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プロバイダ大手のインターネット・チチブ(株)が、このほど3,000円の無制限コース(しょうぐんコース)と30秒コース(あしがるコース)という２つの新料金体系を発表した。
大手が無制限コースを導入していくなか、特筆すべきは30秒、しかもその間無料という画期的な料金体系だ。

インターネット・チチブ取締役企画統括本部長　奈良橋 正男氏に価格設定の経緯、今後の展開などについて伺った。

●「３分は長い。３秒では短い。」

−30秒間無料、反響はいかがですか。

「ええ、正直私どもも驚いております。各メディアに取り上げていただいたこともあり、サポートセンターの電話もつながりにくくなっている状況でして、ただいま対応に追われております。」

−なぜ30秒なのですか。

「３秒ではISDNでもソフトからの通信開始までで終わってしまいます。これではユーザーのメリットが感じられない。しかし３分では市内通話が10円におさまるとはいえ、メールのダウンロードが充分にできてしまい、今度はこちらのメリットがないわけで(笑)」

−想定されるユーザー層は。

「利用時間の少ない方。また、お金がかかる、とやめてしまった方にもう一度インターネットに戻ってきていただきたいと考えております。」

−広告など今後の展開は。

「”30秒感無量”をキャッチフレーズに積極的に展開を図っていきたい。実はこのコピー、私が考えたんですわ。わっはっはっは(笑)」


この料金コースは月30秒まで無料、それ以降は1分25円となる。毎月１回のメールチェック、または月１ページのネットサーフィンでこと足りるユーザーにとって、この上ない料金体系の登場だ。

(NIFTY-SERVE FCOMEDYG'99/6/1)