| カーナビ |
| この数週間私は、どんなに暗い夜道でも、若い女性のいる位置を示してくれるカーナビを探し求めていましたが、私の友人の某氏に尋ねると、そんなカーナビは一切不要。 鍛練次第で、どんなに深い暗闇の中でも、若い女性が近づくと、妖気に反応する鬼太郎の髪の毛のように、股間の一物が勝手にピーンと反応するようになると教えてくれました。 |
| 96.11.09 |
| 友人M、事故に遭う |
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いまから4、5年前のある朝、友人のMが、クルマで事故を起こした時の話しである。
そのときMのクルマには、Mの友人のHという男と、それからまあ、いろいろな事情があって、その前夜出会ったばかりのふたりの女性が同乗していたそうだ。 事故の原因は明らかに自分の不注意だったと後にM自身が私に語っている。 見通しの悪い交差点で一時停止を怠り、出会い頭にトラックと接触してしまったそうだ。 事故った瞬間、物凄い音がしたが、それにも関わらず同乗車には怪我はなかった。 トラックの側面が、Mのクルマの前部のバンパーをかすめた程度で済んだらしい。 相手方のトラックにはかすり傷程度の損傷しかなかった。 一方、Mのクルマの方は、これがなんとも奇妙なのであるが、(私も後日そのクルマを実際に見せてもらったが、)前部のバンパーやらフードやらヘッドライトやら、部品という部品が全部もぎ取られてしまった以外には、何の実害も被っていなかった。 エンジンもかかるし、ちゃんとクルマも動くのである。 つまり、Mのクルマは、横から見るとなんともない、普通のクルマが走っている。 しかし前から見ると、しかるべき部品が何もなく、まるでクルマがガバッと口を開いたように見えるという、実に奇妙なクルマが出来上がってしまったのである。 思いのほか事故が軽く済んだので、警察沙汰にもならなかった。 相手方のトラックも、まあ、速やかに現場を去ったし、また、破損して道路に散らばった部品も、いまはあらかた片付け終わったと想像していただきたい。 特にもぎ取られたバンパーは、Mによると、幸運にもほぼ原形をとどめていたそうである。 そのバンパーを見た時Mは、このバンパーをディーラーに持って行けば元通りにくっつけてもらえるのではないかと考えたそうだ。 クルマの修理代を少しでも浮かそうと考えたのだろう。 バンパーをトランクに突っ込んで持ち帰ろうとしたが、バンパーの全体の1/3くらいはトランクからはみ出してしまって、トランクの蓋が閉まらなかった。 仕方なく蓋は開け放しておくことにしたが、その様子はまるでクルマの背中に頑強な角が一本生えたようでもあったという。 さて、それからMはクルマを直すために、早速ディーラーに向かったらしい。 事故の現場からディーラーまでは、ざっと2時間くらいの距離があった。 Mたち4人はその、ガバッと口を開き、背中に角を生やした世にも奇妙なクルマに乗って、延々2時間の距離を一路ディーラーに向けて走った。 不思議とつかまりもせず、無事にディーラーにたどり着くと、Mは、同乗者のHに協力を求めて持参したバンパーをトランクから引っぱり出し、(Mひとりの力で動かせる程バンパーは軽くなかったのである)元通りにくっつけてくれるよう、工員を懸命に説得したらしい。 しかし工員は、無情にも笑いを噛み殺しながら「これは無理だよ」とMをなだめたそうである。 Mは絶望した。 これではこのバンパーと、はるばる2時間もかけてバンパーを持って来た自分たちの立場がないではないか。 何を思ったかMは、バンパーを再びトランクに突っ込み、次に、近くの川にクルマを走らせた。 ヤケクソを起こしたのだろうか、これが、実にMらしいのであるが、バンパーを川に投げ捨てようと思い立ったそうなのである。 Mは、比較的交通量の少ない橋の上でクルマを止めた。 そうして再びトランクからバンパーを引っぱり出すと、(しかし、この期に及んでもMはバンパーからナンバープレートをはずすことを忘れなかったらしい)バンパーの両端をMと、友人のHが持って、橋の上から「いち、にの、さん!」でバンパーを川に投げ入れた。 ドッブーン! という、異様に太い暴力的で巨大な音が周囲に響き渡った。 例えば人間の死体を川に放り込んだら、こんな音がするんじゃないかなと、Mが遠い目をしてこの時の様子を述懐したのを、いまでも私は思い出す。 こんな荒くれた行動を起こしたMの心理、実は私にも、わからないことはない。 |
