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立山黒部アルペンルート、黒部ダム−扇沢間の関西電力トロリーバスに今月より新車両が導入され、 訪れる観光客の人気を集めている。
この新車両はインバーター制御の向上により従来に比べ約６５％とろみを抑えたもので、 これまでのトロリーバスへのイメージを大きく変えるものとなっている。

東京から訪れたという会社員の大沢弘さんは「とろみが少なくて爽やか。車窓から見える雄大な景色も一層引き立ちますね」と乗車の感想を語り、
金沢からグループ旅行で来た主婦の伊藤芳江さんも「学生の頃に乗って以来ですが、やっぱり印象が違いますね」と概ね好評だ。

一方でこんな人も。新潟の団体職員、中山毅さんは「昔からトロリーバスといえばとろみなのに、風情が失われたような気がする」と寂しげに語っていた。