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[20] ロボット工学 みじお 2002/05/19(Sun) 02:57 [URL]
Pシリーズ及びASIMOによって、積年の懸案だった
『二足歩行』を実現したHONDAの技術者は、次なる課題、
『一足歩行』に挑戦している。
 
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[19] デビッドカッパーフィールド氏、転落 不肖小生 2002/05/19(Sun) 02:45
去る4月20日、イリュ―ジョニストのカッパーフィールド氏が、イリュージョンショーの日本公演において、瞬間移動イリュージョンの際、爆発に足をとられ転倒するというハプニングがあった。
地上5mの舞台装置上から転落したカッパーフィールド氏は煙幕の中「ドンッ」という落下音とともに「ア〜ウチ!」と絶叫、場内は一時騒然となったが、煙幕が晴れるとそこには氏の姿は無かった。驚いた観衆は拍手喝采を送ったが、氏の姿は出現予定地点にも無く、観客とは裏腹に困惑したスタッフは、ショーを一時中断して氏の行方探しにあたった。結局、氏は同会場内の医務室にて治療を受けているところを発見された。医師により氏は全治1ヶ月の右足骨折と診断され、ショーの続行は不可能となり、来場客にはチケット代が払い戻された。
その後、珍しくインタビューに応じた氏の一言。
「火薬量が多くて、うかつにも足を滑らせた。しかし私は腐ってもイリュ―ジョニスト。とっさの判断で移動地点を医務室に変更した。事故の可能性を考えなかったわけではない。想像できれば実現する、という私の理論がまたひとつ立証されただけ」と転んでもただではおきないイリュ―ジョニストの意地を見せた。
一方、治療にあたった医師の方は次のようにコメントしている。
「突然、ベッドの上に煙幕とともに氏が現れた。びっくりしましたとも。氏は負傷していましたから、すぐに治療しました。しかし、なぜ落下中に瞬間移動しなかったのでしょうか。せっかくのイリュージョンなんですから、転ばぬ先の杖に使って欲しかった。」




[18] 基本と応用 コバ 2002/05/19(Sun) 02:16 [URL]


A(normal

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B(action
       /

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C(love story


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D(suspense

|  →  /  →  _   →   / →  _  →  /  →  _



[17] 郵便局 エミール 2002/05/19(Sun) 01:19
郵便局。
覆面の男、拳銃を持って入ってくる。
「動くな!」
男、拳銃を構える。
『キャーァァァ!!!』
男、局員に近づく。
「騒ぐな!この袋に現金を入れろ!!」
『は、はい、分かりました…』
「お前ら動くなよ!動いたら…転ぶぞ!!!」

そのとき、覆面の後から男が飛びかかる。
しかし覆面の男、軽々とかわす。
『コノヤローッ!!!!』

男、逆上し、バナナの皮を地面に置く。
「転ぶぞ!!転んでやる!!」
叫ぶと同時に皮を踏み、転ぶ。

ドスン。

そしてその体勢のまま、転がって逃走。

ゴロンゴロン ゴロンゴロン ゴロンゴロン

「クソー、覚えてやがれ!」

数分後。

犬のフンとゼリー状の物体にまみれた覆面の男がパトカーに乗せられていく。




「っていうシナリオなんですけど、どうでしょう?」
「いやー、コケるだろ。」



[16] 七転八起 不滅の放蕩 2002/05/19(Sun) 01:07
異変が起きた。
洞窟の壁に向かって九年、一度も振り向いたことのない達磨の首が動いた。
「御覧下さい大師さま、我が決意の証を!」
と激しい口調で訴えた慧可が、自らの左臂を切り落としたその時である。

   慧可断臂図(雪舟筆)

「それ程までして弟子になりたいと申すのか」
「は、はい。何とぞ…」
滴る血に染まり、苦痛をこらえながら答える慧可を、達磨は鋭い眼で見据えた。
「その一本の腕に免じ、一つの試練を与えよう。
 私の動きを、以心伝心の悟りをもって見抜くのだ。即ち、
 私が振り向いた時に微動だにせず、私が壁に向かったときに歩み、
 そうして私に触れることが出来たならば入門を許そう」

