HTML>
GarDen-バイオハザード
「バイオ的闘病生活。」
「日記猿人」に参加してません。
August 11,1999
俺の名は和夫。
和風ドレッシングの和に仮面夫婦の夫で和夫。
それが俺の名前だ。
小耳に挟んどいてくれ。
俺はとある事情で、ちょっとやっかいな病気に感染しちまった。
性病とかじゃないぜ。
いや、性病だったらどんなに気が楽な事か。
医者には長くてあと半年の命だと言われた。
半年前に。
だから俺は生き延びたと思って小躍りして喜んだのだが、
どうやら医学的には死んでいるらしい。
心臓も既に止ってるし、血も流れていない。
性病とかじゃないぜ。
なんでもアメリカじゃあ割と知られた病気なんだそうだが、
最近では特効薬も開発されて、それほどの危険性はないらしい。
今どき薬作られても、既に死んでるから関係ないけどな。
ていうかそれ飲んだら俺死ぬちゅうねん。死んでるけどな。
だから俺は生きる事にした。死んでるけどな。
性病とかじゃないぜ。
生きてるか死んでるかなんて今の俺にはたいした事じゃない。
むしろ死にかけながら生きていたあの頃よりも、
生きているように死んでいる今の方が生き生きしてる気がする。
死んでるけどな。
と、いうわけなので俺は今日から日記を書く事にした。
今日から書いて書いて書きまくるぜ。
もう既に掻いて掻いて掻きまくってはいるけどな。なんつって。(死)
小耳に挟んどいてくれ。
今日は蚊に刺されてしまった。
和風ドレッシング。それが俺の名前だ。
なんでもアメリカじゃあわ しられ
った です
しんで
August 12,1999
かゆうま。
(最近流行らせたい挨拶)
みんな元気かい?俺は元気とはいえないな…。
今日は朝から体調があまり良くなかったので、死んだように眠った。
そして目が覚めたら死体安置室に入れられてたぜ。
看護婦のやつ、「死んでると思った」って何食わぬ顔で言いやがった。
なんてことするんだ。
俺をそこらの死人と一緒にするなんて。
医療現場のミスは直接死に繋がる。
手術のあと体内に針入れたままだったり、
心臓の手術する患者と肺の手術する患者を間違えたり、
血液型間違えて輸血したり、血液型どころか牛乳輸血したり、
されても俺は大丈夫だけどな。
割と元気だぜ。
August 14,1999
最近はすっかりインターネットにはまっている和夫だぜ。
今日もエロ画像を求めてネットサーフィン。
でも割と初心者な俺には目的のものがなかなか見つからず、
あちこちから新しいウィンドーが開きまくったり、
会員のパスワードが必要だったり、
ドルがいくらとか訳分かんないぜ。
そんな俺のおすすめサイトはここなんだけど、
みんなも絶対見てくれよな。面白いから。
ところでマウスの調子が悪いので分解してみたら、
やっぱりゴミが詰まってやがった。
何故か見覚えのある形だと思ったら、なんと俺の人差し指だったぜ。
どうりでクリック出来ないわけだ。
一本取られたってやつだな。
指はセメダインでくっつけたぜ。
August 15,1999
かゆうま。和夫だぜ。
みんな今年の夏を満喫しているかい?
俺んとこは満喫というよりは充満してるって感じだ。
死臭がな。
けっこうすごいぜ。
ものが傷みやすいこの季節、みんなも気を付けてくれ。
弁当の中には梅干しとか、何か酸っぱいものを入れておくといいって婆ちゃんが言ってたな。
俺もそうするか。
ところで今日は、病院から許可を貰って里帰りしてきたぜ。
お盆だからな。
お盆にはあの世から死者達の霊が帰ってくるんだそうだ。
先祖は大切にしなきゃな。
みんなは死者を弔ってきたかい?
俺はそうしたけど、弔われたりもしたぜ。
August 16,1999
テレビで川に流された人達のニュースをやってるぜ。
しかしな。あれだけ雨が降ってんのに、中州でキャンプするのは自殺行為だ。
同情の余地はないよな。
自然をなめていると命を落とす。
あの研究所の連中のようにね。
そして自然を冒涜した行いは大抵の場合、悲劇しか生み出さない。
俺がまさにその生き証人ってわけだ。
え?生きてないだろって?
それは言わない約束だぜ。和夫からのお願いだ。
August 17,1999
かゆうま。
かゆうま。
2回言ってみた。和夫だぜ。
世間じゃあ「どこでもいっしょ」ってゲームが流行ってるらしい。
知ってるかい?
なんでも、携帯用のゲームで、ペットにいろんな言葉を教えて楽しむんだそうだ。
昔、「たまごっち」ってあったな。アレにも似てるかな。
で、その「どこいつ」なんだが、流行に敏感な俺ももちろん持ってるぜ。
だが、みんなのとはちょっと違う。
聞いたらきっと、うらやましがるぜ。
なんたって、実際に生きてるんだから。
まだ言葉を覚える事はできないけど、すくすくと、着実に成長している。
俺の右脇腹で。
最初は針の先程度の出来物だったのが、今じゃゴルフボールくらいはあるかな?
俺は死んでいるが、こいつは間違いなく生きている。俺とは別の生命体だ。
まさに「どこでもいっしょ」ってやつだな。
これはおふくろにも絶対に秘密だぜ。
約束してくれよな。
August 24,1999
みんなもテレビで知ってると思うが、今、クワガタが大ブームだぜ。
黒いダイヤモンドとかいってな。
体長10cmのオオクワガタがなんと1千万円もするんだと。
いったいどんな奴が買うんだ?
よっぽど、あの顎が好きなんだろうな。指、挟まれたいんだろうな。
そして甘い汁を吸わせるんだ。黒酢とか混ぜて。
だがよ、俺がアメリカに留学してた時には、
もっとでっかいクワガタを見た事があるぜ。
そう、あれはアンブレラ製薬の研究所でバイトしてた時だ。
あそこは山ん中だったからな。
夏になるとクワガタやらカブトムシやらが、
灯りに誘われて寄宿舎へ飛び込んでくるんだ。
捕まえようとしたが、駄目だったぜ。
昆虫ってやつはとにかく力が強い。
自分の十数倍っていう重さのものを、楽々持ち上げるんだからな。
あの鈎爪の様な脚で一撫でされたら、人間なんて簡単に引き裂かれるぜ。
しかも鎧の様な外骨格に覆われてるから、銃弾なんて跳ね返しちまう。
死人も結構出たもんさ。
夏の夜の悪夢ってやつだな。
やつらは黒い。とても黒かったぜ。
September 29,1999
痒旨。
和夫だぜ。
神奈川県警の連中はすごいな。
リンチはするわ痴漢はするわ、
自転車で通り過ぎざまに女子中学生の胸揉んで逃げるわ。
腐ってやがるぜ。
しかしな、世界ってのは広い。
俺が前に住んでいたアメリカのラクーンシティーの警官共は
それに輪をかけた腐り具合だったな。
なにしろ奴等は仕事を全くしない。
一日中、低い唸り声を上げながら街を徘徊するだけだ。
しかも噛みつく。
一人の人間を大勢でミンチにしていたぜ。
(リンチとミンチを掛けているぜ)
まったく酷い話だ。
奴等は人間じゃねえ。
人の皮を被った化け物だ。
俺もだけどな。
こんな話をしてたらなんだか腹が減ったぜ。
バイオトップページに戻る
GarDenに戻る