。それでも断るか?」
いきなり切り札をだしてきた。事態は相当切羽づまっているらしい。
374.7 スナイパー 2
97/11/23 08:21 - 光デパート
イタ電の政治軍事分野への応用は、第2次世界大戦時のナチスドイツに始まる。
ドイツ機甲師団がフランスに侵攻する3日前、マジノ線を防衛するフランス軍に、
「視界の真ん中にある鼻、邪魔じゃないか?」との謎の通信が一斉送信された。
ゲッペルスの発案といわれる「イタズラ通信作戦」は、マジノ線突破後にその有効性
が確認された。フランス軍犠牲者のほとんどが、より目となり自分の鼻を見つめる
表情で事絶えていたのである。 その後、北アフリカ戦線において、ロンメル将軍は
「イタズラ通信作戦」を多用し戦果を収めた。イギリス軍は、砂漠の駐屯地に波状的
に仕掛けられるイタズラ通信、「冷たいギネスにニシンの酢漬け」にノイローゼ気味
となっていたのである。

ドイツ降伏後、ナチスの技術は米ソ2大国に引き継がれた。軍事目的のイタズラ
通信は、工作員による世界要人への「イタズラ電話」へと形を変え、世界の檜舞台の
裏で、各国の諜報員が熾烈な狙撃活動を繰り広げることとなる。イタ電スナイパーの
登場だ。

米国におけるイタ電スナイパーの活動は、おもにNSAが取り仕切った。
1980年以来、俺はスナイパー防止のエキスパートとしてキャリアを積み重ねてきた。

忘れることができないのは、1992年、ブッシュ大統領訪日の際の大失態だ。
そのころ、大統領はハードスケジュールで体調を崩していた。
睡眠薬で眠りながら、テニスは参加し、大統領選にむけ健康ぶりをアピールした。
最悪のコンディションだ。イタ電がヒットすればひとたまりもない。俺はNSAの
セキュリティ担当として、スケジュールの間引きと十分な休養を主張したが、政治的
事情が優先し受け入れられることはなかった。
アラブの蛇と呼ばれるイタ電スナイパー、マフムード・ハッサンが潜入中との情報が
入っていた。背後に、イラクの影を感じていた。

大統領には直接電話をとることがないよう、日ごろから十分に注意を喚起していたが、
風邪と睡眠薬で朦朧としていたのだろう、宮中晩餐会に向かう途中、廊下に仕掛けら
れた携帯電話を不意にとってしまった。

「バスの匂い」

完璧だ。ひとたまりもないだろう。
その直後、晩餐会で大統領が人事不省に陥り、嘔吐したことはいうまでもない。
その夜、バクダットでは祝杯があげられたことだろう。この件の責任を取る形で、
俺はNSAを追われ、裏稼業に身を落とした。

アラブの蛇、マフムード・ハッサン。
奴には、借りがある。
374.8 スナイパー 3
97/11/23 08:55 - 光デパート
 ホテルのフロントに、自分宛の預かり荷物を確認する。伊香保温泉のロゴが
プリントされたビニール製手提げ袋。部屋に戻り、ベッドの上でビニールを破ると、
草原に牛が草を食むイラストを背景に「高原ミルククッキー」のロゴがプリント
された菓子包みが姿を表す。NSAのみやげ物だ。
 箱を開けると3センチ厚のプラスチック製書類フォルダ。
フォルダの蓋を開くと、ラミネートパックされた写真がこぼれ落ちる。シャハド第三
王子。サウジの外務を担当するキレ者が、今回のターゲットか。

 要人狙撃の要は、本人に対し、いかに直接的なパスを開くかにかかっている。
日本の官房長官とは異なり、世界の要人に直接電話をかけることは、ほぼ不可能と
いってよい。今回はさらに、アラブの蛇、マフムード・ハッサンがディフエンスに
ついている。
 NSAの用意しているクリティカル・ワードの効果は、100%の実績があり問題
はない。狙撃は、いかにターゲットに直接電話をとらせるかの知恵比べだ。

