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[60] 遠い記憶 ナマクラ 2005/06/08(Wed) 18:46
ゆうやけこやけの あかとんぼ おわれてみたのは いつのひか

やまのはたけの くわのみを こかごにつんだは まぼろしか






【ギガネウラ】  学名(Giganeura)

分類 節足動物/昆虫綱/原トンボ目/ギガネウラ科
生息年代 新生代第三期
生息地域 ユーラシア大陸全域
翼開長 4〜5m

現在日本に生息するアキアカネの始祖にあたる。トンボの中では史上最大の
種で、一枚の羽の長さはおよそ2mに達する。
現代のトンボ同様肉食性であり、主に中型の哺乳類を捕食していたと
考えられる。当時は類人猿から進化しつつあった猿人が樹木の生い茂る
森を出て見通しのよい平地に生活の場を移そうとしていた時期にあたり、
ギガネウラにとっては格好の獲物であったとされている。

<イラスト : ギガネウラの群に追われて逃げる猿人>

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[59] 恋はアツアツ亜熱帯 Shi.Ma.Chu 2005/06/08(Wed) 18:32
・赤道小町
六歌仙の一人(他、赤道業平など)。

花の色はうつりにけりないたづらに我が身よにふるながめせしまに
【語釈】
◇花の色 「花」は古今集の配列からするとハイビスカス。「色」は、感覚――特に視覚に訴える表象。
自身の容色の意が掛かる。
◇うつりにけりな 以前とは変ってしまったなあ。乾季になると肌が荒れる、の意が掛かる。
◇世にふる 世にあって時を経る。「世」には男女関係の意もあり、「恋に人生を費やす」といった意が掛かる。
「ふる」は「(スコールが)降る」と掛詞で、「ながめ(長雨・雨季)」と縁語。
◇ながめ じっと物思いに耽る。「長雨(雨季)」と掛詞になる。


・赤道納言
籐枕草子(熱帯地方初の随筆)の作者

夏は曙、のくだりが特に有名。この段では一年中暑い赤道直下の四季折々の自然の姿などを著している。
他にも「嫌なものは昼間降った雨の後のじめっとした風」「バナナの葉でくるんで地面の下で蒸し焼きにした食べ物は
風情がある」「熱帯雨林では伝染病を媒介する虫に気をつける」など、当時の風俗や自然環境に対する鋭い観察と
それに伴う批評がみてとれる。


・藤原赤道綱の母
コバントビカゲロウ日記(熱帯地方初の女性による日記文学)の作者、藤原兼樹上家の妻

「儚い身の上をコバントビカゲロウ(東洋熱帯に生息するカゲロウの一種)に例えて...」と我が身を卑下しつつ、
夫の言動など21年にわたる結婚生活を赤裸々に描く日記がコバントビカゲロウ日記である。
当初、身分の低かった兼樹上家は成人儀式で大猪をしとめてから出世街道まっしぐら。
町の小赤道の女という愛人を作ったりして赤道綱の母のことをかえりみなくなってしまう。


・赤道式部
源氏物語の作者

天皇の血を引きながら臣下の地位になった光源氏を主人公に、さまざまな熱帯地方の女性との愛、そして光源氏の出世を書く。
巻之四「夕顔」熱帯原産。茎・葉に粗毛を有し、葉は腎臓形、つけ根に巻鬚(マキヒゲ)がある。
 夏の夜に白色の合弁花を開き、果実は長楕円形か球形で大きい。
巻之六「末摘花」(花が茎の末の方から咲きはじめるのを順次摘み取るところから)ベニバナトケイソウの別名。
 支柱に絡ませて栽培する蔓性の花で初夏〜夏にかけて鮮紅色の花を咲かせる熱帯性木本。
巻之九「葵」アオイ科の双子葉植物の総称。温帯から熱帯にかけて分布し、75属 1500種ほどある。フヨウ、ムクゲなど。
巻之二六「常夏」赤道直下は常夏の暑さである。トロピカルアイランド。



[58] 厳密に言うと違うが、そんなかんじだ。 コバ 2005/06/08(Wed) 15:19 [URL]
ちでちをあらう[血で血を洗う](句)
血で血を洗うこと、またその様子。
⇒:朱に交われば赤くなる。



[57] ご冗談でしょう くもすけ 2005/06/08(Wed) 14:54

「なぁ、あの子見て」
「ああ。待ち合わせしてはるんとちゃうの」
「あの子の着てる服、めっちゃ赤くない?」
「ほんまやなあ。遠ざかってはるんやなあ」
「へ?」
「赤方偏移やん。ドップラー効果や」
「あ、あの子どっか行くわ」
「遠ざかっていったやろ」
「ほんまや。あんた凄いなあ」





