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[110] 子どもVS出入 s・バレット 2001/09/04(Tue) 04:59
児童、自動ドア前にてわくわく
開けて、閉めて
開けて、閉めて
開けて、閉めたら
入れない。それ、いつまでやってるんですか?でも満足そう

児童、エレベーターにてわくわく
開けて、閉めて
開けて、閉めて
開けて、閉めたら
出られない。だからって、力ずくで開けようとすんなよ。

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[109] とんち s・バレット 2001/09/04(Tue) 04:00
刻「ダビデ」や絵画「最後の審判」、サンピエトロ大聖堂の設計で知
られるイタリアのルネサンスの巨匠ミケランジェロは「大理石に閉じ込められ
た魂を解放する」という思いの下、鑿を振るったといわれる。新プラトン主義
を奉じていた彼にとって彫刻とは、大理石を材料に像を作り上げる作業ではない。
大理石の中にもともと埋まっている形態を、スコップやハケの代わりに鑿を用いて
"発掘"するのである。線と形態を至上としたミケランジェロにとって、これは単なる
理念ではない。彼はおそらく、解放するべきイデア=形・姿を、切り出されたままの
大理石を前に、実際に視覚していた。
芸術家が創作する以前の創作物の完成形を、頭の中にある想念としてではなく、実際に
「視覚」する現象は、何も特別なはなしではない。画家は、一筆も入れていない白
いキャンバス上に既に、描くべき輪郭を文字どおり見出している場合がある。優れ
た腕を持つ仏師もまた同様、材木を以って仏をかたどるというよりは、木の中に隠
れている仏の表皮に合わせて鑿を滑らせ、仏のうつし身を現世にあらわすのだという。
一部の敏感な芸術家にとって、作品の形態は人の頭が生み出すのではなく、それ以前
に既に自然の中に隠れているらしい。

このような自然の中から美的な形を巧みに見出し、作品として結晶化させる芸術家の
行動は、彼らに常人の持つそれとは質的に異なる特殊な感性が備わっているから、で
はない。といえば嘘のように聞こえるかもしれないが、真実である。

の色は何色か?
ある時、国際基督教大学の講師が、太陽光線のスペクトルのカラー写真を学生に配布し、
自分が境界があると思う場所に線を入れ、色を分割させた。学生は他国籍で、欧米人もい
れば、アジア、アフリカ諸国の人々も少なくない。
その中の日本人は、当然のように紫・藍・青・緑・黄・橙・赤の七色にわけ、アメリカ人
も同じだった。が、イギリス人は六色、ショナ語を話すアフリカの人間は四つに区切って
「両端は同じ色だ」と言ったという。しかも、同数に区切った人々の境界線も、すべてず
れあっていたのである。

もう一つ、例を紹介しよう。ある時、猟師が狸を銃で撃って裁判にかけられた。狸の狩猟
が法律で禁じられた直後の話だ。証拠は完全に出揃い、有罪は免れないのだが、猟師は法
廷で「自分は狸は撃っていない」と主張したのである。「自分が撃ったのは狸ではなく、
ムジナだ」
ムジナとは狸、または穴熊の地方語であって、ムジナと狸は生物学上は同一の生物である。
当初、猟師の主張は苦し紛れのデタラメだと思われたが、話を聞くうち、確かに男は「狸」
を撃ったのではない事実が明らかになった。つまり、猟師のすむ地方では生物としての「タ
ヌキ」が、「狸」と「ムジナ」という二種類の、まったく別の獣として見られていたのであ
る。逆に言えば、猟師はこの件で、狸とムジナが同じ種類の生き物であることを初めて知っ
たわけだ。猟師は無罪となった。

この二つの例に共通するのは、外界より五感が受け取った情報と、認識されている事実との
間に、必然性がまったくない点だ。スペクトルにしてもタヌキにしても、五感の一つである
目は同じ物を見ているはずなのに、それが一感覚器官レベルから人間レベルになると、まっ
たく別のものを見ている。
スイスの言語哲学者・ソシュールは、このような何一つ自然的・本能的な図式の根拠がない
にも関わらず、人間の表層意識に必然的・絶対的なものと映る様相を<恣意的必然>と言っ
た。簡単に言えば、「宇宙人が宇宙から地球を見たとき、そこに国境は見えるか」というこ
とだ。恣意的必然は視覚に限ったことではない。聴覚の情報に恣意的必然が見出される前提
がなければ、音の連なりが若干似ているというだけの日本語「掘った芋いじるな」が"What
time is it now?"に「聞」こえるはずがない。カースト制による人間の区分、江戸時代の
士農工商などもまた同様だろう。