 シャハド王子の来日にあわせ、明日イラン大使館でサウジ−イラン間の極秘会談が
行われる。相手は、オクスフォード留学時代の盟友の外交官。二人の個人的つながり
が、サウジ−イラン間のパイプとして長年機能しつづけている。イラン封じ込めの
ため、この関係に楔を打ち込んでおきたいというのがアメリカの意図だろう。
 当然、狙撃は会談の直前でなければならない。移動途中か、大使館で狙うのが
セオリーだ。
 早速ホテルを出発し、NSAの用意した車に乗り込む。大使館周辺を流しながら
狙撃の可能性を探る。右翼の街宣車がいきかい、街はさわがしい。
 対談が予定されているのは、道路に面した一室。ガラス窓は銃弾のみならず、
あらゆる電波をシャットアウトしているはずだ。
 CIAの諜報員が潜入し、アンテナを数珠つなぎに設置し電波のパスを設ける。
日本政府から贈られるはずの「たまぴっち」で対談直前に狙撃する。このシナリオ
は、イラン側に諜報員の存在が発覚することで崩れた。で、俺の出番なわけだ。

 続いて、新宿に移動し、都庁視察中のシャハド王子を観察。ハッサンが常に傍ら
に控えている。ためしに、王子の携帯に電話をかけてみる。案の定、ハッサンが
電話を取る。
 やはり、大使館で狙うしかない。しかし、どうやって。

 もう一度、大使館の前に車を移動させ、パスを確立する方法を考える。道を2本
隔て、双眼鏡で会談に使用するであろう部屋を注視する。あいかわらず右翼の街宣
車がうるさい。NSA調達のバンの中にまで、軍歌が響きわたる。
 堅牢な作りの部屋は、いかなる電波の侵入も許しそうにない。完全な通信密室だ。
密室。
ふいにアイディアが浮かぶ。アイディアがこぼれ落ちないうちにいそいで必要な
アイテムをリストアップし、タイムテーブルとワークフローを書きつける。残り
18時間。なんとかいけるか・・・・

 赤坂のホテルで3時間の仮眠をとり、シャワーを浴びていると、アシスタント
から連絡が入る。準備完了。早速ホテルの前に付けたバンに乗り込む。
 アイテムのチェック。子供用のビニールプール。空気入れで膨らませるやつだ。
「けろけろケロッピ」のキャラクターが書き込まれている。それに、釣り糸。
 バンの中のメイクアップアーティストが、早速変装にとりかかる。俺もファン
デ−ションを塗り黒のコンタクトをはめ、すっかり日本人になりきる。となりで
メイクを施されている男は、急遽よびよせられたであろうスナイパ−、本物の
銃の射撃手だろう。
 大使館の近くに車をよせると、あいかわらず右翼の街宣が続いている。バンを
降り、アシスタントの先導で街宣車に乗り込む。日の丸のついた黒のツナギに
パンチパーマの工作員と握手。本物の右翼は、車の奥で麻袋にくるまれ、薬で
オネンネだ。
 自分も黒のツナギにきがえ、「パンチ」とよばれる髪形のカツラをつける。
どうもこのセンスは理解できないが、仕事上やむをえまい。

 会談10分前。スナイパーが助手席に陣取り、大使館にライフルの標準を
あわせる。アシスタントが街宣車の屋根に登り、けろけろケロッピのプールに
空気を送り込む。
 しわがれていたカエルのキャラクターが、生き返ったように両手を広げる。
 大使館の窓にはカーテンがかけられ部屋の中を見ることはできないが、仕掛け
られた盗聴器で中の様子をうかがうことができる。
 アラビア語の通訳を担当するアシスタントが、会談が開始されたことを告げる。
 助手席の狙撃手がライフルを発射。着弾とともに粘着剤を吹き出す特殊ゴム弾
が街路樹の隙間をすりぬけ、大使館の窓ガラスに張りつく。
 すかさず軍歌を止め、特殊ゴム弾がひきずっていった釣り糸を、ケロッピの
プールにつなぎ止める。

 部屋とプールを両端の受話器とする、巨大な糸電話の完成だ。

 すかさず、プールを街宣車のスピーカーにかぶせ、大音量でクリティカル・
ワードを流し込む。
 盗聴器で効果をモニターする。完璧だ。
 しばしの沈黙の後、王子と外交官が口ケンカを始めた。どうやらクリティ
カル・ワードが、留学中の色恋沙汰を思い起こさせたらしい。

 双眼鏡で部屋を覗き込むと、血相をかえたハッサンがカーテンを開け、辺りを
キョロキョロとみまわす。
 俺は屋根に登り、奴が気づくようにプールを宙高くほうりあげ、パンチの
カツラを振ってみせた。
 街宣車は再び軍歌をかき鳴らしながら、現場を離れる。
 バイバイ、アラブの蛇。借りはかえしたぜ。
374.9 懲りない人
97/11/23 12:52 - 不動坊 火焔
<転載:どっちでもいいや ハンドル名:不動坊 火焔>