[56] 介護大変アニメ さすけ 2005/06/08(Wed) 13:04
「真っ赤になった親父を煮るんですわ」
当時を振り返ると、穏やかだった彼の顔が険しくなる。
「毎晩毎晩煮沸消毒ですよ、蒸留水に親父を入れてぐつぐつ煮てました」
「正直、もう自分には親父の面倒はみきれん、施設に入れるしかないと思ってましたね」
「特にここ山でしょ、花粉も多いんですわ。花粉の時期になると
 朝から真っ赤になってもうぐじゅぐじゅ、かいかいかいかい言うんですわ。
 なんとかしてくれーって」
「花粉すんでもですねぇ、まぁ誰とは言いませんが知り合いの不衛生な奴とか、
 砂まきちらすのんがよく訪ねて来るんです。そしたらまたぐじゅぐじゅですわ」
「そういつらが来た晩はほんま地獄でした・・なんべん煮沸しても、まだかゆいかゆい
 言うてね、眠れない。・・・泣きながら朝まで親父煮てましたよ」
「・・・もう、こっちまでアタマおかしくなりましたね・・いっそ心中でもしたら
 楽になるかなー、とか・・・ハハハ。・・・死ねんのはわかってるんですけどね」
「あの頃に比べたら、今はほんま楽です。親父も自分も。
 便利なコンタクトレンズ洗浄液とか花粉に効くいい目薬がいっぱい出来ましたからねー」
「・・・ほんま。・・楽になった・・・」
「ええ・・やっぱり生きててよかったなーって思います」
「ねぇ、父さんもそう思うでしょ」
「うん。そうじゃな鬼太郎。そんなことより早く目薬風呂を用意してくれ」
「はいはい、父さん」

すすむ高齢化は妖怪社会にも様々な問題を引き起こしている。
その解決策はまだ見つからないが、穏やかに戻った鬼太郎さんの笑顔を胸に、
インタビューを終えた私たちは山を下りた。



[55] (削除)さすけ2005/06/08(Wed) 12:44




[54] (削除)たきおん2005/06/08(Wed) 12:18




[53] 三菱自動車、再建案発表 疲れた大学隠棲 2005/06/08(Wed) 11:26 [URL]
相次ぐリコール隠しなどで経営が迷走する三菱自動車。新経営陣は既存のユーザー層を大事にするという観点から再建案を発表した。特に目玉となるのが「フルラインナップガンダムデザイン」である。デザイン担当の役員に大河原邦男氏を迎え、既存のラインナップを見直すこととなった。これまでブーレイ氏を迎えデザインの見直しを進めてきたが、デザインを気にする人は三菱を選ぶことはないという事実は動かしがたく、既存のユーザーからもブーレイ鼻えんがちょといわれ売り上げ低下の原因となってきた
このため既存のユーザーの意見を調査したところ、従来のガンダムデザインが好評であるとこがわかったため
このようなデザイン戦略をとるようにしたという。
また好評を博するコルトラリーアートも今後はシャア専用コルトに変更。赤一色にくわえ、ザクのモノアイをイメージしたフロントグリルが目を引くデザインとなった。他の車種へも展開していく予定である。
さらにふそうもこれにあわせてシャア専用シリーズを展開する予定。出力向上とホイールの反応性向上が目玉であり、リコールで落ち込む売り上げの挽回を狙う。すでに長崎県営バスに赤一色のシャア専用ノンステップエアロスターが導入されている。今後も勾配路線や長距離路線を抱える事業者に売り込みをかけていく。ふそうではエアロクイーンといった観光バスやスーパーグレート・ファイター・キャンターといったトラックでもリミッターを解除したシャア専用モデルを展開していく。
さらにモータースポーツの旗手としての企業イメージを確立するために。三菱グループの役員送迎車も全てランエボ系統に統一することとなった。

この再建案に対してディーラーからも「ブーレイ鼻に比べればなんでもマシ」と歓迎する声が上がっているほか、評論家もブーレイ花をほめないですむのはありがたいと一息ついた模様だ。



[52] 慣用句の語源 Belial 2005/06/08(Wed) 08:30
真っ赤な嘘
1.全くのでたらめ。
2.これでもかというぐらいに嘘をつくこと。

2005年に開催された第33回嘘競演「赤」が最もすばらしい嘘競演であったことから、嘘を強調する語として真っ赤と言う語が使われ始めた。

(25世紀語源大事典より抜粋)



[51] 戦国労働組合1600 玄界灘男 2005/06/07(Tue) 23:15

その日200x年忘年会でいささか酔った私達はふらふらと道を歩いていた。

「あれ?雷かなあ?」
「今日は天気がいいと予報でも言ってましたよ、委員長。」
「でも、ほら。あそこに変な雲が。」

ピカッ!ガラガラガッシャ〜ン!