二度、三度、立ち止まり、また歩み、慧可は達磨に近付いていった。
あと五寸動けば達磨に触れることの出来る地点で、腕の激痛に身体が揺れた。
達磨が振り向いた。その瞬間を見透かしたかのように…

慧可は絶望で眼前が真っ暗になった。一本の腕と引き換えの試練、そして敗北…
しかし達磨の眼に先程までの厳しい色はなかった。
「試練に敗れたそなたを追い返すのはたやすい。
 しかし、それが釈尊の御心に適うことだろうか。
 人間にとって、ただ一度の敗北が全てだろうか」
「…………!」
慧可の眼から大粒の涙がこぼれた。
失った腕の痛みはすっかり消えていた。

「慧可よ」
「はいっ」
「さて、もう一本いってみようか」
「へ?」
「足でもよいぞ」



[15] 写実 なんしぃKIM 2002/05/19(Sun) 00:57
雪の朝
二の字 二の字の
下駄の跡
田 捨女

(草稿)

雪の朝
二の字 二の字 トンパ文字 神代文字 ハングル ヒエログリフ 二の字の
粗忽者の跡



[14] タナボタ じょーしゅ 2002/05/19(Sun) 00:54 [URL]
水野河内守の奉行就任と同時にキリシタン弾圧は強まり、キリスト教徒は過酷な体罰によって転宗を迫られていた。
イエズス会神父クリストヴァン・フェレイラらは穴吊りの刑を受けて棄教し、いわゆる転びバテレンとなった。
キリシタンたちが次々と転ぶ中、後ろからいきなり出て来たのがブラッドバリー(豪)だ。
彼だけが立ったままゴールを駆け抜けた。
南半球初の金メダルを胸にしたブラッドバリーは「このメダルは、この10年間の五輪にかけた努力のご褒美だと受け止めたい」と満面の笑みを浮かべていた。



[13] 女の子のための黒魔術講座 牡蠣羊羹 2002/05/19(Sun) 00:52

・キライなあの子が、入試に失敗する魔法

 満月の晩に、グリコ「コロン」を12個袋から出して、月の光を浴びさせてね。
 それをあの子の筆箱に入れたら、もうあの子は試験中もコロンに夢中よ。

・キライなあの子が、信仰を捨てる魔法

 日曜日の朝、日の出前の海でグリコ「コロン」を3個、波打ち際で洗ってね。
 それをあの子の玄関先に置いたら、もうあの子は教会へも行けないわ。

・キライなあの子が、冬季五輪スピードスケート女子五千メートル決勝に失敗する魔法
 
 夏至の日の正午に、真南を向いてグリコ「沖縄パインコロン(地域限定)」を一箱
 頭の上にかざしてね。そして下にある呪文を、できるだけ大きな声で叫んでね。


呪文 「すべってコロンでおおいたけん。
    すべってコロンでおおいたけん。
    すべってコロンでおおいたけん。」


 魔法のかかったコロンを、キライなあの子のスケート靴に1個ずつ入れたら
 沖縄と大分の魔力で、あの子のリンク状態は最悪!になっちゃうわ。

(注意:とってもキケンな黒魔術だから、良い子は使わないでね!)





[12] 語源 Shi.Ma.Chu 2002/05/19(Sun) 00:26
子供の屋外遊戯である、振り返り鬼の呼称、あるいはその競技中のかけ声に
「だるまさんがころんだ」という言葉が用いられているが、
今回はその語源について考察してみたい。

ダルマさん、は勿論達磨僧のことを指す。
古代中国の僧侶、達磨は壁に向かいて悟りを開いた後、弟子を連れて
諸国を漫遊していた。そんなある日のこと、達磨たちはとある村で
怪しげな噂を聞く。村のはずれに「人を石にする化け物」が存在するというのである。
これを退治しようとして村の若者が幾人か討伐に出たが、返り討ちにあったという。

そこで達磨たちはこれを退治することにした。
この化け物メデューサのもとにたどり着いた達磨一行。
達磨は剣を抜き、かけ声をあげながらメデューサに駆け寄る。
かような石化光線など、悟りを極めた僧にとっては児戯にも等しいもの。
全く、効果などはありやしない。しかし寄る年波からか足腰の弱まっていた
達磨は途中でころんでしまう。あわてて弟子たちは師のもとに駆け寄る。