「またこいつよ。いやんなっちゃう。何べん『この電話番号は現在
使われておりません』って聞いたら気が済むのかしら」
374.11 ビデオ(一)
97/11/24 00:40 - いいよ〜ん
     (一)

 ついつい深酒をした翌朝に、ふと目が醒めて、夢とうつつの狭間を朦朧と行
き来しながらも、夕べ知らぬ間に自分の部屋に帰って布団にもぐり込んでいた
ことに気がついて、人間の持つ帰巣本能に改めて驚きながら、目醒まし時計に
目をやると、もはや起き出さなければならない時間をとっくに過ぎている。い
くらずぼらな性格だからといっても、今日これから面会するのは初対面の、仕
事の上での大事な人だから、遅刻するのはさすがにまずい。慌てて布団から出
て、ふらふらよろけながら洗面所に行って鏡を覗くと、昨日飲みに出かけた時
の服装そのままの姿をしている。
「しかも眼鏡をかけたままか……」
 自分の行動のバカさ加減に呆れて可笑しくなったが、笑っている場合ではな
い。急いで髪に二、三度クシを入れながらアゴに手のひらを当ててみると、ザ
ラザラした感触がある。四、五日間伸ばしっ放しの文字通りの無精ヒゲだ。慌
てて電気カミソリを取り出し、一通り口の周囲を擦り、電気カミソリを元に戻
して私は、再び鏡に目をやった。
「あれ?」
 ヒゲが全然剃れていないではないか。
 私は一瞬戸惑い、そして思わず苦笑した。まだ寝ぼけているのに違いない。
ヒゲを剃ったつもりでいたが、本当はまだ剃っていなかったのだろう。私はぴ
ちゃぴちゃ顔を洗い、電気カミソリを取り出し、一通り擦って、再び鏡を見
た。
「あれれ?」
 全然剃れていない。アゴに触ってみると、やはりザラザラだ。
「どうなってんだ、こりゃ……」
 私はヒゲ面の鏡の中の自分の顔を見つめながら自問自答を始めた。俺はたっ
たいま、ヒゲを剃ろうとしていたはずである。そうして、アゴの周りを擦っ
た。いや、少なくとも擦ったつもりだ。いやいや、確かに擦ったはずだ。だ
が、現実にはヒゲは剃られていない……。
 やばいぞ、これは。俺はとうとう頭がおかしくなっちまったんじゃ、あるま
いか。
 思い当たる節は、いくつかある。俺は三十になっても、全くうだつの上がら
ないダメな男だ。いまの仕事には全く満足していない。しかし、他に満足でき
そうな仕事があるわけでもない。これから出世する見込みは全然ない。収入は
人並み以下である。増える見込みもない。恋人もいない。このままでは、行く
末は自殺か、犬死するしか道はないと思われる。頼みは酒ばかりである。酔っ
た勢いでダメな自分を笑い飛ばす毎日の繰り返しだ。ダメな男の見本のような
ものである。誰も知るまい。できることなら皆に教えてやりたい。俺の人生
は、毎日が苦闘の連続なのだ。俺のストレスはもはや極限に達しているのだ。
ついに今日、俺の意思と行動は分裂してしまった……。
 まあ、待て待て。冷静になれ。自分の行動のひとつひとつをよく思い出すの
だ。俺はさっき、電気カミソリを取り出した。取り出して、いま手に持ってい
る。
 ん? そういや俺は電気カミソリをどこから取り出したんだっけ? そう
だ、上着のポケットからだ。ああ、そうだそうだ、俺は普段から電気カミソリ
を持ち歩いているのだ。
 あれ? そんなはずはないぞ。どうして普段電気カミソリを持ち歩かなけれ
ばならないのだ? 持ち歩くはずがないじゃないか。
 そうだ。俺がアゴを擦ったのは電気カミソリではなかったのだ。それじゃ、
ヒゲが剃れるはずがないじゃないか。あはははは。な〜んだ、そうか。原因が
わかったぞ。ああ、よかった、よかった。
 いや、待て待て、よくないぞ。では、俺がいま手に持っている物は、いった
いなんなのだ? 電気カミソリによく似た物体であることは確かだ。普段上着
のポケットに入れて、持ち歩く物だ。ええと、ええと……。

