身辺雑記



 居酒屋にて
 先日ある友人と居酒屋に行って、トイレと座敷を頻繁に行き来していたら、店員が「おまる」を持って来てくれた。



 よく効く
 先日、トイレが詰まってしまったので、トイレ用の大きな吸盤を買って来て、思いっきり引っぱったら、隣の家のウ○チが出て来た。
97.05.23



 耳
 ある日数年振りの友人の家におじゃまし、ひとしきり昔話に花を咲かせたあと、その土地の名物「耳寿司」なるものを食べに連れて行ってもらった。
 なんでも、その土地には「悪魔の耳(すなわち耳をかたちどったちらし寿司)」を食べることにより家庭の幸福を祈願するという、奇妙な風習があるらしい。 ここだと言って案内されたお店は、なんのヘンテツもない、ちょっと造りの古い普通の寿司屋さんだった。 店内はやや狭くて少し薄暗い。 客は2、3人しかおらず、なんとなくひっそりしていた。
 メニューを見ると、品目は数える程しかなく、なるほど「耳寿司」の文字だけがやたら大きく印刷されていた。 私たちはその店内でも、相変わらず昔話しに花を咲かせていた。
 やがてアルバイトと思われる店員の女の子が注文を取りに来た。
「いらっしゃいませ。ご注文は?」
 女の子は愛想笑いひとつ浮かべない。 友人との昔話で調子にのっていた私は、つい悪い癖が出た。 場所も相手も選ばず、ウケを狙ってしまった。
「ああ、『耳』ひとつと『鼻』ひとつネ」
 このテのギャグは、さりげなく堂々と言うのがコツである。しかし、女の子はくすりともせず、
「お客様で、4人目です」
96.05.03



 ある新入女子社員
 仕事中、真面目だと評判の、私の課の新人の女子社員が、私のところに来て小声でこうささやく。
「あの、お仕事中すいません。コピー機にヘンなメッセージが出ているのですけれど……」
 課長にたのまれてコピーをとっていたら、コピーがストップしてしまったと言う。 真面目な彼女はひどく困惑し、落ち着かぬ様子である。
「なんていうメッセージが出てるの?」
「それが・・・」と言いよどみ、「『トイレに紙をセットして下さい』って出てるんです」
「はあ?」
 いくらなんでも、仕事中にそんな冗談を言う子ではない。 私は手を止めて、コピー機のところまで行ってメッセージをのぞいてみて、やっと真相がのみこめた。

 『トレイに紙をセットして下さい』
96.04.29



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