「永遠の観照」という宗教的要素の欠落した錬金術である自然科学が近〜現代にかけて
行き着いた成果によれば、この宇宙には時間すら、実在しないという。物理学の描く宇宙は
人間の営む日常的な世界に比べ、限りなく渾沌としており、無目的で、空疎だ。そして、
渾沌とした自然やマテリアは、人にとって、形という秩序を与えられるまでは存在しないも
同然である。ここでいう形とはすなわち、恣意的に付与される「意味」であり「存在意義」に
他ならない。

覚器官を通じてインプットされた情報のカオスが、言語によって意味付けされ、統合
されて形態を得た結果アウトプットされたもの、それが我々にとっての日常的な"存在"であり、
窮極には"世界"であるといえる。
<対象化>とは精神活動における表象作用である。そうして意識野の中に作られた像が"観念"と
呼ばれ、物質的な次元での対象化が経済的生産活動・制作活動に当たる。
常に言語を通じて"世界"の形態を創造しつつ更新する人間の様は、人間一人一人が、情報のカオ
スの中から世界の形態を見出し、見出した輪郭に沿って世界の形態を彫り起こす芸術家であるこ
とを示していると言えよう。

聖書において「光あれ」という"言葉"からカオスを言分け、世界に意味と秩序を与えて行く神の
営為は、常に世界の構築と脱構築を同時にしている人間の影法師である。
たえまない創造の営為において、人は誰もが、神と同義なのだ。


「……だからね、将軍様。たとえ僕が神社のおさいせんに手をつけたとしても、何の問題もないん
ですよ!」
「なるほど、神さまに納められた銭が神さまの懐に入って何が悪い、というのじゃな?さすが一休、
あっぱれじゃ!」
「……拙者、そういうのは、とんちとはちょっと違うと思うでござるよ。」




[108] 夏休みラジオ子供電話相談室 功罪編 激動侯爵 2001/09/04(Tue) 02:40
「I/O」て、なんのなんの意味ですか?
「はいはい、コンピューターに詳しい○○研究所のギルモア博士に聞いてみまし
ょう。
 という「詳しい人」の紹介が放送中問題になった。

質問者「3丁目の○○さんちの○○君は高校を卒業してもなぜ日中姿を見せ
   ないのでしょうか?」○○都○区○町2丁目

司会者「では、ご近所に詳しい春○部トエさん、引きこもりて目立つようで
   すね、最近。」

と、調子に乗った司会者の突っ込みも要注意と判った。





[107] 夏休みラジオ子供電話相談室2 激動侯爵 2001/09/04(Tue) 02:21
「SMてなんですか」と鳥○県豆○市に住む、エコンキスタ○道さん(小4)
からの質問に「スチーム・ロコ・モォーション、蒸気機関のことだね、アメ
リカの・・・」と「性の悩み相談」に似つかわしくない回答する物理学者 
入交 努さんに「まいった!」と言わせる質問を浴びせることが電話相談マ
ニアの小学生達の間でターゲットにされている。
 密かにイギリスのオッズ・メーカーに登録され質問者東京都匿名希望:
ぴかーちゅるるの質問に世界から注目が寄せられている。



[106] 入力型嘘発生器 Inagi 2001/09/04(Tue) 02:11
「助けてよ、ヨタえもん〜。」
「どうしたんだい、ホラ太君。」
「嘘競演が始まったのに全然嘘が思いつかないんだよ〜。」
「駄目だよホラ太君。嘘は自分で考えないと一人前の嘘ツッキャーになれないよ。」
「今回のお題はとびきり難しいんだよ〜。僕じゃとても無理だよ〜。」
「前回も前々回もそんなこと言ってたじゃないか。」
「今回は本当に難しいんだよ〜。何とかしてよヨタえもん〜。」
「仕方ないなぁ。今回だけだよ。
入力型嘘発生器。
「ありがとうヨタえもん〜。
ところでこれはどうやって使うの?」
「ちょっと待ってね、電話線と接続するから。」
「電話線?」
「よし準備完了だ。
ここのダイアログに嘘のお題を入力してごらん。」
「うん、分かった。『I/O』っと。」
「そしてスタートボタンを押すんだ。」
「・・・」
「・・・」
「なんか、モデムの電子音みたいな音がしてるよ。」
「細かいことは気にしちゃいけないよ、ホラ太君。」
「・・・」
「・・・」
「あ、何か反応し始めたよ!」
「よし、ここをクリックするんだ。
入力したお題に対しての大量の嘘が表示されるから。」