 その時突然、手元で電子音が鳴った。細かい反復の電子音である。私はその
物体を顔の前に持って来て、まじまじと見つめた。

『デンワデス』。
374.12 ビデオ(二)
97/11/24 00:49 - いいよ〜ん
     (二)

「きゃははははは!」彼女は天井を仰いで大笑いする。「しかし、ふつう電気
カミソリと間違える?」
「いやぁ、俺は、まだ携帯電話を買ったばかりだから、そういう勘違いを犯し
たのだよ」
 私は照れ臭そうに後頭部をかいてみせるが、彼女が笑ってくれたことで、内
心私は満足していた。
「へぇー、どれ、見せて?」
 私はS美と名乗るその女性に、私の携帯電話を手渡した。
「こんど電話しておくれよ。番号はこれだ」
 私は電話番号を急いでメモして渡したが、これはもちろん本心ではない。
「いいよぉ、するする!」
 彼女も、もちろん本心ではないだろうが、どちらでもよいことだ。私ももう
三十歳だ。自分の容貌の醜さや甲斐性の乏しさくらい十分心得ている。
 私はこの日、このお店には、私の悪友のM男のたっての願いで、M男に付き
添うために来たのである。最近M男は、このお店にお目当ての女の子ができ
て、知り合いを誘い出して何度か通っているらしい。
 当のM男は、私の向かい側のシートに座ってお目当ての子と話し込んでい
る。私はただ、S美と名乗るこの日偶然私の隣に座ったこの女性と面白い時間
を過ごせればいいと思っていた。
「電話といえば、この間ひどく驚いたことがあったよ」
「へぇー、なになに?」
「実は先月、二年振りに実家へ帰ったんだが、夜、風呂場から話し声が聞こえ
てくるんだよ」
「うんうん」
「それが、妙にはっきりした声なんだ」
「うん、それで?」
「ウチの実家の者がふたり以上で一緒に風呂なんか入るはずがない。だいたい
そんなデカイ風呂ではないのだ。話し声が聞こえて来るなんて、変だ。不審に
思って立ち止まって聞き耳を立ててみたら、母親の声なんだよ」
「ほうほう」
「それが不思議なんだが、どうも誰かとしゃべっているようなのだ」
「ふんふん」
「風呂場に母親以外に誰もいるはずはないし、実際聞こえてくるのは母親の声
だけだ。これはいよいよボケちゃったかなと心配になって、あとで母に聞いて
みた。『風呂場から声が聞こえたけど、何かしゃべっていたかい?』と」
「うん、それで?」
「『ああ、シャワーを浴びていたら、電話がかかってきたんだよ』と言うんだ」
「電話?」
「電話。おかしいじゃないか。ウチは風呂場に電話なんか、置いていないよ」
「ふんふん」
「で、俺はますます心配になって母に主張したんだ。『ウチは風呂場に電話な
んか、ないじゃないか』と」
「うんうん」
「そしたら、母は何て言ったと思う? 『お前は知らなかったかも知れないが、
ウチのシャワーはコードレスの子機と兼用になっていて、ホースの先っぽのと
ころを取り外すと受話器になるんだ』って」
「は?」
「『場所も取らないし、これは便利だ』だって」
「きゃははははは! 嘘ばっかり!」
 彼女は再び天井を仰いで高らかに笑う。私はこの時初めて、彼女が小柄な女
性であることに気がついた。無邪気で快活な感じがする。私はますます調子が
出て来た。
「イタズラ電話なんか、かかって来ない?」
「ああ、ウチ多いのよ。すごく多くて、番号を変えようかと思うくらい」
「変態っぽいやつ?」
「そうそう! はあはあ言ってんの」
「ああ、それね。それって案外いたずら電話でない場合も多いらしいよ」
「そうなの?」
 私は彼女の手から私の携帯電話を取り返す。
「うむ、NTTに勤めてる奴が言ってたんだけど、最近の携帯電話ってこれ、
こんな風に小さいでしょう? 顔の異様にデカイ奴が使うと、マイクの部分が
鼻の辺りまでしか届かないんだ。だから、相手に鼻息しか聞こえなくって変態
と間違えられるんだって」
「きゃははははは!」
 よく笑う女の子である。このお店の料金は高いはずだが、それでもこのお店
に来てよかったと思う。
 私はこのテのお店に、少なくともここ二、三年は、本気に色恋などを期待し
て来たことはない。所詮相手も商売だと思うからである。私がここに来たのは
啓発のためではない。ましてや闘うためではない。私はただ、楽しい一時を過
ごしたい。人を笑わせるのが好きだし、また、笑いたいのである。大いに笑っ
て、悲惨な現実を一時でも忘れたい。お金を払ってまでこういうお店に来る意
義はそういうところにあると思う。
「そうそう、俺も携帯電話を使って、イタズラ電話をすることがあるんだ」
「えー、ほんと?」彼女はいかがわしげな表情をする。私は一瞬、彼女の表情
のどこかから、無垢な少女らしい面影を見て取った。「どんな?」
 私はM男を指差す。
「あいつとグルになってやるんだが、どこでもいい。ラーメン屋とか、コンビ
ニとか、人がそこそこ集まっていて、わりと静かな場所を選んでやる。たとえ
ばファミリーレストランにいるとするだろ。頃合をみて、あいつが席を立つ。
トイレに行くんだ。俺ひとりになったところで、俺の携帯電話に電話がかかっ
てくるのだ」
 S美もM男を指差し、
「それは彼がかけてるの?」
「そうそう、彼の携帯電話で、俺の携帯電話にかけるの。それで、俺が電話に
出るだろ。周りの人たちに聞こえるように、なるべく大きい声を張り上げてこ
う言うんだ。『もしもし。あ、おばちゃん? 今日八時からビデオ撮っといて
くれる? 水戸黄門のビデオ』」
「水戸黄門?」
「スーツを着てたりすると、一層効果的」
「きゃははははは!」
「ラーメン屋で吹き出した奴がいたよ」
「きゃははははは。いやーだ、もう。それでイタズラ電話なの?」
「罪がないでしょ」
「ま、確かにねぇ……」と彼女は考え、「まさか、本当にやってるんじゃない
でしょうね?」
 私は瞬間、ぎくっとしたが、
「はははは。いや、まさか、できるわけないでしょ」
374.13 ビデオ(三)
97/11/24 00:51 - いいよ〜ん
     (三)

