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投稿時間:1999/11/23(Tue) 03:04
投稿者名:しーもす
Eメール:QWA03030@nifty.com
タイトル:【虚実境界線】

子供の頃の夢やエピソードなど、打ち明け話ができるようになると、かなり男
女の親密度が上がっている証拠だといいます。ありのままの自分を相手に見せ
ようとしているわけですからね。


「はい、プレゼント」
「わぁ〜、ありがとう」
「♪ハッピバースデートゥユ〜」
「いきなり歌わないでよ、静かな店なんだから。ふふふっ」
「だってそうじゃないか、神様が君をこの世に連れてきてくれた日なんだぜ」
「しーもすクンが言うと全然キザに聞こえないよね」
「だろ?」


「子供の頃ね、とても体が弱くって、しょっちゅう病院に連れて行かれたの」
「へぇー。お父さんお母さんに心配かけたんだろうな」
「でね、注射のたびに泣いてた」
「そしたらね、看護婦さんが注射の間ずっと手を握っててくれたの」
「いい看護婦さんだね」
「それからなの。大きくなったら看護婦さんになろうって」
「その夢を実現したなんて、すごいよなぁ。偉いよ」

「しーもすクンは?」
「あ、俺?嘘競演の議長になって虚実境界線を引くことが夢だったな」
「…何なのよ、それ」
い、痛ェ〜。てなわけで一週間よろしくお願いしま〜っす。


-------------------------【虚実境界線】-------------------------