「すごいや、ヨタえもん。
あんなに難しいお題なのに、こんなにたくさんの嘘が出てきたよ。」
「これで一安心だね。」
「でも・・・表示された嘘をを嘘競演で書いたら盗作になっちゃうよね・・・。」
「盗作になるよ。」
「ばれないかなぁ・・・。」
「確実にばれるよ。」
「だよねぇ・・・。」




[105] 夏休みラジオ子供電話相談室 激動侯爵 2001/09/04(Tue) 02:03
N○K第一ラジオ放送が2○時間テレビに対抗して放送するラジオ
「夏休みラジオ子供電話相談室・ジャンル別24時間受付〜スタジオに回答
者1000人の待機中」と、通常国会を思わせるノーギャラで待機者確保が
可能政府系番組。
 今年のハプニングは目玉ジャンル「IT関係相談」の質問の一部と回答者
が深夜枠の「性の悩み相談」にまちがって廻されたことから起きた。
 「プラグ・イン」てなんですか?のあどけない子供の質問に普段関わりな
いジャンルに戦中派国立大教授の老科学者は「簡単に言うと○○ふにぶち込
むこと」と言放ちプロデューサを卒倒させた。幸い某団体からは声明抗議は
なかったが「この夏一番恐ろしかったこと」と反省会のつぶやいていた。




[104] なぞなぞ 壇つな 2001/09/04(Tue) 01:38 [URL]
たくさん人が入って、中は悲鳴と怒号の大騒ぎ。
命からがら出てきたのはたったの3人。
残り44人はなかなか出てこない。これなーんだ?








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答え:
元禄十五年十二月十四日、赤穂浪士の討ち入りに、こっそりついていったが、
吉良邸内でばれて、袋叩きにされ、追い出されたアルフィーの3人(桜井 賢・坂崎幸之助・高見沢俊彦)



[103] 新走法 2001/09/04(Tue) 01:27 [URL]
JRでは、電車の走行時間短縮のために、一定の急カーブにおいて「アウトインアウト走法」の導入を検討した例がある。



[102] (削除)2001/09/04(Tue) 01:23




[101] 三部作   第二部 コバ 2001/09/04(Tue) 01:17
199X年、南極の氷の中から発見された黒い箱状物体はブラックボックス(Black-box)と名付けられ、中に入れたモノが別のモノになって出てくるという点もまさにブラックボックスなのであるが、香港返還のさいに大英帝国領主より時の皇帝に貢ぎ物として捧げられた事実から変換箱という名前に21世紀の今は落ち着いている。