 夕暮れ時、まだ人通りの衰えない商店街を、目を醒まして間もないM男と私
はトボトボと歩いていた。
「カール・ルイスがさぁ……」M男がふいに、弱々しく口を開いた。「この通
りを素っ裸で、全速力で走ってるんだよ……」
「なんだそりゃ?」
「一糸まとわず、ダーッと……」
「どうしたんだい?」
「いやぁ、極度に疲れると、こんな映像が、ふと頭に浮かぶのよ……」
「カール・ルイスがかい?」
「だれも捕まえられないだろう……」
「わはははは。世界最速、そりゃそうだ」
 私は思わず吹き出したが、M男はいかにも気落ちした様子である。
 M男は夕べ、お店が終わってからお目当ての子をお店の外に誘い出すことに
成功した。私を含め三人で明け方まで騒いだ末、彼女の家まで送り届けたわけ
だが、それだけで終わったのを不服としている。
「なんでこうなるんだい?」
 M男とコント55号のイメージがダブって可笑しい。が、真剣に悩んでいる
様子のM男を、笑っては失礼であろう。
「う〜ん、なんでだろうねぇ」
「これじゃ、ただのアッシーじゃないか」
「ううむ、確かに」
 ぼんやりとしたまま、空腹の私たちは、取り敢えず通り沿いのレストランに
入る。
 私たちは非常に喉が渇いていた。運ばれて来た水をぐいと一息に飲み干し、
おかわりを頼んで、またぐいと飲み干す。そんなことを二、三度繰り返した。
「ハルク・ホーガンがさぁ……」
「こんどはホーガンかい」
「電話ボックスを持ち上げて、通りをダーッと全速力で走ってるんだよ……」
「なんで電話ボックスを持ち上げるんだい」
「うむ……、おそらく急用で電話をしたいんだが、相手が話し中で繋がらない
のだ。急ぐあまり、思わず電話ボックスをかつぎ上げて現場に向かってるとこ
ろだな」
「わははは。いろんな事情があるんだな」
「人間、生きているといろんな事に出くわすからねぇ……」
 運ばれて来た料理をまたたく間にたいらげる。十分に眠ったせいか、食欲は
ある。少し元気が出て来た。
 M男が口を開く。
「キミの方はどんな感じ? 昨日は結構いい雰囲気だったんじゃない?」
「そう? いい雰囲気だったかな?」
「電話番号、聞いたかい?」
「いや、聞かなかったな」
「デートの約束は?」
「いや、してないよ。どっちでもいいもの」
「ありゃー、そうかい? もったいないな」
 確かに、もったいないかもしれない。そんな気もする。しかし、酒の席での
悪ふざけは、その場限りと相場が決まっている。酔った時の行為には、誰も責
任など持てないものだ。第一相手は所詮商売の、飲み屋の女の子である。
「うむ、どうでもいいんだよ」
 どうでもいい。こんなことには慣れている。それよりも面白い一時を過ごせ
たことに満足すべきだ。食後のコーヒーをすすりながら、私は私自身にそう言
い聞かせる。
 商店街に面しているにしては、落ち着いた雰囲気を持つ静かなレストランで
ある。私は話題の転換を試みる。
「ホーガンで思い出したが、そういえば西鶴の話しでこんなのを読んだことが
あるよ。飛脚に自分の大切な手紙を託した男がいたが、飛脚の走るスピードが
あんまり遅いので、業を煮やしたその男はとうとう飛脚をかつぎ上げて、猛然
と相手の国まで走り抜けてしまった」
「ほう?」
「勢い余って国一つ行き過ぎてしまって、慌てて引き返したんだって」
「そりゃ、マジかい?」
 私は高らかに笑い、「いや、ウソだよ」
 煙草を一服して、大分気分が落ち着いた。やがて、M男は無言で席を立っ
た。例のイタズラ電話をやる気に違いない。
 M男の姿が見えなくなったと思うと、ほどなく私の上着のポケットで電子音
が鳴った。短く反復する電子音。
 私は携帯電話を取り出して耳に当てがい、大きな声を張り上げる。
「もしもし。あ、おばちゃん? 今日八時からビデオ撮っといてくれる? 水
戸黄門のビデオ」
 いつもならこのへんで、電話口の向こうでMの笑い声が聞こえて来るはずな
のだが、今日に限って何も聞こえない。もっとやれということだろうか。私は
続ける。
「銭方平次じゃないよ。水戸黄門だよ。水・戸・黄・門!」
「あのう……、もしもし?」
 電話から、意外にも女性の声が聞こえて来たので私は少なからず驚いた。
「あれ? も、もしもし?」
「○○○さん……、ですよねぇ?」
 聞き覚えのある声である。
「は、はい、そうです」
 店内をきょろきょろすると、店の奥の方から、水をなみなみと注いだコップ
を持ってM男が歩いて来るのが見える。
 これは、かなりまずい。
「本当にやってたのね?」
「ごめん。人違いをしたようだ」
「きゃははははは! 水戸黄門のビデオ、撮っておいてあげるわ」
374.14 Re: ビデオ
97/11/24 00:59 - いいよ〜ん
申し訳ありませんが、このツリーの10番目の発言、
フォントが大き過ぎたので、削除お願い致します。