| 96.08.23 |
| 友人M、その後 |
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実を言うとこの話しには、まだ続きがあるのである。 Mの行為に驚き呆れたためだろうか、ふたりの女性はその後間もなくクルマを降りて、さっさと帰ってしまったらしい。 この無念の思いが、Mのさらなる荒くれ行為を誘発させてしまったのである。 残されたMとHのふたりは一転、その奇怪なクルマを今度は市街地に向けて走らせた。 その日はよく晴れていたし、その時太陽はまだ真上にあったという。 その地方において最も混み合う商店街の、人でごった返した場所を選んで、Mたちはなんと、数十分間に渡ってわざわざその辺一帯をぐるぐる走り回って、無数の通行人のド肝を抜いて無念の思いを晴らしたという。 |
| 96.08.31 |
| 友人「M」の名言(3) |
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「お嬢さん、お待ちしておりました」 私の友人のMは、こんなセリフでナンパを試みることがあるらしい。 無論これでナンパが成立したことは皆無だそうである。 |
| 96.05.22 |
| 友人「M」の名言(2) |
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「おいおまえ、3Pやったことあるかい」 私の友人のMは、新入社員歓迎会の席で、新人の男子にこう質問したらしい。 |
| 96.05.03 |
| 友人「M」の名言 |
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「なぁキミ、3万でやらせないか?」 私の友人のMは、新入社員歓迎会の席で、某お嬢様短大卒の女子に真顔でこう吐いたらしい。 |
| 96.04.29 |
| 友人「M」 |
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彼は当時、仕事帰りに必ず泥酔し、そのままクルマを運転して帰宅することを常としていた。
しかし彼は、捕まったこともなければ事故を起したこともなく、それを密かに知人に自慢して回るような無頼漢だった。 しかし、悪運というものは、そういつまでも続くものではない。 ある日、彼はいつものように酒を飲んでクルマを運転しながら帰る途中、一瞬居眠りをしてしまった。 彼のクルマは道路の左側の縁石に接触、大きな音と振動により、その瞬間、彼はハッと目を醒ました。 クルマを降りて見ると、クルマの外観には大した損傷はなかったが、クルマの左側のタイヤが、前後ともパンクしてしまった。 はて、困った。 どうしよう。 いまは真夜中だから、タイヤを修理してくれる店はない。 自分は酔っ払っているから、警察を呼ぶわけにはいかない。 もちろん、二本のスペアタイヤはない。 彼は、強引にクルマを動かそうと試みた。 しかし、いくらアクセルを踏み込んでも、重たくのろのろと動くばかりで、まともに走るはずがない。 途方に暮れて、彼はそのままクルマの中で寝てしまった。 翌早朝、彼はクルマの中で目を醒ました。 夜が明けて酔いが醒めても、状況は何も変わるはずはなかった。 いつまでもこのクルマをここに放置しておくわけにはいかない。 やがて通勤のクルマでこの道路の混みあう時間帯が来る。 その前にこのクルマをここから片付けなくてはならない。 彼は心を決めた。 彼は、二本のタイヤがパンクしたままのクルマを、ふたたび自宅に向けて動かし始めたのである。 それから、彼はどうなったのか。 以下に、後日、彼自身が私に語った言葉をそのまま載せて、この話しの結びとさせていただきたい。 「ものすごく重たくて、動かしにくかったんだけど、500mくらい進んだのかなあ、あるとき、突然(クルマが)動きやすくなったんだ。 『あれぇ? どうしたんだろう』と思いながらしばらく進んで、ふとバックミラーを見ると、道路に一本のタイヤが落ちてるのが見えるんだよ。 『あれぇ? あんなところにタイヤなんか、落っこちてたっけ?(おかしい。落ちているタイヤを目撃した記憶がないぞ。)』 ちょっと走ってから、はっと気がついて、ぞっとしたんだ。 『あっ! あのタイヤ、オレのクルマのだぁ!』」 |
| 96.03.09 |