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投稿時間:1999/11/29(Mon) 11:04
投稿者名:神田どす
Eメール:ZVA02032@nifty.com
タイトル:ハーブで健康に

 ヨーロッパの田舎で昔から利用されてきたハーブ。美しい花が潜めている自然の力で
簡単に美しく健康になれるなんて、素敵な話ですね。
 それでは代表的なハーブの使い方をご紹介しましょう。

ローズ(Rosa species)
 花の女王といわれる薔薇は、ハーブティの女王でもあります。虚弱体質や便秘、肌荒
れに効きます。ドッグローズの実(ローズヒップ)にはビタミンCが多く含まれるため
、ティーやシロップにします。新鮮な花びらからはジャムやパイ、シャーベットなども
作られます。

ラヴェンダー(Lavendura angustifolia)
 ピーター・メイルの著作にも描き出される南仏の野生ラヴェンダーの木立。清純なそ
の香りは、昔から人々に愛されてきました。タンスの中に入れておけば衣類やリネンを
虫から守る効果もあります。
 ラヴェンダーの花のティーは頭痛を和らげ、鼓腸を押さえ、口臭を防ぎます(特に強
めに入れたティーが効果的)。またよく冷やしたラヴェンダーのティーを氷と一緒に使
えば、軽い火傷にも効果があります。

ポットマリーゴールド(Calendura officinalis)
 日本語でキンセンカとよばれるこの黄色い花は、用途の広いハーブとして有名です。
蜜蝋やシア・バターと調合して作られた軟膏は、ヒビやあかぎれによく聞きます。特に
市販のビタミンE入りのハンドクリームと混ぜると効果的です。

アルテミジア(Artemisia species)
 もぐさの材料としても知られるアルテミジアは、古代ギリシャの時代から寄生虫の除
去や気管支炎・風邪の症状緩和に効くことが知られていました。中国では、いまでも鼻
血が出たとき、手元に脱脂綿がなければ、アルテミジアの葉を丸めて鼻につめる習慣が
あります。

カモミール(Anthemis nobilis)
 ベアトリクス・ポターの絵本「ピーター・ラビット」の中で風邪をひいたピーターが
お母さんに無理矢理飲まされるのがこのカモミールのティー。ハチミツやタイムと一緒
に飲み、ビタミンCをたっぷり取って寝れば、軽い風邪なら簡単に治ってしまうほどで
す。重い風邪でも、病院の待合室で診療を待ちながら飲めばかなりの効果があります。

ポピー(Papavar species)
 その種子が製菓・製パンに使われるポピーの汁を精製したものは、痛みや精神疲労を
和らげます。