なお、この発言、エントリー期間を過ぎております
が、FCOMEDYSへは、滑り込みセーフでなんとか間に
合いました。それをこちらに転載したものですので、
どうかご勘弁下さい。
374.15 嘘屋瓦版嘘競演ツリー終了
97/11/25 05:16 - 光デパート
−−−−−−−−−−−−−虚実境界線−−−−−−−−−−−−−
嘘屋本舗の皆様

 嘘競演へのご参加、ありがとうございます。
 FCOMEDYSのほうもそうですが、回を追うごとに量質ともに向上
 してゆきますね。すごいです。

 一つお詫びがあります。

 かいとさんの5番発言ですが、やゆよさんの指摘から、転載希望
 であることを見落としていたことがわかりました。

 全角<ではなく、半角<をご使用されているため、ブラウザ(I.E)
 上にヘッダが表示されないのです。

 まぎらわしいヘッダにしたのが失敗でした。申し訳ありません。
 早速、嘘競演のほうに転載いたします。
374.16 Re: 嘘屋瓦版嘘競演ツリー終了
97/11/25 05:19 - 光デパート
>おっと、上の発言もI.E上では消えてしまいますね。続きです


半角をご使用されているため、ブラウザ(I.E)
 上にヘッダが表示されないのです。

 まぎらわしいヘッダにしたのが失敗でした。申し訳ありません。
 早速、嘘競演のほうに転載いたします。
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