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東陶機器（本社：福岡県北九州市、以下ＴＯＴＯ）は、消音効果をさらに追求した洋式トイレをこのほど開発し、１０月２９日に発売する。

ＴＯＴＯはこれまで音消しのため水を流すことに代わる節水効果のある製品として、トイレ用擬音装置「音姫」を発売していたが、デジタル合成による水流音への違和感は否めなかった。

今回開発された製品は従来の水流音で消音するという考え方を否定し、音の原点から見直したのが特長で、
便座に内蔵されたセンサーマイクが拾った音をプロセッサが演算し、スピーカから出力される逆位相の音で打ち消すことにより音を元から断ち、 全くの無音状態を実現しているという。

ＴＯＴＯによれば、これまで同様の技術はビルの空調ダクトや冷蔵庫、ヘッドホンなどに使われてきたがトイレに使用されるのは初めてといい、擬音装置の利用が多い若い女性をメインターゲットとして他社との差別化を図りたいとしている。

製品名は「Young音無き姫君たちのトイレ」
希望小売価格95,800円(YHT-110)、ウォシュレット・消臭暖房便座付き159,800円(YHW-110)。