てな訳でまるでSFの様な案配で私達西日本地連南宮山支部の面々はやたらとだだっ広いところに佇んでいた。

「ここってどこかなあ?やけに草深いとこだなあ。」
「多分タイムスリップしてきたんじゃないでしょうか?そういう話ってよくあるし。」
「よくあるのか?」
「なんか朝っぱらっぽいなあ。俺達って夜中に甘太郎を出たんじゃなかったっけ?」
「ほら、あれですよ。日付け変更線。」
「タイムスリップって海外旅行か?」
「あ、あっちでなんか音がしますよ。行ってみましょうよ。」

ちょっとヤな予感はしたのだが、やはりというか何と言うか、我々が歩いて行った先では足軽みたいのが対峙していた。

「あ、委員長。ほらほら合戦、合戦。」
「お前は本当にバカだな、この事態が把握できて無いのか?」
「でもリアルですよ。」
「本物だからなあ。」
「うわ!撃ち合いが始まりましたよ。」

どうやら我々は大規模な合戦の中心にいるようである。この時期の合戦というと、え〜と、日本史に弱いのが露呈してしまった。少なくともどっちかが名乗りでも上げてくれればいいのだが、近世の合戦ではそういったことがなく・・・・。

「何をぶつぶつ言ってるんだ?」
「あ、この合戦が何なのかを思い出そうとしているんですが。」
「バカか、合戦と言えば『富士の裾野』か『鍵屋の辻』または『高田馬場』だろうが。」
「それって仇討ちじゃないすかねえ?」

委員長は生半可な歴史ファンだ。こんなのならまだ「知らない」と言う方が普通のバカっぽくて好意が持てるのだが、間違った方向に引っ張っていくリーダーには困り者だ。

「あ、判りました。あそこの山から狼煙が上がってますから、これは『関ヶ原』ですよ。
 ということはここは伊井・松平軍と宇喜田軍の間ですね。」

日頃口数が少ない小林君が適格な判断を下す。伊達や酔狂で昼休みに本ばかり読んでいるのではない。流石だ。

「う〜ん、ちょっと惜しかったな。」

いや、惜しく無い。委員長。

「とりあえず組合旗でも立ててみましょうか?」
「そうだなあ、誰かが気付いてくれるかもしれないしなあ。」
「じゃあ、よっこいしょ、っと。」

「おおお、平家じゃ、平家の赤旗じゃあ!」
「平家の亡霊じゃあ!」
「ええい、者ども怯むな!矢を射掛けぃ!玉薬をお見舞いせぃ!」
ひゅんひゅん。ばーんばーん。
いかん、東軍・西軍ともに得体の知れない集団が現れたのでパニックになったらしい。

「わあ、委員長、大変なことになっちゃいましたよお!」
「よし、こうなったら仕方ない。とりあえず旗を降ろして我々も戦おう!」
「でも武器も何もありませんよ。」
「う〜ん、とりあえずは街頭宣伝だ!ハンディマイクを貸せっ!」

「え〜、合戦に従事されるみなさん、我々はぁ全国労働者組織西日本地連です。え〜、我々
 はぁ、断固戦います!」
ひゅんひゅん。ばーんばーんばーん。
「委員長ダメですよ!相手は頭に血がのぼってるんですから断固戦うとかいっちゃあ。」
「すまん、つい癖で。」

「なんじゃあの雷音のような雄叫びは。」
「は、かなりの大将かと思われます。」
「かまわん。とにかく後顧の憂いとならん内に片付けよ。」

ますます銃撃が激しくなった。まったくうちの委員長は厄病神だ。こんなんだからベースアップも夏期賃金闘争もうまくいかないのである。

「佐藤くん、佐藤くん!」
「何ですか?」
「ビラないかな?ビラ。」
「もしあってもこんな状態じゃまきようがないでしょう!」
「あ?あ〜あ!」

何を納得しているのだろう。大体においてこんな根っからの封建時代に「労働者の権利」とかを説いたところで乗ってくるやつはいないことに気付いていないのだろうか?

