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狂牛病は酪農家の相続問題が原因か
    千葉県で10日、同県内の酪農家(56)が飼育していた5歳のメスの乳牛1頭が狂牛病と見られる症状を示したことについて、農水省の調査結果がこのほど発表された。

    報告書によると、酪農家の父(86)が今年6月に死去した際、酪農家と東京都内の食品商社に勤める酪農家の兄(59)との間で牧草地や牛舎、家屋などの相続問題が持ち上がり、このときにできた「骨肉紛」を牛の飼料に混ぜたことが狂牛病発症の原因としている。

    酪農家の兄は酪農家の父から後継者として将来を嘱望されていたが、それに反発し都内の大学に進学して卒業後は商社に入社、さらに結婚を機に親の資金で所有地内に一戸建の家を建てて住んでいた。
    また酪農家の母(82)は3年前から寝たきりとなり、同居する酪農家の妻(53)が介護を行っていた。

    酪農家の父は遺言書を残していなかったため法定相続となったが、遺産分割の協議後に酪農家の妻が、これまでの経緯から酪農家の兄の相続分について異論を唱えたことが問題の発端となった。
    さらに兄に対して譲歩しようとした酪農家と妻の間にも亀裂が入ったが、この夫婦喧嘩は酪農家の犬も食わなかったため、狂犬病の恐れはないという。

    乳牛はこの「骨肉紛」が混ざった飼料を摂取し、反芻するうちに立ち直れなくなった公算が大きく、その結果「肉骨粉」よりも早い狂牛病の発症につながったと見られている。

(2001/9/18)
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