コラム〜アニメ界を斬る〜

  
現在のアニメ界、その中でも声優という部分に注目すると、
芸歴の長いベテラン達と、度々アイドル的に扱われる若手とに大別され、
それは、あまりマニアックな人達でなくとも、理解出来ると思う。
特に、アイドル化した女性若手声優の音楽業界等への進出ぶりは凄まじく、
CD売上でもかなり上位にランキングされる為、まるで興味が無い人でも
彼女達の名前や歌を耳にする機会は少なくないだろう。
彼女達に群がるのは所謂マニアックな人達であり、
その極端な例として挙がるのが、
秋葉原等ででキツい酸性臭を放つ肥満男子や、
コミックマーケットという所でコスチュームプレイを興じる人々
など、凡そ環境に優しくない人種であるが、
彼等のアニメキャラに対する、惜しみない消費
業界の一端を支えている事は間違い無いだろう。
しかし、時折トゥナイト2辺りで取り上げられるその姿に、
一般人は大きく退いてしまい、ディープなアニメ界の人々は社会から
遠ざけられてしまったのである。
二十代男女のアニメに対する認識度をレベル順に表わすと、
 
1:上記で記した様な熱狂的マニア
2:一見、普通の学生やサラリーマンだが、実は隠れマニア
3:割とアニメを見るが、熱狂的では無い
4:子供の時はよく見たが、今では宮崎駿くらいは見る程度
5:全く見ないッス
 
といった、段階に分けられる。
多いのは3から4だが、意外といるのが2番で、
見た目的には普通の好青年であるにも関わらず、
部屋にはポスターやらフィギュアやらが占拠していたりする。
 
ここまで書いてきたが、今回取り上げたいのは、マニアックな世界の話ではない。
一般的な人にも、まるで関係が無いとも言えなくない話題である。
もう大分前の事であるが、「ルパン三世」でお馴染みの声優、
山田康夫が亡くなった。
そしてその後釜、二代目ルパン三世(なんだそりゃ)となったのが、
あのものまね四天皇の一人、栗田貫一であった。
そして栗田の演ずるルパンを聞いた時、正直愕然となった。
こういう時にありがちな「イメージが違う」という理由では無く、
その逆で、あまりにクリソツで聞き分けがつかなかったからである。
良く聞けば若干の違いがあるかと思うが、
よほどのルパンマニアでなければ、解らないのではないだろうか。
これは、アニメ界において重大な事件だったといえる。
今まで「ものまね」でしかなかったものが、
ある日突然「本物」になってしまったのだ。
またこの事件は、声優界における一つの問題点を浮き彫りにした。
ベテラン声優の高齢化」である。
ルパン三世の様な超長期シリーズでは、今までの声優が途中で交替するという事が
ファンに与える違和感はとてつもなく大きい。
そして、それを解決出来る策が、同時に投げかけられたのだ。
 
ものまね芸人
 声優化
 
今後、この様なプロジェクトが進行していくとズバリ予想する
ターゲットを作品レベルで言うなら、
・ルパン三世
・サザエさん
・ドラえもん
等が挙げられる。
それでは、ルパン三世を例としてキャスティングを考えてみよう。
 
例(1)
ルパン三世:栗田貫一
次元大介:栗田貫一
石川五右ェ門:栗田貫一
銭形警部:栗田貫一
 
もともとものまねが商売なだけに、この様な事も可能だ。
ギャラは安く済み、スケジュール調整も簡単。
さらに近年発達が著しい、音声のデジタル加工・編集技術を使えば、
不可能では無いのではないだろうか。
しかしこれではあまりにも、という気がするので、次の例を挙げる。
 
例(2)
ルパン三世:栗田貫一
次元大介:コロッケ
石川五右ェ門:モト冬木
銭形警部:グッチ祐三
峰不二子:松居直美
 
ものまね四天皇総出演!!
今度は不二子ちゃんも考えてみた。
次元と五右ェ門は逆の方がいいかもしれない。
残念ながらこの様な酔狂は、絶対に無いだろうが、
実はかなり違和感無くいくのでは?
と、思えてならない。
というか、個人的にはこの組合せでスゴク見てみたい。
是非、いずれはこれで映画化してほしいものである。
サブタイトルはもちろん、「ものまね王座決定戦」で決まりだ。
 
この前特命リサーチ200Xで見たのだが、
水産業界には、数が減り採れなくなった特定の魚に、
見た目や味が似た別の魚を世界中の海から探し出し、
いつの間にか市場でのすり替えを行う機関が存在するらしい。
シシャモや銀ムツなど、過去にも多大な成果を上げているという。
これに似た機関が、アニメ業界にも存在するというである。
あの山田康夫死去以来、結成された組織で、
近いうちにヤバそうな声優をピックアップし、
それに代わりうる人材を若手声優界、ものまね界、俳優界などから網羅し、
調査するのである。
彼等は、業界トップクラスの精鋭により構成され、
作成された声優代役リスト緊急時のみ、
一部その内容が明かされる。
サザエさんにおいて、カツオの声優交替の際、
遂にその真価が試された。
結果は、極めて迅速で適確な判断であったと思われる。
もともとの声とは明らかに違うのだが、極端な違和感があまり無く、
時間による慣れで解決されると感じた。
上手く別の魚を見つけてきた様である。
かつて、ちびまる子のおじいちゃんが産まれ変った時には、
あまりの違和感に失望させられたものだが、
今後、そのような点は改善されていくだろう。
噂では、現在リストのトップに記されるのは、
あのドラえもんらしい。
 
声優を目指し養成所に通う若者よ!!
最近仕事の減ったものまね芸人よ!!
今ならその辺が狙い目だ
声が枯れる程練習せよ。
 
ボ〜ク〜ド〜ラ〜え〜も〜ん〜で〜す〜
 
こんなまとめでいいのか?
 
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