そこにメデューサの石化光線だ。弟子たちは振り返る師の目の前で
次々と石へと化した。怒りに震える達磨は一刀のもとに
メデューサの首を切り落とした。

この、転んだ達磨と石になった弟子たちを模したものが
いわゆる振り返り鬼のルールにそのまま当てはめられているのだ。
さて、このあと首を切り落とされたメデューサの血からは
天かける馬が生まれるのであるが、その後、この天かける馬にまたがり、
片手に剣、片手にメデューサの首をかかげた達磨の冒険の話は、例えば
同じく子供の野外遊技である「石鯨海中沈み鬼」のかけ声などに残されている。





[11] 理論と実践 詰めにくい 2002/05/19(Sun) 00:24
司会:
岩槻先生については皆さんすでによくご存知かとは思うのですが,私の方から先生のこれまでのご経歴をご紹介したいと思います。岩槻先生は1970年に東京大学をご卒業後,オックスフォード大学に進学され,そこでPh.Dを取得,以後カナダのウィニペグ大学の比較文化論講座で教鞭を取っておられます。本日は,先生の近年のテーマである「笑い」について,お話いただけるとのことで,大変楽しみにしております。では岩槻先生,よろしくお願いします。


教授:
(拍手) 人間の情動のうちで,「笑い」最も身近なものでありながら,その本質は最も捉えがたいものであります。アリストテレスの『詩学』以来,人間は「笑い」の仕組みを解明する試みを何度となく繰り返してきたのですが,その研究は必ずしも成功しているとは言えません。近代における代表的な「笑い」研究として名高いアンリ・ベルグソンの『笑い』においてすら,彼自身が「この問題はいつもその努カを潜り抜け、すり抜け、身をかわし、またも立ち直るのである。」と述べています。しかし,すでにお気づきのように,この「捉えがたさ」は,笑いの本質に深く関わる質でもあります。

さて,アンリ・ベルグソンが『笑い』で述べた笑いについての考え方を端的に言いますと,笑いとは「逸脱した個人に対する社会の制裁」であるということになります。すなわち,社会において決められたルールや慣習から逸脱した個人に対する懲罰であるということです。………これは笑いの本質のある面を捉えた発言であります。が,当然のことながら,すべてではない。しかし,次に我々のなすべきことは,「すべて」を記述する空しい試みを続けることではなく,この「すべてではない」と我々が感じざるを得ないという事実の観察です。


………………………というような堅苦しい話はこれぐらいにいたしまして (聴衆笑) ,ここで,具体的な例をあげながら考察してみたいと思います。まずはこれでございます (演壇の下からバナナの皮を取り出して聴衆に示す。聴衆沸く。) これを,まずこうする (舞台に落とす) わけです。で,こうやって知らずに歩く人がいると (滑って転ぶ所作) ドテーン,と (聴衆笑)

笑いの本質を論じる上で欠かせない例が,この「気取った紳士がバナナの皮で滑って転ぶ」という状況ですね。これは,古今東西,どの国,どの時代においても笑ってしまうという状況なわけでありまして………こほん………えー (沈黙) ……ええ,この,どこまで話したでしょうか………こほん,こほん………うぷっ,ふふふ………面白いですねえ,想像すると。気取った紳士が滑って転ぶっていう,この,ねえ (観客笑) ………バナナの皮で (観客笑) ………ははは………ねえ………えー………ええと………えー………こほ,こほ………ふふっ………こほん………ぷっ………はあああ (呼吸を整える) ………………私は,わた,わた,はははは…………はははははははは………バンッ (机を叩く) ………ははははははははははははは………バナナの皮で (自分の世界に入ってしまう) ………わははははは (何か考えながら歩き出す) ………………はははははははは………………はははははははは (歩みが速くなる) ………………ずるん,ごつ (先程自分が落としたバナナの皮で滑って転ぶ) ……… (誰も笑わない) ……… (教授動かない)



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