変換箱に、
とりあえず金大中を入れるとブレアになって出てきた。
ブレアを入れるとたれぱんだになって出てきた。
たれぱんだを入れるとフラワーロックになって出てきた。
フラワーロックを入れると金大中になって出てきた。
金大中は変換箱に入ることを嫌がったためやむなく射殺した。
20世紀梨を入れると電源コネクタになって出てきた。
電源コネクタを入れると歩になって出てきた。
歩を入れると金になって出てきた。またしても大中である。
金大中は変換箱に入ることを嫌がったためまたもや射殺した。
2人の金大中の死体を入れると女神が現れた。
女神は言った、あなたが入れたのは金ですか?銀ですか?
金と答えると金大中が変換箱からあらわれた。
金大中は変換箱に入ることを躊躇したため、学級会で叱責された。
学級会で学級委員は言った。
「僕が入ります。これはお父さんとお母さんへの復讐なんです」と。
クラスが重い沈黙に包まれ、無言で彼を見送った。
学級委員が入るとコンドームになって出てきた。
コンドームを入れるとキャベツになって出てきた。
キャベツの中には誰かいたかもしれないが皆で千切りにした。
そのキャベツはトンカツの横に添えられた。
トンカツの上にはソースで「復讐」と書かれた。
残飯を入れると自費出版(タイトル、俺my love)の本になって出てきた。
その本を入れると日記(タイトル、俺自伝)になって出てきた。
日記を入れるとニッキ飴になって出てきた。
ニッキ飴を入れると彼らになって出てきた。
彼らを入れると僕らになって出てきた。
僕らは細胞分裂を始め、僕たちと私たちにわかれた。
僕たちと私たちは卒業式で想い出を斉唱する。
僕たちと私たちを入れると老けた彼らになって出てきた。
老けた彼らを入れると老けた僕らになって出てきた。
老けた僕らは細胞分裂を始め、老けた僕たちと老けた私たちにわかれた。
老けた僕たち、私たちは居酒屋で想い出を語り合う。
まさしはみっちゃんが好きやってんで。
まさしは後悔する、みっちゃんは老いてこそ映える花だったのだ。
居酒屋を変換箱に入れると子猫になってでてきた。
子猫は変換箱に入るのを嫌がったためやむなくウチでひきとった。
今ではすっかりふてぶてしくなったけど大事な我が家の一員です。
我が家を入れるとアップテンポの曲になって出てきた。
グルーヴィでメロウなサウンドは若者の心をわしづかみにした。
グルーヴィを入れると野菜になって出てきた。
メロウを入れるとメガネになって出てきた。
大事なコトは、と。中年の男は語り出す。
音楽の孕む事件性を持続することだ、録音された音楽は音楽ではない。
中年の男はメガネと野菜を抱いて変換箱に飛び込んだ。
中年の男は地蔵になって出てきた。
地蔵は村はずれに置かれ、ずっと私たちを見守っています。
見守っていますを入れると昔の新聞記事になって出てきた。
昔の新聞記事を入れると電話番号が書かれたメモになって出てきた。
コール音、やがて男の低い声が聞こえる。
「誰だ」
「あなたが十年前に書かれた記事についてなのですが」
「明日十時に喫茶カトレアに来い、真実を教えてやる」
男は来なかった。しばらくしてから封筒がマスターから手渡された。
「あんたに、って」
あの事件の時、母さんは私をかばってくれたのだ、なのに、
なのに私という男は!
なのに私という男はを入れるとみじめになって出てきた。
みじめを入れると見るも無惨になって出てきた。
見るも無惨にを入れるとこれがあの八木十郎太かと見まがう姿になって出てきた。
八木十郎太を入れるとマウスになって出てきた。
マウスを入れると119800円の価格になって出てきた。
119800円を入れるとご預金ありがとうございましたになって出てきた。
ありがとうございましたを入れると八木十郎太になって出てきた。
八木十郎太は苦い顔でつぶやく。
「俺のような男が・・・生きていていいはずがない」
八木十郎太の向かう先には変換箱が黒くそびえ立っていた。
                     完







完を入れると199X年、南極の氷の中から発見された黒い箱状物体はブラックボックス(Black-box)と名付けられ、中に入れたモノが別のモノになって出てくるという点もまさにブラックボックスなのであるが、香港返還のさいに大英帝国領主より時の皇帝に貢ぎ物として捧げられた事実から変換箱という名前に21世紀の今は落ち着いているになって出てきた。
199X年をいれると八木十郎太が、
南極の氷の中から発見された黒い箱状物体を入れると八木十郎太の母親が、
大英帝国領主を入れるとやがて死する運命の2人の金大中が、
時の皇帝を入れると学級委員が、
貢ぎ物として捧げられた事実を入れると野菜とメガネを抱いた中年男性が、
21世紀の今を入れるとまさしとみっちゃんが、
落ち着いているを入れるとカトレアのマスターが、それぞれ変換されて出てきた。
八木十郎太は両親に詫び、
八木十郎太の両親は八木十郎太を許し
2人の金大中は今生の別れを惜しみ、美しきこの世界を目に焼き付け、
復讐を遂げた学級委員は家に帰り、
野菜とメガネを抱いた中年男性は今日も予定調和を破壊し、
まさしとみっちゃんは今日もすれ違い、
そしてカトレアのマスターはつぶやいた
「平和平和、今日も平和。平和がなによりだ」
カトレアのドアが開き一日が始まる。


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