「とりあえず『頑張ろう』か『インターナショナル』でも歌ってみようか?」
「しっ!声を上げてどうするんですか!」

まずみんなが危うくなったらこいつを見捨てるしかないな、と思いながら自然みんなの目は小林君に注がれる。

「たしか二時半頃には終わるはずですから、それまでは大人しく待っていましょう。」

みんなが一斉に頷く。これは次期委員長は彼に決定である。

「確か南宮山の西軍の毛利軍なんかは動かないはずですからその辺にいれば安全だと思い
 ますよ。」

一同は小林君の意見に従い、南宮山の方へ移動することにした。

「こうなるとなんか合ハイみたいだなあ。ちょっと歌でも歌おうか?『おおブレネリあな
たのおうちはどこ〜』、知ってるかい?この『おおブレネリ』は本当は悲しい歌で、兵
士として出かけて行った恋人を思ってブレネリが・・・。」
「委員長、あんたうるさい上におたんこなすです。今どんな状況なのか。」
「だから場を和ませようと思っただけでぇ。」

本当にここから無事に帰れたら委員長から雑役夫に降格してしまおうと全員が思った。粛
正である。労組をなめるんじゃねえぞ。

「あ、あそこが毛利の本陣です。あの傍にいれば安全だと思いますよ。」
「え〜、毛利軍のみなさん、ちょっとの間お邪魔しますよ〜。」

しまった、委員長からハンドマイクを取り上げるのを忘れていた。この馬鹿はマイクを持
たせれば誰彼かまわずに話し掛ける癖があるのだ。当然のように我々は雑兵に取り囲まれ
てしまった。

「むむう、怪し気な奴ばらだ!」「かまわん、打ち取れ!」
「ひい、こ、小林君〜。」ああ、やっぱり役に立たん、この委員長。
「みなさんお待ち下さい。実は我々は未来からやって来た人間で、この関ヶ原の合戦の東
西どっちとも関係がない人間なのです。未来の人間ですから戦の勝敗は知っております。
ぜひ桃配山の家康様本陣にお使いをお願いいたします。」

小林君の言葉に雑兵の中に動揺が走る。日本史の知識があるだけでここまで我々の安全に
なるとは思いも寄らなかったが、てなわけで毛利の殿様毛利秀元とかいう武将に合うこと
となった。

「するとこの戦いは家康殿が勝利するわけだな。」

さすがに一軍の将毛利秀元とかいうおっさん話が判る。というかこんな怪しい集団の言う
ことを信じるのもどうかと思う。

「そうです、もう暫くすると小早川秀秋という人が寝返ります。そこで大勢が決します。
まあ後は島津義弘という武将が東軍の敵中突破をやりますからそこだけ気を付けて。」
「うむ、さすがは島津殿、薩摩武士の誉れであるな。」
「そうなんですよ、いい情報でしょう?そこんとこ汲んでいただいて何とぞカンパを。」

だからそこで組合根性をなぜだすかな?委員長。とりあえず我々の首もつながったような
ので安心して湯漬けなどをごちそうになった。

「で、今後はどうなる?」
「えっと、確か三年後に徳川殿が征夷大将軍になって幕府を開き、それから大阪城が落城
して豊臣家が滅びます。」
「ううむ、やはりそうか。で、毛利家はどうなる?」
「あ、毛利家はずっと中国地方の雄藩として残りますよ。確か僕達の時代でも残ってます
から、まあ安泰ですねえ。」

さっきから小林君と毛利の殿様は話し込んでいる。毛利の殿様は堅実な人らしくて、天下
を狙うとかよりも自家の安泰の方に興味があるらしい。

「あ、あれ。」

組合員の平林君が私の肩を突くので見てみると、見覚えがある黒雲が沸き出している。SF
ではこんな場合は「現代に帰れる兆し」なのだ。みんなは一斉に雲に向かって走った。

ピカッ!ガラガラガッシャ〜ン!

一瞬の空白の後、みんなはさっきまでいた道端に立っていた。振り向くと甘太郎の看板の
明かりが消えるところだった。

「いやあ、大変な経験だったねえ。現実だったのかなあ?」と言い合っていると小林君が
ぼそっと「委員長がいません。」と言った。

後日小林君が持って来た郷土史家の文献で私達は委員長のその後を知った。
毛利家お抱えの家臣にあまりあたらない予言者がいて、それでも面白いので殿様に寵愛さ
れたものがあったらしい。名前は判然としないが皆にはそれが委員長であることが判った。
まあ、あの人なりに幸せに過ごしたに違い無い。小林君がぽつりと呟いた。

「やっぱりあの委員長じゃあ日本に社会主義は芽吹かなかったんですねえ。」



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